皆様こんにちは、たけじょーです。今年もこの季節がやってまいりました。そう……

殿堂予想ォォー!
今日ばっかりは前置きの小噺も不要、フルスロットルで参りましょう。今回の生放送は8/1(金)18:00から、いつもどおりにデュエチューブにて実施予定です。
【マーシャルループ】【ファイアー・バード】【水闇COMPLEX】ら、伝説の勇士たちが第一線から退いたあの日からはや半年。後ろ2つは現役だろって?なんででしょうね……?
2025年後半に向け、今まさに世界は変革の時を迎えようとしております。新たな世界を先読みすべく、私たけじょーも知恵を絞ってみました!早速やってまいりましょう!2025夏 殿堂大予想!
……ちなみに前回はほぼ確定との下馬評だった《マーシャル・クイーン》以外全部外しました。リベンジ・チャンスということにさせてください。
目次
殿堂
《ハッター・ルピア》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / 超化獣 / 文明 火 / パワー3000 / コスト3
■相手のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーが出た時、そのクリーチャーを破壊する
■ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:5000
■スピードアタッカー
■このクリーチャーが攻撃する時、ファイアー・バード・メクレイド5する。
【ファイアー・バード】の屋台骨としての重責に加え、世間からの憎しみをもまとめて背負う苦労人です。登場からわずか1年のうちに一体何度このカードの顔を目にしたことでしょうか。
マナより大きいクリーチャーの定着を許さないメタ効果に、ハイパーモードで即攻撃しつつメクレイド5を行える展開能力。この二つの掛け合わせこそが《ハッター・ルピア》の真骨頂。
相手の展開を抑制しつつ、こちらは《龍后凰翔クイーン・ルピア》や《雷炎翔鎧バルピアレスク》といった更なる打点の起爆剤にアクセス。それらを用いて瞬く間に過剰打点を生成し押し通るのが【ファイアー・バード】の基本プランです。
あまりの爆発力に感覚がマヒしてしまい、「《ハンプティ・ルピア》を出すのが弱い動きに感じられる」なんて珍現象も各地で多発したとか。皆さんご存知かと思いますが、【ファイアー・バード】は《ハンプティ・ルピア》や《ポッピ・冠・ラッキー》でどっしり溜めてから一気に攻めることもできるので全然アタリです。
トリガー獣や《流星のガイアッシュ・カイザー》、≪ブルー・インパルス≫の定着すら許さない性質から、仮に決め切れなかったとしても相手の逆襲を確実に鈍らせます。ちまちま《ハッター・ルピア》で小突くだけで終わるゲームもあるほどです。
《ハッター・ルピア》ありきの【ファイアー・バード】……オリジナル・アドバンスを問わず暴れ回り、GPまで制覇した実力は伊達ではありません。前回殿堂にて《雷炎翔鎧バルピアレスク》を失いながらも、《凰翔竜機マーチ・ルピア》の再発見やプレイヤー達の習熟に伴って環境トップに君臨し続けました。ここいらが潮時ではないでしょうか。
仮に《ハッター・ルピア》が失われれば、デッキの瞬発力は確実に低下します。「らしさ」は失われてしまうかもしれませんが、正直ここまでがやりすぎていた感も……。1年間、お疲れさまでした。
《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》

【 ツインパクトカード 】
種族 パンドラボックス / 文明 光/闇 / パワー2000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つブレイクする。
────────────呪文────────────
カード名:星龍の暴発
文明:光
コスト:7マナ
■S・トリガー
■次の自分のターンのはじめまで、自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。このターンが自分のターンなら、クリーチャー側を出す。
【光水闇アマテラス】や【光水ヘブンズ・ゲート】、果ては【暴発デリート】などでも活躍するこちらのカード。実は初登場は2022年の「デュエキングMAX」と早くも3年前、すっかりおなじみですね。
【光水闇アマテラス】では《超光喜 エルボロム》で仕込んだ《クイーン・アマテラス》の確定暴発を狙い、アドバンスの【光水ヘブンズ・ゲート】では《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》で6枚重ねになったシールドをぶち抜いてゲームをひっくり返します。
当初は「暴発ベンゾ」よろしく《オールデリート》を狙いにいく、運任せの一発を狙いに行くカードだったのですが、周辺カードの充実とともにじわじわと運用難易度が下がっていきました。《超光喜 エルボロム》や「ファンタジーBEST」の各種スプラッシュ・クイーンにより、早い段階から呪文側を唱えられるようになってきたのです。
極めつけが《真気楼と誠偽感の決断》で、単体でも強力なだけでなく≪星龍の暴発≫の踏み倒しも可能と相性抜群。格段に動きの幅を広げてくれるこのカードの登場で、環境における存在感を確たるものとしました。
大体《真気楼と誠偽感の決断》が悪いと言ってしまえばそれまでなんですが、シールドの中身さえ把握していれば好きなカードを踏み倒せて、しかもこれ自体もトリガーで扱いやすいとなると……単なるガチャカードの領域をはみ出してしまっているように感じたため、強気の殿堂予想です。
プレミアム殿堂
《フォース・アゲイン》

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト4
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、そのクリーチャーを自分の墓地からバトルゾーンに出す。
数多のループデッキを支え続けた強力無比な一枚。わずか4コストで好きなクリーチャーを出し直せる、どっからどうみても逸脱したパワーを誇ります。
「出た時の効果をもう一度使える」という意味では《Dの機関 オール・フォー・ワン》や《凶鬼90号 ゾレーゴ / 「大当たり!もう一本!!」》などの後輩もいますが、それらと比べても段違いの活躍っぷり。S・トリガーかつ4コストの呪文ということで幅広い踏み倒しに対応しつつ、場に出てさえいれば好きなクリーチャーを好きなタイミングで使いまわせる運用性の高さも唯一無二と言えます。
で、今回のノミネート理由は【光水闇アマテラス】――ひいては《真気楼と誠偽感の決断》です。またお前かーい。これと《クイーン・アマテラス》、《爆藍月 Drache der’Zen》などを組み合わせることで《冥土人形ウォカンナ・ピエール》などを無限に射出して勝ちます。
「公式はループが嫌い」……なんて言説を根拠にするわけではないですが、【ジャスティスループ】など過去数回に渡って暴れてきた《フォース・アゲイン》。これ以上のお目こぼしも難しいんじゃないでしょうか。「繰り返していい力と、繰り返してはいけない力がある」のです。
殿堂入りしないッスね~のコーナー
ここからは殿堂入りしそうな顔して避ける!と予想したカードを紹介していきます。前回はここに《DARK MATERIAL COMPLEX》を堂々と載せていました。リベンジ・チャンスと(以下略)
《魂の呼び声》

【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト3
種族をひとつ選ぶ。自分の山札を見て、その中から選んだ種族を持ち名前が異なるクリーチャーを3体選んで相手に見せる。山札をシャッフルしてからその3体を好きな順序で山札の一番上に戻す。
【火光自然ボルシャック】のMAXムーブ、それをたった1枚で実現する最強の呪文です。「宣言「ドラゴン」」で多くのプレイヤーの魂をわしづかみにしているカードでもあります。最近まで入手が困難でしたが、「ヒロインBEST」の再録で一気に手に取りやすくなりましたね。
回避予想の理由としてはパワーバランス維持のため、【ファイアー・バード】亡き後も早期にぶん殴るデッキを環境に残したいと考えたからです。《飛ベル津バサ「曲通風」》や《Q.Q.G.QX./「この子はさわらせないわ!」》で簡単に妨害できますしね。
《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド / ナイト / 文明 光/火 / パワー14000 / コスト8
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、呪文を2枚まで、自分の墓地から手札に戻す。
■このクリーチャーが攻撃する時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、コスト8以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
【ヘブンズ・ゲート】のメインエンジンとして名をあげている1枚。《ヘブンズ・ゲート》や《真気楼と誠偽感の決断》を唱えられるだけでなく、《次元のスカイ・ジェット》と組めばループもお手の物。いよいよ出力がバカにならなくなってきています。
いつ殿堂入りしてもおかしくなさそうだし、その「格」も十分持ち合わせているとは思うのですが、今回は《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》とトレードで残留と予想させて頂きます。でも《邪神M・ロマノフ》が元ネタのコイツが温泉送りになったらすごくドラマティックだよね。
《逆転の影ガレック》

【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / 文明 闇 / パワー5000 / コスト10
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、次の中から3回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される)
→自分の山札の上から3枚を墓地に置く。
→コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
前環境では【マーシャルループ】最後の1ピースとして大いに暴れたカード。現在は【ペテンシーフシギバース】に活躍の場を移しています。まーたペテンシーですか……
個人的に単体トリガーとしてのスペックが群を抜いていると感じる一枚です。3モード×3回選択で柔軟性も高く、その選択肢もいずれも高出力。「お前ヤバいこと次やったらマジで”これ”だからな」の枠として名前を挙げておきたいと思った次第です。
《雷炎翔鎧バルピアレスク》(プレミアム殿堂)

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / アーマード・ワイバーン / 文明 火 / パワー5000 / コスト5
■スピードアタッカー
■このクリーチャーは、バトル中破壊されない。
■このクリーチャーが攻撃する時、ファイアー・バードを1枚、自分の手札から出してもよい。
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分のファイアー・バードを5つ破壊してもよい。そうしたら、このターンの後に自分のターンを追加する。
言わずと知れた【ファイアー・バード】の切札です。既に殿堂入りを果たしてはいるのですが、それでも同デッキの規制候補として度々名前が上がる辺りその強さが伺えるというもの。
このカードが出てくる可能性があるだけで【ファイアー・バード】の強さが一定は担保されてしまう、というのが恐ろしい所ですが、《凰翔竜機マーチ・ルピア》や《愛銀河マーズ・シンギュラリティ》といったフィニッシャー格の選択肢も増えてきたところです。
《ハッター・ルピア》を規制した上での「上振れ」としてなら許容されるんじゃないかな……というところで、プレミアム殿堂への昇格はないと予想しています。
殿堂解除
これマジでわかんない。願望だけで語るなら《ヴォルグ・サンダー》返してとか《黒神龍ブライゼナーガ》はまだかとか、欲望は尽きないんですけれども……
前回は《アクアン》解除というサプライズもあり、なかなかのインパクトでしたね。解除されても話題にすら上らない、というのも悲しいですから、どうせならああした「思わず使いたくなる」解除に期待したいところです。
それを踏まえると、うーん……次期速攻デッキとして【ドギラゴン剣】に帰ってきてもらうとか、どうでしょう?《“龍装”チュリス》あたりを解除して、3ターン目からバシバシチェンジしてぶん殴るデュエマをしてもらう感じで。
いっそ《蒼き団長 ドギラゴン剣》とか来たら激アツではありますが……王道Wが多色推しな以上、なんかとんでもない出力になりそうなのがやや怖くはありますね。《邪龍 ジャジーブラッド》とかと組むとえらいことになりそう。まあこれは妄言ということでご勘弁ください。
今回のまとめ
- 殿堂発表は8/1(金) 18:00~!
- だいたいバードとペンダットの話しかしてない
- そろそろバードのカバレージもネタが尽きてきたぜ!
また、今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします!
前回の殿堂予想が「ガチまとめ」1本目の記事だったので、これでちょうど半年!みんな、いつも読んでくれてありがとう!