目次
はじめに
はじめまして、【対戦ありがとうございました~対あり~】ライターのひうごと申します。
まずは、数ある記事の中からこの記事を選んでいただきありがとうございます。
ガチまとめさんにて記事を書かせていただけることになり、記事を読んでいただく読者の皆様になるべく有意義な時間を過ごしてもらいたいなと思いましたので、ここでは僕がやっているカードゲーム【遊戯王】に関する情報をお届けしていきたいと思います。
あるカードとの邂逅
幼いころ、僕には噛み癖がありました。少し汚い話になります、ご了承ください。鉛筆や爪、赤白帽子のゴム紐など、おそらく人の体内では消化しにくいであろうものをがじがじ、と。
しかし大人になるにつれて、そんな子供のころの癖はどんどん無くなっていきます。周りと違うことをしている自分がなんだか嫌にでもなってきたのでしょう。「これが大人になるということか……」噛み癖は治っても、そんな思いを噛み締めていた中学二年生のころが懐かしく思えます。
――― 時は流れて2017年、夏。
僕が遊戯王を始めて二年目の夏に、あるカードが大量にばらまかれました。それがこちら。
《コード・トーカー》
リンク・効果モンスター リンク2/闇属性/サイバース族/攻1300
【リンクマーカー:上/下】 効果モンスター2体
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。 (2):このカードのリンク先にモンスターが存在する限り、 このカードは戦闘及び相手の効果では破壊されない。
リンク先に 《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》を出されたらライフポイントが0に
リンク先が下方向に向いているカードのうち、リンク2以下かつ素材の縛りが緩いカードがやっと出たということで、「これは使える!」と思いカードショップを駆け巡ったのも、いい思い出です。
ある日、友人宅でお泊りをしているときのこと。
ポテチを片手にだらだらとしていると、友人の一人がこんなことを言い出しました。
「《コード・トーカー》美味そうじゃね? 」
なにをいっているんだ。
きっと夏の暑さで頭がおかしくなっているんだろう。
そう思った僕はとっさに
「うまそう!」
そう答えてしまっていました。
今になってもなぜそんなことを言ってしまったのか、まったくわかりません。
ですが言ってしまった手前、ここで食わぬは男が廃ると思い、口に入れました。
つるつるとした口当たり、ほおばるには少し大きめのサイズ。素材はしっかりとしていて、それでいて紙の質感は損なっていない。
小学校時代の初恋、友と駆け巡った近所の山、道端で拾ったえっちな本―――
気が付くと僕は、夢中でカードを噛んでいました。
こうして遊戯王カードの味をしめた僕は、何が違えば味が違うのか、いろいろ考えました。
その結果、レアリティ、収録時期、発売国、大きく分けるとこれらに分類されるであろうと考えました。
その中でも特に味が変わってくるであろう「発売国」に目をつけて、今までテイスティングしたことのあるカード三種類を紹介していきます。
こんにちは! 日本版カードの味
先ほども紹介した通り、日本版の遊戯王カードの代表として 《コード・トーカー》 を挙げました。
味に関係しそうなデータを挙げると
- 日本製カード
- 傷なし新品
- レアリティはノーマル
といったところでしょうか。
日本版のカードの味の特徴は、はっきり言ってないです。
クセが無く、無味無臭。しかし歯ごたえはバツグンです。
他言語版のカードに比べて、味を確認しやすいのは圧倒的に日本版のカードだと思います。
例えるならば、ナマコに近かったです。恐らくポン酢とネギと和えてやると美味しくなると思います。
Hello! 英語版カードの味
使用したのはこちらのカード
《雨天気ラズラ/The Weather Painter Rain》
効果モンスター 星3/水属性/天使族/攻1200/守1400
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 手札から「天気」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 (2):フィールドのこのカードが「天気」カードの効果を発動するために除外された場合、 次のターンのスタンバイフェイズに発動できる。 除外されているこのカードを特殊召喚する。
かわいいですよね
こちらの英語版カードを使用しました。
こちらのカードは【天気】デッキで使用されるカードです。このテーマは、永続魔法と永続罠を使って天気モンスターに効果を付与していくという珍しいタイプのデッキです。
出てくるモンスターがみんなかわいいのが特徴で、僕のイチオシは《晴天気ベンガーラ》です。
味に関連しそうなデータは
- 英語版(EUか北米かは覚えていません、すみません。)
- 友人のストレージに眠っていた
- スーパーレア
です。
知っている人もいると思いますが、英語版カードのパックを開けた時にまず一番に気になるのは「におい」です。
おそらくは使用されているインクのにおいでしょうが、においは味の八割を決めるといいますから、期待できます。
口に入れた時、やはり一番に感じるのはにおいでした。しかし、これも嫌なにおいというわけではなく、不思議な気分に包まれました。
イメージされたのは一面の大草原
なぜかわかりませんが、頭の中に浮かびました。
質感も、ほんの少しカードが薄めになっており、より「紙」が感じられました。
こちらは恐らくマヨネーズだけのシンプルな味付けが似合うのでは無いでしょうか。
個人的には素材の味を楽しむことができるので、日本版よりも好きです。
안녕하세요! 韓国版カードの味
《魔轟神レイヴン/Fabled Raven》
チューナー(効果モンスター) 星2/光属性/悪魔族/攻1300/守1000
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。 自分の手札を任意の枚数捨て、 その枚数分このカードのレベルをエンドフェイズ時まで上げる。 このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、 この効果によって捨てた手札の枚数×400ポイントアップする。
新作のネイルを独創的なポーズで披露しているシーン
今回使用した韓国版カードはこの《魔轟神レイヴン》
【魔轟神】デッキではもちろん、「効果によって」手札からカードを捨てることができるという点から、【暗黒界】デッキに採用している方も多かったのではないでしょうか。
味に関連しそうなデータは
- 韓国版
- いつの間にか持っていた
- シークレットレア加工
と、いったところでしょうか。
韓国版のカードだけに、辛いのかどうかも気になるところですね。
余談ですが、今まで開けたパックでもないしシングルでショップにて購入したわけでもないのになぜか持ってるカードってありませんか?
僕はそういうカードに運命を感じて、大切にしようって思います。
さて、味の方なんですが、他言語に比べると一つだけ違う点がありました。
カードが古いのが原因かもしれませんが、少し折り曲げると白い粉が発生しました。
より一層期待と不安を膨らませて、いざテイスティング
気分はバンジージャンプ飛ぶ直前みたいな感じでした。
ん
んん?
これは……
率直に言うと、クセの強くなった英語版カード、という感じです。
においマシマシ、カードヤワメです。
あと、やっぱり噛んでいるとカードの成分(?)みたいなものがすごく出てきます。
ほろ苦かったです。
立ち位置的にはコーヒーのようなものだと思うので、砂糖やミルクと合うのではないでしょうか。
辛くはありませんでした。
最後に
今回はタイプの違う三種類のカードの味を確認してみました。
それぞれ発売国によってちゃんと味の特色があるのが面白いですね。
レアリティ統一や発売国統一などを行っていないので対照実験とまではいきませんが、味は伝わったかなと思います。
もしこのトレカライターコロシアムで1位になったなら、それぞれレアリティと国を統一してカードを集めて食べてみたいと思います。
今日の夕飯はチキンライスでした。
良い子はマネしないようにね!