はじめまして!所持カードは海外版が多い気がする月島ペケです。
今回のこの記事では遊戯王の海外先行登場カードが来日した際のレアリティ等について触れていこうと思います。
また、日本で先に登場したカードが海外で発売となった際にどのような形にもなるかにも触れていきます。
目次
◆ 最初にレアリティとは
基本的には日本の物と同じものです、
日本はコレクターズレアとか20th シークレットレアとかあったりしますが海外にはありません。
ホログラフィックレアもある時期を境に無くなったため、基本的には下記を知ってれば大丈夫です。
・アルティメットレア
・シークレットレア
・ウルトラレア
・スーパーレア
・レア
・ノーマル
基本的に上に行くほど珍しいくらいの認識でOKです。
海外版「ブレイカーズ・オブ・シャドウ」から通常パックのアルティメットレアも廃止となりました。
海外版にはノーマルレアというレアリティもありません。パックを上げると日本のノーマルレアがたくさん出てきます
◆ そもそも 海外先行登場カードとは
大人気カードゲーム遊戯王OCGは海外でも発売されています。
そして2006年「STRIKE OF NEOS」から、米・独・仏圏等で発売される遊戯王において日本では発売されていないカードが登場するようになりました。
その際に登場したのがこのカード
≪六武衆の師範≫
【 効果モンスター 】
星 5 / 地 / 戦士族 / 攻2100 / 守800
自分フィールド上に表側表示の「六武衆」と名のついたモンスター1体が存在する限り、このカードを特殊召喚する事ができる。このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、自分の墓地に存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。このカードは自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
リンクモンスターが追加され、ルールが変わった今も頻繁に名前を見る【六武衆】
今では当たり前になったこのカードも、最初は海外で登場したカードでした。
今は無き遊戯王ONLINEというオンラインゲームではこのカードが使用できることもあり、【六武衆】が一躍人気デッキだった時代もあります。
海外先行登場カードが出始めた頃は、このように既に存在するテーマを強化してくれる、今でいう規模の小さいデュエリストパックのような存在だったんですね。
≪ヴォルカニック・ロケット≫
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 炎族 / 攻1900 / 守1400
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキまたは墓地から「ブレイズ・キャノン」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
ちなみに、その次の弾で登場したのが ≪ヴォルカニック・ロケット≫ 、これもまた嬉しいカード。
◆ 海外新規テーマの登場
さて、先ほど触れた ≪六武衆の師範≫ や≪ヴォルカニック・ロケット≫等はどれも基本的に日本で既に存在したテーマを強化するカード群でした。
事実、最初の ≪六武衆の師範≫ の登場から4年近く、日に日にパックに封入される海外先行登場カードが増える中で、登場したカードの殆どは既存のテーマの追加カード等でした。
しかし2010年、ついに海外で初めて、海外発のカテゴリとして扱われるカードが登場しました。
この記事を見ている皆様は分かりますでしょうか?思い浮かべながらページをスクロールしてみてください。
≪六武の門≫
【永続魔法】
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、このカードに武士道カウンターを2つ置く。自分フィールド上の武士道カウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を適用する。●2つ:フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」または「紫炎」と名のついた効果モンスター1体の攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。●6つ:自分の墓地から「紫炎」と名のついた効果モンスター1体を特殊召喚する。
いや海外で【六武衆】 人気過ぎない???????????????????
待ってほしい、ここでこのページを開いているタブを閉じないでほしい。
「は?【六武衆】じゃん帰るわ」ってならないで欲しい。
≪六武の門≫ のテキストには「「紫炎」と名のついた効果モンスター 」
という記述がある、実はこの 「「紫炎」と名のついた効果モンスター 」
という記述はこのカードで初めて登場し、
これによって【紫炎】というカテゴリが登場しました。
かと言って【六武衆】の強化カードである事には変わりなく、正式に
「海外で発売したカードをメインとして構築出来る海外先行登場テーマ」
と言えるのは次で紹介する【聖騎士】となるでしょう。
◆ 【聖騎士】の登場
≪聖騎士モルドレッド≫
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 戦士族 / 攻1700 / 守1000
このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、通常モンスターとして扱う。このカードが「聖剣」と名のついた装備魔法カードを装備している限り、このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードはレベルが1つ上がり闇属性になる。また、1ターンに1度、自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。デッキから「聖騎士モルドレッド」以外の「聖騎士」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚し、自分フィールド上の装備魔法カード1枚を選んで破壊する。
かっこいい、筆者が一番最初に集めた海外新規テーマでもある。
2012年、海外の「GALACTIC OVERLORD」から【聖騎士】というテーマが新しく封入されるようになりました。
どのような動きをするテーマなのかを説明してしまうと今回の記事の趣旨とは外れてしまうため割愛します。
この時期から1つのパックに複数枚、 海外新規テーマのカードが封入されるようになったという事だけ覚えていただければなと思います。
【聖騎士】は【聖騎士】で最新の海外新規テーマとはまた収録形式が異なっていて、海外先行登場カードを収録するEXTRA PACKで2年続けて
EXTRA PACK -SWORD OF KNIGHTS-
EXTRA PACK -KNIGHTS OF ORDER-
と二度に分けて表紙を飾っている事からも、 【聖騎士】 は海外新規テーマの中でもかなり種類が多い部類となります。
これ以降はある程度サイクルが確立されるため、【聖騎士】 程長く、数が存在するテーマは無くなりました。
これは次の項目で説明を行います。
◆ 海外新規テーマ、1年サイクルの確立
【聖騎士】以降、海外版「ザ・デュエリスト・アドベント」から海外新規テーマの収録形式がある程度確立されます。
簡単に説明すると1年間で登場するパック4回に分けてテーマのカードを収録しようという流れとなっていきます。
その為、2015年からのEXTRA PACKからは
2015 : 彼岸、U.A. 、 旧神 、 古神 、 外神
2016 : Kozmo 、 壊獣 、 バージェストマ
2017 : サブテラー(サブテラーマリス)、SPYRAL(SPYRAL GEAR、SPYRAL MISSION) 、 ヴェンデット 、 F.A
2018 : ヴェンデット、F.A.
上記のように、1年ごとに収録されるテーマがきちんと切り替わっています。
(2017~2018は時期の都合上、微妙にテーマが重複したりしていますが)
ここまでが、海外先行登場カード・海外新規テーマの説明となります。
◆ 海外版から日本版のレアリティ変更(サブテラー編)
さて、ここからが本題となります。
海外新規テーマは大体4パックに分けて収録されるという事は説明しましたが、
もちろん、4パックに収録したカードを1パックにまとめる都合上、海外版のレアリティそのまま日本に来るというわけではありません。
この項目では、海外で収録されたレアリティ、日本でのレアリティを登場順に比較しながら見ていこうと思ってます。
写真が必要な都合上、筆者がほぼ全てを揃えている【サブテラー】を主として見ていこうと思います。
最初に海外版「 ザ・デュエリスト・アドベント 」で登場した 【サブテラー】 は下記の4枚
≪Subterror Nemesis Warrior≫
≪Subterror Behemoth Umastryx≫
≪Subterror Behemoth Stalagmo≫
≪The Hidden City≫
それぞれ日本語名に直すと
≪サブテラーの戦士≫
≪サブテラーマリス・リグリアード≫
≪サブテラーマリス・ジブラタール≫
≪地中界シャンバラ≫
となります。
日本語版のカードをまとめたものがこちら
海外版→日本語版との変更点としては
≪サブテラーの戦士≫がレアからスーパー
≪サブテラーマリス・リグリアード≫ がウルトラからスーパー
≪サブテラーマリス・ジブラタール≫がウルトラからウルトラ
≪地中界シャンバラ≫がシークレットからレア
と上記のようになってます。
( ≪サブテラーの戦士≫ は後程、海外版でスーパーレアが別パックに収録されたため実質変更無し)
サブテラーは大型モンスターを主体としたテーマという事もあり、
非常にレアリティが高く設定されてます。(海外先行登場カードが比較的レアリティ高めなのもありますが。)
海外のカード担当者も「この大型モンスターのテーマたまんね~~~~」って感じで割とレアリティを高く設定したのではないでしょうか。
同じパックで収録のSPYRALのレアリティが低めなのもあり、海外先行登場カードが並ぶ中では目立っていた印象があります。
個人的には ≪地中界シャンバラ≫が構築上必須クラスのカードという事もあり、ここまでレアリティが下がったのはビックリしたんですが、それ以外に関しては割と順当な評価と思ってました。
(まあ大型モンスターのレアリティを上げた方が見栄えもいい気がしますしね。)
続いては海外版「インベイジョン・オブ・ヴェノム」で収録されたサブテラーを見ていきましょう。
≪Subterror Nemesis Archer≫
≪Subterror Behemoth Stygokraken≫
≪Subterror Behemoth Ultramafus≫
≪Subterror Behemoth Burrowing≫
それぞれ日本語名に直すと
≪サブテラーの射手≫
≪サブテラーマリス・アクエドリア≫
≪サブテラーマリス・バレスアッシュ≫
≪サブテラーマリスの潜伏≫
となります。
日本語版のカードをまとめたものがこちら
海外版→日本語版との変更点としては
≪サブテラーの射手≫がシークレットからレア
≪サブテラーマリス・アクエドリア≫がスーパーからノーマル
≪サブテラーマリス・バレスアッシュ≫がウルトラからレア
≪サブテラーマリスの潜伏≫がレアからノーマル
と上記のようになってます。
≪サブテラーマリス・バレスアッシュ≫ のレアリティがかなり下げられているのは凄い悲しかったんですが、【サブテラーマリス】を軸とするサブテラーでも好みが分かれるカードであったため、まあ収録枠的にも仕方ない事なのかなとは思いました。
引き続き海外版の方では全体的に高レアリティなテーマとなってます。
≪サブテラーの射手≫
【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / 天使族 / 攻1600 / 守1400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにこのカード以外の「サブテラー」モンスターが存在し、このカードが相手の裏側守備表示モンスターを攻撃したダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターを持ち主のデッキに戻す。②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「サブテラー」モンスター1体を表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
≪サブテラーの射手≫ ってやってる事は裏側バウンスとリクルーターなんですけどね。
今思うと凄いレアリティ高いなと思います。イラストアドかな?
続いては海外版「レイジング・テンペスト」で収録されたサブテラーを見ていきましょう。
≪Subterror Nemesis Defender≫
≪Subterror Behemoth Dragossuary≫
≪Subterror Behemoth Voltelluric≫
≪Subterror Cave Clash≫
それぞれ日本語名に直すと
≪サブテラーの刀匠≫
≪サブテラーマリス・アルラボーン≫
≪サブテラーマリス・ボルティニア≫
≪サブテラーの激闘≫
となります。
日本語版のカードをまとめたものがこちら
海外版→日本語版との変更点としては
≪サブテラーの刀匠≫がレアからノーマル
≪サブテラーマリス・アルラボーン≫がスーパーからノーマル
≪サブテラーマリス・ボルティニア≫がレアからノーマル
≪サブテラーの激闘≫がスーパーからノーマル
と上記のようになってます。
「レイジング・テンペスト」 収録カードは全てノーマルに格下げされるいう悲しさ。
まあこれ以外にも優先するべきカードがあるのでノーマルになっているのは仕方ない事だと思います。
≪サブテラーマリス・アルラボーン≫と≪サブテラーマリス・ボルティニア≫は未だに海外版のレアリティ逆じゃない?って思いますけど。
というか海外の方もレアリティ下がってきてない・・??
いやまあこの時点でテーマとして出来ることが ≪地中界シャンバラ≫ でサーチしてきた ≪サブテラーの戦士≫ で状況に合った【サブテラーマリス】をリクルートして相手の攻撃を待つみたいな事しかテーマ内でする事が無かったんですよね。
海外のカード担当者も「あれ、もしや大型主体ではダメだったのか…?」って気が付いてそう、気が付かないでレアリティを上げて欲しかった。
さて、最後に海外版「マキシマム・クライシス」で収録されたサブテラーを見ていきましょう。
(申し訳ない事に ≪Subterror Behemoth Phospheroglacier≫と ≪Subterror Behemoth Speleogeist≫のレアリティが低い事にショックを受けて集めてなかった・・・普通のノーマルです)
≪Subterror Fiendess≫
≪Subterror Behemoth Phospheroglacier≫
≪Subterror Behemoth Speleogeist≫
≪Subterror Final Battle≫
それぞれ日本語名に直すと
≪サブテラーの妖魔≫
≪サブテラーマリス・グライオース≫
≪サブテラーマリス・エルガウスト≫
≪サブテラーの決戦≫
となります。
日本語版のカードをまとめたものがこちら
海外版→日本語版との変更点としては
≪サブテラーの妖魔≫がスーパーからレア
≪サブテラーマリス・グライオース≫がノーマルからノーマル
≪サブテラーマリス・エルガウスト≫がノーマルからレア
≪サブテラーの決戦≫がレアからノーマル
と上記のようになってます。
最後の最後に≪サブテラーの妖魔≫と ≪サブテラーの決戦≫ という必須クラスのカードを貰ったのに既に評価がされていなかったのか物凄い全体的にレアリティを下げられてしまってるのが凄いかなしい。
逆に ≪サブテラーマリス・エルガウスト≫ のみが唯一海外→日本でレアリティが上がっています。
こちらはフレーバー的な意味で ≪サブテラーマリス・エルガウスト≫ が最も【サブテラー】の中でレベルが高いモンスターでラスボス的な意味合いを持つからだと思われます。( ≪サブテラーの決戦≫ の背景に写ってる奴です)
この2枚により
≪サブテラーの戦士≫ で状況に合った【サブテラーマリス】を用意して、 ≪サブテラーの妖魔≫を手札に持つことでかなり相手の行動に対して妨害を構えることが出来るようになったり。
≪サブテラーの妖魔≫
【 効果モンスター 】
星 1 / 地 / 魔法使い族 / 攻800 / 守500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分フィールドの「サブテラー」モンスター1体を対象として発動できる。その発動を無効にする。その後、対象のモンスターを裏側守備表示にする。②:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にし、自分の手札・墓地の「サブテラー」モンスター1体を選んで表側守備表示または裏側守備表示で特殊召喚する。
≪サブテラーの決戦≫ は好きなタイミングで【サブテラー】モンスターを反転できる札として凄い有用でした。
≪サブテラーの決戦≫
【 通常罠 】
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。
●自分フィールドの裏側表示の「サブテラー」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または表側守備表示にする。
●フィールドの表側表示の「サブテラー」モンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
●フィールドの表側表示の「サブテラー」モンスター1体を選び、そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、その元々の攻撃力と守備力を合計した数値になる。
●このターン、「サブテラー」カードの発動する効果は無効化されない。
両方とも、最初の頃に収録されていれば間違いなくもう少しレアリティが高くなっていたんじゃないかと今でも凄い思います。
まあ海外での使用率や結果の残し方を考えると徐々に収録カードのレアリティが下げられていくのには妥当な所もある気がします。
逆に海外新規テーマで【Danger!】というテーマがあるのですが、こちらは海外で結果を残しており、そろそろおそらく収録が終了するにも関わらず、最後の方まで高レアリティを維持しております。(現段階で所持してないため画像は貼れないですが、気になる方は調べてみてくださ。
このことから、海外新規テーマのレアリティに関しては海外での使用率が高かったり、結果を残しているテーマは追加カードもレアリティが上がる傾向にあります。
また、海外から来日する際は必須カードとかでは無く、ある程度見栄えなども考慮してレアリティが設定されております。
実際にEXTRA PACK 2017の表紙は【サブテラー】に必須とも言い切れない
≪サブテラーマリスの妖魔≫、≪サブテラーマリス・バレスアッシュ≫、≪サブテラーマリス・アルラボーン≫が飾っているので。
以上が海外新規テーマ【サブテラー】のカードを英語・日本語版で比較した内容となります
◆ 日本から海外に追加されるカード
次は日本から海外に追加されるカードです。
追加されると言っても基本的に日本の方がパックの発売が早いので日本のパックが海外で発売される際のカードのレアリティ変更について話します。
また、日本の特殊パックや書籍付録等は海外では発売しないので通常パックに入る傾向があります。
そちらにも少し触れようかなと思います。
さて、遊戯王に触れてる皆さんはこんな言葉を聞いたことがあるでしょう
「海外のカードはドロー出来るカードのレアリティが高い」
実際その通りです、海外のドローソースはレアリティが高めになる傾向があります。
何枚か、例を挙げていきます。(20thレア、シクを除いた初出のレアリティで比較します)
≪カードカー・D≫
【効果モンスター】
星2/地/機械族/攻/800/守400
このカードは特殊召喚できない。このカードが召喚に成功した自分のメインフェイズ1にこのカードをリリースして発動できる。デッキからカードを2枚ドローし、このターンのエンドフェイズになる。この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
日本ではレアですが、海外ではシークレットに格上げされています。
≪強欲で謙虚な壺≫
【 通常魔法 】
自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選択して手札に加え、残りのカードをデッキに戻す。「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン自分は特殊召喚する事ができない。
日本ではスーパーですが、海外ではシークレットに格上げされています。
≪貪欲で無欲な壺≫
【通常魔法】
メインフェイズ1の開始時に自分の墓地から
異なる種族のモンスター3体を選択して発動できる。
選択したモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキからカードを2枚ドローする。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
日本ではスーパーですが、海外ではシークレットに格上げされています。(マジ?)
≪強欲で貪欲な壺≫
【通常魔法】
「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
日本ではスーパーですが、海外ではシークレットに格上げされています。
≪強欲で金満な壺≫
【 通常魔法 】
①:自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
日本ではスーパーですが、海外ではシークレットに格上げされています。
≪チキンレース≫
【 フィールド魔法 】
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、相手よりLPが少ないプレイヤーが受ける全てのダメージは0になる。
②:お互いのプレイヤーは1ターンに1度、自分メインフェイズに1000LPを払って以下の効果から1つを選択して発動できる。
この効果の発動に対して、お互いは魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
●デッキから1枚ドローする。
●このカードを破壊する。
●相手は1000LP回復する。
日本ではノーマルレアですが、海外ではノーマルに格下げされています。
こちらに関しては海外で発売する前から日本で猛威を振るっていたからか、海外では発売1年経たず禁止カードに指定されているという理由もあるのではないかと思われます。
また、長くなるので詳細などは貼りませんが日本で出た手札誘発系のカードも海外ではレアリティが高くなる印象が強く残っています。
≪エフェクト・ヴェーラー≫ がスーパーからウルトラ( アルティメット )
≪バトルフェーダー≫がノーマルからウルトラ(アルティメット)
≪幽鬼うさぎ≫がスーパーからシークレット
≪浮幽さくら≫がスーパーからシークレット
≪灰流うらら≫がスーパーからシークレット
≪屋敷わらし≫がスーパーからシークレット
≪儚無みずき≫がスーパーからシークレット
上記のような形で、最近登場した手札誘発のシリーズは全てシークレットになる傾向があります。
さて、前の項で【サブテラー】について触れていましたが、海外新規テーマである 【サブテラー】 にも日本で先に登場したカードがあります。
EXTRA PACK 2017から海外新規テーマにリンクモンスターが新規収録されるようになりました。
EXTRA PACK 2017に収録されたのは下記の2枚。
≪サブテラーマリスの妖魔≫
【 リンクモンスター 】
星 2 / 地 / 幻竜族 / 攻2000 /
リバースモンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの攻撃力は、このカードのリンク素材とした「サブテラー」モンスターの元々のレベルの合計×100アップする。②:自分メインフェイズに発動できる。デッキからリバースモンスター1体を墓地へ送り、手札からモンスター1体をこのカードのリンク先に裏側守備表示で特殊召喚する。③:1ターンに1度、このカードのリンク先のモンスターがリバースした場合に発動する。自分のデッキ・墓地からリバースモンスター1体を選んで手札に加える。
≪SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス≫
【 リンクモンスター 】
星 2 / 地 / 戦士族 / 攻1900 /
「SPYRAL」モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「SPYRAL-ダンディ」として扱う。②:カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、自分のデッキ・墓地から「SPYRAL」モンスター1体を選び、手札に加えるかこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
【LINK-2:左/下】
これらのカードはEXTRA PACK 2017にそれぞれシークレットで収録されました。
そして海外版「CIRCUIT BREAK」で両方とも収録となりましたが ≪SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス≫ は日本での活躍もあり、そのままシークレットで、 ≪サブテラーマリスの妖魔≫ はスーパーレアでの格下げ収録となりました。
どうして????
しかし、【サブテラー】は来日の際、【SPYRAL】には無かったVジャンプの書籍特典を貰う事が出来ました。
それがこちら。
≪サブテラーの導師≫
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / ドラゴン族 / 攻1600 / 守1800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「サブテラーの導師」以外の「サブテラー」カード1枚を手札に加える。
②:このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを裏側守備表示にする。
自分フィールドにこのカード以外の「サブテラー」カードが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
【サブテラー】初の下級リバース、テーマ内のカードの汎用サーチ、テーマのカードが存在する際に相手ターンでも発動できるようになる妨害という全てを兼ね備えたモンスターカード。
猛威を振るった【SPYRAL】 の規制後、これにより【サブテラー】 は一躍、環境デッキの仲間入りをするのでした。
めでたしめでたし。
いやこの超絶パワーカードの ≪サブテラーの導師≫ が海外でどんなレアリティになるかが英語で 【サブテラー】 を組んでた自分にとって一番の問題でした。
≪SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス≫ のように、環境で結果を残したカードは割と海外ではレアリティが優遇される傾向があります。
問題はただ一つ、少し前にも書いた通り特殊パック・書籍付録は海外だと通常パックに入る都合上、いつのパックに入るのか分からないという部分があります。
≪水晶機巧-ハリファイバー≫
(制限カード) 【 リンクモンスター 】
星 2 / 水 / 機械族 / 攻1500 /
チューナー1体以上を含むモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。②:相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
【LINK-2:左下/右下】
日本で登場し、かなりの人気を誇る ≪水晶機巧-ハリファイバー≫ もその所為で海外版が存在しません。
LINK VRAINS PACK産のカードは徐々に海外版の通常パックに収録されている事もあり、そのうち登場することになるとは思うのですが確定はしていません。
そして ≪サブテラーの導師≫というと、なんと海外版「SAVAGE STRIKE」でついに海外版が登場する事となりました。
まあ、レアリティはノーマルだったんですけど。
どうして?
◆ さいごに
長々と記事を書いてしまいましたが、以上で日本と海外でのレアリティの遍歴等となります。
最初に自分が海外版の遊戯王をチェックし始めたのは海外版のカードは日本版よりレアリティが高い事もあることを知った時でした。
最近は日本も20thシク等、高いレアリティが増えてますが流通の関係などで多く集めるには不向きな場合もあります。
そのため、現在も海外のカードをチェックし続けているのですが「日本で結果を残したから海外で実装される際もレアリティが高い」とか「海外では高かったけど日本は枠の都合で安いんだな」とかいろいろな事を考えられるので、是非この記事を見た人も機会があれば海外版の遊戯王のレアリティにも触れてみてください。