武士道と騎士道

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武士道と騎士道

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不名誉な目立ち方をしているようだ

 遊戯王OCG公式サイトを閲覧したい際に、検索エンジンの窓に単語を打ち込むと、予測変換表示に、「遊戯王 民度 低い」などと上位に表示されます。自身もプレーヤーなので、SNSやまとめサイトで、トラブルの事象が掲載されているものを見て、ファンとして心を痛める一方、反面教師にせねばと思うものであります。

 私の情報収集能力が高くないためか、他のカードゲームは遊戯王を基準とすれば、余りトラブルを耳にしません。単純に遊戯王のプレーヤーの母数が多いので、目立つのでしょう。調べたらヴァンガードのトリガーやデュエマのシールドトリガーの積み込みが行われていることもあるようですが、すごく騒がれているようではなさそうでした。もちろんイカサマはよくないことですので、発覚してしまえば謝罪するなり、大会ルールに則った然るべき罰則を受けるのが当然であります。

 「民度が低い」とはどういうことを指すでしょうか。狭義ではカードゲーム一般のイカサマを行ったり、デュエルスペースで大きな声で叫んだり、了承を得ずに相手のカードを触ったり、プレイ内容を明確に宣言せずに(例えば指でカードをトントンするだけ)ゲームを進行しようとしたり、ゲーム後相手を貶める発言(例えば自分が求めてもいないのに、デッキ構築やプレイングに否定的な意見を述べる)をするようなことでしょうか。 他にも人によっては、つらいなと感じるものも相当数あるでしょう。

 私がつらかったことは、巻き戻し処理を警戒して効果のチェーン確認を求めているときに、シャカパチしながら「遅延やめてください」と複数回急かされたことです。私はこの件で遅延ペナルティが怖くなり、ソリティア系デッキを忌避するようになりました。民度の問題ではなく盤外戦術みたいなものだったのかもしれませんが、大会経験が少ない時期だったので、「私にはこのゲーム向いていないのかな」と思うきっかけになったのは確かです。いわゆる、巻き戻し《マインドクラッシュ》が怖くて怖くて(当時は誰も使っていませんでしたが)。

《マインドクラッシュ 》


【 通常罠 】

カード名を1つ宣言する。相手は手札に宣言したカードを持っていた場合、そのカードを全て墓地へ捨てる。持っていなかった場合、自分はランダムに手札を1枚捨てる。 

出典:遊戯王 OCG デュエルモンスターズカードデータベース

この問題は運営側に把握されているか

 遊戯王は対人ゲームであるので、民度が低いプレーヤーが増えると新規層が減り、プレーヤー人口も正比例して減少していくのは明らかでしょう。そして新しく始めたプレーヤーは敷居が高いなと感じ尻込みしてしまうでしょう。大会や交流会を開催してくれるKONAMIやカードショップ、CSを運営してくださるスタッフが、プレーヤーにモラルのある「カードゲーマーシップ」の醸成を促していく必要があります。  もちろん熱心に伝えてくださっている、インストラクターの方、カードショップの店員さん、CSのスタッフの方々もたくさんいらっしゃるのも知っています。本当に頭が下がる思いであります。陰ながら応援しております。

 私は復帰して一か月で店舗交流会に出たのですが、把握していないカードが多かったため、事前に対戦相手に「始めてからそんなに経ってないので、カード効果を読ませてもらうことが多くなるかもしれません。申し訳ないです」とことわってから対戦させていただいていました。受け入れてくれる方がほとんどでしたが、その一方で「何だよ、めんどくせーな」と返答されたことがあり、カードを知らないのは悪だなと思いました。

 ちなみに私は萎縮してしまって戦意を喪失してしまったこともあり、そのデュエル後にすぐに帰宅の準備を始めました。帰り際、センターカードがもらえるというので回答したアンケートには「高圧的に接してくる方とのデュエルにまだ耐性がなく、しばらく交流会には参加できないと思います」と記載したことを覚えています。

カードゲーマーシップを会得するための意外なヒント?

 様々な界隈の「民度」を調べてみると、自分の思うカードゲーマーシップに近いものは、「騎士道」のようでした。意外にも「武士道」(宗派にもよるのでしょうけど)より近いと思うのです。 中世ヨーロッパでは騎士が民衆に蛮行を繰り返していた時期があり、管轄していた教会は「騎士はかくあるべし」と規範を定めました。 その規範は「騎士の十戒」と呼ばれています。 抜粋してカードゲームのマナーと絡めて個人的に解釈してみたいと思います。 

・優れた戦闘能力→カードゲームで勝てる。

・正直さ→うそをつかない。公開情報を求められたら答える。

・誠実さ→ルールを守る。不正に疑われそうなプレイングや動作はしない。

・礼儀→挨拶をきちんとすることや、相手のデッキやプレイングを貶めない。

・弱者への保護→初心者にはやさしく接する。

この解釈を書いていて、いままでの自分のマナーを改めて省みました。以後ますます気をつけようと思います。騎士を目指したいです。

マナー良くデュエルのできる未来へ向かって

最後に、KONAMIは遊戯王の運営会社として、プレーヤーのために、ルールの周知はもちろんのことマナーの啓蒙を強く行っていく旗振りをしていく責任があると思っています。

 友だち同士でやっていた方々が知らない方と初めてデュエルするときに、最低限の丁寧な言葉やカードゲーム一般のマナーを知らないと、これは双方にとってもlose-loseでしょう。

「ルールを守って楽しくデュエル!」を推奨するのはとても良いことなのですが、具体的にどのようなマナーが必要なのかもっと教えてくれてもいいのではないかな、と思います。

 カードゲーム初心者の方にとっては、放映されているアニメ(現在はVRAINS)のデュエルと実際のデュエルの進め方に乖離があることをわかってもらうことから始めなければいけないのかもしれません。交流会や大会において、たくさんデュエルの数をこなして揉まれながら覚えるのも一手ですが、ガチガチの環境で覚えるというのもまたつらいと感じるプレーヤーもいるでしょう。実践的な知識や経験は得られて有意義だとは思うのです。

ただ、アニメから興味を持ったり、カードのデザインに惹かれたりしてこの界隈に入ってこられた方の中には、もっとカジュアルに楽しんでいきたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。 いまは、Youtubeの動画で覚える方も多いでしょうか。ユーチューバーさんにも感謝いたします。

横のつながりを求めて

 これからはデュエル仲間ができる、会えるようなイベントをもっと運営会社は開催してもいいと思います。私が参加したオフィシャルの交流会は、デュエルしたら席を代わって違う方とすぐデュエルを繰り返すタイプで、なかなか「感想戦」ができる余裕がありませんでした。交流会はわからないことを相手に質問できたり、インストラクターに相談できたりできる、もっとカジュアルなものだとうれしいな、というのが私見であります。

最近開催が発表された今年のデュエリスト交流会では、インストラクターに相談できるコーナーが設置されるようなので、私も行ってみたいと思います。

 ちなみにマナー動画ですがブシロードさんがすでに作成されておりました。騎士道の話を書いたのにブシロードさんの話で終わるのはこれ如何に。

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