目次
はじめに
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
ふみをおと申します。
今回の記事では「横綱犬凶暴化(よこちゅなバーサーク)」デッキの紹介をさせていただきます。
このデッキを作ったきっかけは多々ありますが、相撲が好きだから《横綱犬》を使いたいという単純なものになります。
前回の記事とは一転して、コンボデッキ(一発芸に近いデッキ)になりますが、共に楽しんでいただけたらなによりです。
引用:ガチまとめ「G・コザッキー1本槍デッキ紹介」
デッキレシピ
こちらがデッキレシピになります。
モンスターカード:26枚
- 《ヴァレット・シンクロン》:2枚
- 《横綱犬》:1枚
- 《竜核の呪霊者》:2枚
- 《星杯の守護竜》:1枚
- 《妖醒龍ラルバウール》:1枚
- 《オートヴァレット・ドラゴン》:2枚
- 《クリッター》:3枚
- 《トリック・デーモン》:2枚
- 《魔サイの戦士》:2枚
- 《魔界発現世行きデスガイド》:1枚
- 《蒼穹の機界騎士》:2枚
- 《アブソルーター・ドラゴン》:1枚
- 《エクスプロードヴァレット・ドラゴン》:1枚
- 《黄華の機界騎士》:1枚
- 《嵐征竜 テンペスト》:1枚
- 《バーサーク・デッド・ドラゴン》:1枚
- 《紺碧の機界騎士》:1枚
- 《紫宵の機界騎士》:1枚
魔法カード:14枚
- 《おろかな埋葬》:1枚
- 《死者蘇生》:1枚
- 《竜の霊廟》:3枚
- 《クイック・リボルブ》:3枚
- 《ツイン・ツイスター》:2枚
- 《デーモンとの駆け引き》:1枚
- 《星遺物の守護竜》:1枚
- 《リボルブート・セクター》:1枚
- 《竜の渓谷》:1枚
罠カード:1枚
- 《星遺物に眠る深層》:1枚
エクストラデッキ:15枚
- 《ストライカー・ドラゴン》
- 《リンクリボー》
- 《守護竜エルピィ》
- 《ドラグニティナイト-ロムルス》
- 《ペンテスタッグ》
- 《見習い魔嬢》
- 《水晶機巧-ハリファイバー》
- 《彼岸の黒天使 ケルビーニ》
- 《魔界の警邏課デスポリス》
- 《明星の機械騎士》
- 《トロイメア・ユニコーン》
- 《星杯の神子イヴ》
- 《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》:2枚
- 《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》
デッキコンセプトと採用カード
このデッキは《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》の効果で相手フィールドに攻守0の「邪眼神トークン」を多数用意し、《ペンテスタッグ》のリンク先に置いた《バーサーク・デッド・ドラゴン》の全体貫通攻撃によりライフを削り取るデッキになります。
《バーサーク・デッド・ドラゴン》
闇属性 レベル8 アンデット族・効果
このカードは「デーモンとの駆け引き」の効果でのみ特殊召喚が可能。相手フィールド上の全てのモンスターに1回ずつ攻撃が可能。自分のターンのエンドフェイズ毎にこのカードの攻撃力は500ポイントダウンする。
ATK/3500 DEF/0
しかしながら、相手の妨害を乗り越え上記のコンボを成立させるためにはある程度の貫通力が求められます。そこでこのデッキでは、悪魔族のサポートカードや、最近非常に強化されたドラゴン族サポートカードを用いることである程度の妨害に屈しないような構築を目指しました。
採用カードについては主に、
①《彼岸の黒天使 ケルビーニ》を作るためのカード
②ドラゴン族サポートカード
③特殊召喚可能なレベル7と妨害を兼ねた機界騎士カード群
となっています。
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのリンク先のモンスターは効果では破壊されない。②:フィールドのこのカードが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに自分フィールドのカード1枚を墓地へ送る事ができる。③:デッキからレベル3モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの「彼岸」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのそれぞれの数値分アップする。
《彼岸の黒天使ケルビーニ》は非常に強力なカードになっており、悪魔族モンスターを墓地に送りたいデッキでは《魔サイの戦士》と共に採用されているカードかと思います。
《彼岸の黒天使ケルビーニ》をリンク召喚することによって、《魔サイの戦士》、《トリック・デーモン》を経由して《デーモンとの駆け引き》のサーチまで結びつけることができます。
《竜の霊廟》
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。この効果で墓地へ送られたモンスターがドラゴン族の通常モンスターだった場合、さらにデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
ドラゴン族サポートカードについてはヴァレット関連カードや墓地にドラゴンを落とすカードが採用されており、ドラゴン族を用いた大量展開を狙った構築にはなっていません。
《蒼穹の機界騎士》
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:同じ縦列にカードが2枚以上存在する場合、このカードはその縦列の自分フィールドに特殊召喚できる。②:このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードと同じ縦列の相手のカードの数だけ、デッキから「蒼穹の機界騎士」以外の「ジャックナイツ」モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。
最後に、機界騎士関連カードについては、《星遺物に眠る深層》による妨害、《明星の機械騎士》から《星遺物の守護竜》と《守護竜エルピィ》を用いたドラゴン族へのアクセス、後述するコンボパーツとなる《黄華の機界騎士》と様々なかみ合いから採用しました。
目指すべき盤面と展開例
目指すべき手札、墓地の状況としては、
①手札に《横綱犬》、もしくは《ヴァレット・シンクロン》と《デーモンとの駆け引き》
②墓地か手札に《竜核の呪霊者》
③特殊召喚できるレベル7モンスター
と全部で4枚のカードが必要にあります。
この場合の特殊召喚可能なレベル7モンスターは、《嵐征竜-テンペスト》と《黄華の機界騎士》であり、《ヴァレット・シンクロン》からスタートする場合は《アブソルーター・ドラゴン》も候補になります。もちろん、使用していない《星遺物の眠る深層》や《死者蘇生》も強力なサポートとなりえます。
これらを目指すにあたり、もっとも効率的にコンボパーツにアクセスできるカードが《魔界発現世行きデスガイド》になります。《魔界発現世行きデスガイド》により《クリッター》を特殊召喚することで、《クリッター》の効果による《横綱犬》のサーチと《彼岸の黒天使ケルビーニ》の効果を起点とし《デーモンとの駆け引き》のサーチまで結びつけることができます。
しかしながら、《魔界発現世行きデスガイド》は制限カードなため、先行1ターン目にこの動きができる確率は非常に低いです。
またこのデッキは《デーモンとの駆け引き》へのアクセスの他にドラゴン族のカードへのアクセスもこなさなければなりません。
そこで注目したのが、《クイック・リボルブ》になります。
《クイック・リボルブ》
①:デッキから「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。
《クイック・リボルブ》はデッキからヴァレットモンスターを特殊召喚できるカードであり、「テキストが短いは強い」という遊戯王の格言を如実に現した1枚になります。
このデッキにおける《クイック・リボルブ》の役割は多数あり、
- 《オートヴァレット・ドラゴン》のリクルートにより、《彼岸の黒天使ケルビーニ》のリンク召喚のハードルを下げる。
- 《ヴァレット・シンクロン》のリクルートによる《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚を行う
- 《ストライカードラゴン》を経由した《ヴァレット・シンクロン》の疑似サーチ
- 《エクスプロードヴァレット・ドラゴン》を特殊召喚できるため、特殊召喚できるレベル7モンスターの数を増やす
- ドラゴン族2体をフィールドに出しやすくし、《ドラグニティナイト-ロムルス》につなげる
《クイック・リボルブ》が手札にあるだけで、できることが非常に多くなります。
強すぎます
2019年10月1日施行のリミットレギュレーションで制限されて、デッキがおしゃかになるかと思いましたが生き残りました。
最終展開
先のコンボパーツが揃った場合の最終展開を記します
- メインフェイズ
- 《横綱犬》召喚
- 《横綱犬》召喚成功時の効果により《竜核の呪霊者》特殊召喚
- レベル7モンスターを特殊召喚
- 《横綱犬》とレベル7で《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》シンクロ召喚
- 《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》の②の効果を発動
- 《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》と《竜核の呪霊者》で《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》特殊召喚
- 《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》の②の効果を発動
- 「邪眼神トークン」1体と《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》で《見習い魔嬢》リンク召喚
- 「邪眼神トークン」1体で《リンクリボー》リンク召喚
- 《見習い魔嬢》と《リンクリボー》で《ペンテスタッグ》リンク召喚
- バトルフェイズ
- 《デーモンとの駆け引き》を発動し、《バーサーク・デッド・ドラゴン》を《ペンテスタッグ》のリンク先に特殊召喚
- 《バーサーク・デッド・ドラゴン》で相手フィールドの「邪眼神トークン」を全て殴る
解説
《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「レッド・デーモンズ・ドラゴン」として扱う。②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカード以外の、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ特殊召喚された効果モンスターを全て破壊する。その後、この効果で破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。
このコンボでは、コンボの途中に《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》の効果を挟むことにより、相手と自分フィールドのモンスターの数を減らし、《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》の効果で出せる「邪眼神トークン」の数を安定させています。また、《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》は効果モンスターしか破壊しないため《竜核の呪霊者》は生き残り《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》へと繋げることができます。
《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。このカードはS召喚できず、自分フィールドのレベル8以上で同じレベルの、チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。①:このカードは効果では破壊されず、攻撃力はフィールドのモンスターの数×1000アップする。②:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。お互いのフィールドに同じ数だけ、「邪眼神トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。このターンこのカードは攻撃できない。
《デーモンとの駆け引き》
レベル8以上の自分フィールド上のモンスターが墓地へ送られたターンに発動する事ができる。自分の手札またはデッキから「バーサーク・デッド・ドラゴン」1体を特殊召喚する。
また、《デーモンとの掛け引き》の発動条件は「レベル8以上のモンスターが墓地へ送られたターン」となっています。そのため、《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》の特殊召喚条件を整える際にレベル8のモンスターを墓地に送ることでこの発動条件を満たしています。
展開が決まったら勝ち、カードが揃わなかったり、妨害されたら負けというピーキーなデッキになっています。
おわりに
《横綱犬》
地属性 レベル1 獣族/チューナー/効果
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。自分の手札・墓地からチューナー1体を選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
ATK/800 DEF/600
「横綱犬いらなくね、ヴァレットシンクロンだけでよくね」と思った方、正解です。
ありがとうございました。