目次
はじめに
全国の遊戯王プレイヤーの皆さん、はじめまして でぃく です。
今回、ガチまとめ様の企画への参加を通して、自分のデッキを存分に紹介させていただきますので、皆さんも楽しんでいただけたら幸いです。
私自身は大会・オフ会等には片手で数えるくらいしか参加したことはありませんので、【ガチ・環境】というより【テーマデッキ】としての色が強い記事になると思います。
こんなデッキがあるんだ!作ってみたい!と思っていただけるよう、デッキ紹介頑張っていきますので、よろしくお願いします。
【仮面魔獣】?なぁにそれ?
遊戯王DM-バトルシティ編―を見たことがある方はご存知かもしれませんが、ご説明を・・・。
レアカードハンター『グールズ』の刺客、光の仮面・闇の仮面が使用し、当時の遊戯王では、攻撃力3000を誇る超強力モンスター《青眼の白龍》をサポートなしで戦闘破壊することできる数少ない2体のモンスター。
そう、それが《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》と《仮面魔獣デス・ガーディウス》です。
それぞれの特徴と使い方、最終的なデッキレシピは後で紹介していきますので、そちらを参考してください。
カテゴリ化はしていませんが、それぞれが攻撃力3200・3300という高打点で、闇属性・悪魔族・レベル8という各種サポートカードにも対応している優れた(?)カードです。
カードイラストの方も、悪魔族らしい禍禍しさと我が身が強者であるという自信が滲み出るかっこいい姿が収録されています。(わかりませんか?そうですか・・・)
第1の魔獣《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》
《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》
【儀式モンスター】
星8 / 闇 / 悪魔族 / 攻3200 / 守1800
《仮面魔獣の儀式》により降臨。場か手札から、星の数が合計8個以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。
カード効果を持たない、古から伝わる儀式モンスターです。
残念ながら《儀式の準備》には対応していませんが、《儀式の下準備》《マンジュ・ゴッド》といった儀式サポートは問題なく使用できますので、特に問題にはなりません。
効果を持たないという点も、効果モンスター以外のモンスターをサポートする【天威】の登場により、このカードを採用するメリットもあります。
特に相性がいいカードが《天威無崩の地》というフィールド魔法です。
《天威無崩の地》
【フィールド魔法】
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、効果モンスター以外のフィールドの表側表示モンスターは、モンスターの効果を受けない。
②:1ターンに1度、自分フィールドに効果モンスター以外のモンスターが存在し、相手が効果モンスターを特殊召喚した場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
①のモンスター効果を受けない効果ももちろん重要ですが、それより重要なものが②のドロー効果です。
現環境下で、相手のターン中に効果モンスターの特殊召喚を行わないことは、ほとんど無い為、《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》の儀式召喚で消費したハンド・アドバンテージをすぐさま回復させることができます。
また、裏側表示モンスターは効果モンスター以外のモンスターとして扱う為、効果モンスターをセットして場に出せば、手札事故の際の挽回策として活用することもできます。
①の効果で破壊を防ぐことができるカードはモンスター効果のみなので、魔法・罠の除去には別の対処が必要ですが、後で紹介するデッキコンセプトの内容から特に対策を打つ必要はないので、あきらめて破壊されましょう。
第2の魔獣《仮面魔獣デス・ガーディウス》
《仮面魔獣デス・ガーディウス》
【効果モンスター】
星8 / 闇 / 悪魔族 / 攻3300 / 守2500
《仮面呪術師カースド・ギュラ》《メルキド四面獣》どちらかを含む生け贄2体を捧げない限り特殊召喚できない。このカードがフィールドから墓地に行った時、デッキから《遺言の仮面》1枚をフィールド上モンスターに装備させ、デッキをシャッフルする。
召喚条件を持つ、レベル8最上級モンスターです。
このカードを場に出す際は、召喚権を使用しない特殊召喚であることもこのカードの特徴です。
召喚のためのキーモンスターは《仮面呪術師カースド・ギュラ》と《メルキド四面獣》という2体のモンスターになります。
《仮面呪術師カースド・ギュラ》
【通常モンスター】
星4 / 闇 / 悪魔族 / 攻1500 / 守800
呪いの呪文で相手を念殺する、仮面モンスター。
《メルキド四面獣》
【通常モンスター】
星4 / 闇 / 悪魔族 / 攻1500 / 守1200
4つの仮面を切り替えながら、4種類の攻撃をしてくる化け物。
はい、どちらも通常モンスターです。
《仮面魔獣デス・ガーディウス》の特殊召喚にはどちらかのモンスターが含まれていればOKなので、基本的にはどちらか1種類のモンスターをデッキに投入することになります。
どちらのモンスターも《レスキューラビット》や《予想GUY》による通常モンスターのリクルートが可能のため、《仮面魔獣デス・ガーディウス》を場に出すことは難しくはありません。
《仮面魔獣デス・ガーディウス》が場に出れば、あとは高攻撃力にモノを言わせて場を蹂躙!と行きたいところですが、おそらく各種除去カードによって爆☆殺されてしまうでしょう。
ですが、《仮面魔獣デス・ガーディウス》が墓地に送られさえすれば、その恐ろしい効果により、戦線を維持することができます。
《遺言の仮面》
【通常魔法】
このカードをデッキに戻しシャッフルする。また、《仮面魔獣デス・ガーディウス》の効果を使用した場合は装備カード扱いとなる。装備モンスターのコントロールはその時点のコントローラーの対戦相手に移る。
《仮面魔獣デス・ガーディウス》の効果で適応される、コントロール奪取の魔法カードです。墓地に送られさえすればタイミングを逃すことなく、相手モンスター1体のコントロールを奪えるので、非常にいやらしいカードになります。
ただし《仮面魔獣デス・ガーディウス》の効果は、対象を取るカード効果になるため《ブルーアイズ・カオスMAX・ドラゴン》などの対象にならないモンスターのコントロールは奪えないということには注意が必要です。
また、手札にこのカードが来てしまった際には、基本的にはデッキに戻すか発動コストにするしかない死に札になる為、採用枚数を考えてデッキを構築する必要があります。
【仮面魔獣】デッキってどういうの?
これから書くことは、何を当たり前なことを・・・と思う方は多いと思いますが、このデッキを組むに至った経緯の話にもなりますので、少しお付き合いください。
皆さんはデッキを作る際、何を基準に決めるのでしょうか?
あ、はい、使いたいカードですよね。
では、使いたいカードがあってそれ以外のカードはどのように構築しますか?
《青眼の白龍》や《ブラック・マジシャン》などの各種サポートが充実しているテーマのものは、その中からデッキを組むのがいいと思います。
では、それ以外のカテゴリとしてサポートされていないカードを使いたい場合はどうしますか?
汎用除去カードを入れる? 攻守を上げるカードを入れる? 関連性の高いカテゴリのカード主体に組んでみる? どの手段でもデッキを作ることはできるでしょう。
しかし、使いたいカードが必ず活躍するデッキになるか?と聞かれると、ならないことのほうが多いでしょう。
それは何が原因でしょうか?
私は、使いたいカードの『個性』とデッキの『方向性』があっていない為だと思います。
私は《仮面魔獣デス・ガーディウス》を使ったデッキを組みたいと思いました。このカードの活躍の場所はどこでしょうか?
高い攻撃力を生かして、フィールドで相手モンスターを倒すこと?
違いますよね。このカードは死んでこそ華があるモンスターです。
高い攻撃力を持ちながら、自身の個性を考えるとその攻撃力は実は無用の産物であり、すぐに場に出し墓地に送り個性を使おうにも、場に出すためには条件がある。
そう、《仮面魔獣デス・ガーディウス》は一見恵まれているステータスに見えますが、実際は個性を生かしにくい不遇なモンスターなのです。
では、デッキをどのような『方向性』で組むか。
自身の攻守を強化するカードは不要、除去から守る手段も不要、必要なのは墓地に行くことのみならば、『方向性』は1つですね。
自ら墓地に送られに行き、何度でも蘇り、そして死んでいく。
それが、《仮面魔獣デス・ガーディウス》を起点とした【仮面魔獣】デッキのテーマ―不死―です。
デッキテーマ―不死の力―
「俺のデッキのテーマは不死、相手をブッ倒すまで何度でも神が蘇るように構築してある」
遊戯王DM-バトルシティ編-決勝戦、闇遊戯vs闇マリク戦での、闇マリクのセリフですが【仮面魔獣】も同じコンセプトで構築してみました。
特筆すべき点としては、デッキテーマの元になっている通り蘇生手段の多さでしょうか。
蘇生するカードを選ばない《死者蘇生》《アンクリボー》
特定条件下でモンスターを蘇生させる《怨念の邪悪霊》《抹殺の邪悪霊》
自身の破壊をトリガーに墓地のモンスターを蘇生させる《ヘル・エンプレスデーモン》
計6枚の蘇生札を投入し、《仮面魔獣デス・ガーディウス》の効果を何度も活用させ、相手のボード・アドバンテージを消耗させていきます。
特に《怨念の邪悪霊》《抹殺の邪悪霊》の2枚は、1度墓地に送りさえすれば容易に手札に戻すことができ、デメリットの効果無効化も墓地発動効果である《仮面魔獣デス・ガーディウス》には影響はないので、非常に相性がいいです。
《抹殺の邪悪霊》
【効果モンスター】
星3 / 闇 / 悪魔族 / 攻1600 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手モンスターが攻撃するダメージステップ開始時に、自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分の墓地の悪魔族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替えてダメージ計算を行う。
②:このカードが墓地に存在し、悪魔族・レベル8モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札に加える。
《怨念の邪悪霊》
【効果モンスター】
星3 / 闇 / 悪魔族 / 攻1600 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、自分の墓地の悪魔族・レベル8モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
②:このカードが墓地に存在し、悪魔族・レベル8モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを手札に加える。
《抹殺の邪悪霊》は相手モンスターの攻撃に反応する為、《仮面魔獣デス・ガーディウス》だけでなく、破壊された際に発動する効果を持つ《ヘル・エンプレスデーモン》や《破械神の禍霊》も候補になります。
《怨念の邪悪霊》は相手のモンスター効果・魔法・罠に反応しますが、このカードで蘇生したモンスターは効果が無効になる為、相手の妨害としての意味はありません。しかし、《天威無崩の地》が発動している条件下では《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》が蘇生先として有力です。
《サイバー・ドラゴン》等のルール効果による特殊召喚には反応できませんが、《切り込み隊長》の様な誘発効果に反応して、《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》を相手モンスターの特殊召喚の前に出しておけば、《天威無崩の地》の効果が適応され、2枚のハンド・アドバンテージを得ることができます。
序盤 初動と今後の布石
このデッキは、《仮面魔獣デス・ガーディウス》《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》を場に出すことを第一に考えます。
《魔界発現世行きデスガイド》《マンジュ・ゴッド》《レスキュー・ラビット》《予想GUY》は、【仮面魔獣】の展開サポートとして、《魔犬オクトロス》《悪王アフリマ》は【仮面魔獣】を手札に加える手段として活用します。
《魔界発現世行きデスガイド》
【効果モンスター】
星3 / 闇 / 悪魔族 / 攻1000 / 守600
このカードが召喚に成功した時、手札・デッキからレベル3の悪魔族モンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、シンクロ素材にもできない。
《魔犬オクトロス》
【効果モンスター】
星3 / 闇 / 悪魔族 / 攻800 / 守800
《魔犬オクトロス》の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。デッキから悪魔族・レベル8モンスター1体を手札に加える。
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》
【リンクモンスター】
闇 / 天使族 / 攻500
レベル3モンスター2体
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのリンク先のモンスターは効果では破壊されない。
②:フィールドのこのカードが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに自分フィールドのカード1枚を墓地へ送る事ができる。
③:デッキからレベル3モンスター1体を墓地へ送り、フィールドの【彼岸】モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのそれぞれの数値分アップする。
【LINK-2:左下/右下】
理想的な展開手段としては
1.《予想GUY》で《メルキド四面獣》を特殊召喚
2.《魔界発現世行きデスガイド》の召喚時効果により【魔犬オクトロス】を特殊召喚→《彼岸の黒天使 ケルビーニ》へリンク召喚
3.《魔犬オクトロス》の効果で《仮面魔獣デス・ガーディウス》をサーチ+《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果で、《抹殺の邪悪霊》を墓地に送る
4.《メルキド四面獣》と《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をリリースし《仮面魔獣デス・ガーディウス》を特殊召喚
1~4の流れで、手札2枚の消費で《仮面魔獣デス・ガーディウス》を場に出しつつ《抹殺の邪悪霊》を墓地に送ることで、《仮面魔獣デス・ガーディウス》が破壊された際の対処手段を構えることができます。
《予想GUY》の代わりに《トランスターン》を活用しても《仮面魔獣デス・ガーディウス》につなげることができます。
その場合は《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をリンク召喚できない為、《抹殺の邪悪霊》を墓地に送ることができませんが、《おろかな埋葬》で墓地に送ったり《トレードイン》で他のレベル8モンスターを墓地に送り、蘇生先を増やしつつドロー加速で蘇生札を準備しましょう。
中盤 戦法と場の制圧
序盤で《仮面魔獣デス・ガーディウス》を召喚し、《抹殺の邪悪霊》等の蘇生札を確保できたなら、あとはゆるりと制圧するだけです。
メインデッキの内容を見ていただくとわかりますが、このデッキには相手のカードを除去するカードは《雙極の破械神》《破械神の禍霊》《影星軌道兵器ハイドランダー》の3枚になりますので、相手の動きはほとんど妨害できない構成になっています。
《雙極の破械神》
【効果モンスター】
星8 / 闇 / 悪魔族 / 攻3000 / 守1500
自分は《雙極の破械神》を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
③:フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。
《破械神の禍霊》
【効果モンスター】
星8 / 闇 / 悪魔族 / 攻0 / 守3000
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力は、自分の墓地の【破械】カードの数×300アップする。
②:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターと自分フィールドのこのカードのみを素材として闇属性リンクモンスター1体をリンク召喚する。
③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、《破械神の禍霊》以外の自分の墓地の【破械】モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
なぜ、そのようなノーガード戦法で行くのか?
はい、デッキテーマが―不死―だからですね。
《仮面魔獣デス・ガーディウス》の捨て身の攻撃によって、相手の場のカードを消費させ、墓地に送られた《仮面魔獣デス・ガーディウス》を蘇生札によって再利用する。そんな過労死デッキだからできる戦法です。
《怨念の邪悪霊》と《抹殺の邪悪霊》は、手札コストとして自身を墓地へ送りますが《仮面魔獣デス・ガーディウス》が墓地に送られれば回収可能な為、実質手札消費なしで戦線を維持できるのがこのデッキの強みです。
さらに《遺言の仮面》による相手モンスターのコントロール奪取、《天威無崩の地》によるドロー加速により、こちらのアドバンテージが増えてきたところで、EXデッキに投入している【破械神】と《宵星の機神ディンギルス》の出番です。
終盤 EXデッキの協力者
【仮面魔獣】は、攻撃力が高いですがフィールド上の効果は存在しない為、最後の一押しが足りず、ずるずるとデュエルが長引いてしまうことが難点でした。
その点を改善するために選んだモンスターが《破械雙王神ライゴウ》を筆頭とした【破械神】リンクモンスターと、対象を取らずに墓地に送る強力な効果を持つランク8エクシーズモンスター《宵星の機神ディンギルス》です。
《破械雙王神ライゴウ》
【リンクモンスター】
闇 / 悪魔族 / 攻3000
リンクモンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:《破械雙王神ライゴウ》以外のカードの効果でフィールドのカードが破壊された場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:このカード以外のモンスターが戦闘で破壊された時、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
③:自分・相手のエンドフェイズにフィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
【LINK-4:上/左下/下/右下】
《破械神アルバ》
【リンクモンスター】
闇 / 悪魔族 / 攻2400
【破械神】モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターと自分フィールドのこのカードのみを素材として《破械神アルバ》以外の闇属性リンクモンスター1体をリンク召喚する。
②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、《破械神アルバ》以外の自分の墓地の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
【LINK-3:上/左下/右下】
《破械神ラギア》
【リンクモンスター】
闇 / 悪魔族 / 攻1800
【破械神】モンスターを含むモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手メインフェイズに、相手フィールドの特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターと自分フィールドのこのカードのみを素材として《破械神ラギア》以外の闇属性リンクモンスター1体をリンク召喚する。
②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、《破械神ラギア》以外の自分の墓地の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
【LINK-2:上/下】
《破械雙王神ライゴウ》はあらゆるタイミングで、フィールドのカードを破壊できる強力な効果を持ち、魔法・罠除去に乏しいこのデッキでは非常に頼りになるモンスターです。
他の【破械神】リンクモンスターと《破械神の禍霊》には、自身と相手モンスター1体をリンク素材として、闇属性リンク召喚できる効果があるので、《破械雙王神ライゴウ》につなげることも容易です。
《破械神の禍霊》のこの効果は《怨念の邪悪霊》と《抹殺の邪悪霊》で蘇生後には残念ながら使用することはできませんが、《ヘル・エンプレスデーモン》を経由すれば、【破械神】リンクモンスターへ繋ぐことができます。
《ヘル・エンプレスデーモン》
【効果モンスター】
星8 / 闇 / 悪魔族 / 攻2900 / 守2100
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する悪魔族・闇属性モンスター1体が破壊される場合、代わりに自分の墓地に存在する悪魔族・闇属性モンスター1体をゲームから除外する事ができる。また、フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、《ヘル・エンプレス・デーモン》以外の自分の墓地に存在する悪魔族・闇属性・レベル6以上のモンスター1体を選択して特殊召喚する事ができる。
《破壊神ラギア》及び《破壊神アルバ》には、破壊されたときに墓地の悪魔族を回収できる効果があり、墓地にいた《アンクリボー》の再利用にも役立ちます。
このように強力な効果を持つ【破械神】リンクモンスターですが、そのモンスター効果はすべて対象にとる効果になるため、対象にとれないモンスターには別の手段が必要です。
《宵星の機神ディンギルス》
【エクシーズモンスター】
ランク8 / 闇 / 機械族 / 攻2600 / 守2100
レベル8モンスター×2
自分は《宵星の機神ディンギルス》を1ターンに1度しか特殊召喚できず、自分フィールドの【オルフェゴール】リンクモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。●相手フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。●除外されている自分の機械族モンスター1体を選び、このカードの下に重ねてX素材とする。
②:自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
《宵星の機神ディンギルス》は特殊召喚時にフィールドのカードを対象を取らずに墓地に送る効果があるため、《仮面魔獣デス・ガーディウス》や【破壊神】で対処できないモンスターを処理できるこのデッキの切り札です。
レベル8モンスターが豊富なこのデッキでは比較的出しやすいと思いますが、このカードが必要な時は、劣勢である状況だと思いますので理想としては、終盤で出すというより、中盤で出し墓地に送りタイミングを見計らい《アンクリボー》で蘇生、相手の妨害を行うように戦略を立てるのがいいでしょう。
《アンクリボー》
【効果モンスター】
星1 / 闇 / 悪魔族 / 攻300 / 守200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手モンスターの攻撃宣言時にこのカードを手札から捨て、このカード以外の自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに墓地へ送られる。
②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から《死者蘇生》1枚を選んで手札に加える。
【仮面魔獣】デッキって強いの?
強いか弱いかで聞かれたら、弱いです。
基本的な動きは上で紹介した通りの動きしかありませんし、盤面に大量展開できるわけでもありませんから、EXデッキもデッキ内容にある、10枚程度しか入らないと思います。
しかし、【テーマデッキ】として戦えるデッキですか?という質問であれば、十分戦えると答えます。
このデッキにおける初動(先行1ターン目)で達成したい目標は、《仮面魔獣デス・ガーディウス》または《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》を場に出し、ターンを終えることです。
これが安定して行うことができれば、このデッキとしては戦える状況になっていると判断できます。
初手考察
デッキメーカー様の初期ドロー機能を使って、初動で目標達成できるか調べてみました。
調査回数は10回で、【仮面魔獣】が先行で場に出せるなら〇、【仮面魔獣】が先行出なくても後攻で出せるor【破械神】に繋げられそうなら△、手札事故なら×、という基準で見ていきます。
結果はこちらです↓
10回中半分の5回は条件達成、4回は《破械童子サラマ》から【破械】モンスターに繋げれば・・・という結果でした。
あれ?偉そうに「戦えます(キリッ」とか言ってた割には微妙な結果だな・・・。なんでだ?
今回の結果を見ると《破械童子サラマ》に頼りで事故回避しているように見えるけど、1枚しか入っていないから、そんなことはないはず・・・。
運命力か、運命力が足りないのか・・・。
え~、まあ気を取り直して・・・
《仮面魔獣デス・ガーディウス》としては、1・7回目が理想に近い、蘇生札を握りながら相手にターンを渡す構えができており、《仮面魔獣マスクド・ヘルレイザー》としては、2回目が《天威無崩の地》を張りつつ相手に渡す構えができるので理想に近いかな?というところです。
《破械童子サラマ》には、破壊された場合に【破械】モンスターをリクルートする効果がありますので、序盤の戦線維持には問題はないと思います。(言い訳)
・・・なんだか微妙な空気となってしまいましたが、以上で【仮面魔獣】デッキの紹介を終わらせていただきます。
最後に
拙い記事に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後に読み返してみますと、カード紹介・デッキテーマ設定・デッキ動作・考察と飽きやすい自分がよくここまでかけたなと思い、遊戯王としてのゲームが自分は好きなんだと再度認識することができました。
今回の記事の内容とは毛色の違うデッキもありますので、DBCの企画期間中にまた機会があれば紹介させていただきますので、見かけましたらお願いします。
それでは、最後なりましたがこの記事を読んでくれた皆様と読んでもらえていないすべての遊戯王プレイヤーの皆様に、良きデュエルライフがあることを祈っております。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。