【DBC】花札衛シンクロは汎用カード

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【DBC】花札衛シンクロは汎用カード

目次

はじめに

 前回「花札衛」の記事を書かせていただいたみけと申します。前回名乗り忘れていたことは忘れてください。

 前の記事は私の想像していた以上に沢山見ていただけて、本当に嬉しく思います。ありがとうございます。

 今回は遊戯王にしっかり触れるようになった2年ほど前から持っていた、複数のテーマを混ぜているデッキを自分で作ってみたい!という欲をこのデッキビルダーコンテストという場を利用して解放するため、この前の休日深夜に(ほぼ深夜テンションで)作り上げたデッキを公開します。「花札衛」とは違い一人回し特化のデッキというつもりで作り上げたわけではないですが、一人回しにも利用できつつ多少対人も可能な形にまとまったかなと思うので、今回も見ていただけると幸いです。

デッキレシピ

 言い忘れていましたが、今回も4月からのマスタールール改訂版前提で構築してあります。


 デッキを作る上でこれは絶対に入れたい、やりたいと思っていたことがいくつかありました。

  • 「花札衛」シンクロを出すために「花札衛」カードを出来れば使いたくない
  • 全く使ったことのないカードを入れたい
  • ギャンブル性が欲しい

 1つ目からシンクロをメインに据えたデッキにするのは確定、そして出すために5体のモンスターが必要になる《花札衛-五光-》を出すために、レベル2のモンスターを大量展開できる《天輪の双星道士》を軸に据えることにしました。

 《天輪の双星道士》をどうやって出すかを考えていたときに目に留まったのが以下のカードたちです。

《ドットスケーパー》

【効果モンスター】

星1 / 地 / サイバース族 / 攻 0 / 守 2100

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、それぞれデュエル中に1度しか使用できない。①:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。②:このカードが除外された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《ジェット・シンクロン》

【チューナーモンスター】

星1 / 炎 / 機械族 / 攻 500 / 守 0

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ジャンク」モンスター1体を手札に加える。②:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 この2枚はどちらも墓地から出てくるため、召喚権を使う必要がありません。そしてこの2枚でシンクロ召喚することで…

《天輪の双星道士》

【シンクロ・チューナーモンスター】

星2 / 光 / 天使族 / 攻 100 / 守 800

チューナー+チューナー以外のモンスター1体
「天輪の双星道士」の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがS召喚に成功した時に発動できる。自分の手札・墓地からチューナー以外のレベル2モンスターを4体まで選んで守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はSモンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 《天輪の双星道士》を降臨させることが出来ます。

 これらのカードと、《天輪の双星道士》の効果に要求されるリソースを墓地にそろえるために、大量に墓地を肥やせるカードとして、《隣の芝刈り》を利用した形にしました。

 採用カードのおよそ9割は使ったことのないカードなので2つ目を満たせていて、《隣の芝刈り》で落ちるカードによっては全く展開できない、という意味では3つ目のギャンブル要素もまあ満たせていないことはないかな?

採用カードの説明

 枚数が多いので雑に説明していきます。

始動札

《隣の芝刈り》

【通常魔法】(準制限)

①:自分のデッキの枚数が相手よりも多い場合に発動できる。デッキの枚数が相手と同じになるように、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 これが無いと始まらない、今回の始動札です。初手にあって、かつ対戦相手のデッキが最低枚数の40枚なら先行で20枚、後攻ならそれ以上の墓地肥やしをすることが出来ます。このカードが使えるかどうかで展開に天と地ほどの差が出来るため初手に引けるよう祈りましょう。引けないことの方が圧倒的に多いけどね。

墓地からの展開札

 墓地からの展開札には2種類、墓地へ送られた場合に展開するカードと墓地で効果を発動することで展開するカードがあります。

墓地へ送られた場合に展開するカード

 《素早いアンコウ》《リミッター・ブレイク》《シャドール・ファルコン》《ドットスケーパー》の4種類。《ドットスケーパー》はレシピのところで紹介したため割愛します。

《素早いアンコウ》

【効果モンスター】

星2 / 水 / 魚族 / 攻 600 / 守 100

このカードが手札・デッキから墓地へ送られた場合、デッキから「素早いアンコウ」以外のレベル3以下の「素早い」と名のついたモンスターを2体まで特殊召喚できる

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 1枚で2枚展開でき、墓地にいても《天輪の双星道士》の効果対象になれるカード。展開先には、もし芝刈れなかった場合も仕事できそうな効果をしていた《素早いビーバー》と《素早いモモンガ》を選びました。

《リミッター・ブレイク》

【通常罠】

①:このカードが墓地へ送られた場合に発動する。自分の手札・デッキ・墓地から「スピード・ウォリアー」1体を選んで特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 除外以外のどこからでも《スピード・ウォリアー》を出すことが出来る罠カード。《スピード・ウォリアー》はレベル2、非チューナーなので先ほどの「素早い」と同様に《天輪の双星道士》の効果対象になれます。欠点としては罠カードであるため《おろかな埋葬》で墓地へ送ることは出来ません。

《シャドール・ファルコン》

【リバース・チューナーモンスター】

星2 / 闇 / 魔法使い族 / 攻 600 / 守 1400

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードがリバースした場合、「シャドール・ファルコン」以外の自分の墓地の「シャドール」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを裏側守備表示で特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 リバースさせるカードが必要なものの、それも《隣の芝刈り》で一緒に落とすことで用意できるレベル2のチューナー。持ってるからという理由で採用しました。元は「シャドール」をもっと混ぜようとしていたので、その名残でもあります。

墓地にいるときに色々することで展開するカード

 《ボルト・ヘッジホッグ》《ゾンビキャリア》《ジェット・シンクロン》《星杯の守護竜》の4種類。《ジェット・シンクロン》はレシピのところで紹介したため割愛します。

《ボルト・ヘッジホッグ》

【効果モンスター】

星2 / 地 / 機械族 / 攻 800 / 守 800

①:自分メインフェイズに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果は自分フィールドにチューナーが存在する場合に発動と処理ができる。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 蘇生条件が緩いレベル2非チューナー。離れるときに除外されますが、エクシーズ素材にすることで再利用することが出来ます。

《ゾンビキャリア》

【チューナーモンスター】

星2 / 闇 / アンデット族 / 攻 400 / 守 200

①:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 蘇生条件が緩いレベル2チューナー。引いてしまった「素早い」モンスターをデッキに戻すのがおすすめです。このカードを使った後にシャッフルを挟まずドローすると、戻したカードをそのまま引くことになります。

《星杯の守護竜》

【効果モンスター】

星1 / 風 / ドラゴン族 / 攻 400 / 守 400

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドのリンク状態のモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 上2枚とは違い、自身ではなく墓地の通常モンスターをリンクモンスターのリンク先に蘇生するカードです。《天輪の双星道士》やリンクモンスターの展開役として使用します。蘇生対象は2種類、状況に応じてチューナー、非チューナーを選べるようにしてあります。

その他のモンスター

《ドッペル・ウォリアー》

【効果モンスター】

星2 / 闇 / 戦士族 / 攻 800 / 守 800

①:自分の墓地からモンスターが特殊召喚された時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。自分フィールドに「ドッペル・トークン」(戦士族・闇・星1・攻/守400)2体を攻撃表示で特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 墓地からの蘇生に反応して出せるレベル2非チューナー。《天輪の双星道士》で出した場合も②の効果は使えるため、色々出来ます。ターン1が付いていないのもポイント。今回はエクストラの関係でトークンを持て余すことがあるのがネックです。あと5枠エクストラがあればなあ。

《サテライト・シンクロン》

【チューナーモンスター】

星2 / 闇 / 機械族 / 攻 700 / 守 100

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地からモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:元々のカード名に「ウォリアー」、「シンクロン」、「スターダスト」の内、いずれかを含むSモンスターが自分のフィールド・墓地に存在する場合に発動できる。このカードのレベルはターン終了時まで4になる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 《ドッペル・ウォリアー》と同じ条件で出せるレベル2チューナー。「シンクロン」であることと、チューナーであることが《ドッペル・ウォリアー》との差別点です。元は②も使えるようなエクストラだったはずなのにいつの間にか変わってた。

《フルール・シンクロン》

【チューナーモンスター】

星2 / 光 / 機械族 / 攻 400 / 守 200

①:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。手札からレベル2以下のモンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 うまく《隣の芝刈り》始動できた際に召喚権を使うために入れたカードです。このデッキのメインに入るモンスターにはレベル3以上はいないため、手札のモンスターなんでも出せるマンです。つよそう。

《ラッシュ・ウォリアー》

【効果モンスター】

星2 / 風 / 戦士族 / 攻 300 / 守 1200

「ラッシュ・ウォリアー」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の「ウォリアー」Sモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。その戦闘を行う自分のモンスターの攻撃力は、そのダメージ計算時のみ倍になる。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「シンクロン」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 墓地から《ジェット・シンクロン》《サテライト・シンクロン》《フルール・シンクロン》を回収できるカードです。基本は《隣の芝刈り》によって墓地に落ちた《サテライト・シンクロン》《フルール・シンクロン》を拾うことになります。

《ADチェンジャー》

【効果モンスター】

星1 / 光 / 戦士族 / 攻 100 / 守 100

自分のメインフェイズ時に、墓地のこのカードをゲームから除外し、フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの表示形式を変更する

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 効果を見てわかる通り、《シャドール・ファルコン》を表向きにするためのカードです。以上。

《星杯の妖精リース》

【効果モンスター】

星2 / 光 / 天使族 / 攻 100 / 守 2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「星杯」モンスター1体を手札に加える。②:このカードが墓地に存在する場合、自分の手札・フィールドのモンスター1体を墓地へ送って発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 自身の回収効果を使い、手札にある《シャドール・ファルコン》以外の墓地効果持ちのモンスターを利用するためのカードです。召喚権を使うと《星杯の守護竜》をサーチすることもできます。

魔法

《調律》

【通常魔法】

①:デッキから「シンクロン」チューナー1体を手札に加えてデッキをシャッフルする。その後、自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 《ラッシュ・ウォリアー》は墓地から回収でしたが、こちらはデッキからサーチなため、もし芝刈れないときも《ジェット・シンクロン》から多少展開することが出来ます。墓地へ送る効果も魅力的。

《おろかな埋葬》

【通常魔法】(制限)

①:デッキからモンスター1体を墓地へ送る。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 テキストはシンプルなものの狙って好きなカードに触れる最強カード。枠が余ったらとりあえず入れておけば何とかしてくれそう。イケメン。

《貪欲な壺》

【通常魔法】

①:自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 芝刈りすぎたカード、とくにデッキや手札にあった方がいい《ドッペル・ウォリアー》や「素早い」カードをデッキに戻します。

《手札断殺》

【速攻魔法】

①:お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。その後、それぞれデッキから2枚ドローする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 墓地へ送る、というテキストであるため《素早いアンコウ》などのトリガーになれる優秀なドローカード。最初は安定感が増しそうだから入れないという考えでしたが、入れないと悲惨なことになりやすいと判断したため採用しました。

 《隣の芝刈り》で墓地へ送られることが多いため、墓地へ行っても意味があるカードを採用しました。まあほとんど「バージェストマ」だけどね。

《仁王立ち》

【通常罠】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの守備力は倍になり、ターン終了時にその守備力は0になる。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン、相手は対象のモンスターしか攻撃できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 純粋に《花札衛-五光-》を壁にするだけでも強いのですが、このデッキのエクストラを見ると《PSYフレームロード・Ω》がいますね。知ってる方も多いであろう仁王立ちΩというコンボです。

《バージェストマ・ディノミスクス》

【通常罠】

①:フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のカードを除外する。②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《バージェストマ・オレノイデス》

【通常罠】

①:フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《バージェストマ・レアンコイリア》

【通常罠】

①:除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地に戻す。②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 「バージェストマ」罠カードは、共通の墓地効果として罠カードの発動にチェーンしてレベル2モンスターとして出てくる効果を持ちます。壁として使ってもよし、シンクロ素材にしてもよし。固有の効果も地味ながら優秀です。

エクストラ

 今回は《花札衛-五光-》《花札衛-雨四光-》をメインアタッカーにすると決めていたため、それ以外は色々対応できるように《花札衛-五光-》《花札衛-雨四光-》と同じレベル8、レベル10のシンクロモンスターを基本に選びました。《天輪の双星道士》はレシピのところで紹介したため省略します。

花札衛

《花札衛-五光-》

【シンクロモンスター】

星10 / 闇 / 戦士族 / 攻 5000 / 守 0

チューナー+チューナー以外のモンスター4体
①:1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。②:自分の「花札衛」モンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、バトルフェイズの間だけその相手モンスターの効果は無効化される。③:S召喚したこのカードが戦闘で破壊された場合、または相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。エクストラデッキから「花札衛-五光-」以外の「花札衛」Sモンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《花札衛-雨四光-》

【シンクロモンスター】

星8 / 闇 / 戦士族 / 攻 3000 / 守 3000

チューナー+チューナー以外のモンスター3体
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「花札衛」モンスターは効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない。②:相手のドローフェイズに相手が通常のドローをした場合に発動する。相手に1500ダメージを与える。③:相手エンドフェイズに以下の効果から1つを選択して発動する。●次の自分ターンのドローフェイズをスキップする。●このカードの効果を次の相手スタンバイフェイズまで無効にする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《花札衛-月花見-》

【シンクロ・チューナーモンスター】

星6 / 闇 / 戦士族 / 攻 2000 / 守 2000

チューナー+チューナー以外のモンスター2体
①:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、お互いに確認する。それが「花札衛」モンスターだった場合、そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン直接攻撃できる。この効果を発動した場合、次の自分ターンのドローフェイズをスキップする。②:フィールドのこのカードをS素材とする場合、このカードを含む全てのS素材モンスターをレベル2モンスターとして扱う事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 前の記事を見ていただいた方には説明の必要もないでしょう。ただ《花札衛-月花見-》の役割が少し違います。《花札衛-月花見-》の②、全てのシンクロ素材をレベル2として扱う効果は任意なので、「花札衛」シンクロを出さない場合、レベル6チューナーとして活用することが出来ます。逆に効果を起動することでレベル1モンスターをレベル2として扱えるため、色々な盤面からいろいろなレベルのシンクロモンスターにアクセスできます。正直「花札衛」で使ってるときより生き生きしてる気がする。そもそも記事のタイトル通りに汎用として使えそうなのは「花札衛」シンクロは《花札衛-月花見-》だけだからね。

レベル10

《A・O・J ディサイシブ・アームズ》

【シンクロモンスター】

星10 / 闇 / 機械族 / 攻 3300 / 守 3300

チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
相手フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。●相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。●手札を1枚墓地へ送る事で、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。●自分の手札を全て墓地へ送る事で、相手の手札を確認してその中から光属性モンスターを全て墓地へ送る。その後、この効果で墓地へ送ったモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《天穹覇龍ドラゴアセンション》

【シンクロモンスター】

星10 / 光 / ドラゴン族 / 攻 ? / 守 3000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカードの攻撃力は自分の手札の数×800ポイントアップする。フィールド上のこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、このカードのシンクロ召喚に使用したシンクロ素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。「天穹覇龍ドラゴアセンション」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 レベル10は正直見た目で選びました。対光用兵器である《A・O・J ディサイシブ・アームズ》は使う可能性がありますが、《天穹覇龍ドラゴアセンション》は手札が増えやすいデッキではないためおそらく使いません。でも《貪欲な壺》を1ターンに2枚使用したりとか対戦相手が《カップ・オブ・エース》でドローさせてくれたりとか可能性はあるのでとりあえず今回のレシピには入れておきます。変える場合は「トロイメア」等の汎用的なリンクモンスターにすることをお勧めします。

レベル8

《ヴァレルロード・S・ドラゴン》

【シンクロモンスター】

星8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻 3000 / 守 2500

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。自分の墓地からリンクモンスター1体を選び、装備カード扱いとしてこのカードに装備し、そのリンクマーカーの数だけこのカードにヴァレルカウンターを置く。②:このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分アップする。③:相手の効果が発動した時、このカードのヴァレルカウンターを1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《ギガンテック・ファイター》

【シンクロモンスター】

星8 / 闇 / 戦士族 / 攻 2800 / 守 1000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は、お互いの墓地の戦士族モンスターの数×100ポイントアップする。このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分または相手の墓地の戦士族モンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《PSYフレームロード・Ω》

【シンクロモンスター】(制限)

星8 / 光 / サイキック族 / 攻 2800 / 守 2200

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。相手の手札をランダムに1枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外する。②:相手スタンバイフェイズに、除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地に戻す。③:このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードと墓地のこのカードをデッキに戻す。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 レベル8は相手の効果の発動無効、戦士族蘇生、相手手札除外&除外カードを墓地へ戻す、とそれぞれに役割を持たせました。一見《ギガンテック・ファイター》だけ物足りなく見えますが、戦闘破壊された時の蘇生は自身でもいいため無限壁になれたり、「花札衛」は全員戦士族なので《花札衛-五光-》なんかも蘇生することが出来ます。

レベル7

《サイバース・クアンタム・ドラゴン》

【シンクロモンスター】

星7 / 闇 / サイバース族 / 攻 2500 / 守 2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:自分フィールドにリンクモンスターが存在する限り、相手はこのカード以外の自分フィールドのモンスターを、攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。②:1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターを持ち主の手札に戻す。この効果を発動した場合、このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 《花札衛-月花見-》+レベル1モンスターで出せるシンクロモンスターが欲しかったため、優秀な耐性付与効果、バウンス効果を持つ《サイバース・クアンタム・ドラゴン》を採用。広範囲の除去カードがないデッキなので全体除去効果を持つ《ブラック・ローズ・ドラゴン》もおすすめです。

シンクロ以外

《聖光の宣告者》

【エクシーズモンスター】

ランク2 / 光 / 天使族 / 攻 600 / 守 1000

レベル2モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、自分の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを手札に加え、その後、手札を1枚持ち主のデッキに戻す。「聖光の宣告者」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 《ボルト・ヘッジホッグ》の効果リセットや、好きなモンスター回収ができるカードです。効果使用後は邪魔になるのでリンク素材にしてしまいましょう。

《リンクリボー》

【リンクモンスター】

リンク1 / 闇 / サイバース族 / 攻 300

レベル1モンスター1体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 《ジェット・シンクロン》《ドッペル・ウォリアー》のトークンなどから出せ、壁やリンク素材として役立ってくれます。

《水晶機巧-ハリファイバー》

【リンクモンスター】(制限)

リンク2 / 水 / 機械族 / 攻 1500

チューナーを含むモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。②:相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 本当は入れなくてもよさそうなのですが、芝刈れなかった際に《ジェット・シンクロン》1枚から《デコード・トーカー》を立てることが出来る上、普通に展開のために使用しても欲しいレベルのチューナーを用意できるため入れ徳です。②の効果は一応《天輪の双星道士》《花札衛-月花見-》が出せるのですが、出してもあまり意味がないため、この効果を生かしたいなら《TG ワンダー・マジシャン》を入れて、「バージェストマ」などとレベル7シンクロに繋ぎましょう。

《デコード・トーカー》

【リンクモンスター】

リンク3 / 闇 / サイバース族 / 攻 2300

効果モンスター2体以上
①:このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。②:自分フィールドのカードを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 強くて条件が緩いリンク3のモンスターと言ったらこれ。実は持ってません。

《召命の神弓-アポロウーサ》

【リンクモンスター】

リンク4 / 風 / 天使族 / 攻 ?

トークン以外のカード名が異なるモンスター2体以上
①:「召命の神弓-アポロウーサ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。②:このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×800になる。③:相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。このカードの攻撃力を800ダウンし、その発動を無効にする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 チューナーが多すぎてシンクロ召喚できない!という時に出すために採用。正直シンクロせずにこれ出せばよくない?と思う事が増えたので入れたのは失敗でした。

採用を見送ったカード

 基本的にはサイドに入れたカードが今回採用を見送ったカードなのですが、サイドに入れてない(入れ忘れた)けど採用候補に挙がっていたカードをいくつか紹介しておきます。

《生きる偲びのシルキィ》

【チューナーモンスター】

星2 / 闇 / 天使族 / 攻 800 / 守 0

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札・墓地に存在する場合、自分及び相手フィールドの表側表示モンスターを1体ずつ対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にし、このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 自身の効果で手札からでも墓地からでも特殊召喚できるチューナーなのですが、相手の場に表側表示モンスターが必要なため先攻で使えない、モンスターが1体裏守備になるため《ADチェンジャー》で表にしないとシンクロ素材に出来ない、とデメリットが目立ったため候補から外れました。

《ワイトプリンス》

【効果モンスター】

星1 / 闇 / アンデット族 / 攻 0 / 守 0

①:このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。「ワイト」「ワイト夫人」1体ずつを手札・デッキから墓地へ送る。③:自分の墓地から、「ワイト」2体とこのカードを除外して発動できる。デッキから「ワイトキング」1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 レベル1である《ワイトキング》を召喚権無しで出せるカードですが、1体出すために要求されるリソースの量が多く、デッキの枠が圧迫されたため候補から外れました。レベル1通常モンスター枠に《ワイト》がいるのはこの名残です。

《魔王超龍 ベエルゼウス》

【シンクロモンスター】

星10 / 闇 / ドラゴン族 / 攻 4000 / 守 4000

闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
①:このカードは戦闘・効果では破壊されない。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。③:1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力を0にし、その元々の攻撃力分だけ自分はLPを回復する。また、このターンこのカードの戦闘によって発生する相手プレイヤーへの戦闘ダメージは半分になる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

 強力な破壊耐性と高い打点を持つカードなのですが、シンクロ素材に闇属性チューナーが要求されるため、《天輪の双星道士》で出すことが出来ません。そのため候補から外していたのですが…冷静に考えると《天穹覇龍ドラゴアセンション》よりはよさそうですね…

 このほかにも《鎖龍蛇-スカルデット》《一撃必殺!居合いドロー》などの採用を考えていました。

デッキの回し方


 《隣の芝刈り》がある場合、無い場合に分けて説明します。

《隣の芝刈り》がある場合

 ある場合は1番最初に発動するところまでは確定です。その後、墓地へ送られたときに発動する効果を処理していきますが、《リミッター・ブレイク》のみ強制効果であるため、チェーン1で発動しなければいけないことには注意です。それを乗り越えたらあとはどのようにシンクロ、エクシーズ、リンクをすれば良い盤面にたどり着けるかを使用していない起動効果や手札を見ながら展開していきましょう。もしもあまり展開できないと判断した場合は《聖光の宣告者》でモンスターを回収したりしてリソースを用意し、次のターンに賭けるという手もありでしょう。

《隣の芝刈り》がない場合

 チューナーと何かもう1体を盤面に並べることが出来れば《水晶機巧-ハリファイバー》を経由して《デコード・トーカー》を出すことが出来るため、それで戦うのが基本になってきます。例えば《ジェット・シンクロン》《おろかな埋葬》《ゾンビキャリア》+通常召喚できるモンスターなど手段は色々あります。何なら《おろかな埋葬》《素早いアンコウ》+通常召喚できるチューナーで《召命の神弓-アポロウーサ》を出すことだってできてしまいます。手札にある「バージェストマ」罠と合わせれば次のターンぐらいは凌げると信じたい。

実際に回してみた

 大半のカードを持っていないため、初手はデッキメーカーで、ドローはwebルーレットを使用し、どこまで展開できるかを試してみました。

《隣の芝刈り》がないタイプ
赤字はドローやサーチをして持って来たカードです

 今回は《手札断殺》《素早いアンコウ》《バージェストマ・レアンコイリア》を捨てるところからスタートです。《星杯の妖精リース》《フルール・シンクロン》を引いたので、シンクロ展開で大丈夫と判断し《花札衛-月花見-》を経由しつつ、効果で《調律》を引き、そこから《ゾンビキャリア》が落ちたため後はフィーバータイムです。6+2+2で《A・O・J ディサイシブ・アームズ》を出して《ドッペル・ウォリアー》でトークンを展開、それを利用し《水晶機巧-ハリファイバー》《天輪の双星道士》でレベル2モンスターを展開、2×4で《PSYフレームロード・Ω》を出してまた《ドッペル・ウォリアー》でトークンを展開、《星杯の妖精リース》を使って《星杯の守護竜》を墓地へ落とし、除外して出した《ガード・オブ・フレムベル》とトークンを変換した《リンクリボー》《水晶機巧-ハリファイバー》の3体素材で《召命の神弓-アポロウーサ》まで到達しました。最終的に、モンスターの効果の発動を3回まで無効、相手手札を1枚除外、表側カードを1枚除外と良い妨害を立てることが出来ました。

 このように手札やドローさえよければ《隣の芝刈り》に頼らずともそこそこしっかりした盤面を作ることが出来ます。まあ本当にどうしようもないこともありますが…

これは本当にどうしようもない

終わりに

 ここまで見ていただきありがとうございました。

 自分でデッキを作りたい!とは思っていても、1から考えるのは大変で手を出すことをためらっていたのですが、いざ手を出してみるとパズルを作り上げていくような感じで、このゴールにたどり着くためには何が必要か、どうすれば初手に必要なカードを減らせるか、と考えていくのが楽しかったです。《隣の芝刈り》を採用すると決めた瞬間にいろいろぶっ飛びましたが…。

 カードを集める余裕ができたら実際に作ろうと思っているので、何かこれ入れたらいいんじゃないのとかある方はコメントで教えていただけると幸いです。


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