はじめに
読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。
今回はひさしぶりに、格安デッキの紹介をしていこうと思います。
ちょうど先日、『SELECTION 5』が発売されましたね。
そこでは5つのテーマのカードが収録されていたのですが、なかなか優秀な再録ばかりでした。
どれも非常に強力なテーマデッキでありながら再録カードも優秀なものばかりだったので、「これだけでデッキが組めそうだ!」ということで、今回の記事に思い至りました。
そういう訳で今回の記事では、『SELECTION 5』で収録されたカードを中心に、5つのテーマの格安デッキレシピを紹介していきます。
「遊戯王をこれから始めてみたい」という方や、マスターデュエル(MD)に触れて「紙の方にも興味がわいてきた」方には、とくに有益な内容となっておりますので、是非ともお読みいただければと思います。
よろしくお願いします。
目次
企画の概要
冒頭でもお話ししたように、今回の記事では『SELECTION 5』で収録された5つのテーマデッキのレシピを紹介していきます。
具体的には、【列車】【召喚獣】【閃刀姫】【ドラゴンメイド】【イビルツイン】の5つですね。
この5つのテーマはいずれもデッキパワーが高く、非常に扱いやすい優秀なものばかりとなっています。
しかも『SELECTION 5』のノーマル再録によって、デッキパーツのほとんどを手頃な価格で集めることができます。
またテーマのカード以外の汎用カードについても、1枚100円前後のもの中心に採用しました。
これらのカードは、過去のパックである『RARITY COLLECTION(通称レアコレ)シリーズ』や、『デッキビルドパックシリーズ』などで再録されているものを中心にしています。
とくに《エフェクト・ヴェーラー》や《幽鬼うさぎ》は、強力な汎用の手札誘発カードでありながら何度も再録されているので、多くのデッキに採用を検討することが可能です。
その他にも《アクセスコード・トーカー》や《トポロジック・トゥリスバエナ》など、再録されたことで非常に手頃な価格となった強力なカードも出ているので、それらを採用しています。
ただ、【召喚獣】における《セキュア・ガードナー》や、【ドラゴンメイド】の《守護竜ピスティ》だけは、デッキコンセプト上どうしても1枚は必要となったので採用しています。
ご承知おきください。
【列車】デッキ(3500円~)
デッキ最低価格:3630円(11/21現在)
【列車】は大型のレベル10の機械族モンスターを連打しながら、非常に高打点であるランク10Xモンスターを主力に戦う、正統派のビートダウンデッキです。
とくに《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》が強力で、自身の攻撃力を上げながら全体攻撃ができるので、そのままワンキルまでもっていくことができます。
このデッキでは「安くて強いカード」ということで、《禁じられた聖杯》や《スキルドレイン》を採用しています。
これらのカードはモンスターの効果無効ができるので、相手モンスターを無力化しつつこちらのモンスターのデメリットを消すという戦法を主軸に使っていきます。
また【列車】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、併せてお読みいただければと思います。
【召喚獣】デッキ(4500円~)
最低価格:4520円(11/21現在)
【召喚獣】は《召喚師アレイスター》と《召喚魔術》を使って、さまざまな属性の融合モンスターを状況に合わせて出しながら戦っていく、コントロール寄りのテーマデッキです。
とくに光属性モンスターを素材にすることで呼び出せる《召喚獣メルカバー》が強力で、手札コストこそ必要ですがほとんどのカード効果を無力化することができます。
このデッキでは《妖精伝姫-カグヤ》と【壊獣】モンスターを採用することで、相手モンスターの除去と融合素材の確保の両方の役割を持たせています。
とくに《妖精伝姫-カグヤ》は【壊獣】モンスターの除去サイクルコンボができるだけでなく、同名カードをサーチできる光属性モンスターでもあるため、融合素材や手札コストとしても非常に優秀なカードとなっています。
また【召喚獣】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、併せてお読みいただければと思います。
【閃刀姫】デッキ(4500円~)
最低価格:4875円(11/21現在)
【閃刀姫】はメインモンスターゾーンが空いている場合に発動できる【閃刀】魔法カードを使いながらEXモンスターゾーンの単騎で相手を攻めていく、コントロール重視のテーマデッキです。
《閃刀起動-エンゲージ》でテーマカードのサーチ+1ドローを何度も使い回しながら、アドバンテージを稼いで有利な状況を作っていくという、とてもテクニカルな戦い方ができる優秀なデッキでもあります。
このデッキはコンセプトの都合でモンスターをあまり採用できないず、墓地に3枚以上魔法カードが存在することを必要とするため、汎用の魔法カードをかなり多めに採用しています。
とくに《サイクロン》や《月の書》は遊戯王を代表する魔法カードでもありますが、このデッキでは汎用の除去や妨害、墓地の魔法カウントのかさ増しなど、さまざまな活用方法を見出すことができます。
また【閃刀姫】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、併せてお読みいただければと思います。
【ドラゴンメイド】デッキ(7000円~)
最低価格:7155円(11/21現在)
チェイムが思ってたよりも値段がついてしまった……
【ドラゴンメイド】は、メイドの姿をしたドラゴン族のモンスターを駆使して戦う、ビートダウン寄りの融合テーマデッキです。
無効による妨害、スタンバイフェイズ毎にモンスター蘇生を行うことができる《ドラゴンメイド・シュトラール》を盤面に維持することで、アドバンテージを確保しながら打点を確保する戦術を得意としています。
【ドラゴンメイド】はテーマとしてかなりまとまりの良いデッキなので、格安デッキと言えど環境クラスのデッキと比べてもそん色のないデッキ内容となっています。
この中でも《強制脱出装置》は相手モンスターの除去と言う役割だけでなく、自分の【ドラゴンメイド】モンスターをバウンスすることで、他の効果トリガーとして活用するなどの使い方ができるため、非常に扱いやすい汎用の罠カードとして採用しています。
また【ドラゴンメイド】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、併せてお読みいただければと思います。
【イビルツイン】デッキ(5500円~)
最低価格:5775円(11/21現在)
【イビルツイン】は「キスキル」「リィラ」の2体がお互いにサポートし合う特徴を持った、リンク召喚を主体として戦うテーマデッキです。
これらの2人に加えエースモンスターであるリンク4の《Evil★Twin’s トラブル・サニー》が非常に強力で、3300の高打点とフィールド・墓地で2回の効果を持つことから、このカードをしっかり活用することが重要となってきます。
このデッキでは《激流葬》や《大捕り物》の汎用罠カードを採用することで、【イビルツイン】が苦手とする高打点モンスターの除去と、リンク素材の確保を重視した採用となっています。
とくに《激流葬》は「キスキル」「リィラ」の蘇生効果と併せることで、相手モンスターを除去しつつ自分のアドバンテージに繋げることができるため、クセの強い使い方ではあるものの非常に強力なカードとして活用することができます。
また【イビルツイン】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、併せてお読みいただければと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。
紹介した5つのデッキはどれもお手頃な価格でありながら、非常に強力なテーマデッキとなっているので、「これから遊戯王を始めよう」という方にも満足いただけるものになっていると自負しております。
また過去にはこのような記事も書いてますので、よろしければこちらも参考にしていただけると、意外な発見があるかもしれません。
この記事を読んでいただけたことで、すこしでも「紙の遊戯王を遊んでみよう!」という方が増えてくだされば幸いです。
ここまでのご精読、ありがとうございました。