目次
はじめに
皆さまはじめまして!!大阪でエンジョイ勢として遊戯王をプレイしているおみと申します。
この様な企画に参加するのは初めてで、これまで一切ブログでの執筆活動等もやった事がない為、素人の読み辛い文章で申し訳ありませんが、何卒最後まで読んで頂けますと幸いです。
今回は私が長らく愛用している《スカルライダー》デッキを皆さまにご紹介させて頂くには素晴らしい機会だと思い、この企画に参加させて頂きました。
この記事で一人でも多くの方に《スカルライダー》と言う存在を知って頂けますと嬉しいです。
《スカルライダー》ってなに???
《スカルライダー》とは1999年に集英社より発売された【遊戯王オフィシャルカードゲーム 公式ガイドブック ザ・ヴァリュアブル・ブック 1】に同梱された書籍特典カードです。
遊戯王OCG初の儀式モンスターで、現在まで続く儀式の元祖と言えるモンスターです。
英語版はDokuroRiderです。超絶クールですね。高レアリティの物が無いことが悔やまれます。
カードイラストは高橋和希先生書き下ろしとなっており、気合いの入ったアメコミダークヒーロー然としたデザインもたまりません。
また、実は遊戯王GXのアニメに登場していた事を知らない方は多いんじゃないでしょうか 。
その際の攻撃名は暴走上等 参連悪辰苦!でした。遊戯王特有のイカしたワードセンスですね。
私が子供の頃にザ・ヴァリュアブル・ブックの付録で手に入れてからずっと大好きなモンスターです。
カード詳細は後程記載しますが、レベル6の闇属性アンデット族という恵まれた属性と種族をもっており、専用の儀式魔法を持つ儀式モンスターのため、儀式に許された強カードである《儀式の下準備》をはじめとした各種儀式サポートカードも豊富に対応する、扱いやすいモンスターとなっております。
《儀式の下準備》
【通常魔法】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。そのカード2枚を手札に加える
レベル6闇属性アンデット族の儀式モンスター…?どこかで見たことはありませんか?
それもアメコミダークヒーロー風のイカしたやつ…
海外先行カードとして登場し、エクストラパック2017で海の向こう側からOCG環境へとやってきたあるモンスターがいます。
《リヴェンデット・スレイヤー》です。
強すぎる後輩、 海外より登場。
《リヴェンデット・スレイヤー》
【 儀式モンスター 】
星 6 / 闇 / アンデット族 / 攻2400 / 守0
「ヴェンデット」儀式魔法カードにより降臨。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。このカードの攻撃力は300アップする。②:儀式召喚したこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加え、デッキから「ヴェンデット」モンスター1体を墓地へ送る。
既にデュエルリンクスの方でも実装されているので知っている方も多いかもしれませんね。
打点上昇効果、墓地へ行った際のリカバリー効果と両方の効果が有用な優秀なカードです。
ここでは割愛しますが、テーマ内の動きとして場の「ヴェンデット」モンスターを儀式素材にする事で強力な効果を付与する事が出来ます。
デッキのエースとしても十分活躍できるモンスターですね!ビジュアルも文句なしにカッコいいです。
今回の主役《スカルライダー》はこの優秀な後輩を持った闇アンデット族儀式モンスターの先輩です。それに数多く存在する儀式モンスターの元祖です。
先輩とか元祖が強いのは幾多のアニメやゲームの中でも数多く示されていますね。
あの有名なモ◯ハンでもミラ◯ーツが作中で最強!みたいな感じでしたよね。
そうです。先輩とか元祖とかは強いものなんです。
お待たせ致しました。ここで今回の主役《スカルライダー》をご紹介します。
《スカルライダー》
【 儀式モンスター 】
星 6 / 闇 / アンデット族 / 攻1900 / 守1850
「スカルライダーの復活」により降臨。場か手札から、星の数が合計6個以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。
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《リヴェンデット・スレイヤー》よりも読みづらいテキスト欄ですが、いくら目をこらしても召喚条件が書いてあるだけです。
”生け贄”とかいう懐かしいワードが書いてあってテンション上がりますね。古き良き遊戯王OCGの記憶が蘇ります。
狭めなテキスト欄も遊戯王OCGのフォーマットの歴史を学べる重要な参考資料になりますね。
はい、《スカルライダー》の完敗ですね。
しかし名称指定の専用儀式魔法を持つ事で儀式の下準備に対応しているという点は、大きな差別化要素になります。
儀式魔法と儀式モンスター両方手札に揃わなければ降臨出来ませんからね。諦めずに行きましょう。
《スカルライダーの復活》
【魔法カード・儀式】
「スカルライダー」の降臨に必要。場か手札から、星の数が合計6個以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。
最高にかっこいいイラストだと思いませんか?
【魔法カード・儀式】 の表記、たまりませんね。
ちなみに「ヴェンデット」儀式魔法がこれです。
《リヴェンデット・ボーン》
【 儀式魔法 】
「ヴェンデット」儀式モンスターの降臨に必要。①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりに自分の墓地のアンデット族モンスターを除外し、自分の手札・墓地から「ヴェンデット」儀式モンスター1体を儀式召喚する。②:自分フィールドの「リヴェンデット・スレイヤー」が戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
出典: 遊戯王OCGカードデータベース
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墓地のアンデットを素材?墓地の儀式モンスターを召喚?意味わかんないですね。誕生から長い時を経てここまで儀式魔法は進化したんですね。
しかし全ての「ヴェンデット」儀式モンスターの儀式召喚に対応しているため、特定の儀式モンスターを指定した儀式魔法カードではありません。もうここで差をつけていくしかないですね。
Question
出典: 遊戯王OCGカードデータベース
「儀式の下準備」の『①:デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。そのカード2枚を手札に加える』効果によって、「リヴェンデット・ボーン」と「リヴェンデット・スレイヤー」を手札に加える事はできますか?
Answer
儀式魔法カードの「リヴェンデット・ボーン」は『②:自分フィールドの「リヴェンデット・スレイヤー」が戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる』効果に、儀式モンスターである「リヴェンデット・スレイヤー」のカード名が記されています。
したがって、「儀式の下準備」の効果によって、「リヴェンデット・ボーン」と「リヴェンデット・スレイヤー」を手札に加える事ができます。
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とんちみたいな裁定で《スカルライダー》に残った強みだったはずの《儀式の下準備》に対応されてしまいましたね。②の効果で墓地に行った後も破壊の身代わりになります。
シンプルに強いですね。悲しくなります。
儀式魔法は手札から儀式モンスターを降臨させる為だけにあるんだろ!
その効果で上昇する300打点をよこせ!!!
前置きが長くなりましたが、これ以上語ると悲しみが増していくだけなのでデッキ紹介行きましょう。
(サイドデッキは割愛させて頂きます。)
デッキリスト
デッキコンセプト
《スカルライダー》を各種素材としてランク6や、シンクロモンスターを展開して盤面を維持しながら戦い、チャンスがあれば馬頭鬼等で蘇生、新たに儀式召喚といった形でスカルライダーを呼び出して、ビートダウンで勝利することがこのデッキの目標となります。
デッキ構築にあたって
前置きをした挙句、結局スカルライダーは素材に使われるのが基本なのかよ!主役の癖に全然活躍してねえじゃねえか!と思われるかも知れません。
あっ、石を投げないで下さい。
しかしこれこそ《リヴェンデット・スレイヤー》との最大の差別化要素のひとつとなります。
同じレベルで同属性、同種族の上位互換が存在するそんなスカルライダーに残されたセールスポイント
それは気兼ねなく素材にしやすい点です。
冗談ではないんです。マジでお願いですからここでブラウザバックをしないで下さい。
考えてみてください。各種「ヴェンデット」モンスターを素材にすれば追加効果を得ることが出来、更に儀式魔法である 「リヴェンデット・ボーン」により戦闘・効果破壊に対しても耐性があるモンスターと何も効果を持たない貧弱なモンスター
あなたはどちらの方が素材として墓地へ送られても問題ないと考えますか?送っても後悔しませんか?
もちろん後者ですよね。前者は与えられている効果をせっかくならフルに使いたくなりますよね?
前者がテーマのカードと組み合わせる事でより強い効果を発揮出来るのならその効果を活かせるデッキを組みたいですよね?
強いモンスターは場に残したくなりますよね?
その思考こそが今回の構築のきっかけです。
場に残る必要がないのなら無理に盤面に残して維持する必要は一切ないんです。そのデッキの潤滑油として活躍するのも立派なカードの採用理由です。
こう言うとそれっぽいですね。
上の文章は半分冗談なのですが、スカルライダーの「”効果を持たない” ”星6” ”闇” ”アンデット族” ”儀式モンスター”」というステータスは大変優れていると思っています。対応するサポートカードも非常に多く選択肢が多くて書ききれません。
普段から多くのデッキを組まれている遊戯王プレイヤーの皆様なら色々な選択肢を思いつくのではないでしょうか。
そうです。スカルライダーは可能性の獣です。
【無限の可能性アド】こそが強みです。
《リヴェンデット・スレイヤー》に比べ打点が劣る点、効果を持たない点も他のカードとの組み合わせ次第ではメリットに置換する事が出来るのが遊戯王の面白いところですね。
それではデッキ内容の紹介に移ります。
まだまだスカルライダー概論は続きます
デッキ内容及びカードの紹介
メインデッキの内容解説
メインデッキ内のカードは、大きく分けて4種類に分類する事が出来ます。
①スカルライダー関連
《スカルライダー》、《スカルライダーの復活》、《儀式の下準備》が該当します。基本的には展開途中でパーツのサーチを挟むため、初手にセットで揃わなくても問題ないです。《儀式の下準備》は引ければ即儀式セットが揃うので問答無用で強いです。
《スカルライダー》
【 儀式モンスター 】
星 6 / 闇 / アンデット族 / 攻1900 / 守1850
「スカルライダーの復活」により降臨。場か手札から、星の数が合計6個以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。
②リリース素材
《聖刻龍-トフェニドラゴン》及び《聖刻龍-シユウドラゴン》、サーチカードの《召集の聖刻印》が該当します。聖刻モンスターの共通効果である、リリースされた際にドラゴン族の通常モンスターをリクルートする効果により、《ラブラドライドラゴン》か《ギャラクシーサーペント》を特殊召喚する事で、ランク6かシンクロモンスターへと繋ぎます。
《聖刻龍-トフェニドラゴン》
【 効果モンスター 】
星 6 / 光 / ドラゴン族 / 攻2100 / 守1400
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。このカードがリリースされた時、自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
③展開札
《ブンボーグ003》、《不知火の隠者》、《ユニゾンビ》が該当します。それぞれのカードはすべて召喚から《水晶機巧-ハリファイバー》に繋げる事が出来るカードであり、今回は《水晶機巧-ハリファイバー》から容易に召喚可能な《幻獣機アウローラドン》を軸に展開を行っていく構築のため、それに繋がる重要なカードとなっております
《ブンボーグ003》
【 効果モンスター 】
星 3 / 地 / 機械族 / 攻500 / 守500
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「ブンボーグ003」以外の「ブンボーグ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの「ブンボーグ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、自分フィールドの「ブンボーグ」カードの数×500アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《不知火の隠者》
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / アンデット族 / 攻500 / 守0
「不知火の隠者」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから守備力0のアンデット族チューナー1体を特殊召喚する。
②:このカードが除外された場合、「不知火の隠者」以外の除外されている自分の「不知火」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動時にフィールドに「不知火流 転生の陣」が存在する場合、この効果の対象を2体にできる。
《ユニゾンビ》
【 チューナーモンスター 】
星 3 / 闇 / アンデット族 / 攻1300 / 守0
「ユニゾンビ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
(2):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。
他のカードでは《サイキック・リフレクター》や《マスマティシャン》等も候補として挙がりますが、今回は以下の理由でこの3種類としています。
- 《ユニゾンビ》と《不知火の隠者》はアンデット族の強みである《馬頭鬼》を迅速に墓地に落とせる点に加え、中盤以降に引いても8シンクロや《ダイガスタ・エメラル》に繋げられる為
- 《ブンボーグ003》は《幻獣機アウローラドン》を用いた展開の中で《ブンボーグ001》を使用する点に加え、効果で特殊召喚した《ブンボーグ001》を打点要因としても扱える為
④その他
《馬頭鬼》や《ゾンビキャリア》、《妖刀-不知火-》といったアンデット族のカードや、《ブンボーグ001》や《星杯の守護竜》等の展開中に使用するカード、《カオス・ソルジャー-開闢の使者-》や《死者蘇生》等の汎用カード、《スカルライダー》をサポートするカードが該当します。
《馬頭鬼》
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / アンデット族 / 攻1700 / 守800
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
《星杯の守護竜》
【効果モンスター 】
星 1 / 風 / ドラゴン族 / 攻400 / 守400
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのリンク状態のモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》
【 効果モンスター 】
星 8 / 光 / 戦士族 / 攻3000 / 守2500
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつゲームから除外して特殊召喚する。自分のターンに1度だけ、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●フィールド上に存在するモンスター1体をゲームから除外する。この効果を発動する場合、このターンこのカードは攻撃する事ができない。
●このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、もう1度だけ続けて攻撃を行う事ができる。
①~③については初手期待値が1となるように9枚体制での採用となっています。
また④の内、初手に引きたくない展開中に使用するカードについては、合計の初手期待値が1を下回るようになっています。
(それらが初手に固まった場合は諦めましょう。)
スカルライダーのサポートカード解説
《スカルライダー》固有の強みを活かせるカードです。以下のカードが該当します。
天威モンスター
《天威龍-ヴィシュダ》
【 効果モンスター 】
星 7 / 闇 / 幻竜族 / 攻1500 / 守2500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:自分フィールドに効果モンスター以外の表側表示モンスターが存在する場合、手札・墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
《天威龍-シュターナ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 水 / 幻竜族 / 攻400 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに効果モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:効果モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、手札・墓地のこのカードを除外し、その破壊されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
《天威の龍拳聖》
【 リンクモンスター 】
星 3 / 光 / 幻竜族 / 攻2600 /
リンクモンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは効果モンスターとの戦闘では破壊されない。
②:自分フィールドに他の効果モンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の墓地及び自分フィールドに表側表示で存在する、効果モンスター以外のモンスターの数まで、相手フィールドの効果モンスターを選んで破壊する。
【LINK-3:左下/下/右下】
《スカルライダー》が効果を持たないモンスターであるという点を活かすカードとなります。
バウンス効果を持つ《天威龍-ヴィシュダ》及びボードアドバンテージを稼げる《天威龍-シュターナ》をメインデッキに各1枚ずつ採用しています。
《天威の龍拳聖》については出す機会こそ多くはないですが、出すときっちり仕事をします。
基本的に墓地に《スカルライダー》と聖刻モンスターから出てくるバニラドラゴンが溜まるため2枚以上の対象を取らない破壊が望めます。
《威圧する魔眼》
《威圧する魔眼》
【通常魔法】
自分フィールド上に存在する攻撃力2000以下のアンデット族モンスター1体を選択して発動する。このターン選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
《スカルライダー》が攻撃力2000以下のアンデットである事を活かすカードとなります。
打点で敵わなければ直接攻撃すればいいんですよ。相手のライフを0にしたら勝ちです。ルールです。
複数引くとつらいのでピンでの採用となっています。運命力を信じよう。
シークレットレア仕様が一番"圧"があります。
そもそもこのカードの存在を知らない方も多いとは思いますが、このカードは遊戯王Rでヴァンパイアデッキを用いたティラ・ムークが使用しています。
ティラ・ムークちゃんかわいいしえっちですよね。知らない人は単行本を買おう!
エクストラデッキの内容解説
エクストラデッキのモンスターは大きく分けて3種類に分類することが出来ます。
①展開札
盤面を作るのに使用します。 以下のカードが該当します 。
- 《虹光の宣告者》
- 《星杯の神子イヴ》
- 《スターダスト・チャージ・ウォーリアー》
- 《水晶機巧-ハリファイバー》
- 《幻獣機アウローラドン》
- 《ダイガスタ・エメラル》
《幻獣機アウローラドン》
【 リンクモンスター 】
星 3 / 風 / 機械族 / 攻2100 /
機械族モンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分フィールドに「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)3体を特殊召喚する。このターン、自分はリンク召喚できない。②:1ターンに1度、自分フィールドのモンスターを3体までリリースして発動できる。リリースしたモンスターの数によって以下の効果を適用する。●1体:フィールドのカード1枚を選んで破壊する。●2体:デッキから「幻獣機」モンスター1体を特殊召喚する。●3体:自分の墓地から罠カード1枚を選んで手札に加える。
【LINK-3:左/下/右下】
《虹光の宣告者》
【 シンクロモンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻600 / 守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。
②:モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、このカードをリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
②目標札
展開のゴールとなるカードです。 以下のカードが該当します 。
- 《永遠の淑女 ベアトリーチェ》
- 《ヴァレルロード・S・ドラゴン》
- 《PSYフレームロード・Ω》
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》
【 エクシーズモンスター 】
星 6 / 光 / 天使族 / 攻2500 / 守2800
レベル6モンスター×2
このカードは手札の「彼岸」モンスター1体を墓地へ送り、自分フィールドの「ダンテ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
この方法で特殊召喚したターン、このカードの①の効果は発動できない。
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
エクストラデッキから「彼岸」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
《PSYフレームロード・Ω》
【 シンクロモンスター 】
星 8 / 光 / サイキック族 / 攻2800 / 守2200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
相手の手札をランダムに1枚選び、そのカードと表側表示のこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで表側表示で除外する。
②:相手スタンバイフェイズに、除外されている自分または相手のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを墓地に戻す。
③:このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分または相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードと墓地のこのカードをデッキに戻す。
③捲り札
相手の盤面を崩していくのに使います。 以下のカードが該当します 。
- 《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》
- 《戦神-不知火》
- 《交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン》
- 《希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》
- 《天威の龍拳聖》
《戦神-不知火》
【 シンクロモンスター 】
星 8 / 炎 / アンデット族 / 攻3000 / 守0
アンデット族チューナー+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
自分は「戦神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、除外されている自分の守備力0のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。
《交血鬼-ヴァンパイア・シェリダン》
【 エクシーズモンスター 】
星 6 / 闇 / アンデット族 / 攻2600 / 守1000
レベル6モンスター×2体以上
元々の持ち主が相手となるモンスターをこのカードのX召喚の素材とする場合、そのレベルを6として扱う。
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
②:1ターンに1度、フィールドのモンスターカードが、効果で相手の墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊され相手の墓地へ送られた場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスター1体を自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
以上がスカルライダーデッキの内容となります。次に展開例をご紹介します。
デッキの動かし方について
基本的には前述の①~③を各1枚ずつ握っている状態から展開します。
《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚し、そのまま《幻獣機アウローラドン》のリンク召喚へと繋げる事で盤面を整えます。
《幻獣機アウローラドン》から《虹光の宣告者》を経由しつつ展開出来る事がこの展開パターンの一番の強みです。
前述の展開札3種類のそれぞれの初動は以下の通りとなっております。
【①《ブンボーグ003》の場合】
《ブンボーグ003》を通常召喚し効果で《ブンボーグ001》をリクルート。2体で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚
【②《不知火の隠者》の場合】
《不知火の隠者》効果で《ユニゾンビ》をリクルートし、《ユニゾンビ》効果で《馬頭鬼》を墓地へ送る。墓地の《馬頭鬼》効果で《不知火の隠者》を蘇生。2体で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚
【③《ユニゾンビ》の場合】
《ユニゾンビ》効果で《ゾンビキャリア》を墓地に送った後、墓地の《ゾンビキャリア》の効果を発動し手札を1枚デッキトップに戻し《ゾンビキャリア》を蘇生。2体で《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚
①の場合は《幻獣機アウローラドン》のリンク召喚成功時に《ブンボーグ001》を2体特殊召喚出来る為、儀式パーツ2枚サーチも可能です。
②の場合は《馬頭鬼》を多く消費してしまいますが、初動以外なら8シンクロもしくはランク4の成立に繋がります。
③の場合は手札消費は多いですが、初手に来てしまったバニラドラゴン等を処理出来る利点もあります。
以下に目標とする先行展開例を記載します。
注意点
以下の展開例は《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚後の展開となります。そこまでの展開は前述の物を参照下さい。
また今後のルール変更に伴い、新ルールでの展開パターンとなっております。ご了承下さい。
先行展開例
- 《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚成功時効果により《ブンボーグ001》を特殊召喚
- 《水晶機巧-ハリファイバー》と《ブンボーグ001》の2体で《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚
- 《幻獣機アウローラドン》のリンク召喚成功時効果により☆3トークンを3体特殊召喚。
- 機械族モンスターが2体以上同時に特殊召喚された為、墓地の《ブンボーグ001》を特殊召喚
- トークン①と《ブンボーグ001》の2体で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚
- 《幻獣機アウローラドン》の効果を発動し、トークン②と《虹光の宣告者》をリリースして《幻獣機オライオン》をデッキから特殊召喚
- 《虹光の宣告者》が墓地へ送られた為、効果で足りない方の儀式パーツをサーチ
- トークン③と《幻獣機オライオン》の2体で《星杯の神子イヴ》をシンクロ召喚
- 《星杯の神子イヴ》のシンクロ召喚時効果にチェーンして《幻獣機オライオン》の効果を発動。
- 《幻獣機オライオン》効果でトークン④を特殊召喚。《星杯の神子イヴ》効果で《星遺物を継ぐもの》をサーチ
- 《星杯の神子イヴ》とトークン④の2体で《PSYフレームロード・Ω》をシンクロ召喚
- シンクロ召喚した《星杯の神子イヴ》が墓地に送られた為デッキから《星杯の守護竜》を特殊召喚
- 《スカルライダーの復活》を発動し、手札にある聖刻モンスターをリリース
- 《スカルライダー》を儀式召喚、満を辞して盤面へ降臨させます。
- リリースされた聖刻モンスターの効果でデッキから《ギャラクシーサーペント》を特殊召喚。
- 《星遺物を継ぐもの》を発動し、《星杯の神子イヴ》をリンク先へ墓地から特殊召喚
- 《星杯の神子イヴ》と《星杯の守護竜》の2体で《スターダスト・チャージ・ウォーリアー》をシンクロ召喚
- 《スターダスト・チャージ・ウォーリアー》のシンクロ召喚時効果により1枚ドロー
- 《スカルライダー》と《スターダスト・チャージ・ウォーリアー》の2体で《永遠の淑女ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚
- エクシーズ素材となった《スカルライダー》を取り除き《永遠の淑女ベアトリーチェ》の効果発動し、デッキから《馬頭鬼》を墓地へ送る
- 墓地の《馬頭鬼》効果を発動、墓地から《スカルライダー》を特殊召喚
- 《スカルライダー》と《ギャラクシーサーペント》の2体で《ヴァレルロード・S・ドラゴン》をシンクロ召喚
- 《ヴァレルロード・S・ドラゴン》のシンクロ召喚時効果で墓地の《水晶機巧-ハリファイバー》を装備、ヴァレルカウンターを2つ乗せ、打点を750上げる
【最終盤面】
- 《幻獣機アウローラドン》
- 《PSYフレームロード・Ω》
- 《永遠の淑女ベアトリーチェ》
- 《ヴァレルロード・S・ドラゴン》
相手ターンの動きとしてはスタンバイフェイズに《PSYフレームロード・Ω》の効果により除外ゾーンから墓地へ《馬頭鬼》を戻しつつ、1ハンデス、《永遠の淑女ベアトリーチェ》で墓地肥やし、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》で1妨害が取れる行動となります。
ターンが帰って来た場合は、墓地の馬頭鬼の効果で《スカルライダー》を蘇生し、エクストラデッキの仲間達と共に相手のライフを刈り取ってあげましょう。その際には暴走上等 参連悪辰苦!と叫びましょう
これで新ルール対応版スカルライダーデッキの解説は以上になります。
おわりに
唯一のアンデット族儀式モンスターであると言うアイデンティティーがヴェンデット来日で崩れ去った時は涙を流しました。
実際カードパワーは《リヴェンデット・スレイヤー》の方が高い事は事実です。
しかし1期と9期のカード性能に差がある事は当たり前の事なのです。それならばそれを受け止めてどうやったらこのデッキで戦えるか?を考えるのが一番楽しかったりします。
恵まれたステータスから対応するサポートカードも多いので、新しいカードが出るたびにテキストを読んで実質《スカルライダー》新規!!と喜べる事も多いです。
勝率も高いとは言えません。手札誘発も入っていないので何も出来ずにやられる事も多々あります。それでも使っていて一番楽しいデッキである事は間違いありません。
何故なら自分で考えて組み上げた自分が一番好きなカードを使ったデッキだからです。
ラッシュデュエルの開始やマスタールールの改定等で、遊戯王OCGの中ではこれから大きな変化が起こると思います。
これを機会に皆さんも子供の頃の思い出のカードでデッキを組んでみませんか?
この様な場を提供してくれたガチまとめ様、読んでくださった全ての皆さまに感謝を込めて締めの言葉とさせていただきます。
まとまりのない長文になってしまいましたが、最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。