目次
はじめに
初めましての方は初めまして。
かもめ先生と言います。
この度、第4回トレカライターコロシアムでの優勝を経て、所属ライターとして活動させていただくことになりました。
自分の記事では、初心者の方から上級者の方まで幅広い層に向けて、様々な記事を提供していきたいと考えております。
今後とも、よろしくお願いします。
今回は所属ライターとして最初の記事となりますので、「これから遊戯王を始めよう!」という方に向けた記事を書かせていただきました。
実際にこれから遊戯王を始めようという人、またそうした人が近くにいるというプレイヤーの方に、是非とも読んでいただきたいと思います。
それでは参りましょう!
遊戯王ってどんなゲーム?
皆さんは遊戯王を始めようと思ったきっかけは、どんなことでしたか?
「友達がやっているので、誘われたから」
「アニメや漫画で見て、面白そうだったから」
遊戯王を始める理由も、いろんなものがありますよね。
ちなみに筆者自身は学生時代に家庭教師のアルバイトをしていて、そのときの子どもと遊ぶために始めました。
しかし、いざ思い立ったはいいものの、
「何から始めればいいかわからない」
「実際に対戦しているところは見たことがない」
ということも多々あります。
どんな物事であっても、はじめの一歩というのはなかなか踏み出しにくいものです。
イメージを掴もう!
ですが、心配ありません!
遊戯王を全く知らない人でも、簡単に触れる方法があります。
例えばYoutubeをはじめとした動画配信サイトには、たくさんの対戦動画がアップロードされています。
最初のうちは出てくるカードや細かいルールが分からないかと思いますが、雰囲気を楽しむ程度の気持ちでいろんな動画を見てみましょう。
特に近年は、多くの遊戯王プレイヤーが対戦動画や解説動画などを上げてくれています。
面白い動画やチャンネルもたくさんあるので、自分が楽しそうだなというものを探してみましょう!
また遊戯王の公式アプリから、デュエルリンクスというアプリも配信されています。
原作のアニメで活躍したキャラクターの多くが登場しており、遊戯王のアニメを見たり漫画を読んだりしていた方々にとっては、それだけでも楽しめるゲームとなっています。
また単なるキャラゲーというだけでなく、カードゲームのアプリとしてもよくできたゲームで、遊戯王の大まかなルールやデュエルの流れを覚えるのにとても最適なツールでもあります。
・TIPS スピードデュエルについて
デュエルリンクスでは「スピードデュエル」という形式でプレイすることとなります。
モンスターを出せる数が少なかったり、カードをセットできるタイミングが少なかったりと、
実際の遊戯王OCGとは少し違う部分もありますが、基本的なルールは同じなのでご安心ください。
こうした対戦動画やデュエルリンクスなどを通して「こうやってプレイするんだ」というイメージを掴んでおくと、実際に対戦にもスムーズに移ることができるでしょう。
何よりこうしたものは、ほぼ無料で楽しむことができるのが最大の強みです。
せっかくならできるだけ多くのものに触れてみて、遊戯王の世界をじっくり楽しんでいきましょう。
デッキを用意しよう!
遊戯王がどんなゲームかおおよそご理解いただけましたか?
それでは早速、実際に遊んでいきましょう!
……とは言え、遊ぶためには何より「デッキ」が必要です。
しかし最初のうちはどんなデッキを使えばいいのか、どんなものを買えばいいのかも分からないかと思います。
なのでここでは、いろんなニーズに合わせてデッキを紹介していきます。
とりあえず始めてみたいという方
・スターターデッキ(1000円ほど)
STARTER DECK(2019)など
その名の通り「これから遊戯王を始めよう!」という人に適したデッキです。
遊戯王の基本的なプレイやルールを覚えるのに適したカードが多く収録されています。
また持ち運びにも手ごろなサイズのルール説明書が付属しています。
「遊戯王を始めるとは言っても、カードとかまだよくわからないしなぁ……」
という方は、まずはこれを1つ買って遊んでみることをオススメします。
スターターデッキで遊んでいて物足りなくなってきたり、もっと強くしたいと思ってきたのなら
あと2箱のスターターを買ってカードを揃えたり、後述するストラクチャーデッキを買うなどすると、良いかと思います。
しっかりと遊戯王を楽しみたい方
・ストラクチャ―デッキ×3箱(3000円ほど)
リバース・オブ・シャドールなど
「せっかく遊戯王をするのだから、しっかりとデッキを組みたい」という方に、よくオススメされる方法です。
ストラクチャーデッキは「シャドール」や「HERO」といった、特定のカテゴリやテーマを中心としたカードで構築されたデッキです。
このストラクチャーデッキや後述するテーマデッキといったものは、ある一定のコンボやシナジー(相性)が決まっていて、いくらか高度なプレイやルールの理解が求められます。
しかしそれだけあってデッキとしてはとても完成されており、ストラクチャーデッキ3箱と汎用カードを入れたデッキが大会で優勝するということもしばしばあります。
ストラク3個デッキの例
・TIPS できるだけ3箱買おう!
遊戯王は同じカードを3枚まで入れることができると定められています。
ですがスターターデッキやストラクチャーデッキといった構築済みデッキに収録されるカードは、基本的には1箱に1枚ずつとなっています。
こうした構築済みデッキの中には強力なカードもいくつかあり、3枚必須になることがほとんどです。
なので、もしもこうした構築済みデッキを購入するのであれば、できるだけ3箱買うようにすると良いでしょう。
・テーマデッキ(1000~5000円ほど)
いわゆるシングル(単品)買いでカードを揃えて、デッキを作る方法です。
テーマによってはとても高額になってしまうものもありますが、比較的安く組むことができるものもあります。
特に遊戯王で有名な「ブラック・マジシャン」や「ブルーアイズ」といったテーマであれば必須カードの再録も多く、ストラクチャーデッキ3箱と変わらないくらいの金額(3000円ほど)で組むことも可能です。
またお店によっては、スタート用デッキなど、デッキ販売としていくらか販売されている場合もあります。
カードショップの店員さんに「〇〇円くらいでデッキを作りたいんですが」と話をすれば、相談に乗ってくれるかもしれません。
本格的に遊戯王を楽しみたい方
・上記のデッキ+汎用カードと汎用EXモンスター(10000~20000円ほど)
先述したストラクチャーデッキやテーマデッキを組み、その上で汎用カードを揃えるという方法です。
必然的に大会を意識したデッキになりますので、強力なカードをいくつか集める必要があります。
そうした強力なカードの中には再録があまりないものや市場に出回っている数が多くないものもあるので、カードショップやネットショップで買い揃えるにもそれなりの資金を必要とします。
ぶっちゃけ初心者の方に、ここまでのことはオススメしていません。
こうした構築は先述したストラクチャーデッキ3箱のデッキやテーマデッキを使い、しばらくして慣れてきてからでも十分です。
遊戯王の基本的なルールやプレイングの楽しさを感じ始めたのなら、是非とも考えみて欲しいなと思います。
相手を探そう!
デッキが用意できたなら、いよいよ実際に対戦して遊ぶこととなります。
とはいえ遊戯王に限らず、カードゲームには対戦する相手が必要です。
実はこの「相手を探す」というのが、カードゲームを始める中で真っ先に立ちはだかる壁だったりします。
ですが、ご心配なく!
ここでは「相手を探す」ための様々な方法を紹介していきます。
できるだけいろいろな方法を記しておりますので、自分に合ったものを見つけていただきたいと思います。
友人と一緒に遊ぶ
もっとも基本にして簡単な方法。
どんなゲームにおいても、やっぱり身近な友人というのが一番手軽に遊んでくれる相手になります。
多くの場合は、各々の自宅や近くのカードショップなどで遊ぶことになるでしょう。
筆者の場合はカラオケボックスで歌う際、休憩がてら歌う合間に対戦して遊ぶ、ということがよくあります。
カードショップで遊ぶ
こちらはカードゲーマーの間で、とてもメジャーな方法。
友人と遊びたくても都合が合わないときや、ふとしたときに遊ぼうと思ったときは最適です。
ほとんどのショップには、カードゲームで対戦するためのスペースが用意されています。
場所や時間帯にもよりますが、多くの場合そうしたスペースでは遊戯王をはじめとしたカードゲームがプレイされていることでしょう。
そうしたスペースにいる人たちに「お時間ありましたら、遊戯王の対戦お願いしてもいいですか?」といった感じで話しかけると、大抵の場合は快く受け入れてくれるかと思います。
……とはいえ、最初のうちは自分から声をかけるというのはとても勇気がいりますよね。
そうした場合はショップの店員さんに「遊戯王の対戦をしたいのですが……」と一声かけてみましょう。
そうした場合、店員さんが対戦相手を探してくれたり、店員さん自身が相手になってくれたりするかもしれません。
とは言え実際のところ、カードゲームに馴染みのない方にとっては、少し怖い場所と感じることでしょう。
ほとんどの場合、お店には他のお客さんもいますし、中にはほとんど常連だろうという方もいらっしゃいます。
当然のことですが人によって相性の合う合わないがありますので、「この店はなんとなく馴染めないなあ」ということもあるでしょう。
そうした時はあまり気にせず、他のショップへ行ってみましょう。
カードショップといっても実際のところは、お店によって客層や雰囲気がぜんぜん違うものです。
いろんなショップを覗いてみて、自分に合いそうだなと思うショップを見つけだしましょう。
交流会や公式イベントに参加する
地域のカードショップの中には遊戯王公式に記された公認店舗や、公式イベントを開催しているところもあります。
また遊戯王公式サイトにおいても、交流会やイベントの告知が行われています。
そうした交流会やイベントには公式のインストラクターさんが来ているものもあり、一緒に対戦することができます。
SNSなどを活用する
スマートフォンが普及している現代だからこそ、SNSを活用していろんな人とつながることができます。
とくにTwitterを活用している遊戯王プレイヤーはかなり多く、検索などで探せばいろんな人がいることが分かります。
中には自分たちでオフ会や交流会を開いている人たちもたくさんいます。
SNSを通してそうした人たちと繋がり、オフ会や交流会に参加してみるのも良いでしょう。
カメラ・通話機能を用いて
PCやスマートフォンを用いて、遠方の人と対戦するという方法です。
ひと昔前であれば、ある程度の機材や高いスペックのPCも必要でしたが、今はスマートフォン一つで可能になりました。
就職や転職で遠方に行ってしまった友人と対戦したり、先述したSNSでつながった人と対戦したりすることが容易というわけです。
対戦で気をつけなくてはならないこと
友人との対戦なら、それほど気兼ねなく遊んでも問題ないだろうと思いますが、
ショップや交流会といった場で遊ぶ場合には「初対面の人と対戦する」ということがほとんどでしょう。
ここでは特に「カードショップでフリー対戦をする」ことを想定した上で、気をつけて欲しいことをお話ししていきます。
自分が「初心者である」ことを伝えよう!
意外かもしれませんが、これが一番大切なことだと私は思います。
初心者の人からすれば分からないことなのですが、実は私たちも「この人が初心者かどうか」というのは分かっていません。
「もしかしたら初心者なのかな?」くらいには思うことはあっても、それをわざわざ尋ねるということはしないのがほとんどです。
なので、あらかじめ「初心者だ」ということを伝えてもらえれば、私たちも気兼ねなく説明しながら進めることができます。
そしてあまり知られていないことなのですが、実はカードショップの常連たちの多くは、初心者に対してはとても優しい人がほとんどなのです。
初心者であるということは何も恥ずかしいことではありません。
むしろ初心者という立場を利用して、「分からないことは何でも聞いてやろう!」くらいの気持ちで行きましょう。
対戦前と対戦後には、かならず挨拶しよう!
これもとても大切な習慣です。
カードゲームと言っても、結局は生の人間が相手です。
対戦なので勝ち負けはありますが、大切なのは「対戦して楽しかったかどうか」という部分にあります。
勝ったとしても負けたとしても、気持ちよく挨拶ができたのであればそれは十分に「良い対戦だった」のです。
そして多くの場合、そうした礼儀がきちんとできる人であるなら、次回以降もこころよく対戦を受けてくれることでしょう。
カードゲームは対戦だけじゃない
これは個人的に大切だと思っていたので、ここに入れました。
私自身、こうした対戦以外でのコミュニケーションの部分で楽しんでいることが多いのです。
「さっきの対戦で出てきた、あのカードはなんです?」
「このデッキ、どうすればもっと動きが良くなると思います?」
「ところで今回のパックでは、何が当たりなんですか?」
実はそうした他愛ない会話にこそ、カードゲームという趣味の良さがあると私は考えています。
まだまだ慣れていない初心者のうちはなかなか気づかない部分かもしれませんが、ここには勝った負けた以上の価値があることに、いつか気づいてもらえればなと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今までカードデームに馴染みのなかった人がカードゲームの世界に足を踏み入れるのは、なかなか勇気が必要なことだと思います。
ですが一度足を踏み入れれば、そこにはいろいろな人との出会いや、さまざまな楽しみが広がっています。
筆者である私自身も、カードゲームに触れてそろそろ6年くらいになります。
遊戯王のおかげでいろんな人と関わることができましたし、たくさんの楽しい経験もさせてもらうことができました。
これから遊戯王を始めようという皆さまにも、そうした繋がりや楽しさを是非とも知っていただければと思います。
そして今回の記事が、そうした人たちにとって少しでも助けになれば幸いです。
ご精読ありがとうございました。
【次回の記事】格安デッキ紹介 ~ブラック・マジシャン編~