どうもミソです。
定期連載4回目です。
多分今回が最も遊戯王要素の薄い回になると思います。
「遊戯王に関わることならなんでもいいですから」って言ってゲストライターに誘ってくれたカーナベルさんごめんなさい。
この記事は定期連載3回目の続きです。ぜひ前回の記事をご覧ください。
目次
大学進学
春、新学期、新しいステージ。
心ウキウキ体も軽い、そんな時期。
かと思いきや私の心は暗闇の底にありました。
前回の記事の最後でも書いた通り、大学進学を機に県外で一人暮らしをすることになった私は、友達ゼロの状況に逆戻り、当然遊戯王をやる友人もいなくなりました。
遊戯王ができるかどうかはさておき、友達ができるかどうかはその後の4年間に大きな影響を与えますから、そういった意味で不安MAXドラゴンでした。
その中で遊戯王をやれるとなると、最初の友達選びは非常に大事であります。
しかしそんなえり好みはしてられません。
兎にも角にも友達作り、大学生活において友達がいないのは、死につながる危険な行為の一つです。
これは今でも成功したとは言えませんが、
「いっぱい友達作ってその中で遊戯王やる人探せばいい」
と企んでいました。
そして迎えた大学入学式、オリエンテーション、講義選択…
その中で友達を作る最も大きなチャンス、それは
新歓コンパ
そう、サークルに入る新入生歓迎飲み会です。
コンパっていっても合コンとかではないです。
以前から草野球が好きだった私は軟式野球サークルの新歓コンパに出ることを決意。
コミュ障で外食が苦手な私にとって地獄みたいな状況ですが、底辺文系大学生は飲み会をして馬鹿みたいに騒ぐのが仕事ですから、我慢我慢。
結果的にこの飲み会、行って正解でした。
なぜなら、この後の大学生活はほぼすべてここがキッカケで出会った人たちと行動することになるからです。
私が現在までネットで活動できているのは、ニコニコ動画に「ミソのデュエルのミソ」という動画を投稿していたからです。
その時のメンバーは大学時代の友人が主たるものでした。
いきなり固有名詞が出ても意味不明だと思うので、先に軽く紹介させていただきます。
ミソのデュエルのミソの構成メンバーは下記の通り
レギュラー: ミソ 社長 弥太郎 アスラギ みずヤミー
準レギュラー: JUM バチカン
ゲスト: Fenz ユキさん 双子座 かーくん
準ゲスト: ふかひれ
幻枠: ヤマ
となっております。その中で私と同じ大学なのは社長、弥太郎、ふかひれ、ヤマです。
社長、ふかひれ、ヤマとは先の新歓コンパにて出会います。
新歓コンパ
新歓コンパの時が来ました。
先輩に囲まれながらの焼肉パーティー、とても緊張しました(小並感)
緊張しいなのも相まって、端の方でちまちまと肉をつつく僕。
そんな中、中央で「お前飲みっぷりいいな!」の声が。
その中心にいたのが社長でした。
その時は未成年だったので何の飲みっぷりが良かったのかは皆さんの想像にお任せしますが、とにかく飲む。
「その飲みっぷりの良さ、あだ名は『部長』だな!」
誰かの言った一言で彼のあだ名は『部長』になりました。
そんな部長くんはさておき、なんだか良い感じの空気だったし、私にも優しくしてくれたのでひそかにこのサークルに入ることを決めました。
飲み会終わり「今度はみんなで遊ぼうよ!」とやたら仕切りたがるやつがいました。それが『ふかひれ』です。
ふかひれが何故ふかひれなのかと言いますと「つよきす」というエロゲの「ふかひれ」というキャラにそっくりだったからです。
新歓メンバーの中には『ヤマ』も居て、遊戯王をやっていない中では特に連絡を取っていたのがヤマです。ヤマは山口なのでヤマです(暴露)
後にサークル長がヤマ、副長がミソにもなりましたので、しっかり友達してましたね、多分。
ちなみにサークルにも新歓にも女子はいませんでした。なぜ。
友達を増やそう
友達を増やす方法はただ一つ、積極的に話しかけることです。
なのでそれなりにいい空気を漂わせている人には極力話しかけるようにしました。問題はその空気を漂わせている人が少ないことですが。
私の大学では選択で体育の講義がありました。
そこで私は陰キャ特有の卓球を選択。
そこで出会ったのが「弥太郎」です。
卓球の講義ではチーム組があり、ランダムに選ばれたチームのうちの1人が弥太郎でした。
そこで初めて交わした会話が、
ミソ「よろしく~」
弥太郎「よろしく~」
ミソ「なぁ…あそこの女子、パンツが見えそうだぞ」
弥太郎「俺もそう思ってた」
これで仲良くなりました。やっぱ下の話って神だわ。
そこで色んな話をしていると、弥太郎と社長(部長)が同じゼミだということが発覚しました。
因みに社長はあの後サークルには入らなかったのですが、
「あの飲み会の時の飲みっぷりがいいやつなんだっけ…なんか飲みっぷりが社長っぽいとか言われてたよな。ん?部長だっけ?いや社長だろ。部長はそんな飲みっぷり良いイメージないわ。社長だろ」
みたいな感じで本人のあずかり知らない場所で部長から社長になりました。
そんなこんなで、社長と弥太郎がつながっていることを知った私は、その後社長の家に麻雀をしに行くことになります。
ミソデュエルと言えば、代名詞だったのが「緑のプレイマット」です。
これは麻雀マットをそのままデュエルフィールドとして使用していたから生まれた文化で、麻雀メンバーが遊戯王をやったからこそです。
なので、最初から遊戯王をやっていたわけではなく、友達を遊戯王に誘った、という流れだったわけですね。
友達を遊戯王に誘おう
少ないながらも増えた友達を遊戯王に誘いたい。
わかると思いますが、非常にハードルの高い行為です。
一回デュエルしてしまえば、前回の記事で書いたように、ダークシムルグで感動を覚えた私のように、遊戯王にハマってくれると信じていましたから、まずはどうやって遊戯王に触れさせるか。
運の良いことに、我々の世代は遊戯王にどっぷり世代ですから、一人暮らしをしている人たちは「念のためにこれ(遊戯王)も持っていくか」という人が多かった気がします。
実際私の周りでは遊戯王を持ってきていた人の割合は8割ぐらいでした。
遊戯王の誘い方:ヤマの場合
ミソ「なぁ、ヤマはいつまで遊戯王やってた?」
ヤマ「うーん、高校の時かな。アトランティスのデッキ作ってやってたよ」
ミソ「アトランティスの戦士」
ヤマ「え?」
ミソ「アトランティスの戦士!!!!(ポーズをとる)」
《アトランティスの戦士》
【
効果モンスター
】
星
4
/
水
/
水族
/
攻1900
/
守1200
このカードを手札から墓地に捨てる。デッキから「伝説の都 アトランティス」1枚を手札に加える。
こいつが場に出るたび「アトランティスの戦士!!!」って叫びながらポージングしなければならなくなりました。
出典:遊戯王OCGデュエルモンスターズ
ヤマ「wwwwwwwwww」
ミソ「あのさぁ…うち、遊戯王あるんだけど、やってかない?」
これで彼は落ちました。
遊戯王の誘い方:社長の場合
ミソ「最近ヤマと遊戯王やってんだ」
社長「ふーん(そこまで興味なし)」
~時は流れ夏休み明け~
社長「実家に帰った時近所に遊戯王のオリパ売ってたから買っちゃった。ライトロードとかいうのいっぱい出たわ」
ミソ「!!!!!!!!!!!」
ミソ「あのさぁ…うち、ライトロード余ってるんだけど、組んでかない?」
こんな感じだったと思います。
遊戯王の誘い方:弥太郎の場合
ミソ「今社長とヤマと遊戯王やってんだよね、弥太郎も遊戯王持ってないの?え?持ってる?じゃあ遊戯王持ってうち集合ね。」
弥太郎「うん」
弥太郎の時はめっちゃ無理やりだった気がする。
遊戯王の誘い方:ふかひれの場合
覚えてないけどいつの間にか輪にいた。
多分弥太郎と同じような形だったと思われる。
これで4人目、MISSION COMPLETE。
紹介していない他のメンバーもいますが、それは後日語ります。
本家「遊戯王で闇のゲームをしてみた」
私が遊戯王フレンドを集めるのに汗を流していた時、一部界隈ではニコニコ動画が大流行。
私もニコニコ動画が大好きで、今や懐かしニコニコ動画(γ)の10万個限定の初期アカウント争奪戦では20000番台だったので、本当にニコニコ動画の最初期から一緒に育ってきたという格好です。
因みにダークシムルグの彼は2000番台だったそうです(どうでもいい)
そんなニコニコ動画で、非常に人気だったのが
「ずっと俺のターン」
でした。知らない人ももしかしたらいるかも。
ノア編で表遊戯の魂を封印されたと思わしきカードをインセクター羽賀が破り、激昂した闇遊戯が《魔導戦士ブレイカー》と《狂戦士の魂》でインセクター羽賀をボコボコにし、杏子が「もうやめてぇ~」的なことを言って遊戯に抱き着き、「HA☆NA☆SE」って叫ぶやつです。
ランキングは陰陽師からき☆すたかハルヒかテニミュか遊戯王か…みたいな感じでした。
遊戯王の動画が続々と上がる中で、一際異彩を放っていたのが
「遊戯王で闇のゲームをしてみた【ココアVSマスター】」
※現在は見れません。続編は上がってるので見てください。
この動画で人生が変わった人は多いと思います。少なくとも私の周りだけでも10人ぐらいいます。
そんな人生が変わった人間のうちの1人が私。
今では当たり前になってきた「対戦風景を撮影する」という行為。
それを最初期に行っていた面白集団が、本家と呼ばれる闇のゲームをしてみたの方々です。
原作のキャラ真似をしたり、デッキや演出で場を盛り上げたり、セリフ回しで魅了したり…
そんな発想を持っていなかった自分にとって、これは大きなカルチャーショックとなりました。
あまり人と接することに特別な緊張を持つことはなく、すべての人に緊張する私ですが、闇のゲームをしてみたのメンバーの方と会うとなった時は死ぬほど緊張して直立不動になってしまったのを思い出します。
そんなこんなで「いつか自分も自分のデッキを使って動画を…」とうっすら考えるようになっていきます。
意を決して、社長をメンバーとして誘ったあの瞬間は、今でも鮮明に記憶に残っています。
そんな動画編は次回。
以上、読んでくれてありがとう。
ミソ