はじめに
今回記事を担当しました、カード効果全把握勢の蒼乃です、よろしくおねがいしますー。
さて、この記事で紹介する【カオス】は、 最近になって一部のカードがカテゴリ指定されはしましたが、 デッキタイプとして2003年からあるデッキです。
昔から頻繁に強化されてきたこのデッキタイプですが、2022年10月に大幅に強化されたので紹介しようと思います。
大型のシンクロモンスターを大量に並べられる構築にしたので、連続シンクロ・大型シンクロが好きな人には特に見てもらえると嬉しいです。
目次
【カオス】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【カオス】デッキの特徴
【カオス】は元々カテゴリではなく、墓地の光属性モンスターと闇属性モンスターをコストとして除外して特殊召喚するモンスターを指す言葉で、重い召喚条件の代わりに強力な効果を持っています。
当然これと同じ召喚条件のモンスターばかりを入れてしまうと召喚条件が整わないため、主役というよりは出せたら強いカードという役割でした。
それが時代の流れとともに強化されていき、除外コストが1枚になるなど召喚条件の軽いものが増えたことで、【カオス】を主役としたデッキも組みやすくなりました。
【カオス】モンスター自身も光か闇なので、2ターン目以降になるとパワーを増していきますね。
【カオス】カードの解説
《混沌核》
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 光 / 雷族 / 攻0 / 守1600
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・墓地から闇属性モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
このターン、自分は光・闇属性のSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、除外されている自分の「混沌殻」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
③:表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
本来墓地からカードを除外して召喚する【カオス】ですが、このカードは墓地だけでなく手札からもカードを除外することができるため、下準備なしで特殊召喚することができます。
単体でも召喚権を使わないチューナーですが、カードに書かれている《混沌殻》と組み合わせて使うことで真価を発揮します。
除外コストにした《混沌殻》をそのまま特殊召喚すればレベル6のシンクロ召喚をすることができますし、《混沌殻》は召喚条件が《混沌核》の光バージョンになっている闇属性モンスターなので、 逆に《混沌核》を除外して《混沌殻》を特殊召喚しても同じことができます。
この動きで主に出すのが、次に紹介するモンスターです。
《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》
【 シンクロモンスター 】
星 6 / 闇 / 悪魔族 / 攻2000 / 守1800
光属性チューナー+チューナー以外の闇属性モンスター1体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このターンにカードが除外されている場合、このカードの攻撃力は1000アップする。
②:除外されている自分の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
③:このカード以外の光・闇属性モンスターを1体ずつ、自分の手札・墓地から除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
除外されている光または闇属性モンスターを手札に加えることができるモンスターです。
《混沌核》・《混沌殻》は フィールドから離れた場合除外される効果を持っているので、 《混沌核》・《混沌殻》 もしくはそのコストにしたカードを手札に加えることができます。
更に、《混沌核》と《混沌殻》の2枚を使って出した場合、効果を使っていないほうを手札に加えることで、コストさえあればもう一度《混沌核》と《混沌殻》 を並べ直すことができます。
墓地から復活する効果もあるので次のターンに備えつつ、次に紹介するカードのようなレベル8のシンクロ召喚ができます。
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
【 シンクロモンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中から光・闇属性モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。残りのカードは墓地へ送る。②:このカード以外の光・闇属性モンスターを1体ずつ、自分の手札・墓地から除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
デッキの上の5枚のうち、光・闇属性のモンスター1枚を手札に加えるだけでなく、加えるカードがなくてもカードを5枚も墓地へ送ることができます。
墓地が重要なこのデッキにおいてこの効果はとても強力で、特にこのターン使用していない《混沌核》と《混沌殻》の2枚がめくれた場合は最高です。
どちらか1枚を手札に加えることで、先程紹介した《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》、《混沌核》、《混沌殻》の 並びが確定します。
墓地から復活する効果もそのターンのうちに使うことができ、さらなる展開に繋げやすいカードですね。
墓地へ送られた時や除外されたときに効果を発動するモンスターが墓地へ送られれば、更に展開を伸ばすことができます。
《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守1500
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、発動するターン、自分は光・闇属性のSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①:このカードをリリースして発動できる。
自分フィールドに「黒き獣トークン」(悪魔族・闇・星2・攻1000/守500)2体を特殊召喚する。
②:このカードが手札・墓地から除外された場合に発動できる。
自分フィールドに「白き獣トークン」(天使族・チューナー・光・星2・攻500/守1000)2体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
除外されたときにチューナーを2体出せるので、【カオス】で除外するコストに適したカードです。
トークンを出す効果はいずれか1つしか使えませんが、リリースしてトークンを出す効果も【カオス】とは相性がよく、フィールドにモンスターを残しつつ【カオス】用の墓地コストを用意することができます。
【カオス】デッキと相性が良いカード
《No-P.U.N.K.セアミン》
【 チューナーモンスター 】
星 3 / 地 / サイキック族 / 攻600 / 守600
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:600LPを払って発動できる。デッキから「No-P.U.N.K.セアミン」以外の「P.U.N.K.」モンスター1体を手札に加える。
②:このカードが墓地へ送られた場合、自分フィールドの「P.U.N.K.」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は600アップする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
このカードは光でも闇でもありませんが、このカードで《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》を手札に加えると、《No-P.U.N.K.ディア・ノート》を特殊召喚できます。
するとレベル8のシンクロ召喚をしながらレベル3のチューナーを用意し、墓地に光属性モンスター1体を用意することができます。
《No-P.U.N.K.セアミン》を《No-P.U.N.K.オーガ・ナンバー》で手札に加えていた場合は墓地に光属性と闇属性が揃いますし、その上でこのデッキの中心となる《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を出せるので、めくったカードを使って追加の展開ができます。
《深淵の獣マグナムート》
【 効果モンスター 】
星 6 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「深淵の獣マグナムート」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
レベル6の【ビーステッド】は墓地の光属性または闇属性モンスターを除外することで特殊召喚できます。
この効果は自分のターンだけでなく相手ターンでも発動できるので、展開の途中で光・闇属性を使っていれば相手の先攻1ターン目でも特殊召喚できます。
また、《エフェクト・ヴェーラー》や《幽鬼うさぎ》などを発動すれば相手に関係なく相手の先攻で出すことができますね。
また、【ビーステッド】は光属性の《深淵の獣ルベリオン》を手札から墓地へ送ることで手札に加えることができるので、場に出さず光・闇属性のコストにすることもできます。
《封印の黄金櫃》
【 通常魔法 】
自分のデッキからカードを1枚選択し、ゲームから除外する。発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時にそのカードを手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《混沌核》と《混沌殻》のうち手札にないほうを除外することで、セットでの展開ができるようになります。
それだけでなく、《カオス・ミラージュ・ドラゴン》で特殊召喚したいモンスターを用意したり、あるいはどうしても手札に加えたいモンスターを除外すれば《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》で手札に加えることもできます。
私の場合は《ドットスケーパー》も採用しているので、レベル1モンスターを用意するにも使えますね。
また、そのターン中は効果が無効化されるので一部の使い方しかできませんが《抹殺の指名者》も同様に展開用のカードとして使うこともできます。
【カオス】デッキの回し方
核+殻
【カオス】を最初に使って動くよりも、動いてから【カオス】につながった時のほうが強力ではあるのですが、【カオス】の紹介記事なのでまずはこれから。
【使用カード/条件】
- 《混沌核》
- 《混沌殻》(どちらか1枚は墓地に居ても良い)
- 手札または墓地に光または闇属性モンスター1枚
【結果】
- 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
- 《混沌殻》
- (デッキの上の5枚のうち光・闇属性1枚を手札に加え残りを墓地へ)
(召喚権不使用)
【手順】
- 《混沌核》を除外し、《混沌殻》を特殊召喚。効果で《混沌核》を特殊召喚。
- 《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》をシンクロ召喚。効果で《混沌核》を手札に加える。
- 闇属性モンスターを除外し、《混沌核》を特殊召喚。効果で《混沌殻》を特殊召喚。
- レベル8のモンスターをシンクロ召喚。
【盤面の解説】
コスト用のカードが光属性の場合は《混沌殻》と《混沌核》の順番を逆にすれば同じフィールドを作ることができます。
召喚権を使っていないため、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》で手札に加えたカードなどに召喚権を割き、追加の展開がしやすいですね。
また、《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》が墓地に、除外ゾーンに《混沌核》・《混沌殻》が揃っているため、墓地さえあれば次のターンにも同じ3体を並べることができます。
もし除外コストが《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》だった場合、ここにレベル2のチューナー「白き獣トークン」が2体追加されるので、召喚権を使わずレベル8のシンクロモンスター2体が並びます。(採用していれば《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》も出ます)
核+ウィッチ
※例:このデッキのキーカード2枚を使用してこんな展開ができます。序盤はこの盤面を目指そう。
【使用カード/条件】
- 《混沌核》
- 《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》
【結果】
- 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
- 手札に《ホップ・イヤー飛行隊》
- (デッキの上の5枚のうち光・闇属性1枚を手札に加え残りを墓地へ)
【手順】
- 《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》 を召喚し、効果を発動。「黒き獣トークン」2体を特殊召喚。
- 《混沌核》を特殊召喚。
- 《ルイ・キューピット》をシンクロ召喚し、レベルを2上げる。
- 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》のモンスターをシンクロ召喚。《ルイ・キューピット》の効果で《ホップ・イヤー飛行隊》を手札に加える。
【盤面の解説】
これも《混沌魔龍 カオス・ルーラー》で追加展開の可能性があります。
《ホップ・イヤー飛行隊》の効果で相手ターンにレベル10のシンクロモンスターを出すことができるのですが、《混沌核》と《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》 による縛りは相手ターンには解除されているので、《サテライト・ウォリアー》だけでなく《フルール・ド・バロネス》につなげることもできます。
核+ウィッチ+ビーステッド
間違いやすいパターンなので憶えておきましょう。
【使用カード/条件】
- 《混沌核》
- 《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》
- 手札または墓地に【ビーステッド】
【結果】
- レベル8のシンクロモンスター×2
- ( 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を出した場合、デッキの上の5枚のうち光・闇属性1枚を手札に加え残りを墓地へ )
【手順】
- 【ビーステッド】を除外し、《混沌核》を特殊召喚。
- 《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》 を召喚。
- 《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》をシンクロ召喚し、効果で【ビーステッド】を手札に加える。
- 《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》を除外し、【ビーステッド】を特殊召喚。《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》の効果で「白き獣トークン」2体を特殊召喚。
- レベル8のモンスター2体をシンクロ召喚。
【盤面の解説】
レベル8シンクロモンスター2体が確定で並ぶことに加え、素材にした【ビーステッド】が《深淵の獣マグナムート》であればエンドフェイズにドラゴン族モンスター1枚を手札に加えることができます。
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》以外にも、光・闇属性のレベル8シンクロモンスターには《天威の龍鬼神》や《PSYフレームロード・Ω》などの妨害効果を持ったモンスターが居るので、残りの手札に応じてどの2体を出すか使い分けましょう。
もし後攻であれば《カオス・デーモン-混沌の魔神-》で1ターンキルを狙いに行っても良いですね。
セアミン1枚初動(最大展開)
【カオス】を最初に使って動くよりも、動いてから【カオス】につながった時のほうが強力という話をしましたが、その一例を紹介します。
【使用カード/条件】
- 《No-P.U.N.K.セアミン》
+手札またはデッキの上から5枚に以下の4枚
- 《ドットスケーパー》または《スターダスト・ヴルム》
- 《混沌核》
- 《混沌殻》
- 《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》
【結果】
- 《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》
- 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
- 《天威の龍鬼神》
- 《PSYフレームロード・Ω》
- 手札に《ホップ・イヤー飛行隊》
- ( デッキの上の5枚のうち光・闇属性1枚を手札に加え残りを墓地へ)
【手順】
- 《No-P.U.N.K.セアミン》を召喚し、効果を発動。《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》を手札に加える。
- 《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》の効果を発動。自身と手札1枚を墓地へ送り、デッキから《No-P.U.N.K.ディア・ノート》を特殊召喚。
- 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》をシンクロ召喚。デッキの上から5枚をめくり、《混沌核》か《混沌殻》を手札に加える。(既に手札にあれば《エフェクト・ヴェーラー》など好きなカードを手札に加えておく)
- 手順3に対してチェーン2、《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》の効果で《No-P.U.N.K.セアミン》を特殊召喚。
- 墓地へ送られた《ドットスケーパー》の効果を発動し、自身を特殊召喚。(手札にある場合は《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》の効果で墓地へ送っておく)
- 《ルイ・キューピット》をシンクロ召喚し、レベルを3下げる。
- 《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》をシンクロ召喚。《ルイ・キューピット》の効果で《ホップ・イヤー飛行隊》を手札に加える。
- 《混沌核》を除外し、《混沌殻》を特殊召喚。効果で《混沌核》を特殊召喚。
- 《カオス・ビースト-混沌の魔獣-》をシンクロ召喚。効果で《混沌核》を手札に加える。
- 《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》を除外し、《混沌核》を特殊召喚。効果で《混沌殻》を特殊召喚。
- 除外された《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》の効果で「白き獣トークン」2体を特殊召喚。
- 《 PSYフレームロード・Ω 》をシンクロ召喚。
- 《インフェルニティ・ヘル・デーモン》をシンクロ召喚。
- 《天威の龍鬼神 》をシンクロ召喚。
- 《No-P.U.N.K.フォクシー・チューン》と《インフェルニティ・ヘル・デーモン》を除外し、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》を特殊召喚。
【盤面の解説】
《No-P.U.N.K.セアミン》を呼べる《緊急テレポート》や 《No-P.U.N.K.オーガ・ナンバー》 、それと私は採用していませんが《ダーク・オカルティズム》で 《No-P.U.N.K.オーガ・ナンバー》 を手札に加えても同じことができます。
シンクロモンスター3体による妨害に加え、《ホップ・イヤー飛行隊》で《サテライト・ウォリアー》もしくは《フルール・ド・バロネス》で妨害。
もし動くためのパーツが手札に揃っていたなら、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の効果で妨害用のカードを手札に加えて5妨害にもなります。しかも《PSYフレームロード・Ω》の効果で《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》を墓地に戻せば、次のターン5体のモンスターを展開できることが確定します。
このように、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》でめくれたカードを使って展開を伸ばしていくことができます。
毎回ここまでいけるわけではありませんが、最大展開さえ抑えておけば一部が墓地へ送られたときにもだいたい対応できると思います。
何も墓地へ送れなかった場合は《サイコ・エンド・パニッシャー》を出し、実質攻撃力4100の相手が発動した効果を受けないモンスターで戦います。
《混沌殻》のみ手札に加わった場合は、《シューティング・ライザー・ドラゴン》のレベルを1にして《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》につなげます。
【カオス】デッキを扱う上でのポイント
記事執筆時点、光・闇属性レベル10の縛り無しシンクロモンスターで先攻で出して強いモンスターはあまり居ないので、墓地の《混沌魔龍 カオス・ルーラー》と 《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》を使っても妨害を増やせない場合があります。
そんな時はあえて効果を温存しておき、次のターン《混沌魔龍 カオス・ルーラー》 で《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》を除外し「白き獣トークン」を特殊召喚。
《えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》から安全に展開することを狙うのも手です。
【カオス】デッキをカスタムするおすすめカード
《ゾンビキャリア》
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 闇 / アンデット族 / 攻400 / 守200
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動する。墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》の効果で墓地へ送られて嬉しいカードでもありますし、《シンクロ・オーバーテイク》でデッキから特殊召喚することもできます。
また、《イモータル・ドラゴン》とこのカードを入れておくと、レベル6シンクロからの展開の選択肢が広がりますね。
《D-HERO ディアボリックガイ》や《BF-刻夜のゾンダ》などを組み合わせ、いわゆる「シンクロダーク」寄りの構築にすることもできます。
《光の援軍》
【 通常魔法 】
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動する。自分のデッキからレベル4以下の「ライトロード」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
デッキの上から3枚を墓地へ送り、【カオス】用の墓地コストを用意することができます。
また、手札に加える【ライトロード】には光・闇属性の両方が存在しているほか、デッキの上から2枚を墓地へ送れるチューナーモンスター《ライトロード・アサシン ライデン》、デッキから墓地へ送られるとフィールドに出る《ライトロード・ビースト ウォルフ》など、相性のいいカードが多数あります。
「カオスライロ」というデッキタイプが存在する程、昔から相性のいい組み合わせです。
《混沌のヴァルキリア》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻1800 / 守1050
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地から光属性または闇属性のモンスター1体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードが除外された場合に発動できる。デッキから光属性または闇属性のモンスター1体を墓地へ送る。このターン、自分はこの効果で墓地へ送ったカード及びその同名カードの効果を発動できない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
展開用のカードとしても使えますし、除外コストに使うことでデッキのカードを墓地へ送ることができます。
墓地へ送ったカードはそのターン中は効果を使えませんが、相手ターンであれば《妖精伝姫-シラユキ》などの効果を発動することができます。
相手ターンに《妖精伝姫-シラユキ》で《カオス・ウィッチ-混沌の魔女-》を除外し、《シューティング・ライザー・ドラゴン》などの効果で相手ターンにシンクロ召喚をするのも面白そうです。
おわりに
以上、【カオス】の紹介でした。
大型モンスターがポンポンと出せるデッキは楽しいですね。
記事公開時点では未発売カードなので本文には書きませんでしたが、「SECRET UTILITY BOX」に収録される《アサルト・シンクロン》はとても相性がいいので楽しみです。
初手に引いても強く、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》で手札に加えても強く、自身のデメリットで除外される《混沌魔龍 カオス・ルーラー》をフィールドに呼び戻すこともできます。
「PREMIUM PACK 2023 」に収録される《表裏一体》など、光・闇属性をサポートするカードは今後も出てくるので将来性もかなりありそうですね。
それではー。