はじめに
読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。
「炎属性を使った強力なデッキを使いたい!」「ストラクチャーデッキを主軸にしたデッキを組みたい!」
今回はそんな方に向けた、大型の炎属性モンスターでビートダウンしていく【炎王】デッキの解説記事です。
この記事では、モンスターを破壊して展開する【炎王】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます。
目次
【炎王】デッキレシピ


優勝デッキレシピはこちら
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【炎王】デッキの特徴
【炎王】デッキとは?
【炎王】は、2012年に発売された『ストラクチャーデッキ-炎王の急襲-』で登場した、炎属性の獣族・獣戦士族・鳥獣族で構成されたテーマです。
アジア圏の神話は伝承がモチーフとなっているテーマで、不死鳥に由来する《聖炎王 ガルドニクス》や猿神に由来する《炎王獣 ハヌマーン》など、普段とは違うテイストのイラストであるのも特徴です。
テーマのモンスターはすべて炎属性となっていますが種族は3つに分かれており、それらをサポートするカードも収録されています。
現在では【獣族】【獣戦士族】【鳥獣族】として強力なカードやテーマがさまざまに登場しているので、それらと組み合わせることでより幅広い構築ができるテーマともなっています。
【炎王】デッキの特徴
【炎王】デッキの最大の特徴と言えば、やはり自分のカードを破壊する(セルフブレイク)ことで展開するというところでしょう。
カードゲームにおいて自分のカードを破壊する行為は、いわゆるディスアドバンテージとなってしまうものですが、【炎王】はその破壊をトリガーとしてさまざまな効果を発動することができるという訳ですね。
とくに新たに登場した《聖炎王 ガルドニクス》は、自身の召喚・殊召喚時に手札・デッキ・フィールドのモンスターを破壊することができ、そのまま【炎王】モンスターの破壊をトリガーとした効果を発動させることができます。
カード効果で破壊されるとサーチ効果を誘発できる《炎王獣 バロン》や、手札に戻る効果を持った《真炎王 ポニクス》を毎ターン破壊することで、アドバンテージを稼ぎながら展開していきましょう。
【炎王】デッキの戦い方
先述した通り、【炎王】では自分のモンスターを破壊しながらデッキを回していくこととなります。
召喚・特殊召喚時にテーマの魔法・罠をサーチできる《真炎王 ポニクス》や、フィールド魔法《炎王の孤島》にアクセスできる《炎王の聖域》といったカードを初動として使っていきましょう。
《真炎王 ポニクス》で《炎王の聖域》をサーチしてそちらから《炎王の孤島》を置けば、《炎王の孤島》で《真炎王 ポニクス》を破壊しながら《聖炎王 ガルドニクス》をサーチすることができます。
このサーチ処理を行うと、《真炎王 ポニクス》の破壊をトリガーとしてそのまま《聖炎王 ガルドニクス》を手札から特殊召喚でき、そのまま特殊召喚成功時の効果でデッキの【炎王】モンスターを破壊することで、さらなる展開に繋げることができます。
あとは自分・相手ターンにモンスターを破壊しながら手札から《炎王神獣 キリン》を展開したり、そうした破壊をトリガーとして墓地から《聖炎王 ガルドニクス》を展開したりして、アドバンテージを稼いでいきましょう。
《炎王の聖域》をフィールドに維持できれば、相手の展開に合わせて《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》をX召喚することでフィールドのモンスター全破壊効果を発動できるので、非常に強力な妨害方法として活用することもできます。
【炎王】カードの解説
【炎王】下級モンスターカード
《真炎王 ポニクス》

【 効果モンスター 】
星 1 / 炎 / 鳥獣族 / 攻500 / 守200
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「炎王」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
③:このカードが破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
墓地のこのカードを手札に加える。
レベル1の【炎王】鳥獣族モンスターです。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
《真炎王 ポニクス》の②の効果
デッキから「炎王」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
自身の召喚・特殊召喚成功時に、デッキから【炎王】魔法・罠カードを手札に加えることができます。
序盤であれば展開に必要となる《炎王の聖域》、中盤以降であれば《炎王神天焼》や《炎王炎環》などが候補となるでしょう。
③:このカードが破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動する。
《真炎王 ポニクス》の③の効果
墓地のこのカードを手札に加える。
①:元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
《真炎王 ポニクス》の①の効果
このカードを手札から特殊召喚する。
③の効果で次のスタンバイフェイズに墓地から自身を回収、①の効果で自分の炎属性モンスターが破壊された場合に手札から自身を特殊召喚することができます。
もちろん①の効果で特殊召喚すれば、そのまま②のサーチ効果も誘発させることが可能です。
これらの効果と他の【炎王】カードを組み合わせれば、自分・相手の毎ターンで①②③の効果を発動させることができます。
スタンバイフェイズに③の効果で回収、メインフェイズやバトルフェイズで自分の炎属性モンスターを破壊して①の効果で特殊召喚し②のサーチ効果を発動する、さらにこのカードを破壊すれば次のスタンバイフェイズにまた③の効果が誘発……、とサイクルし続けることができるという訳ですね。
《炎王獣 バロン》

【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1800 / 守200
自分フィールド上に表側表示で存在する「炎王」と名のついたモンスターがカードの効果によって破壊された場合、このカードを手札から特殊召喚できる。また、このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズ時に発動する。デッキから「炎王獣 バロン」以外の「炎王」と名のついたカード1枚を手札に加える。
レベル4の【炎王】獣戦士族モンスターです。
また、このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズ時に発動する。デッキから「炎王獣 バロン」以外の「炎王」と名のついたカード1枚を手札に加える。
《炎王獣 バロン》の効果
自身がカード効果で破壊された場合、次のスタンバイフェイズにデッキから【炎王】カードを手札に加えることができます。
後述する《聖炎王 ガルドニクス》の効果でデッキから破壊することが可能になったことで、このカードがさらに扱いやすくなりました。
次のスタンバイフェイズに発動ということでタイムラグがありますが、名称ターン1使用の制約もないため、複数の《炎王獣 バロン》を破壊しておけばその数だけサーチ効果を誘発させることができます。
サーチする【炎王】カードとしては、相手ターンに展開できる《炎王神獣 キリン》やアドバンテージ源である《真炎王 ポニクス》、除去と破壊トリガーに使える《炎王神天焼》などが候補となるでしょう。
《炎王獣 ガネーシャ》

【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1800 / 守200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドに存在し、モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし、このカード以外の自分の手札・フィールドの炎属性モンスター1体を選んで破壊する。
②:このカードが破壊され墓地へ送られた場合、「炎王獣 ガネーシャ」以外の自分の墓地の炎属性の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
レベル4の【炎王】獣戦士族モンスターです。
①:このカードがフィールドに存在し、モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし、このカード以外の自分の手札・フィールドの炎属性モンスター1体を選んで破壊する。
《炎王獣 ガネーシャ》の①の効果
【炎王】カードでは貴重な、モンスター効果を無効にする効果を持っています。
【炎王】はモンスター除去こそ得意なものの効果無効のカードは少ないため、《炎王獣 ガネーシャ》は可能な限りフィールドに出しておきたいモンスターの1体となっています。
こちらの初動展開をする前に召喚しておけば、相手の手札誘発モンスターによる妨害を防ぐことができるため、できるだけ優先して手札に引きこみたいモンスターでもあります。
②:このカードがモンスターゾーンに存在し、魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。
《炎王獣 ハヌマーン》の②の効果
その発動を無効にし、このカード以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊する。
また《炎王獣 ハヌマーン》の方は魔法・罠カードの無効効果を持っているので、相手のデッキや盤面の状況に合わせて、フィールドに出すかどうか考えると良いでしょう。
【炎王】上級モンスターカード
《聖炎王 ガルドニクス》

【 効果モンスター 】
星 8 / 炎 / 鳥獣族 / 攻2700 / 守1700
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「聖炎王 ガルドニクス」以外の自分の手札・デッキ・フィールド(表側表示)の獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスター1体を破壊する。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの攻撃力の半分だけアップする。
レベル8の【炎王】鳥獣族モンスターです。
①:このカードが手札・墓地に存在し、元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
《聖炎王 ガルドニクス》の①の効果
このカードを特殊召喚する。
自分の炎属性モンスターが破壊された場合に、自身を手札・墓地から特殊召喚することができます。
自分の【炎王】カードで破壊したものはもちろん、相手ターンに炎属性モンスターが戦闘破壊された場合にも特殊召喚できるため、使いどころは非常に多いでしょう。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
《聖炎王 ガルドニクス》の②の効果
「聖炎王 ガルドニクス」以外の自分の手札・デッキ・フィールド(表側表示)の獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスター1体を破壊する。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの攻撃力の半分だけアップする。
また自身が召喚・特殊召喚した際に、さまざまな領域にある獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスターを破壊することで、自身の攻撃力を強化することができます。
【炎王】モンスターはカード効果で破壊されるで誘発する効果が多く、《真炎王 ポニクス》や《炎王獣 バロン》を破壊しておけば次のスタンバイフェイズに手札が補充でき、《炎王神獣 キリン》を破壊すればそのまま蘇生と除去を同時に行うことが可能となります。
このように《聖炎王 ガルドニクス》は【炎王】デッキのエースモンスターであると同時に展開カードの要の1つとなっているため、できるだけ早い段階からアクセスできるようにデッキを回していくことが重要となります。
《炎王神獣 キリン》

【 効果モンスター 】
星 8 / 炎 / 獣族 / 攻2400 / 守200
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカード以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊し、このカードを特殊召喚する。
②:このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「炎王神獣 キリン」以外の「炎王」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドのカード1枚を破壊できる。
レベル8の【炎王】獣族モンスターです。
①:このカードが手札に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
《炎王神獣 キリン》の①の効果
このカード以外の自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊し、このカードを特殊召喚する。
①の効果は、お互いのメインフェイズに手札・フィールドの炎属性モンスターを破壊することで、自身を特殊召喚するというものです。
相手ターンに自分のモンスターを破壊する手段の1つとして、非常に重要な効果となっています。
【炎王】はターン内にどれだけ自分のモンスターを破壊できるかが展開につながっているので、可能な限り毎ターン手札に構えておきたいカードとなっています。
②:このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
《炎王神獣 キリン》の②の効果
自分の手札・墓地から「炎王神獣 キリン」以外の「炎王」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドのカード1枚を破壊できる。
また自身が破壊された際には、手札・墓地から同名カード以外のモンスターを特殊召喚しつつ、フィールドのカードを破壊することができます。
自分のモンスターを増やすのも強いですが、さらに自分のカードを破壊して展開したり、相手のカードを破壊して妨害したりとさまざまな場面で活躍する効果となっています。
《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》

【 エクシーズモンスター 】
星 8 / 炎 / 炎族 / 攻3000 / 守2000
レベル8モンスター×2体以上
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがX召喚した場合に発動できる。
フィールドの他のモンスターを全て破壊する。
②:このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、このカードの攻撃力を500アップする。
③:X素材を持っているこのカードが破壊された場合に発動できる。
このカードが持っていたX素材の数まで、自分の墓地から「炎王」モンスターを特殊召喚する。
ランク8の【炎王】炎族Xモンスターです。
①:このカードがX召喚した場合に発動できる。
《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》の①の効果
フィールドの他のモンスターを全て破壊する。
①の効果は非常にシンプルで、自身のX召喚成功時に自身以外のモンスター全破壊となっています。
【炎王】モンスターの多くは、フィールドに残っているよりも破壊された方がアドバンテージにつながるため、この効果で積極的に巻き込んでいきたいところです。
後述する《炎王の聖域》であれば、相手ターン中にこのカードをX召喚することができるため、非常に強力な妨害手段としても活用することができます。
③:X素材を持っているこのカードが破壊された場合に発動できる。
《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》の③の効果
このカードが持っていたX素材の数まで、自分の墓地から「炎王」モンスターを特殊召喚する。
また③の効果で、自身が破壊された際にそのときのX素材の数まで【炎王】モンスターを蘇生することができます。
この効果で自身を蘇生することができるため(X素材はないので実質的にはバニラ)、相手からすれば非常に厄介な効果と言えるでしょう。
墓地に《聖炎王 ガルドニクス》もいれば、この効果と併せて複数のモンスターを一気に展開できます。
相手はそれを防ぐために除外やバウンスで対応することとなるため、それにチェーンする形でこのカードを破壊できる《炎王神獣 キリン》や《炎王神天焼》も一緒に構えることができるのが理想的ですね。
【炎王】魔法・罠カード
《炎王の聖域》

【 永続魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「炎王の孤島」1枚を自分のフィールドゾーンに表側表示で置く事ができる。
②:1ターンに1度、自分のフィールドゾーンのカードが効果で破壊される場合、代わりに自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊できる。
③:1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
自分フィールドの「炎王」モンスターのみを素材として炎属性Xモンスター1体のX召喚を行う。
《真炎王 ポニクス》《炎王獣 バロン》からサーチできる、【炎王】永続魔法カードです。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「炎王の孤島」1枚を自分のフィールドゾーンに表側表示で置く事ができる。
《炎王の聖域》の①の効果
②:1ターンに1度、自分のフィールドゾーンのカードが効果で破壊される場合、代わりに自分の手札・フィールド(表側表示)の炎属性モンスター1体を破壊できる。
《炎王の聖域》の②の効果
①の効果でデッキから《炎王の孤島》を置くことができ、②の効果でフィールド魔法の破壊を自分のモンスターで身代わりにすることができます。
①:自分メインフェイズにこの効果を発動できる。自分の手札・フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、デッキから「炎王」モンスター1体を手札に加える。
《炎王の孤島》の①の効果
《炎王の孤島》は【炎王】デッキにおけるアドバンテージ源の1つであるため、それにアクセスできるこのカードも、できるだけ序盤から引き込みたいカードの1つとなっています。
③:1ターンに1度、相手がモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
《炎王の聖域》の③の効果
自分フィールドの「炎王」モンスターのみを素材として炎属性Xモンスター1体のX召喚を行う。
また③の効果で相手モンスターの特殊召喚に反応して、自分の【炎王】モンスターを素材として炎属性のXモンスターをX召喚することができます。
現状、相手ターンに出して強い炎属性Xモンスターは《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》くらいですが、ランク4・8で強力なXモンスターが登場すればさらに評価が高くなる効果となっているので、今後の展開にも期待と言ったところですね。
《炎王神天焼》

【 速攻魔法 】
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分フィールドの「炎王」モンスターと相手フィールドのカードをそれぞれ同じ数だけ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
②:自分フィールドの「炎王」カードが効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
《真炎王 ポニクス》《炎王獣 バロン》からサーチできる、【炎王】速攻魔法カードです。
①:自分フィールドの「炎王」モンスターと相手フィールドのカードをそれぞれ同じ数だけ対象として発動できる。
《炎王神天焼》の①の効果
そのカードを破壊する。
自分の【炎王】モンスターと同じ数だけ相手カードを対象にし、それらを破壊することができます。
【炎王】モンスターの破壊トリガー効果を考えると、同数交換以上のパワーを秘めた、強力な除去・妨害カードとなっています。
また自分・相手のドローフェイズに使って《真炎王 ポニクス》や《炎王獣 バロン》を破壊すると、そのままスタンバイフェイズでそれらの破壊トリガー効果を誘発できるので、テクニックの1つとして覚えておくと良いでしょう。
《炎王の結襲》

【 通常罠 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・デッキ・墓地からそれぞれ1体ずつ、獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスターを特殊召喚する(同じ種族は1体まで)。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、自分の「炎王」モンスターの召喚・特殊召喚成功時に相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
《真炎王 ポニクス》《炎王獣 バロン》からサーチできる、【炎王】通常罠カードです。
①:自分の手札・デッキ・墓地からそれぞれ1体ずつ、獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスターを特殊召喚する(同じ種族は1体まで)。
《炎王の結襲》の①の効果
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
①の効果は、手札・デッキ・墓地から異なる種族の炎属性モンスター3体を展開するという強力な効果となっています。
ただし【炎王】で使う場合は、獣族・獣戦士族・鳥獣族を手札や墓地に用意するのが難しかったりするので、すこし使いどころを見極めるのが難しいかもしれません。
このカードの真価は、他のテーマを混ぜた際の展開手段として用いるときに発揮されます。
後述している相性の良いテーマ【鉄獣戦線】などであれば、異なる種族で手札・墓地も整えることができるので、そうした場合に採用を検討してみると良いでしょう。
【炎王】デッキと相性が良いカード
《火霊媒師ヒータ》

【 効果モンスター 】
星 5 / 炎 / 魔法使い族 / 攻1850 / 守1500
このカード名はルール上「霊使い」カードとしても扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札からこのカードと炎属性モンスター1体を捨てて発動できる。
このカード以外の捨てたモンスターより攻撃力が高い炎属性モンスター1体をデッキから手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は炎属性以外のモンスターの効果を発動できない。
②:自分の炎属性モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
《火霊媒師ヒータ》は炎属性専用のサポートカードで、自身とモンスター1体を手札から捨てることで、攻撃力を参照して炎属性モンスターをサーチすることができます。
【炎王】では、《聖炎王 ガルドニクス》や《炎王神獣 キリン》といった上級モンスターが展開に活用できるため、それらのサーチカードとして採用しています。
今回のサンプルデッキには入っていませんが、炎属性の手札誘発である《灰流うらら》を展開の主要パーツに変換できるというのも強みの一つとなっています。
《炎魔刃フレイムタン》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 炎 / 戦士族 / 攻1400 /
【リンクマーカー:左下/右下】
炎属性モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードは相手の効果では破壊されない。
②:自分の除外状態の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。
《炎魔刃フレイムタン》は、炎属性モンスター専用サポートのリンク2モンスターです。
自身の効果で表側表示の魔法・罠カードに耐性を付与できるため、《炎王の孤島》や《炎王の聖域》を守ることができます。
また【炎王】では除外から回収するギミックがないため、相手に除外されてしまった《聖炎王 ガルドニクス》を手札に戻すといった使い方でも重宝することになるでしょう。
《真炎の爆発》

【 通常魔法 】
自分の墓地に存在する守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。
《真炎の爆発》は、【炎属性】の最終兵器ともいえる通常魔法カードです。
展開で墓地に貯まった《真炎王 ポニクス》や《炎王獣 バロン》を複数体蘇生することで、リンク召喚などで一気に展開することができます。
リンク2の《転生炎獣サンライトウルフ》を経由すれば手札回収も行えるので、使いどころを見極めて発動すると良いでしょう。
【炎王】デッキの回し方
《真炎王 ポニクス》1枚からの展開例
【使用カード/条件】
- 《真炎王 ポニクス》
【結果】
- 《聖炎王 ガルドニクス》
- 《炎王の聖域》
- 《炎王の孤島》
- 墓地に《真炎王 ポニクス》《炎王獣 バロン》
- 相手ターンに《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》
- 相手ターンにモンスター全破壊

【手順】
- 手札から《真炎王 ポニクス》を召喚して効果を発動、デッキから《炎王の聖域》を手札に加える
- 手札から《炎王の聖域》を発動、デッキから《炎王の孤島》をフィールドに置く
- 《炎王の孤島》の効果を発動、《真炎王 ポニクス》を破壊してデッキから《聖炎王 ガルドニクス》を手札に加える
- 手札の《聖炎王 ガルドニクス》の効果を発動、自身を特殊召喚
- 《聖炎王 ガルドニクス》の特殊召喚成功時の効果を発動、デッキから《炎王獣 バロン》を破壊してその攻撃力の半分だけ自身の攻撃力をアップする
相手ターンでの展開
- 相手スタンバイフェイズに墓地の《真炎王 ポニクス》の効果を発動、自身を手札に加える
- 相手スタンバイフェイズに墓地の《炎王獣 バロン》の効果を発動、デッキから《炎王神獣 キリン》を手札に加える
- 相手の展開に合わせて相手メインフェイズに手札の《炎王神獣 キリン》の効果を発動、手札の《真炎王 ポニクス》を破壊して自身を特殊召喚
- 相手モンスターの特殊召喚に合わせて《炎王の聖域》の効果を発動、《聖炎王 ガルドニクス》《炎王神獣 キリン》を素材としてEXデッキから《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》をX召喚
- 《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》のX召喚成功時の効果を発動、自身以外のモンスターをすべて破壊する
【盤面の解説】
《真炎王 ポニクス》1枚からの展開の一例です。
《真炎王 ポニクス》から《炎王の聖域》《炎王の孤島》、そして《聖炎王 ガルドニクス》とつなげることで、手札を消費することなく展開と妨害が可能となっています。
《聖炎王 ガルドニクス》の効果でデッキから《炎王獣 バロン》を破壊しておけば、相手のスタンバイフェイズに【炎王】カードをサーチすることができます。
その効果で《炎王神獣 キリン》をサーチすれば、同じくスタンバイフェイズに手札に戻ってきた《真炎王 ポニクス》を破壊することで相手ターン中に自身を特殊召喚でき、《炎王の聖域》の効果で相手ターン中にX召喚することが可能となります。
この展開例では《真炎王 ポニクス》のみを使用していますが、他の手札の状況によってはさらに対応力の高い盤面にすることもできます。
2体目の《聖炎王 ガルドニクス》が手札にいれば自分モンスターの破壊をトリガーに展開することも可能ですし、2体目の《炎王神獣 キリン》がいればそちらを破壊して展開・除去も可能となっています。
《真炎王 ポニクス》《炎王獣 バロン》《炎王神獣 キリン》といった、破壊することでアドバンテージを稼ぐことができるモンスターをどれだけターン内に破壊できるかが【炎王】デッキの本質と言える部分なので、残る手札でどこまで動けるか見極めながら展開することを心がけると良いでしょう。
【炎王】ドローフェイズのテクニック例
【使用カード/条件】
- 《炎王獣 バロン》
- 《炎王神天焼》(もしくは《炎王炎環》)
- 墓地に《聖炎王 ガルドニクス》
【結果】
- 《聖炎王 ガルドニクス》
- 相手カード1枚を対象に取って破壊
- 手札に任意の【炎王】カード2枚

【手順】
- ドローフェイズに手札から《炎王神天焼》を《炎王獣 バロン》と相手カード1枚を対象に発動、それらを破壊する
- 墓地の《聖炎王 ガルドニクス》の効果を発動、自身を特殊召喚
- 《聖炎王 ガルドニクス》の特殊召喚成功時の効果を発動、デッキから《炎王獣 バロン》(2体目)を破壊してその攻撃力の半分だけ自身の攻撃力をアップする
- スタンバイフェイズに《炎王獣 バロン》の効果を発動、デッキから任意の【炎王】カードを手札に加える
- スタンバイフェイズに《炎王獣 バロン》(2体目)の効果を発動、デッキから任意の【炎王】カードを手札に加える
【盤面の解説】
ドローフェイズに展開と除去を行う、【炎王】特有のテクニックの一例です。
《炎王獣 バロン》のサーチ効果は「次のスタンバイフェイズ」というタイムラグがありますが、それを活用したテクニックとなっています。
《炎王獣 バロン》のサーチ効果は名称ターン1の制約がないため、破壊した数までサーチ効果を誘発させることができます。
もちろん《真炎王 ポニクス》でも同様の動きはできますが、あちらは名称ターン1使用の制約があるため、その場合は《聖炎王 ガルドニクス》でデッキから破壊するカードは別のものにしておきましょう。
また《炎王獣 バロン》が墓地にいる状態で自分フィールドの《炎王神獣 キリン》を対象に《炎王神天焼》を発動しても、《炎王神獣 キリン》で墓地の《炎王獣 バロン》を蘇生・破壊することで同じ結果を得ることができます。
このテクニックの肝は、自分だけでなく相手のドローフェイズであっても同様の展開が可能と言う部分にあります。
もちろん《炎王神天焼》は貴重なフリーチェーンの除去カードなので、普通に妨害として使った方が良い場合も多いです。
そうしたメリット・デメリットを考えたうえで、こうした技術もあるということを知っておくと、いざという時の選択肢も広がってプレイングの向上にもつながっていくことでしょう。
【炎王】デッキをカスタムするおすすめカード
【鉄獣戦線】関連カード
《鉄獣戦線 キット》

【 効果モンスター 】
星 2 / 炎 / 獣族 / 攻700 / 守1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「鉄獣戦線 キット」以外の「トライブリゲード」カード1枚を墓地へ送る。
《鉄獣の抗戦》

【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ選んで効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスターのみを素材として「トライブリゲード」リンクモンスター1体をリンク召喚する。
【鉄獣戦線】は、獣族・獣戦士族・鳥獣族で構成されたリンク召喚のテーマです。
【炎王】カードの中には、テーマだけでなく種族としてサポートするものもあるため、組み合わせることでお互いにシナジーを得ることができます。
とくに《鉄獣の抗戦》などは除外から展開できるため、【炎王】が苦手とする除外からの回収として一役買ってくれます。
【ネフティス】関連カード
《ネフティスの鳳凰神》

【 効果モンスター 】
星 8 / 炎 / 鳥獣族 / 攻2400 / 守1600
このモンスターがカードの効果によって破壊された場合、次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを特殊召喚する。この方法で特殊召喚に成功した場合、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
《ネフティスの蒼凰神》

【 儀式モンスター 】
星 8 / 炎 / 鳥獣族 / 攻3000 / 守1000
「ネフティスの輪廻」により降臨。このカード名の①②の効果はそれそれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ネフティス」カードを任意の数だけ選んで破壊する。その後、破壊した数だけ相手フィールドのモンスターを選んで破壊する。
②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
【ネフティス】は、《ネフティスの鳳凰神》を始めとした炎属性・鳥獣族モンスターを主軸に展開する儀式・リンク召喚のテーマデッキです。
【炎王】と同じくセルフブレイクを主軸として戦うテーマでもあるため、無理なく併用することが可能となっています。
ただし《ネフティスの鳳凰神》は魔法・罠カードの全体除去効果を持っているため、《炎王の孤島》を主軸に展開する場合は効果発動のタイミングを見誤らないようにしましょう。
《ブラック・ホール・ドラゴン》

【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、フィールドのモンスターが自身を対象としないカードの効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
②:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、デッキから「ブラック・ホール」1枚を手札に加える。
③:フィールドのこのカードは効果では破壊されない。
出典:遊戯王公式データベース
《ブラック・ホール・ドラゴン》は、《ブラック・ホール》専用サポートであるドラゴン族モンスターです。
全体除去効果を連打できる【炎王】は《ブラック・ホール・ドラゴン》の特殊召喚を誘発させることができ、サーチした《ブラック・ホール》もセルフブレイクとして活用できるため、非常に相性が良いと言えるでしょう。
またレベル8という部分も、《聖炎王 ガルドニクス》や《炎王神獣 キリン》と合わせてランク8のX召喚に繋げることができます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
【炎王】デッキはストラクチャーデッキとして収録されたこともあって構築もしやすく、初心者の方にもオススメできる非常に優秀なデッキです!
現代遊戯王でも戦える高いデッキパワーがあり、プレイング次第でしっかり戦えるだけの奥深さも兼ね備えているので、さまざまなプレイヤーの需要に応えてくれるテーマとなっています!
興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければ幸いです。
ここまでのご精読、ありがとうございました!