はじめに
ガチまとめ読者の皆様こんにちは!天才トレカライター、H宮田です!
「罠カードで相手をじわじわ追い詰めてコントロールしたい!」「エクストラデッキを絡めた大量展開系以外のデッキを使いたい!」「スタイル抜群美人だけどポンコツ系姫様が好き」
本日はそんなあなたにおすすめ、【ラビュリンス】デッキのご紹介!罠カードを中心とした「構える」デッキの中でもかなりの強力さ・人気を誇るこのデッキ、さっそく動き方を見ていきましょう!
目次
【ラビュリンス】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【ラビュリンス】デッキの特徴
罠カードを中心として相手を迷宮に追い詰めるデッキ!
オープニングでも紹介しましたが、このデッキの大きな特徴は罠カード!
モンスターカードの効果で更なるモンスターを展開し大型エースに繋げる……といった一般的な現代遊戯王デッキとは異なり、通常罠カードを指定する数々の効果でテーマ内罠カード・これまでの遊戯王の歴史で培われたさまざまな強力罠カードを使いこなして相手を追い詰める!独特の使用感を持つデッキです。
モンスターは闇属性・悪魔族で統一され、テーマのイメージも「トラップを満載した迷宮に誘い込んで迎撃する!」といったもので統一されておりエースとなる《白銀の城のラビュリンス》を中心としたモンスターたちの関係性がうかがえるイラストもテーマの魅力ですね。一番関係性を楽しまれてるのテーマ外っぽい騎士ちゃんだけど……
《ウェルカム・ラビュリンス》及び強力すぎて準制限になってしまった《ビッグウェルカム・ラビュリンス》によるテーマモンスターのリクルートに加え、リクルート罠をサーチできるモンスターのおかげで展開の安定感があるのも魅力ですね。
エクストラデッキに頼らないため、コストとしてエクストラデッキを活用する「壺」魔法カードを採用しやすいのもグッド!
テーマ内の罠カードで破壊・バウンスと多方面の除去が可能なほか、仮想的に合わせた罠カードを採用して環境に合わせたチューンがしやすい拡張性もうれしいところ。もちろん、強力なロック効果を持つ永続罠を採用することだってOK!
正直なところ、選択肢が多くて人によっていろんな形に伸ばすことができるデッキなのでここでは語り切れない……!ぜひ触れてみて使い込み、あなただけのデッキへと構築していってください!この記事が足掛かりになれば幸いです。
どんなタイプの【ラビュリンス】でも使われやすいカードを中心に、個別カード解説行ってみましょう!
【ラビュリンス】カードの解説
最上級モンスター
《白銀の城のラビュリンス》
【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 悪魔族 / 攻2900 / 守1900
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の通常罠カードの発動に対して、相手はモンスターの効果を発動できない。
②:自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードは、自分フィールドに悪魔族モンスターが存在しない場合には発動できない。
③:自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
相手の手札・フィールドのカード1枚を選んで破壊する(手札からはランダムに選ぶ)。
出典:遊戯王公式データベース
《迷宮城の白銀姫》
【 効果モンスター 】
星 8 / 闇 / 悪魔族 / 攻3000 / 守2900
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「迷宮城の白銀姫」以外の「ラビュリンス」カードの効果または通常罠カードが発動した自分・相手ターンに発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
②:自分フィールドにセットされたカードが存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
③:通常罠カードが発動した時に発動できる。
そのカードとはカード名が異なる通常罠カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。
出典:遊戯王公式データベース
まずはデッキの看板である《白銀の城のラビュリンス》、およびそのフォーム違い《迷宮城の白銀姫》について!どちらもすべての効果が通常罠カードの絡む効果となっているのが特徴ですね。
《白銀の城のラビュリンス》は自分の通常罠に相手モンスター効果をチェーンさせない永続効果の①、墓地の通常罠をノーコストで再セットして戦力を整える②、自分の通常罠でモンスターが場を離れたら相手の手札・フィールドのカード1枚を破壊する③と常にフィールドに維持したい強力効果てんこ盛りの大エース!
罠カードを何度も再利用して追い詰める②に加え、③の効果でハンデス・除去を繰り返してじわじわと相手の選択肢を奪っていきましょう。どちらの効果もデッキのメインエンジンとなるため、とにかく展開は最優先で!
うってかわって《迷宮城の白銀姫》は「ラビュリンス」カードか通常罠をトリガーに①で自己特殊召喚でき、セットカードがある限り②で対象耐性・破壊耐性を得て攻撃力3000でガンガン前衛を張ってくれるアグレッシブな姫様です。③の効果は《白銀の城のラビュリンス》と異なりデッキからとなる通常罠セット、こちらは墓地に用意する必要もなくあらゆる通常罠をセットできる超強力効果!
通常罠に対してこちらは「少数採用でも相手に刺さるタイミングで確実に持ってこれる」、《白銀の城のラビュリンス》は「少数採用でも何度も使い回して妨害を構えられる」と別ベクトルで枚数を減らす工夫が為されているのが面白いですね。両採用することでいいとこどりをしていきましょう!
続いては姫様をサポートする従者たちや城の愉快な仲間たち、下級モンスターをご紹介!
下級モンスター
《白銀の城の召使い アリアンナ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 悪魔族 / 攻1600 / 守2100
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「白銀の城の召使い アリアンナ」以外の「ラビュリンス」カード1枚を手札に加える。
②:自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、以下の効果を適用できる。
●手札から、悪魔族モンスター1体を特殊召喚するか、魔法・罠カード1枚をセットする。
出典:遊戯王公式データベース
まずはデッキの要たるメイドさん、召喚・特殊召喚時に自身以外の「ラビュリンス」カードをサーチできる《白銀の城の召使い アリアンナ》!召喚権を積極的に回したい、いわゆる《E・HERO エアーマン》枠ですね。手札と状況に合わせたカードを臨機応変にサーチしましょう!基本的に、初動では《白銀の城のラビュリンス》《迷宮城の白銀姫》をフィールドに出すために必要なカードを揃えるのが重要です。
同じくメイドの《白銀の城の召使い アリアーヌ》は手札かフィールドの通常罠をコストにレベル4以下の悪魔族モンスターをデッキから特殊召喚できるため、このカードの効果を発揮しつつリンク2・ランク4モンスターにも繋げられるベストコンビ!姉妹両方採用されますが、枚数的には《白銀の城の召使い アリアンナ》は3枚投入が基本なのに対し手札コストのある《白銀の城の召使い アリアーヌ》は少数採用の事が多いです。
姉妹で共通となる②の効果は自分の通常罠でモンスターがフィールドを離れた場合……《白銀の城のラビュリンス》の③と共通のトリガーで発動でき、1ドローでアドバンテージを回復したのち手札から悪魔族の特殊召喚か魔法・罠のセットを任意で行えます。自分ターンでは展開、相手ターンではセットを狙いたいですね!
《白銀の城の火吹炉》
【 効果モンスター 】
星 2 / 闇 / 悪魔族 / 攻0 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札・フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札を1枚捨てて発動できる。
手札・デッキから「ラビュリンス」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
このカードをはじめとするレベル3以下の「ラビュリンス」たちは城の調度品をモチーフとしたかわいいマスコットたち!ヒゲの配管工にステージ途中でたくさんやられてそうな枠
それぞれ擬似的な手札誘発として機能する①の効果を持っており、特にこのカードと《白銀の城の竜飾灯》は完全に同一。手札・フィールドの自身と手札1枚をコストに「ラビュリンス」魔法・罠を手札・デッキからセットできる効果で、《灰流うらら》を避けつつ初動となる《ウェルカム・ラビュリンス》《ビッグウェルカム・ラビュリンス》で姫様に繋げる動きを狙いましょう!
②の効果でこちらは蘇生、《白銀の城の竜飾灯》はサルベージが可能であり、①の効果のための手札コストは後々補填されるデザインになっています。
《白銀の城の狂時計》
【 効果モンスター 】
星 1 / 闇 / 悪魔族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードを手札から捨てて発動できる。
このターン、自分フィールドに「ラビュリンス」モンスターが存在する場合、自分は通常罠カード1枚をセットしたターンでも発動できる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが墓地に存在する状態で、「白銀の城の狂時計」以外の「ラビュリンス」カードの効果または通常罠カードを自分が発動するために、手札のカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札に加えるか特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
前述の調度品2枚とは少し異なり、①の効果に手札コストが必要ないかわりにフィールドから発動が不可能になっている《白銀の城の狂時計》。こちらはフィールドの「ラビュリンス」モンスターを条件に、そのターンにセットした通常罠カード1枚を発動可能にするルール干渉効果!
姫様でセットした罠カードを即時発動する他、初動では《ウェルカム・ラビュリンス》《ビッグウェルカム・ラビュリンス》を発動し姫様を呼び出していきましょう!
②の効果でサルベージ・蘇生が容易かつ、《白銀の城の召使い アリアンナ》のサーチで必要な時に持ってこれることから少数採用でも問題なく機能します。
魔法・罠カード
《ビッグウェルカム・ラビュリンス》
(準制限カード) 【 通常罠 】
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の手札・デッキ・墓地から「ラビュリンス」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
その後、自分フィールドのモンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
自分フィールドにレベル8以上の悪魔族モンスターが存在する場合、代わりに相手フィールドのカード1枚を対象とする事もできる。
出典:遊戯王公式データベース
《ウェルカム・ラビュリンス》
【 通常罠 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキから「ラビュリンス」モンスター1体を特殊召喚する。
このカードの発動後、次のターンの終了時まで自分は悪魔族モンスターしかデッキ・EXデッキから特殊召喚できない。
②:このカードが墓地に存在する状態で、自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
出典:遊戯王公式データベース
テーマ魔法・罠カードのうち、まずご紹介するのは「ウェルカム・ラビュリンス」の名称を持つ2枚。どちらもデッキから「ラビュリンス」モンスターを特殊召喚する効果を持ち、最上級モンスターの姫様を呼び出す他にも状況に合わせて必要なメイド・調度品たちを探せる便利なカード達です。
特に《ビッグウェルカム・ラビュリンス》は発動後自分モンスターのバウンスを必要としながらもリクルートだけでなく蘇生が可能になり、墓地効果でセルフバウンス・条件付き相手モンスターのバウンスと強力すぎて準制限カードに指定されてしまいました。「自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合」のトリガーをとにかく踏みやすい1枚だったのでそこそこ厳しい……
《白銀の迷宮城》
【 フィールド魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:セットされた「ウェルカム・ラビュリンス」通常罠カードを自分が発動した場合、その効果に以下の効果を加える事ができる。
●フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
②:自分が「ラビュリンス」カード以外の通常罠カードを発動した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
出典:遊戯王公式データベース
上記の「ウェルカム・ラビュリンス」達に追加でフィールドのカードを対象をとらずに破壊する効果を「加える」ことのできるフィールド魔法。この加えられた効果はその罠カードの効果として扱うため、結果として「自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合」というトリガーを踏むことができるようになるんですね!
展開カードの「ウェルカム・ラビュリンス」2種をそのまま妨害に流用し、②の効果でテーマ外の通常罠を展開カードに流用するのでこのカード1枚でグッと罠カードの可能性が広がります!
強力ながら出張ギミックや手札誘発に枠を割いた結果採用されないことも多いこのカード。天才トレカライター的にはなんとか枠を開けて1枚だけでも採用し、サーチ先の選択肢として保持しておくのがオススメ!
というかアクションRPGやタワーディフェンスを元ネタに持ちつつも、悪魔族統一で城で待ち構えるってことはこのテーマ実質悪魔城なわけじゃん?じゃあイメージ的にも城はデッキから抜くわけにはいかないっていうか……
めんどくさいKONAMIのオタク……
【ラビュリンス】デッキと相性が良いカード
《強欲で金満な壺》
【 通常魔法 】
①:自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
出典:遊戯王公式データベース
汎用手札誘発と同じような枠のカードに見えますが、【ラビュリンス】では半必須ともいえるドローカードです。基本の動きにEXデッキが絡まないのでコストが捻出でき、また手札コストを必要とする効果を展開に使う都合上純粋に枚数が増えるカードが必要なんですね!
サーチは豊富であり、手札枚数さえあれば欲しいカードにアクセスできることが多いため類似カードの《金満で謙虚な壺》よりもこちらを優先するべきでしょう。絶対に6枚除外2ドローで使うこと!
《悪魔の技》
【 通常罠 】
①:自分フィールドに悪魔族モンスターが存在する場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、デッキから悪魔族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
テーマ外カード……ではありますが、イラストはメイド姉妹だし収録も【ラビュリンス】初出のデッキビルドパック「タクティカル・マスターズ」なので実質テーマ内カードの気もする1枚。
自分の悪魔族がいればフィールドのカードを種類問わず対象にとって破壊し、デッキから悪魔族モンスターを墓地に送る事の出来る通常罠カード……つまりは《白銀の城の火吹炉》たち調度品モンスターを墓地に送る事ができるんですね!
《白銀の迷宮城》があれば墓地に送ったモンスターを即座に特殊召喚することも可能となり、《白銀の城のラビュリンス》を呼び出すカードにも様変わり!活用法の多いカードなのですが、(このデッキではほぼ常に満たしているとはいえ)発動条件のある罠カードなので採用枚数には気を付けましょう。
《魔界特派員デスキャスター》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / 悪魔族 / 攻1000 /
【リンクマーカー:左/下】
効果モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに自分フィールドの悪魔族モンスター1体をリリースできる。
②:「魔界特派員デスキャスター」以外の自分の墓地の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札を1枚選んで捨て、対象のモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
出典:遊戯王公式データベース
エクストラデッキに依存せず、《強欲で金満な壺》でランダムにコストとして除外されることもあってあまり戦術として頼ることはないのですが……悪魔族モンスターならば縛りなしで蘇生できる《魔界特派員デスキャスター》は姫様を蘇生して戦力を整えて巻き返したり、《白銀の城の召使い アリアンナ》の蘇生で実質的にエクストラに用意して置けるサーチカードとしても扱えるのでできるだけ残しておきたいため3枚採用です。
その他では《旧神ヌトス》を3枚採用していますが、これはすべて除外されて《ドラグマ・パニッシュメント》が発動不可となり腐ることを回避するためですね。《強欲で金満な壺》を使っていなくとも、1枚積みの《ドラグマ・パニッシュメント》を再セットして複数回使用することもあります!
紹介した他にも通常罠であればほとんどが採用可能、強力な罠カードをメイン・サイドデッキに上手く散らして仮想敵への対策をしていきましょう。サンプルデッキでは近年よく使われる強力な通常罠カードを少数ずつ採用していますので、実際の使用感や周囲のデッキに合わせて枚数を調整してみてください!
採用カードの中で特にイチオシなのは《トランザクション・ロールバック》。手札コストとして使い、墓地効果で無駄なく強力罠を再利用!相手の罠をコピーする効果は、意外なコンボも組めちゃうかも!?
【ラビュリンス】デッキの回し方
展開デッキではない……といいつつもそこは現代遊戯王、2枚初動からテーマのキーカードを確実に展開しつつ妨害も構える動きが可能です。初動として優秀な動きを確認しておきましょう!
【使用カード/条件】①
- 《白銀の城の召使い アリアンナ》
- 《ビッグウェルカム・ラビュリンス》または《白銀の城の狂時計》
【結果】
- 1ハンデス(後攻ならカード種類問わず1枚破壊)
- モンスターゾーンに《白銀の城のラビュリンス》
- 魔法・罠ゾーンに《ビッグウェルカム・ラビュリンス》、または墓地に《ビッグウェルカム・ラビュリンス》
- 手札に《白銀の城の召使い アリアンナ》
【手順】
- 《白銀の城の召使い アリアンナ》を召喚、①が誘発し《ビッグウェルカム・ラビュリンス》または《白銀の城の狂時計》のうち足りない方をサーチ
- 《白銀の城の狂時計》を手札から捨てて①を発動
- 《ビッグウェルカム・ラビュリンス》をセットして即発動、デッキから《白銀の城のラビュリンス》を特殊召喚し《白銀の城の召使い アリアンナ》をセルフバウンス
- 《白銀の城のラビュリンス》の③が誘発、相手の手札を破壊(後攻ならば相手フィールドのカードでも可)
- 《白銀の城のラビュリンス》の②を発動、《ビッグウェルカム・ラビュリンス》を再セット(墓地効果を狙いたい場合はここをスキップ)
【盤面の解説】
《白銀の城のラビュリンス》のハンデス・破壊を叩き込みつつ、回収した《白銀の城の召使い アリアンナ》で次のターンも召喚権を無駄なく使える構え。再セットした《ビッグウェルカム・ラビュリンス》は相手ターンで《迷宮城の白銀姫》を特殊召喚→即回収実質サーチしつつ特殊召喚条件を満たすことができ、使用枚数に余裕があるため他にセットした通常罠と合わせてさらなる通常罠のリクルートに繋げることができます。もちろん、手札の状況によっては再セットせず《ビッグウェルカム・ラビュリンス》の墓地効果でセルフバウンス・バウンス除去を狙うこともできます!
【使用カード/条件】②
最小枚数として2枚展開を紹介しましたが、上記の使用カードから
- 《白銀の城の召使い アリアンナ》→《白銀の城の召使い アリアーヌ》+通常罠カード
- 《ビッグウェルカム・ラビュリンス》→《白銀の城の火吹炉》(or《白銀の城の竜飾灯》)+手札コスト1枚(なんでも)
手札コストをよしとする場合はこのように置換することができ、その場合は上記の展開に加えて+αの盤面が作れます。
【結果】
- 1ハンデス(後攻ならカード種類問わず1枚破壊)
- モンスターゾーンに《白銀の城のラビュリンス》+《白銀の城の召使い アリアーヌ》+《白銀の城の火吹炉》
- 魔法・罠ゾーンに《ビッグウェルカム・ラビュリンス》、または墓地に《ビッグウェルカム・ラビュリンス》
- 1ドロー、手札に《白銀の城の召使い アリアンナ》+《白銀の城の狂時計》(+《白銀の城の竜飾灯》※フィールドの《白銀の城の火吹炉》なし)
【手順】
- 《白銀の城の召使い アリアーヌ》を召喚し手札の通常罠カードをコストに①を発動、《白銀の城の召使い アリアンナ》を特殊召喚
- 特殊召喚された《白銀の城の召使い アリアンナ》の①が誘発、《白銀の城の火吹炉》(or《白銀の城の竜飾灯》)または《白銀の城の狂時計》のうち足りない方をサーチ
- 《白銀の城の狂時計》を手札から捨てて①を発動
- 《白銀の城の火吹炉》(or《白銀の城の竜飾灯》)の①を発動、自身と手札コストを捨てて《ビッグウェルカム・ラビュリンス》をデッキからセット
- 《白銀の城の狂時計》の②が誘発、自身を手札に回収
- 《ビッグウェルカム・ラビュリンス》をセットして即発動、デッキから《白銀の城のラビュリンス》を特殊召喚し《白銀の城の召使い アリアンナ》をセルフバウンス
- 《白銀の城のラビュリンス》の③が誘発、相手の手札を破壊(後攻ならば相手フィールドのカードでも可)
- 《白銀の城の召使い アリアーヌ》の②が誘発して1ドロー
- 墓地の《白銀の城の火吹炉》(or《白銀の城の竜飾灯》)の②が誘発して自身を特殊召喚(or手札に回収)
- 《白銀の城のラビュリンス》の②を発動、《ビッグウェルカム・ラビュリンス》を再セット(墓地効果を狙いたい場合はここをスキップ)
【盤面の解説】
先ほどの盤面に加えて必要枚数が4枚に増えつつも、《白銀の城の召使い アリアンナ》を経由したことで1ドロー+盤面に自身を追加、《白銀の城の火吹炉》(or《白銀の城の竜飾灯》)を経由したことで自身を墓地回収(or蘇生)+《白銀の城の狂時計》回収によってアドバンテージ的には3枚のプラスを稼ぎながら強力な盤面を作り出すことができます。
先ほどと同様に《ビッグウェルカム・ラビュリンス》で相手ターンに《迷宮城の白銀姫》を特殊召喚→即回収を行えば《白銀の城の召使い アリアンナ》でさらに1ドロー。
発動前に《白銀の城の狂時計》及び《白銀の城の火吹炉》(or《白銀の城の竜飾灯》)の効果を発動しておくことで再びそれらの効果も誘発、回収(蘇生)を挟みつつデッキから《ウェルカム・ラビュリンス》をセットしつつ発動可能状態にすることができ、《迷宮城の白銀姫》の特殊召喚から繋げることで欲しい通常罠カードをなんでもデッキからセット可能!より盤石になった盤面で相手をコントロールしきりましょう!
《迷宮城の白銀姫》や追加の通常罠を素引きしていればこれに+αの盤面を狙えるので、この動きを基本としつつ手札・相手のデッキに合わせて「どこでアドリブを利かせればさらに盤面を上振れさせられるか」を判断できるようになるとデッキの強さが一段上がりますよ!
【使用カード/条件】③
ここまで必要枚数の多い展開を紹介しましたが、逆に最小枚数で構えられる動きとしては……
- 《白銀の城の召使い アリアンナ》
【結果】
- 相手ターン、1ハンデスor1枚破壊
- モンスターゾーンに《白銀の城のラビュリンス》
- 墓地に《ビッグウェルカム・ラビュリンス》
- 手札に《白銀の城の召使い アリアンナ》
【手順】
- 《白銀の城の召使い アリアンナ》を召喚、①で《ビッグウェルカム・ラビュリンス》をサーチしてセット
- 相手ターン任意のタイミングで 《ビッグウェルカム・ラビュリンス》 発動、デッキから《白銀の城のラビュリンス》を特殊召喚し《白銀の城の召使い アリアンナ》をセルフバウンス
- 《白銀の城のラビュリンス》の③が誘発、相手の手札or相手フィールドのカード1枚を破壊
【盤面の解説】
先ほどと比べて果たして盤面解説と言えるのか?と言いたくなるような盤面ですが、《白銀の城の召使い アリアンナ》1枚から1妨害を用意しつつ《白銀の城のラビュリンス》を展開、手札に《白銀の城の召使い アリアンナ》を回収できるので最低限の妨害と展開、次のターンの動きに繋げられることが大事です。
展開例①②と違ってこの動きを行うということは《白銀の城の召使い アリアンナ》以外の展開用「ラビュリンス」カードが全然引けていないということで、普通のデッキなら事故に思えますが……このデッキでは「残りの手札は全部汎用手札誘発or通常罠カード」と言い換えてもよく、残りの手札4枚をフルに使って妨害を複数枚構える動き自体はかなり容易です!
手札から発動できる「ラビュリンス」モンスターの効果もあるので、《増殖するG》さえあれば突っ張ってきた相手の展開中に手札で妨害準備が整うこともしばしば。苦しい時こそ妨害の当て所を見逃さず、勝機を手繰り寄せましょう!
残り全部罠で追加4伏せエンドして《大嵐》《ハーピィの羽根帚》《ライトニング・ストーム》を食らったらもう割り切ってください
【ラビュリンス】デッキを扱う上でのポイント
まず《白銀の城のラビュリンス》を立てる!
上記展開ルートでも必ず《白銀の城のラビュリンス》の展開を挟んでいますが、このデッキにとって息切れ防止役もメイン除去もすべてを担う超重要カードなので何が何でも立ててください!最初は《白銀の城のラビュリンス》さえ特殊召喚出来れば最低限事故ではない、くらいの心構えで動き方を組み立てていきましょう。その上で上記のように+α、追加の妨害や展開、手札に後続や誘発要員を何枚抱えられるかを状況に合わせて思考しプレイングを行ってください。
また、先攻ではライフを守るために《白銀の城のラビュリンス》を守備表示で特殊召喚したくなることもあるかもしれませんが……攻撃力2900を活かした壁として攻撃表示で出しておくことも(追加の罠で姫様を守れる前提ですが)とても大事なことです。妨害を吐かされた後下級モンスターや少ない消費で出せるモンスターでサクっと戦闘破壊されることは避けたいですからね。
警戒すべきモンスターとは
攻撃力2900の《白銀の城のラビュリンス》、3000の《迷宮城の白銀姫》はテーマに存在するのですがそれらは戦闘破壊要員として扱うことになることが多く、攻撃力3100を越えつつ罠カードや効果への耐性を持つような大型モンスターへの対処が純正構築では非常に苦手です。
相手のテーマを判別してそういったエースが存在するようであれば展開要員を何が何でも止める、サイドカードで「壊獣」を用意しておくなど詰みを回避できるように意識しましょう!
エクストラデッキに対抗策を用意するのももちろんおすすめです、サンプルデッキレシピでは《No.60 刻不知のデュガレス》による攻撃力倍化、《閉ザサレシ世界ノ冥神》による素材としての吸収を仕込んでありますよ!
【ラビュリンス】デッキをカスタムするおすすめカード
今回はできるだけ純正構築の【ラビュリンス】をご紹介しており、カスタム案としてまずは非採用にしている「ラビュリンス」カードを一通り試してみることが実はおすすめです!サンプルデッキレシピは使いやすさ・動かしやすさを重視しており、例としては追加の罠カード即発動権であり後攻0ターン目にも動けるようになる《白銀の城の執事 アリアス》で罠カード主体であることの弱点「動き出しの遅さ」をカバーできるよう強化していくのがおすすめです。
その他、エクストラデッキの依存度が低いことから【ドラグマ】と混合する型も考えられます!
《教導の聖女エクレシア》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「教導の聖女エクレシア」以外の「ドラグマ」カード1枚を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。③:このカードはEXデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
具体的には《ドラグマ・パニッシュメント》を3枚採用し、それをサーチできる《教導の聖女エクレシア》、さらにそれをサーチする《天底の使徒》を採用した【ドラグマラビュリンス】ですね。エクストラデッキの空いた枠には直接捨てて効果を発動できるモンスターを詰め込んでいきましょう!
おすすめは《天底の使徒》でサーチする際に1ドローを発揮でき、初動カードとしての安定性を一気に上げることのできる《共命の翼ガルーラ》!《超融合》を採用し、苦手なモンスターの処理役を兼ねさせることもできますよ!
おわりに
以上これまで、【ラビュリンス】デッキ解説記事になります。
相手を追い詰めコントロールするのが大好きなそこのあなた!使い込むほど味が出る、クセや環境に合わせたカスタマイズも可能な一級品のコントロールデッキをぜひ使ってみませんか!?まずは純構築からいったん体験してみて、あなただけの迷宮を姫様と一緒に作り上げてみてください!
しかし何の因果か【R-ACE】デッキ解説記事に続いて2連続でバックを構えるデッキの解説になったなぁ……
《E・HERO アブソルートZero》+《水霊術-「葵」》とか、案外最終的には罠込みで構えるデッキが好きなのバレてるんじゃないですか?
デッキパーツの購入は業界最高峰の品ぞろえ、カーナベルのネット通販にてぜひ!
この記事は天才トレカライター、H宮田がお送りしました!それでは!
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