【OCG】2024年 M∀LICEデッキ 入門書【Welcome to Underground! コードが支配する電脳世界へ!】

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【OCG】2024年 M∀LICEデッキ 入門書【Welcome to Underground! コードが支配する電脳世界へ!】

はじめに

読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。

「かわいくて強力な女の子のテーマを使いたい!」「除外を活用したテクニカルなデッキで戦いたい!」

今回はそんな方に向けた、サイバース族のリンク召喚テーマM∀LICE】デッキの解説記事です。

この記事では、除外されることで効果を発動して展開する【M∀LICE】デッキの特徴や展開例、相性の良いカードについて解説していきます

目次

【M∀LICE】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼

【M∀LICE】デッキの特徴

【M∀LICE】デッキとは?

【M∀LICE】は、童話『不思議の国のアリス』と暗号通信で用いられる「M(malicious attacker)」のキャラクターに由来する、ウィルスプログラムがモチーフとなっているテーマのカード群です。

各モンスターは『不思議の国のアリス』に登場するキャラクターを模した、かわいらしい少女の姿をしています。

メインデッキのモンスターは<P>はチェスで「兵隊」を意味するポーン、EXデッキのモンスターは<Q>の「女王」であるクイーンとなっています。

『不思議の国のアリス』の続編となる『鏡の国のアリス』ではチェスが物語に大きく関わってくることから、そちらのモチーフを取り入れているのでしょう。

また各罠カードのアルファベットも、童話の中に出てきた章題や場面の略字から取られているというのも面白いですね。

【M∀LICE】デッキの特徴

【M∀LICE】モンスターは自身が除外された場合にライフを支払うことで、自身を特殊召喚するという共通効果を持っています。

メインデッキのモンスターは、その効果を使うと「このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない」制約を受けることとなります。

そのため【M∀LICE】デッキで扱うEXデッキは、ほとんどがLモンスターで統一することになります。

またテーマの通常罠も共通効果を持っており、自分フィールドの【M∀LICE】モンスターを除外することで、セットしたターンでも発動することができます。

これによって罠カードのアクションの遅さをカバーしつつ、【M∀LICE】モンスターを除外することでそちらの自己特殊召喚効果を誘発させることができます。

【M∀LICE】モンスターの中にはテーマの罠カードをセットするものもありますので、そちらと組み合わせて自分・相手ターンでトリッキーに展開していきましょう。

【M∀LICE】デッキの戦い方

序盤はリンク召喚テーマらしく、モンスターを展開してL召喚の素材にしながらリンク値(リンクマーカーの数)を伸ばしていきましょう。

【M∀LICE】モンスターは共通効果で除外ゾーンから展開することができるので、さまざまなカードの効果を使ってそれらを除外していきます。

《M∀LICE<P>White Rabbit》や《M∀LICE<P>Dormouse》、《M∀LICE IN UNDERGROUND》を使うことで、デッキの【M∀LICE】モンスターにアクセスすることができます。

モンスターを展開したら《スプラッシュ・メイジ》をはじめとした【サイバース族】の展開ギミックなどを用いながら、【M∀LICE】Lモンスターを呼び出していきましょう。

テーマの罠カードをセットできる《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》、デッキのモンスターを除外できる《M∀LICE<Q>RED RANSOM》は、展開の補助として活躍させることができます。

最終的には、相手ターンに発動できる除去効果を持つ《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》のL召喚を目指していきましょう。

またサイバース族の大型モンスターである《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》も、非常に強力な制圧カードとなります。

これらの大型Lモンスターと【M∀LICE】罠カードを使って、安定した展開力を生かしながら相手の展開を妨害して戦っていきましょう。

【M∀LICE】カードの解説

メインデッキの【M∀LICE】モンスター

《M∀LICE<P>White Rabbit》

《M∀LICE<P>White Rabbit》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻1200 / 守300

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
同名カードが自分の墓地に存在しない「M∀LICE」罠カード1枚をデッキから自分フィールドにセットする。
②:このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
③:このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

出典:遊戯王公式データベース

あわてんぼうの白うさぎ。

闇属性・サイバース族・レベル3の【M∀LICE】下級モンスターです。

①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
同名カードが自分の墓地に存在しない「M∀LICE」罠カード1枚をデッキから自分フィールドにセットする。

《M∀LICE<P>White Rabbit》の①の効果

①の効果で自身が召喚・特殊召喚した場合に、デッキから【M∀LICE】罠カードをセットすることができます。

セットできる【M∀LICE】罠カードは「同名カードが墓地に存在しないもの」となっているので、名称が被らないように注意しましょう。

とはいえテーマには墓地を除外するカードも多いので、そちらで墓地の罠カードを除外してしまえば問題ないので、2枚以上同名の【M∀LICE】罠カードを採用する場合は意識しておきましょう。

③:このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

《M∀LICE<P>White Rabbit》の③の効果

③の効果は共通効果となっており、自身が除外された際に300LPを支払うことで特殊召喚する帰還効果です。

《M∀LICE<P>White Rabbit》の①の効果でセットできる【M∀LICE】罠カードは、セットしたターンであってもフィールドの【M∀LICE】モンスターを除外することで発動できるため、この効果のトリガーとして活用できます。

サーチ効果を持った《M∀LICE<C>MTP-07》や、リクルート効果を持った《M∀LICE<C>TB-11》と併せればそのままモンスターを展開できるので、展開の初動として活用すると良いでしょう。

《M∀LICE<P>Cheshire Cat》

《M∀LICE<P>Cheshire Cat》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻1500 / 守300

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
手札から「M∀LICE」カード1枚を選んで除外する。
その後、自分は2枚ドローできる。
②:このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスターが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。
③:このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

出典:遊戯王公式データベース

ニヤニヤ笑いのチェシャ猫。

①:自分メインフェイズに発動できる。
手札から「M∀LICE」カード1枚を選んで除外する。
その後、自分は2枚ドローできる。

《M∀LICE<P>Cheshire Cat》の①の効果

①の効果で自分のメインフェイズに、手札の【M∀LICE】カードを除外することで2ドローすることができます。

【M∀LICE】モンスターを除外すればそのまま展開に繋がりますし、手札に被った【M∀LICE】魔法・罠カードを無駄なく処理するという使い方もできます。

②:このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスターが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。

《M∀LICE<P>Cheshire Cat》の②の効果

②の効果は自身をリンク先とする【M∀LICE】Lモンスターに、戦闘破壊したモンスターを除外する効果を付与するというもの。

左右にマーカーを持つ《M∀LICE<Q>RED RANSOM》や《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》であれば効果も活用しやすいので、相手フィールドのモンスターの状況に応じて活用すると良いでしょう。

《M∀LICE<P>Dormouse》

《M∀LICE<P>Dormouse》

【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻900 / 守300

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「M∀LICE」モンスター1体を除外する
このターン中は自分フィールドの「M∀LICE」モンスターの攻撃力が600アップする。
②:このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスターは効果では破壊されない
③:このカードが除外された場合、300LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
このターン、自分はLモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

出典:遊戯王公式データベース

ポットの中の眠りネズミ。

①:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「M∀LICE」モンスター1体を除外する。
このターン中は自分フィールドの「M∀LICE」モンスターの攻撃力が600アップする

《M∀LICE<P>Dormouse》の①の効果

①の効果で自分メインフェイズに、デッキから【M∀LICE】モンスターを除外することができます。

【M∀LICE】モンスターは除外された場合に発動できる特殊召喚効果を持っているので、展開の初動に用いる重要な効果となっています。

②:このカードをリンク先とする「M∀LICE」Lモンスターは効果では破壊されない。

《M∀LICE<P>Dormouse》の②の効果

②の効果は、自身をリンク先とする【M∀LICE】Lモンスターに効果破壊耐性を付与するというものです。

《M∀LICE<Q>RED RANSOM》は相手モンスターの攻撃力と守備力を入れ替える永続効果を持っているので、そうしたカードを守るのに活用することができます。

EXデッキの【M∀LICE】モンスター

《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》

《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻2500 /

【リンクマーカー:上/左下/右下】
「M∀LICE」モンスターを含むモンスター3体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手ターンに、自分の除外状態の「M∀LICE」カード1枚を対象として発動できる(このカードのリンク先にモンスターが存在する場合、この効果の発動と効果は無効化されない)。
そのカードをデッキに戻し、フィールドのカード1枚を除外する。
②:このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードの攻撃力を倍にして特殊召喚する。

出典:遊戯王公式データベース

いつも怒ってるハートの女王。

①:自分・相手ターンに、自分の除外状態の「M∀LICE」カード1枚を対象として発動できる(このカードのリンク先にモンスターが存在する場合、この効果の発動と効果は無効化されない)。
そのカードをデッキに戻し、フィールドのカード1枚を除外する。

《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》の①の効果

①の効果でお互いのターンに除外されている【M∀LICE】カードをデッキに戻しながら、フィールドのカード1枚を除外することができます。

フリーチェーンで発動できる、対象にもとらない破壊を介さない除去ということで、非常に強力な効果です。

またテーマのリソース回復手段としても有用となるので、自分・相手のターンで積極的に使っていきたいですね。

②:このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードの攻撃力を倍にして特殊召喚する。

《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》の②の効果

②の効果は【M∀LICE】Lモンスター共通となっている帰還効果です。

Lモンスターの共通効果では特殊召喚だけでなく追加の効果もあり、《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》は攻撃力の倍化となっています。

これで実質的な5000打点となりほとんどのモンスターを戦闘破壊できるようになるので、高打点の壁モンスターやフィニッシャーとして活躍してくれます。

《M∀LICE<Q>RED RANSOM》

《M∀LICE<Q>RED RANSOM》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻2300 /

【リンクマーカー:左/右/下】
「M∀LICE」モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「M∀LICE」魔法カード1枚を手札に加える。
②:このカードのリンク先にモンスターが存在する限り、相手フィールドの効果モンスターの元々の攻撃力と守備力は入れ替わる。
③:このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、デッキからサイバース族モンスター1体を除外できる。

出典:遊戯王公式データベース

すこしせっかちな赤の女王。

①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「M∀LICE」魔法カード1枚を手札に加える。

《M∀LICE<Q>RED RANSOM》の①の効果

①の効果で特殊召喚した場合に、デッキから【M∀LICE】魔法カードを手札に加えることができます。

現状では《M∀LICE IN UNDERGROUND》しかテーマの魔法カードはありませんが、また今後追加されればこの効果の重要度も高くなるでしょう。

③:このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、デッキからサイバース族モンスター1体を除外できる。

《M∀LICE<Q>RED RANSOM》の③の効果

③の共通の帰還効果で、デッキからサイバース族モンスターを除外することができます。

テーマのモンスターを除外するという使い方はもちろんのこと、《ドットスケーパー》などを除外することで【サイバース族】の展開に繋げることもできます。

展開に活用できる中継点として、十分に活躍してくれることでしょう。

《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻2300 /

【リンクマーカー:上/左/右】
「M∀LICE」モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚した場合、自分・相手の墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
②:自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキ・墓地から「M∀LICE」罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
③:このカードが除外された場合、900LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、自分は1枚ドローできる。

出典:遊戯王公式データベース

のんびりとした白の女王。

①:このカードが特殊召喚した場合、自分・相手の墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。

《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》の①の効果

①の効果で自身が特殊召喚した場合に、お互いの墓地のカードを3枚まで対象に取って除外することができます。

相手の墓地を除外して妨害することはもちろん、自分の墓地の【M∀LICE】カードを除外して展開のサポートに活用することもできます。

②:自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキ・墓地から「M∀LICE」罠カード1枚を自分フィールドにセットする。

《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》の②の効果

②の効果で、自分のデッキ・墓地から【M∀LICE】罠カードをセットすることができます。

《M∀LICE<P>White Rabbit》と違い墓地からもセットできるので、中盤以降もしっかりと活用できます。

【M∀LICE】魔法・罠カード

《M∀LICE IN UNDERGROUND》

《M∀LICE IN UNDERGROUND》

【 フィールド魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、自分の手札・デッキ・墓地から「M∀LICE」カード1枚を除外できる。
②:自分の除外状態の「M∀LICE」罠カードが3種類以上存在する限り、自分フィールドの「M∀LICE」Lモンスターの攻撃力は3000アップする。
③:自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する限り、相手モンスターは「M∀LICE」Lモンスターしか攻撃対象に選択できない。

出典:遊戯王公式データベース

『不思議の国のアリス』の通称、『Alice in Wonderland』から。

①:このカードの発動時の効果処理として、自分の手札・デッキ・墓地から「M∀LICE」カード1枚を除外できる。

《M∀LICE IN UNDERGROUND》の①の効果

①の効果で、さまざまな領域から【M∀LICE】モンスターを除外することができます。

メインデッキの【M∀LICE】モンスターを除外して序盤の展開に繋げたり、墓地の【M∀LICE】Lモンスターを除外して再展開へ繋げたりと、さまざまな活用が可能です。

③:自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する限り、相手モンスターは「M∀LICE」Lモンスターしか攻撃対象に選択できない。

《M∀LICE IN UNDERGROUND》の③の効果

③の効果で【M∀LICE】Lモンスターが存在すれば、そちらしか攻撃できなくすることができます。

【M∀LICE】下級モンスターには、リンク先としている【M∀LICE】Lモンスターにさまざまな効果を付与することができるので、そちらを守るために活用すると良いでしょう。

《M∀LICE<C>GWC-06》

《M∀LICE<C>GWC-06》

【 通常罠 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる
①:自分の墓地・除外状態の「M∀LICE」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、この効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復できる。

出典:遊戯王公式データベース

第6章「猫のない笑い(Grin Without Cat)」

このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。

《M∀LICE<C>GWC-06》の効果外テキスト

効果外テキストは【M∀LICE】罠カード共通のものとなっており、自分フィールドの【M∀LICE】モンスターを除外することでセットしたターンでも発動できます。

もちろん《M∀LICE<P>White Rabbit》や《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》でセットした罠カードも発動できるうえ、除外した【M∀LICE】モンスターの帰還効果もトリガーできるので、さまざまな活用方法があります。

①:自分の墓地・除外状態の「M∀LICE」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、この効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復できる。

《M∀LICE<C>GWC-06》の①の効果

①の効果で、墓地・除外から【M∀LICE】モンスターを特殊召喚することができます。

特殊召喚時に効果がある《M∀LICE<P>White Rabbit》や、フリーチェーンで発動できる効果を持つ《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》を呼び出して、柔軟に対応することが可能です。

《M∀LICE<C>MTP-07》

《M∀LICE<C>MTP-07》

【 通常罠 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
①:デッキから「M∀LICE」モンスター1体を手札に加える。
自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、さらにフィールドのカード1枚を除外できる

出典:遊戯王公式データベース

第7章「狂ったお茶会」(Mad Tea Party)

①:デッキから「M∀LICE」モンスター1体を手札に加える。
自分フィールドに「M∀LICE」Lモンスターが存在する場合、さらにフィールドのカード1枚を除外できる。

《M∀LICE<C>MTP-07》の①の効果

①の効果で、デッキから【M∀LICE】モンスターを手札に加えることができます。

しかしながら現状手札から特殊召喚できる【M∀LICE】モンスターはいないので、まだ初動に使う機会は少ないでしょう。

本命は後半の【M∀LICE】Lモンスターが存在する場合に適用できる、カード除外効果です。

相手ターンに特殊召喚した《M∀LICE<P>White Rabbit》からこのカードをセットすれば、そのまま発動できるため相手の妨害として活用すると良いでしょう。

《M∀LICE<C>TB-11》

《M∀LICE<C>TB-11》

【 通常罠 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
このカードは自分フィールドの表側表示の「M∀LICE」モンスター1体を除外し、セットしたターンに発動する事もできる。
①:デッキから「M∀LICE」モンスター1体を特殊召喚する
相手フィールドにカードが3枚以上存在する場合、代わりにEXデッキから「M∀LICE」Lモンスター1体を特殊召喚する事もできる。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、その効果は発動できない。

出典:遊戯王公式データベース

第11章「タルト泥棒」(Tart Burglar)

①:デッキから「M∀LICE」モンスター1体を特殊召喚する。
相手フィールドにカードが3枚以上存在する場合、代わりにEXデッキから「M∀LICE」Lモンスター1体を特殊召喚する事もできる。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、その効果は発動できない。

《M∀LICE<C>TB-11》の①の効果

①の効果で、デッキから【M∀LICE】モンスターを特殊召喚することができます。

《M∀LICE<P>White Rabbit》からセットすれば、このカードでリクルートしつつ《M∀LICE<P>White Rabbit》の帰還にもつながるので、重要な展開カードとなっています。

呼び出したモンスターは攻撃と効果の発動ができませんが、メインデッキの【M∀LICE】モンスターであれば墓地や除外を経由して別に特殊召喚させれば効果を発動できるので、展開の中継としてうまく活用すると良いでしょう。

【M∀LICE】デッキと相性が良いカード

《ドットスケーパー》

《ドットスケーパー》

【 効果モンスター 】
星 1 / 地 / サイバース族 / 攻0 / 守2100

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、それぞれデュエル中に1度しか使用できない。
①:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
②:このカードが除外された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

レベル1・地属性・サイバース族の汎用で使うことができる展開補助のモンスターです。

《M∀LICE<Q>RED RANSOM》などから除外することで、そのまま自身を特殊召喚してリンク展開を伸ばすことができます。

さらに墓地へ送られることでも自己再生が可能なので、召喚権を用いず1枚から2体分のリンク値として活用できるのが強みとなっています。

《スプラッシュ・メイジ》

《スプラッシュ・メイジ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 水 / サイバース族 / 攻1100 /

サイバース族モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。

【LINK-2:右上/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

こちらも【サイバース族】ではおなじみの、展開サポート効果を持ったリンク2モンスターです。

効果を使用するとサイバース族モンスターしか出せなくなってしまう制約を受けるものの、リンク2→リンク3につながる展開として非常に扱いやすいモンスターとなっています。

サイバース族である【M∀LICE】モンスターを蘇生することで、そのまま【M∀LICE】リンクモンスターのL召喚に繋げることができます。

《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》

《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》

【 リンクモンスター 】
星 5 / 闇 / サイバース族 / 攻3000 /

【リンクマーカー:上/左/右/左下/右下】
サイバース族モンスター3体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、バトルフェイズ中に相手が発動したモンスターの効果は無効化される。
②:自分・相手ターンに発動できる。
デッキ・EXデッキからサイバース族モンスター1体を墓地へ送る。
このカードは、墓地へ送ったそのモンスターと同じ属性としても扱い、攻撃力が2500アップする。
③:このカードは1度のバトルフェイズ中に、このカードの属性の種類の数までモンスターに攻撃できる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

リンク5の強力なサイバース族リンクモンスターです。

お互いのターンにフリーチェーンでEXデッキからサイバース族モンスターを墓地へ送ることができ、無効効果を持った《サイバース・ディセーブルム》や《メレオロジック・アグリゲーター》を墓地へ送ることで無効効果を使うことが可能となります。

サイバース族しか出せないという制約下でも利用できる、優秀な制圧モンスターとして活用することになるでしょう。

【M∀LICE】デッキの回し方

《M∀LICE<P>White Rabbit》1枚からの展開例

【使用カード/条件】

  • 《M∀LICE<P>White Rabbit》

【結果】

  • 《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》
  • 《M∀LICE IN UNDERGROUND》
  • 《M∀LICE<C>GWC-06》がセット状態
  • 墓地に《サイバース・ディセーブルム》
  • 3ドロー

【手順】

展開ルートを見る ▼

【盤面の解説】

【M∀LICE】デッキの基本となる展開の一例です。

《M∀LICE<P>Dormouse》や《M∀LICE IN UNDERGROUND》から動いても少し途中展開や最終盤面は変わりますが、同様の展開を行うことができます。

【M∀LICE】Lモンスター3種を墓地に用意しつつ、妨害効果を持った《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》と蘇生効果を持った《M∀LICE<C>GWC-06》を構えます。

《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》の効果でEXデッキから《サイバース・ディセーブルム》を墓地へ送っておくことで、相手の魔法・罠カードの効果発動を無効にすることができます。

《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト》の効果は相手ターンでも発動することができるので、相手の展開に合わせて《メレオロジック・アグリゲーター》を墓地へ送ることで、相手モンスターの効果を無効にすることも可能です。

【M∀LICE】デッキではLモンスターでの展開が中心となります。

とくに《ファイアウォール・ドラゴン》などのリンクマーカーの向きを参照する効果を使うため、モンスターの出す場所にはいくらかの注意が必要です。

とくに墓地から特殊召喚する場合は、次の展開をどのように進めるか考えながら、特殊召喚するゾーンを選ぶように意識しておきましょう。

《M∀LICE<C>GWC-06》からの展開例

【使用カード/条件】

  • 《M∀LICE<C>GWC-06》
  • 先述の展開例の続き(墓地に各種【M∀LICE】モンスターが存在)

【結果】

  • 《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》
  • 《M∀LICE<Q>RED RANSOM》
  • 《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》
  • 《M∀LICE<P>Dormouse》
  • 《M∀LICE<P>White Rabbit》
  • フィールドのカード1枚を対象に取らず除外
  • 1ドロー

【手順】

  1. セットしていた《M∀LICE<C>GWC-06》を墓地の《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》対象に発動、そのモンスターを特殊召喚
  2. 《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》の効果を墓地の《M∀LICE<P>White Rabbit》《M∀LICE<Q>RED RANSOM》《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》対象に発動、それらを除外する
  3. 除外された《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》の効果を900LP支払い発動、自身の攻撃力を倍にして特殊召喚
  4. 除外された《M∀LICE<Q>RED RANSOM》の効果を900LP支払い発動、自身を特殊召喚してデッキから《M∀LICE<P>Dormouse》を除外する
  5. 除外された《M∀LICE<P>White Rabbit》の効果を300LP支払い発動、自身を特殊召喚
  6. 除外された《M∀LICE<P>Dormouse》の効果を300LP支払い発動、自身を特殊召喚
  7. 《M∀LICE<P>White Rabbit》の効果を発動、デッキから《M∀LICE<C>MTP-07》をセットする
  8. セットされた《M∀LICE<C>MTP-07》を《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》を除外して発動、デッキからを手札に加えてフィールドのカード1枚を除外
  9. 除外された《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》の効果を900LP支払い発動、自身を特殊召喚してデッキから1ドロー

【盤面の解説】

先述の展開例でセットした《M∀LICE<C>GWC-06》を用いた展開の一例です。

相手ターンに《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》を呼び出し、自分の墓地の【M∀LICE】モンスターを除外することで相手ターン中に展開しながら妨害を使っていきます。

とくに《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》は自身の攻撃力を倍にして戻ってくるだけでなく、相手ターンのカード除去効果も持っているので、優先的に呼び出したいところです。

また《M∀LICE<P>White Rabbit》や《M∀LICE<P>Dormouse》には、自身をリンク先とするLモンスターに耐性などの効果を付与することができます。

墓地から出した《M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER》はその恩恵を受けさせることはできませんが、左右にマーカーを持つ《M∀LICE<Q>RED RANSOM》や《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》はその恩恵を受けるので、それも含めてモンスターを出す位置を考えるようにしておきましょう。

【M∀LICE】デッキをカスタムするおすすめカード

【ビーステッド】関連カード

《深淵の獣マグナムート》

《深淵の獣マグナムート》

(制限カード) 【 効果モンスター 】
星 6 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「深淵の獣マグナムート」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《深淵の獣ドルイドヴルム》

《深淵の獣ドルイドヴルム》

(制限カード) 【 効果モンスター 】
星 6 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送る

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ビーステッド】は闇属性・ドラゴン族で統一されたテーマのモンスターです。

墓地の光・闇属性のモンスターを除外しながら展開できるため、【M∀LICE】モンスターを除外することで展開をサポートすることができます。

もちろん相手の墓地の光・闇属性モンスターを除外する妨害にもできるため、攻防一体のカードとして活用することができるでしょう。

【トポロジック】関連カード

《トポロジック・ゼロヴォロス》

《トポロジック・ゼロヴォロス》

【 リンクモンスター 】
星 4 / 闇 / サイバース族 / 攻3000 /

効果モンスター2体以上
自分はこのカードのリンク先となるEXモンスターゾーンにモンスターを出せない。①:このカードの攻撃力は除外されているカードの数×200アップする。②:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカード以外のモンスターがリンクモンスターのリンク先に特殊召喚された場合に発動する。フィールドのカードを全て除外する。③:このカードが自身の効果で除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに発動する。除外されているこのカードを特殊召喚する。

【LINK-4:左上/右上/左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《ヴァレルコード・ドラゴン》

《ヴァレルコード・ドラゴン》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 /

効果モンスター2体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:リンクモンスターのリンク先のこのカードは効果では破壊されない。
②:モンスター3体を素材としてリンク召喚したこのカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
フィールドのモンスターを全て破壊する。
③:墓地のこのカードを除外して発動できる。
フィールドの攻撃力3000以上の闇属性モンスター1体を選んで除外し、自分のEXデッキ・墓地から「トポロジック」モンスター1体を選んで特殊召喚する
【LINK-3:上/左下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《トポロジック・ゼロヴォロス》をはじめとした、大型リンクモンスターの関連カードです。

【トポロジック】リンクモンスターはカードを除外したり除外されたカードを参照する効果を持っているので、【M∀LICE】の特性をうまく活用することができます。

《ヴァレルコード・ドラゴン》を使うことで、相手の闇属性モンスターを除去しながら展開すると言ったことも可能となっています。

《次元の裂け目》

《次元の裂け目》

【 永続魔法 】

墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かずゲームから除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《次元の裂け目》は、モンスターが墓地へ送られる代わりに除外することができる永続魔法カードです。

除外を活用する【M∀LICE】ではメリットとなる部分が大きく、相手デッキの展開を大きく抑制することができるので非常に有用です。

また墓地へ送らなければ発動できない《増殖するG》を防ぐ手段としても活用できるので、こちらの展開を通しやすくなると言った使い方もできます。

おわりに

いかがだったでしょうか。

【M∀LICE】デッキは動きこそ少し複雑ですが、非常に安定した展開力を持っていて妨害も強力なものが多いため、さまざまな人にオススメできる優秀なテーマデッキとなっています。

カードのイラストやデザインも素晴らしく、デッキのパワーもかなり高いデッキとなっていますので、カジュアル対戦から大会環境まで広く活躍することができます!

興味を持っていただけたなら是非とも実際にカードを手に取ってプレイしてみていただければ幸いです。

ここまでのご精読、ありがとうございました!


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