はじめに
こんばんは、はみるとんです。
今回はついにモンスターも登場してテーマとしての結び付きが強くなった【モルガナイト】を解説していきます！
ルールを書き換えてしまうというド派手な効果で《時を裂く魔瞳》の登場時から新カードが出るたびに話題となっていたこのテーマですが、今回ついに《瞳の魔女モルガナ》の登場でサーチ手段を獲得しました。
新たなモルガナイトカードのおかげで｢最上級｣｢ライフコスト｣という強力な武器を得たことで、構築の幅が非常に上がりました！それでは実際にどんなカードが使えるようになったのか見ていきましょう！
目次
【モルガナイト】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【モルガナイト】デッキの特徴
ルールを追加する派手な効果
【モルガナイト】カードは「通常召喚は１ターンに１度」「上級モンスターのアドバンス召喚にはリリースが必要」などの遊戯王の基本ルールを上書きするような効果をもっていて、これによって「アドバンス召喚主体のデッキなのにリリース要員が入っていない」「ライフコストを払うカードが物凄い数投入されている」などの通常では考えられないバランスの構築が可能となっています。
またテーマのモンスターとして《瞳の魔女モルガナ》が登場した事によってアクセスの安定感も増しました。
【モルガナイト】カードの解説
【モルガナイト】魔法カード
【 通常魔法 】
①：このデュエル中、以下の効果をそれぞれ適用する。
●自分は手札のモンスターの効果を発動できない。
●自分ドローフェイズの通常のドローは２枚になる。
●自分は通常召喚を１ターンに２回まで行う事ができる。
②：墓地のこのカードを除外し、手札から「時を裂く魔瞳」１枚を捨てて発動できる。
このターン、自分がモンスターの召喚に成功した時には、相手はモンスターの効果を発動できない。
出典：遊戯王公式データベース
【 通常魔法 】
①：このデュエル中、以下の効果をそれぞれ適用する。
●自分は手札のモンスターの効果を発動できない。
●自分はレベル５以上のモンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
●自分は魔法・罠カードを発動するために払うＬＰが必要なくなる。
②：墓地のこのカードを除外し、手札の「モルガナイト」カード１枚を相手に見せて発動できる。
見せたカードをデッキの一番下に戻す。
その後、自分は１枚ドローする。
出典：遊戯王公式データベース
【 通常魔法 】
①：このデュエル中、以下の効果をそれぞれ適用する。
●自分は手札のモンスターの効果を発動できない。
●自分のモンスターは１度のバトルフェイズ中に２回までモンスターに攻撃できる。
●自分のモンスターが相手モンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
②：墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「モルガナイト」カード１枚を手札に加える。
その後、自分の手札を１枚選んでデッキの一番下に戻す。
出典：遊戯王公式データベース
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 魔法使い族 / 攻1500 / 守2100
このカード名はルール上「モルガナイト」カードとしても扱う。
このカード名の①③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「モルガナイト」魔法カード１枚を手札に加える。
②：相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地から「モルガナイト」魔法カード１枚を除外して発動できる。
その攻撃を無効にする。
③：自分の墓地・除外状態の「モルガナイト」魔法カードが３種類以上の場合に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は０になる。
出典：遊戯王公式データベース
3種のモルガナイトカードは｢追加ドロー・追加召喚権｣｢2回攻撃・ダメージ2倍｣｢最上級のリリース軽減・魔法罠のライフコスト無視｣という3つの効果をプレイヤーに付与します。
このうちどこに寄せるかで構築が変わってくるのですが、主に｢死を謳うを活かしたビートダウン｣か｢時を裂く、咎を擁くを活かした罠デッキプラン｣に分かれます。
今回は主に｢咎を擁く｣を活かしたプランを中心に考えていきます。
【モルガナイト】デッキと相性が良いカード
最上級モンスター
【 効果モンスター 】
星 8 / 光 / 天使族 / 攻2800 / 守2300
①：自分の墓地の天使族モンスターが４体のみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②：このカードの①の方法で特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の天使族モンスター１体を対象として発動する。
その天使族モンスターを手札に加える。
③：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
④：フィールドの表側表示のこのカードが墓地へ送られる場合、墓地へは行かず持ち主のデッキの一番上に戻る。
出典：遊戯王OCGカードデータベース
【 効果モンスター 】
星 8 / 光 / 天使族 / 攻2500 / 守1600
このカードは特殊召喚できない。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はモンスターを特殊召喚する事ができない。
出典：遊戯王公式データベース
｢咎を擁く｣の効果でリリースを軽減することで、本来出すのが非常に大変な最上級モンスターを簡単に出すことが出来ます。 また、上級モンスターは｢モルガナを召喚し、時を裂くをサーチして発動し、召喚権が増える｣という流れでも手札から出すことが出来るため、スペックは最上級モンスターよりは一段階下がるものの、安定して腐りづらくなります。
特に《大天使クリスティア》は非常に強く、お互いの特殊召喚を封じる強力なロックが行える上に、墓地へ送られるとデッキトップに戻る効果があるため、何度でも再利用が出来ます。 通常のデッキだと手札に来ても再出力手段がないため嬉しくない上にデッキトップの固定が実質ドローロックになってしまうのでデメリットに近いのですが、このデッキなら《時を裂く魔瞳》で2枚引くのであまり気にならない上に、《咎を擁く魔瞳》でそのまま召喚できるので、非常に噛み合っています。
◆罠カード
【 カウンター罠 】
①：フィールドのモンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、ＬＰを半分払って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、破壊したカードが存在していたゾーンと同じ縦列のモンスターゾーン・魔法＆罠ゾーンにカードが存在する場合、それらのカードを全て破壊する。
出典：遊戯王公式データベース
コストを要求するカードの中でも《神の宣告》をはじめとしたカウンター罠カードは確実に1:1交換以上の仕事をしてくれるため、お互いに枚数を減らして長期戦に持ち込むことで《時を裂く魔瞳》でリソース差をつけていく展開に持ち込むことが出来ます。
【モルガナイト】デッキの回し方
【使用カード/条件】
- 《瞳の魔女モルガナ》
- 《時を裂く魔瞳》
- 《大天使クリスティア》
【結果】
【手順】
- 《瞳の魔女モルガナ》を召喚し、効果で《死を謳う魔瞳》をサーチ
- 《死を謳う魔瞳》の墓地効果で《咎を擁く魔瞳》をサーチ
- 《咎を擁く魔瞳》を発動
- 《時を裂く魔瞳》を発動
- 《大天使クリスティア》を召喚
【盤面の解説】
《時を裂く魔瞳》《死を謳う魔瞳》《咎を擁く魔瞳》の３種類のうち、《瞳の魔女モルガナ》から２枚にアクセスすることが出来るため、残る１枚を素引きしていれば３種類の効果を一気に適用する事が出来ます。
この状態では「ドローフェイズに２枚ドローし、そこで引いた最上級モンスターを２体リリースなしで通常召喚」という動きが可能なため、後から引いてくる最上級が全て制圧に変換されます。
【モルガナイト】デッキを扱う上でのポイント
《瞳の魔女モルガナ》の条件を満たそう
《瞳の魔女モルガナ》は墓地・除外状態の【モルガナイト】カードが３種類存在する場合に起動効果で相手のモンスター全体の打点を０にすることが出来ます。
《瞳の魔女モルガナ》を召喚した時点で《死を謳う魔瞳》とその墓地効果によるサーチで２種類は確定するため、残り１種類を引き込めるようにドローソースを回すなどして引き込みに行きます。
また《時を裂く魔瞳》を打てばドローフェイズに残り１種類を引き込みに行きやすいため、優先して打つようにしましょう
手札誘発の採用枚数に注意しよう
【モルガナイト】カードを発動した後、自分は手札で発動する効果を一切発動する事が出来なくなってしまいます。
事前に打つ分には問題ないので《増殖するＧ》などの後攻用のカードであれば投入できますが、後から引いた場合に腐ってしまうので採用枚数には注意が必要です。
【モルガナイト】デッキをカスタムするおすすめカード
《春》
【 フィールド魔法 】
①：１ターンに１度、発動できる。
使用していない自分のメインモンスターゾーンを任意の数だけ指定し、その数だけこのカードにシキカウンターを置く。
そのゾーンはこのカードが存在する間は使用できない。
②：自分フィールドのモンスターの攻撃力は、このカードのシキカウンターの数×４００アップする。
③：相手エンドフェイズに発動できる。
シキカウンターを置く事ができるフィールド魔法カード１枚をデッキから自分フィールドに表側表示で置く（このカードのシキカウンターをそのカードに移す）。
そのカードの効果はこのターン発動できない。
出典：遊戯王OCGカードデータベース
攻撃力の補強として《春》を入れる事によって、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》などの下級モンスターも絡めてメタビートの動きをするプランを取ることも可能です。
この場合《咎を擁く魔瞳》のリリース軽減効果は活かしづらくなりますが、逆に言うと《咎を擁く魔瞳》を引いていない時に最上級が腐ってしまう事故が起きづらくなるため、制圧力は多少下がるものの安定感は増します。
おわりに
というわけで、今回は【モルガナイト】を紹介していきました！
最上級モンスターと罠カードの採用を変える事でさまざまな環境に対応する事ができ、通常召喚主体であることで《増殖するＧ》や《マルチャミー・フワロス》に対して強いなど、様々な面で環境の死角をついて戦う事が出来る面白いデッキですので、ぜひ自分なりの相性の良いカードを模索して構築してみてください！
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました！
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