はじめに
こんにちは、はみるとんです!
今回は【ヌーベルズ】について紹介していきます!
相手のモンスターを食いながら連続儀式展開していき、最後にはあの《ハングリーバーガー》がエースとして登場するという風変わりなテーマ。
様々な相性の良いカードが話題となりましたが、実際どういった構築で回していくのが良いのでしょうか?
早速見ていきたいと思います!
目次
【ヌーベルズ】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【ヌーベルズ】デッキの特徴
次々と進化していく儀式モンスター
《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》
【 儀式モンスター 】
星 1 / 闇 / 獣戦士族 / 攻400 / 守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中から「ヌーベルズ」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りはデッキに戻す。
②:フィールドのこのカードが攻撃・効果の対象になった時に発動できる。
このカードと自分・相手フィールドの攻撃表示モンスター1体をリリースし、手札・デッキからレベル2・3の「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【ヌーベルズ】儀式モンスターはレベル1~6の6種類が存在し、それぞれ特定の条件で次のレベルに進化していく事が出来ます。
これにより、複数回儀式魔法を使って次々儀式召喚していく通常の儀式テーマと異なり、一度儀式召喚が成立したあとはその効果で展開していく事になります。
トリガーとなる「対象になるカード」の組み合わせが非常に重要となります。
ド派手な除去効果
《バグリエル・ド・ヌーベルズ》
【 儀式モンスター 】
星 6 / 闇 / 戦士族 / 攻2400 / 守1850
「レシピ」カードにより降臨。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの全ての表側表示のカードの効果をターン終了時まで無効にする。
「ヌーベルズ」モンスターの効果で特殊召喚した場合、さらに相手フィールドのモンスターを可能な限りリリースする。
②:自分・相手ターンに、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをリリースし、手札・デッキから「ハングリーバーガー」1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《バグリエル・ド・ヌーベルズ》をはじめ、【ヌーベルズ】には多くの「相手モンスターをリリースする効果」があり、モンスター除去に非常に長けたテーマです。
打点も上級相当の打点があるので、展開して一気にワンキルしにいく事も出来ます。
【ヌーベルズ】カードの解説
【ヌーベルズ】儀式モンスター
カード名 | レベル | 条件 | リリースするモンスター | 出すモンスター |
《ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ》 | 1 | 自身が対象となる | 自身+場のモンスター | レベル2か3のヌーベルズ |
《コンフィラス・ド・ヌーベルズ》 | 2 | 自身が対象となる | 自身+場のモンスター | レベル3か4のヌーベルズ |
《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》 | 3 | モンスターが対象となる | ヌーベルズ +場のモンスター | レベル4か5のヌーベルズ |
《フォアグラシャ・ド・ヌーベルズ》 | 4 | モンスターが対象となる | ヌーベルズ +場のモンスター | レベル5か6のヌーベルズ |
《バラムニエル・ド・ヌーベルズ》 | 5 | いつでも | 相手の場のモンスター | レベル6のヌーベルズ |
《バグリエル・ド・ヌーベルズ》 | 6 | いつでも | 相手の場のモンスター | 《ハングリーバーガー》 |
【ヌーベルズ】儀式モンスターは次のレベルの儀式モンスターに変身していく能力を持っています。
それぞれ、自分のカードや自身が対象となる等の条件によって場のモンスターをリリースして変身していきます。
このため、【ヌーベルズ】デッキでは「モンスターを対象に取る」方法が色々と必要になり、この部分で様々なギミックとの組み合わせが考えられます。
「レシピ」カード
《Recette de Viande~肉料理のレシピ~》
【 儀式魔法 】
「ヌーベルズ」儀式モンスターの降臨に必要。
①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
この効果で「コンフィラス・ド・ヌーベルズ」を儀式召喚した場合、さらに以下の効果を適用できる。
●相手フィールドの守備表示モンスターを全て表側攻撃表示にする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《Recette de Poisson~魚料理のレシピ~》
【 儀式魔法 】
「ヌーベルズ」儀式モンスターの降臨に必要。
①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
この効果で「ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ」を儀式召喚した場合、さらに以下の効果を適用できる。
●自分のデッキ・墓地から「Recette de Poisson~魚料理のレシピ~」以外の「レシピ」儀式魔法カード1枚を手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【ヌーベルズ】儀式モンスターは【レシピ】カードを使って儀式召喚していきます。
《Recette de Viande~肉料理のレシピ~》と《Recette de Poisson~魚料理のレシピ~》はそれぞれ指定された【ヌーベルズ】モンスターを儀式召喚した場合、追加効果によってさらなる【ヌーベルズ】の展開を補助する事が出来ます。
この名指しの指定により《儀式の下準備》に対応している点も強く、特に《Recette de Poisson~魚料理のレシピ~》はサーチによって二度目の儀式召喚に繋ぐことが出来るので優秀です。
その他の魔法・罠カード
《Nouvellez Auberge 「A Table」》
【 フィールド魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキ・墓地から「レシピ」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
②:1ターンに1度、手札から儀式モンスター1体をデッキの一番下に戻して発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
③:自分エンドフェイズに、「レシピ」カードを含む自分の墓地のカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《Voici la Carte~メニューはこちら~》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキからカード名が異なる「ヌーベルズ」モンスター2体を相手に見せ、相手はその中から1体を選ぶ。
そのモンスター1体を自分の手札に加え、残りをデッキに戻す。
その後、この効果で手札に加えたモンスターの種族によって以下のカード1枚を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える事ができる。
●獣戦士族:「Recette de Poisson~魚料理のレシピ~」
●戦士族:「Recette de Viande~肉料理のレシピ~」
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《Recette de Personnel~賄いのレシピ~》
【 永続罠 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの儀式モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドに「ヌーベルズトークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守50)1体を特殊召喚する。
このトークンのレベルは、対象のモンスターと同じになる。
②:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「ヌーベルズ」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《Recette de Specialite~料理長自慢のレシピ~》
【 カウンター罠 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「ヌーベルズ」儀式モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
「ヌーベルズ」モンスターの効果で特殊召喚されたモンスターが自分フィールドに存在する場合、さらにその無効にしたカードを破壊できる。
②:自分が「ハングリーバーガー」の特殊召喚に成功した場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
相手フィールドのモンスターを可能な限りリリースする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
その他【ヌーベルズ】関連のカードは、魔法カードで儀式召喚の準備を行いつつ罠カードで相手ターン中に妨害を構えるデザインとなっています。
特に《Recette de Personnel~賄いのレシピ~》は自身の【ヌーベルズ】儀式モンスターを対象に取る事が出来るため非常に便利です。
【ヌーベルズ】デッキと相性が良いカード
《儀式の下準備》
【 通常魔法 】
「儀式の下準備」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。
そのカード2枚を手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《Recette de Viande~肉料理のレシピ~》と《Recette de Poisson~魚料理のレシピ~》が対応しているため、これとリリース確保用のカードだけで一気に儀式召喚の準備が揃います。
《宣告者の神巫》
【 チューナーモンスター 】
星 2 / 光 / 天使族 / 攻500 / 守300
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキ・EXデッキから天使族モンスター1体を墓地へ送る。このカードのレベルはターン終了時まで、そのモンスターのレベル分だけ上がる。②:このカードがリリースされた場合に発動できる。手札・デッキから「宣告者の神巫」以外のレベル2以下の天使族モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《虹光の宣告者》を落とす事で儀式カードをサーチできるほか、《旧神ヌトス》を落とす事でモンスターを対象に取り、【ヌーベルズ】の効果トリガーとなる事が出来ます。
【ヌーベルズ】デッキの回し方
【使用カード/条件】
【使用カード/条件】
- 《Recette de Viande~肉料理のレシピ~》
- 《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》
- 《サイバー・エンジェル-弁天-》
【結果】
- 《バラムニエル・ド・ヌーベルズ》
- 《ルセット・ド・スペシャリテ~料理長自慢のレシピ~》
- 手札に《朱光の宣告者》
【手順】
- 《Recette de Viande~肉料理のレシピ~》を発動し、《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》を儀式召喚
- 《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》効果で1ドロー
- 《サイバー・エンジェル-弁天-》の効果で《宣告者の神巫》をサーチ
- 《宣告者の神巫》を召喚し、《旧神ヌトス》を落とす
- 《旧神ヌトス》で《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》を対象に取り、チェーンして《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》効果を発動
- 《ポワレティス・ド・ヌーベルズ》自身と《宣告者の神巫》もしくは相手のモンスターをリリースして《バラムニエル・ド・ヌーベルズ》を特殊召喚
- 《バラムニエル・ド・ヌーベルズ》効果で《ルセット・ド・スペシャリテ~料理長自慢のレシピ~》をサーチ
- 《宣告者の神巫》効果で《イーバ》を特殊召喚
- 《イーバ》1体で《リンクリボー》をリンク召喚
- 《イーバ》効果で《宣告者の神巫》と《朱光の宣告者》をサーチ
- フリーチェーンで《バラムニエル・ド・ヌーベルズ》で相手の攻撃表示モンスターをリリースしながら《バグリエル・ド・ヌーベルズ》を特殊召喚、効果で相手のモンスターの効果を全て無効にし、全てリリースできる
【盤面の解説】
自ターンに「【ヌーベルズ】モンスターの効果で出した《バラムニエル・ド・ヌーベルズ》」を用意することによって、相手ターンにも効果を発動できる状態にし、除去を行います。
これにより《バラムニエル・ド・ヌーベルズ》のリリース+《バグリエル・ド・ヌーベルズ》が出た時の全体リリース、さらに《バグリエル・ド・ヌーベルズ》のリリース、そして《ルセット・ド・スペシャリテ~料理長自慢のレシピ~》による1枚無効+《バグリエル・ド・ヌーベルズ》から《ハングリーバーガー》が出た時の全体リリースと複数回の妨害を構える事が出来ます。
更にサーチした《朱光の宣告者》の無効もあるため、かなり多くの手数に対応できる非常に強力な盤面となります。
【ヌーベルズ】デッキを扱う上でのポイント
表示形式に注意
【ヌーベルズ】儀式モンスターは相手の攻撃表示モンスターをリリースする事が出来るため、守備表示で展開されると除去が出来ない場面があります。
そこで《バグリエル・ド・ヌーベルズ》の全体リリースを上手く当てたり、《Recette de Viande~肉料理のレシピ~》で攻撃表示にするなどの工夫により相手がリリースを回避してくる動きに対しても除去を行うようにしましょう。
また、《宣告者の神巫》からの《旧神ヌトス》など【ヌーベルズ】のギミック以外に除去を行えるタイミングでは守備表示のモンスターを優先的に除去しましょう。
【ヌーベルズ】デッキをカスタムするおすすめカード
【御巫】カード
《オオヒメの御巫》
【 儀式モンスター 】
星 6 / 光 / 天使族 / 攻0 / 守0
「御巫神楽」により降臨。
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
デッキから「オオヒメの御巫」以外の「御巫」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
②:このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
③:自分・相手ターンに、自分の墓地の装備魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを装備可能なフィールドのモンスター1体に装備する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《御巫の祓舞》
【 装備魔法 】
「御巫」モンスターにのみ装備可能。
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備モンスターは効果では破壊されない。
②:相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、自分及び相手フィールドのモンスターを1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《虹光の宣告者》や《儀式の準備》などの儀式カードへのアクセスカードを共有できるほか、《オオヒメの御巫》が天使族・光属性であるため《サイバー・エンジェル-弁天-》でもサーチが効き、最終的に《御巫の祓舞》にアクセスする事で相手ターンに自分の【ヌーベルズ】を対象に取りながら除去を行う事が出来ます。
おわりに
というわけで、今回は【ヌーベルズ】デッキの紹介をしていきました!
儀式関連のカードはとても取れる戦術の幅が広く、加えて「モンスターを対象に取れる」というかなり広い括りでシナジーを生み出す事が出来る面白いテーマです。
是非皆さんも自分好みのデッキレシピを作り上げ、【ヌーベルズ】の面白さを体感してみてください!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!