はじめに
初めましての方は初めまして、ツルクボーガンと申します。
今回【ヴェンデット】の紹介記事を担当させていただく事になりました。
よろしくお願いします。
僕の好きなテーマの一つである【ヴェンデット】はゾンビ物の映画などをイメージさせる世界観のTCG産テーマです。
儀式召喚主体のテーマであり、アンデットらしさも併せ持つ独特の動きが特徴的です。
「パワー・オブ・ジ・エレメンツ」にて強化され、安定性と妨害能力に磨きがかかりました。
見た目が気に入った人にはもちろん、「柔軟な動きで相手に対応したい」、「連続儀式召喚をしてみたい」そんな人にもオススメです。
目次
【ヴェンデット】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【ヴェンデット】デッキの特徴
【ヴェンデット】は、アンデット族・闇属性統一の儀式召喚を主体とするテーマです。
墓地から儀式モンスターを儀式召喚できたり、手札やフィールドからのリリース以外でも儀式召喚に使用するモンスターを用意できたりと、消費を抑えながら儀式召喚できる優秀な儀式魔法を持ちます。
また、下級モンスターが儀式モンスターに効果を付与していく点も大きな特徴です。
相手のデッキや戦術に応じて有効な効果を付与する事で、より有利に立ち回る事ができます。
【ヴェンデット】カードの解説
下級【ヴェンデット】モンスター
下級【ヴェンデット】モンスターの共通点として、フィールドから儀式召喚に使用された際、儀式召喚したモンスターに効果を付与します。
また、《ヴェンデット・アニマ》以外は自身を墓地から特殊召喚する効果を持ち、その効果で特殊召喚された場合はフィールドから離れると除外されるという点も共通しています。
《ヴェンデット・レヴナント》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / アンデット族 / 攻1800 / 守200
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。②:フィールドのこのカードを使用して儀式召喚した「ヴェンデット」モンスターは以下の効果を得る。●1ターンに1度、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《ヴェンデット・ヘルハウンド》
【 効果モンスター 】
星 3 / 闇 / アンデット族 / 攻0 / 守2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが墓地に存在する場合、手札から「ヴェンデット」カード1枚を捨てて発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。②:フィールドのこのカードを使用して儀式召喚した「ヴェンデット」モンスターは以下の効果を得る。●1ターンに1度、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《ヴェンデット・ストリゲス》
【 効果モンスター 】
星 2 / 闇 / アンデット族 / 攻500 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地へ送られた場合、手札の「ヴェンデット」カード1枚を相手に見せて発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
②:フィールドのこのカードを使用して儀式召喚した「ヴェンデット」モンスターは以下の効果を得る。●このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《ヴェンデット・コア》
【 効果モンスター 】
星 1 / 闇 / アンデット族 / 攻0 / 守500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地からこのカード以外のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
②:フィールドのこのカードを使用して儀式召喚した「ヴェンデット」モンスターは以下の効果を得る。●このカードは相手の効果の対象にならない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《ヴェンデット・アニマ》
【 効果モンスター 】
星 1 / 闇 / アンデット族 / 攻0 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:墓地のこのカードを除外し、「ヴェンデット・アニマ」以外の除外されている自分の「ヴェンデット」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
②:フィールドのこのカードを使用して儀式召喚した「ヴェンデット」モンスターは以下の効果を得る。
●このカードが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《ヴェンデット・レヴナント》ではフリーチェーンでのモンスター除去、《ヴェンデット・ヘルハウンド》ではフリーチェーンでの魔法・罠カードの除去、《ヴェンデット・ストリゲス》では相手モンスターの戦闘破壊時の手札交換、《ヴェンデット・コア》では相手の効果の対象にならない耐性、《ヴェンデット・アニマ》は戦闘破壊したモンスターを除外する効果が使えるようになります。
《ヴェンデット・レヴナント》の付与効果が特に扱いやすく優先して付与したいところですが、能動的な自己蘇生効果を持たないためフィールドに用意するには一工夫が必要です。
一方で《ヴェンデット・ストリゲス》は付与効果こそ地味ですが、もっとも特殊召喚が用意なためリンク素材等としては扱いやすいです。
【ヴェンデット】儀式モンスター
【ヴェンデット】の主役となるモンスターです。
どれも最初から有用な効果を持っているものの、相手への能動的な干渉は苦手です。
盤面に残すモンスターにはできるだけ下級【ヴェンデット】モンスターで効果を付与しておきたいところです。
こちらは一つ一つ解説していきましょう。
《リヴェンデット・スレイヤー》
【 儀式モンスター 】
星 6 / 闇 / アンデット族 / 攻2400 / 守0
「ヴェンデット」儀式魔法カードにより降臨。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。このカードの攻撃力は300アップする。②:儀式召喚したこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから儀式魔法カード1枚を手札に加え、デッキから「ヴェンデット」モンスター1体を墓地へ送る。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【ヴェンデット】で最も出番が多くなる儀式モンスターです。
儀式召喚された状態から墓地へ送られる事で儀式魔法をサーチしつつ墓地肥やしを行う事ができます。
即座に次の儀式召喚に繋げる事ができるため、まずは付与効果なしで一度儀式召喚してから墓地へ送り、効果を付与できるようになったら再度儀式召喚、という流れが強いです。
また、モンスターとの戦闘時に攻撃力を上げる効果も持ちますが、こちらはコストとして貴重な墓地のアンデット族モンスターを除外しなければならないため、使いどころはよく考える必要があります。
《ヴェンデット・バスタード》
【 儀式モンスター 】
星 7 / 闇 / アンデット族 / 攻2700 / 守0
「ヴェンデット」儀式魔法カードにより降臨。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地から「ヴェンデット」カード1枚を除外し、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。このターン、相手は宣言した種類のカードの効果を発動できない。
②:儀式召喚したこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから儀式モンスター1体を手札に加え、デッキから「ヴェンデット」モンスター1体を墓地へ送る。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《リヴェンデット・スレイヤー》同様の墓地効果を持ちますが、こちらは手札に加えるカードが儀式モンスターとなっています。
次の儀式召喚に繋げるためには他の手段で儀式魔法を用意できていなければなりません。
とはいえ、墓地肥やしと合わせてアドバンテージを稼げる優秀な効果ではあるので、こちらも墓地へ送っておきたいです。
フィールドでの効果も強力で、墓地の【ヴェンデット】カードを除外する事で1ターンの間特定のカード種類の効果発動を封じます。
展開の中継点にして手札誘発効果をケアしたり、後攻の時に相手に処理を強要させたりできます。
その際、除外するカードはモンスターよりも魔法・罠カードを優先したいです。
《ヴェンデット・キマイラ》
【 儀式モンスター 】
星 5 / 闇 / アンデット族 / 攻2300 / 守0
「ヴェンデット」儀式魔法カードにより降臨。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのカードを破壊する魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、自分の墓地からアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。
②:このカードが儀式召喚のために、リリースまたは除外された場合に発動する。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【ヴェンデット】儀式モンスターの中では唯一素の状態でも相手ターンに干渉できる効果を持ちます。
しかし攻撃力は高くなく、また墓地へ送られた場合のリカバリーとなる効果も特に無いため、単体で立たせるには不向きです。
他の儀式モンスターの隣に置いておくのが良いでしょう。
5というレベルが扱いやすく、また儀式召喚に使用された場合に相手のステータスを下げる効果も持つため、儀式用の素材として使うという手もあります。
《リヴェンデット・エグゼクター》
【 儀式モンスター 】
星 8 / 闇 / アンデット族 / 攻3000 / 守0
「ヴェンデット」儀式魔法カードにより降臨。このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「リヴェンデット・スレイヤー」として扱う。
②:儀式召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他の自分フィールドのカードを効果の対象にできない。
③:儀式召喚したこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。デッキから「ヴェンデット」カード1枚を手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
素の攻撃力は【ヴェンデット】モンスターの中で最も高く、また相手によって破壊されると【ヴェンデット】カードを何でもサーチできます。
最終盤面に立てるモンスターとして最適です。
更に、自分フィールドの他のカードが相手の効果の対象にされなくなる効果も持ちます。
《ヴェンデット・コア》とは特に相性が良く、組み合わせる事で相手は自分フィールドのカードを一切効果の対象にできなくなります。
《ヴェンデット・スカヴェンジャー》
【 儀式モンスター 】
星 8 / 闇 / アンデット族 / 攻2800 / 守0
「ヴェンデット」儀式魔法カードにより降臨。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:お互いのメインフェイズに、自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、リリースしたモンスターの元々の攻撃力分アップする。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「リヴェンデット・スレイヤー」が存在する場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
素の攻撃力2800に加え、他のアンデット族モンスターをリリースする事で一時的に攻撃力を上げる効果を持ちます。
耐性持ちの突破やフィニッシュ役に最適です。
また、《リヴェンデット・スレイヤー》及びその同名カード扱いのモンスターが要る場合、墓地から自身を特殊召喚できる効果も持ちます。
そのままアタッカーにしてもいいですし、《リヴェンデット・エグゼクター》と共にエクシーズ素材にするという選択肢もあります。
その他の【ヴェンデット】モンスター
《スカー・ヴェンデット》
【 効果モンスター 】
星 6 / 闇 / アンデット族 / 攻2300 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「ヴェンデット」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:このカードが墓地に存在する状態で、フィールドのモンスターがリリースされた場合、自分の墓地からこのカード以外のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、自分は「ヴェンデット」モンスターしか特殊召喚できない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
墓地へ送られた場合に【ヴェンデット】魔法・罠カードをサーチできるモンスターです。
儀式召喚に必要なパーツを集めるのに使うのが基本ですが、罠カードをサーチして相手ターンに備える事もできます。
レベルが6と高いため、儀式召喚のリリースなどにも有用です。
特に《リヴェンデット・スレイヤー》とはレベルが一致するため、これ1体でリリースを賄えます。
墓地に存在する状態でフィールドのモンスターがリリースされた場合に自身を特殊召喚する効果も持ち、他の【ヴェンデット】モンスターと違い自己蘇生後にフィールドを離れても除外されません。
儀式召喚のためのリリースでなくても反応するため、《ヴェンデット・スカヴェンジャー》の効果をトリガーに相手ターンに特殊召喚する動きも強力です。
自己蘇生後は【ヴェンデット】モンスターしか特殊召喚できなくなりますが、フィールドから離れればその制約も解除されます。
《アドヴェンデット・セイヴァー》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / アンデット族 / 攻1600 /
アンデット族モンスター2体
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「リヴェンデット・スレイヤー」として扱う。
②:自分の墓地の「ヴェンデット」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
③:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベル×200ダウンする。
【LINK-2:左下/右下】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【ヴェンデット】唯一のリンクモンスターです。
他の【ヴェンデット】カードを回収する効果が特に有用で、連続儀式召喚のためには欠かせません。
また、モンスターとの戦闘時にアンデット族モンスターをデッキから墓地へ送りながら相手の攻撃力を下げる効果も持ちます。
場持ちが良いだけでなく、【ヴェンデット】モンスター以外のアンデット族モンスターに触る手段にもなります。
【ヴェンデット】儀式魔法
いずれも手札だけでなく墓地の儀式モンスターも儀式召喚できます。
それぞれのカード毎の違いはよく覚えておきたいところです。
《リヴェンデット・ボーン》
【 儀式魔法 】
「ヴェンデット」儀式モンスターの降臨に必要。①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりに自分の墓地のアンデット族モンスターを除外し、自分の手札・墓地から「ヴェンデット」儀式モンスター1体を儀式召喚する。②:自分フィールドの「リヴェンデット・スレイヤー」が戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
墓地のアンデット族モンスターを除外してリリースの代わりにする事もできる儀式魔法です。
消費を抑えやすいですが、墓地のモンスターはこのテーマでは重要なリソースでもあるため、計画的に使いましょう。
《リヴェンデット・スレイヤー》及びその同名カード扱いのモンスターの身代わりに墓地から除外できる効果も持ちます。
ただし、《リヴェンデット・スレイヤー》や《リヴェンデット・エグゼクター》は墓地での効果も優秀なので、敢えてこの効果を使用せず破壊されておく選択肢もあります。
また、【ヴェンデット】儀式魔法では唯一1ターンに1度の制約がありません。
そのため、《アドヴェンデット・セイヴァー》で回収する優先度が高いです。
《リヴェンデット・バース》
【 儀式魔法 】
「ヴェンデット」儀式モンスターの降臨に必要。このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリース、またはリリースの代わりにデッキから「ヴェンデット」モンスター(1体まで)を墓地へ送り、自分の手札・墓地から「ヴェンデット」儀式モンスター1体を儀式召喚する。この効果で儀式召喚したモンスターは、次のターンのエンドフェイズに破壊される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
儀式召喚の際、デッキの【ヴェンデット】モンスターを1体まで《高等儀式術》のように墓地へ送れます。
エンドフェイズに破壊するデメリットが付くので、最終盤面に立てるモンスターよりは中継点として墓地へ送る儀式モンスターを儀式召喚するのに適しています。
他の【ヴェンデット】儀式魔法と違い、儀式召喚に使用するモンスターの合計レベルはちょうど儀式モンスターと同じでなければなりません。注意しましょう。
《ラヴェナス・ヴェンデット》
【 儀式魔法 】
「ヴェンデット」儀式モンスターの降臨に必要。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分の手札・デッキ・墓地から「ヴェンデット・スカヴェンジャー」以外の
「ヴェンデット」モンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。
その後、以下の効果を適用する。
●レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、この効果で特殊召喚したモンスターを含む自分フィールドのモンスターをリリースし、自分の手札・墓地から「ヴェンデット」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
儀式召喚の際、手札・デッキ・墓地のいずれかから【ヴェンデット】モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚してから儀式召喚を行います。
効果を付与するための下級モンスターの容易と儀式召喚を1枚で行う事ができ、最終盤面に立てるモンスターの儀式召喚に適しています。
他の【ヴェンデット】儀式魔法と違い、手札のモンスターは儀式召喚に使用できません。注意しましょう。
儀式魔法以外の【ヴェンデット】魔法・罠カード
《ヴェンデット・ナイト》
【 フィールド魔法 】
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに手札を1枚捨てて発動できる。デッキから「ヴェンデット」モンスター1体を手札に加える。
②:自分の「ヴェンデット」モンスターの攻撃で相手モンスターを破壊した時、自分の墓地から「ヴェンデット」モンスター1体を除外して発動できる。そのモンスターは相手モンスターに続けて攻撃できる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
手札1枚をコストに毎ターン【ヴェンデット】モンスターをサーチできます。
しかしこれで下級モンスターをサーチしても、儀式召喚に繋げられなければ展開に繋がらないため、このカードをサーチする優先度はそこまで高くはありません。
手札に儀式魔法ばかりが来ている状態の時に儀式モンスターを用意するためのカードと考えましょう。
《ヴェンデット・リボーン》
【 通常罠 】
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースし、その元々のレベルと同じレベルを持つ「ヴェンデットトークン」(アンデット族・闇・攻/守0)1体を自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したトークンがモンスターゾーンに存在する限り、自分は「ヴェンデット」モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
相手のモンスター1体をリリースという形で除去し、更に自分フィールドにトークンまで生み出してしまう通常罠カードです。
相手への妨害として強力ですが、このカードで特殊召喚したトークンがある限り自分は【ヴェンデット】モンスター以外を召喚・特殊召喚できなくなる制約がかかります。
儀式召喚や《アドヴェンデット・セイヴァー》のリンク召喚等でこの制約は解除できます。
レベルを持たないモンスターはリリースできない点には注意が必要です。
【ヴェンデット】デッキと相性が良いカード
《堕ち武者》・《牛頭鬼》
【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / アンデット族 / 攻1700 / 守0
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。②:表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。デッキから「堕ち武者」以外のレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【 効果モンスター 】
星 4 / 地 / アンデット族 / 攻1700 / 守800
「牛頭鬼」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地から「牛頭鬼」以外のアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。
手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
アンデット族モンスターをデッキから墓地へ送る事ができる、このデッキの初動となるカードです。
《リヴェンデット・スレイヤー》を墓地へ送り、墓地からの儀式召喚に繋げるために使う事が多いです。
《スカー・ヴェンデット》を墓地へ送る事で間接的な【ヴェンデット】魔法・罠サーチとしても使えます。
《儀式の下準備》
【 通常魔法 】
「儀式の下準備」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。
そのカード2枚を手札に加える。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
1枚で儀式モンスターと儀式魔法の両方をサーチできる魔法カードです。
【ヴェンデット】では《リヴェンデット・ボーン》と《リヴェンデット・スレイヤー》、《ラヴェナス・ヴェンデット》と《ヴェンデット・スカヴェンジャー》の2通りの組み合わせから選ぶことができます。
《ヴァンパイア・サッカー》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / アンデット族 / 攻1600 /
アンデット族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。特殊召喚したそのモンスターはアンデット族になる。
②:自分・相手の墓地からアンデット族モンスターが特殊召喚された場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
③:自分がモンスターをアドバンス召喚する場合、自分フィールドのモンスターの代わりに相手フィールドのアンデット族モンスターをリリースできる。
【LINK-2:左下/右下】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
アンデット族モンスター2体でリンク召喚できるリンク2のモンスターです。
主に使うのは②のドロー効果で、墓地から特殊召喚する手段が豊富な【ヴェンデット】では積極的にドローを狙えます。
また、《ヴェンデット・アニマ》の効果発動後のアンデット族モンスターしか特殊召喚できない制約がかかっている状態で、儀式召喚した《リヴェンデット・スレイヤー》を能動的に墓地へ送るためにも、汎用性の高いアンデット族のリンクモンスターは重宝します。
《屋敷わらし》
【 チューナーモンスター 】
星 3 / 地 / アンデット族 / 攻0 / 守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果
出典:遊戯王OCGカードデータベース
元々優秀な手札誘発効果を持ったモンスターですが、【ヴェンデット】では《リヴェンデット・スレイヤー》等の墓地効果に対しての《墓穴の指名者》が痛手となるため、その対策としても有用です。
【ヴェンデット】デッキの回し方
【ヴェンデット】デッキは展開ルートの選択肢が豊富な上、《ヴァンパイア・サッカー》の1ドロー等の不確定要素も絡むため、回すのはやや難しい部類です。
展開パターンの例をいくつか紹介しておきますが、毎回このルートをなぞる必要は特に無いという事は覚えておきましょう。
【使用カード/条件】
- 《リヴェンデット・バース》
- 《堕ち武者》または《牛頭鬼》
【結果】
- リンク2モンスター(ここでは《ヴァンパイア・サッカー》)
- 《リヴェンデット・スレイヤー》(《ヴェンデット・ストリゲス》、《ヴェンデット・レヴナント》の効果を付与)
- 《スカー・ヴェンデット》
- 任意の【ヴェンデット】魔法・罠カード1枚(ここでは《ヴェンデット・リボーン》)
- 1枚ドロー
【手順】
- 《堕ち武者》を召喚して効果発動、デッキから《リヴェンデット・スレイヤー》を墓地へ送る。
- 《リヴェンデット・バース》を発動。デッキから《スカー・ヴェンデット》を墓地へ送り、墓地の《リヴェンデット・スレイヤー》を儀式召喚。
- 墓地へ送られた《スカー・ヴェンデット》の効果発動。《ヴェンデット・リボーン》を手札に加える。
- 《リヴェンデット・スレイヤー》と《堕ち武者》を素材に《ヴァンパイア・サッカー》をリンク召喚。
- 墓地へ送られた《リヴェンデット・スレイヤー》の効果発動。《ラヴェナス・ヴェンデット》を手札に加え、《ヴェンデット・ストリゲス》を墓地へ送る。
- 《ラヴェナス・ヴェンデット》を相手に見せ、墓地へ送られた《ヴェンデット・ストリゲス》を自身の効果で特殊召喚する。更に《ヴァンパイア・サッカー》の効果を発動し1枚ドロー。
- 《ラヴェナス・ヴェンデット》を発動。デッキから《ヴェンデット・レヴナント》を特殊召喚し、《ヴェンデット・ストリゲス》と《ヴェンデット・レヴナント》をリリースして墓地の《リヴェンデット・スレイヤー》を儀式召喚。
- 《堕ち武者》を墓地から除外して墓地の《スカー・ヴェンデット》を自身の効果で特殊召喚する。
【盤面の解説】
墓地肥やしを行えるアンデット族モンスター1体と《リヴェンデット・バース》からの展開例です。
《ヴェンデット・リボーン》と《リヴェンデット・スレイヤー》に付与された《ヴェンデット・レヴナント》の効果で相手ターンに2回モンスターを除去できます。
また、《リヴェンデット・スレイヤー》と《スカー・ヴェンデット》の墓地効果のおかげで相手に返されてしまっても後続の用意を狙えます。
《ヴァンパイア・サッカー》の部分を《アドヴェンデット・セイヴァー》に変える事でドローではなく回収に変えるのもいいでしょう。
【使用カード/条件】
- 《儀式の下準備》
- 《堕ち武者》または《牛頭鬼》
【結果】
- リンク4モンスター(ここでは《霊氷の魔妖-雪女》)
- 《リヴェンデット・エグゼクター》
- 《アドヴェンデット・セイヴァー》
- 《ヴェンデット・スカヴェンジャー》
- 墓地に《リヴェンデット・ボーン》
- 墓地に《スカー・ヴェンデット》
- 1枚ドロー
【手順】
- 《堕ち武者》を召喚して効果発動。デッキから《リヴェンデット・スレイヤー》を墓地へ送る。
- 《儀式の下準備》を発動。デッキから《ラヴェナス・ヴェンデット》と《ヴェンデット・スカヴェンジャー》を手札に加える。
- 《ラヴェナス・ヴェンデット》を発動。デッキから《スカー・ヴェンデット》を特殊召喚し、《スカー・ヴェンデット》をリリースして墓地の《リヴェンデット・スレイヤー》を儀式召喚。
- 墓地へ送られた《スカー・ヴェンデット》の効果発動。デッキから《リヴェンデット・ボーン》を手札に加える。
- 《リヴェンデット・スレイヤー》と《堕ち武者》を素材に《ヴァンパイア・サッカー》をリンク召喚。
- 墓地へ送られた《リヴェンデット・スレイヤー》の効果発動。デッキから《リヴェンデット・バース》を手札に加え、《ヴェンデット・バスタード》を墓地へ送る。
- 《リヴェンデット・ボーン》を発動。手札の《ヴェンデット・スカヴェンジャー》をリリースし、墓地の《ヴェンデット・バスタード》を儀式召喚。《ヴァンパイア・サッカー》の効果を発動し1枚ドロー。
- 《リヴェンデット・バース》を発動。《ヴェンデット・バスタード》をリリースし、デッキから《ヴェンデット・アニマ》を墓地へ送り、墓地の《ヴェンデット・スカヴェンジャー》を儀式召喚。
- 墓地へ送られた《ヴェンデット・バスタード》の効果を発動。デッキから《リヴェンデット・エグゼクター》を手札に加え、《ヴェンデット・ストリゲス》を墓地へ送る。更に墓地の《堕ち武者》を除外し、《スカー・ヴェンデット》を自身の効果で特殊召喚。
- 《リヴェンデット・エグゼクター》を相手に見せ、墓地へ送られた《ヴェンデット・ストリゲス》を自身の効果で特殊召喚。
- 《スカー・ヴェンデット》と《ヴェンデット・スカヴェンジャー》を素材に《アドヴェンデット・セイヴァー》をリンク召喚。《アドヴェンデット・セイヴァー》の効果を発動し、墓地の《リヴェンデット・ボーン》を手札に加える。
- 《リヴェンデット・ボーン》を発動。墓地の《ヴェンデット・スカヴェンジャー》を除外し、《リヴェンデット・エグゼクター》を儀式召喚。
- 《ヴァンパイア・サッカー》《アドヴェンデット・セイヴァー》を素材に《零氷の魔妖-雪女》をリンク召喚。
- 《ヴェンデット・アニマ》の効果発動。除外されている《ヴェンデット・スカヴェンジャー》を特殊召喚。
【盤面の解説】
《儀式の下準備》からの展開例です。
儀式モンスターへの効果付与こそありませんが、《ヴェンデット・ストリゲス》をリリースして《ヴェンデット・スカヴェンジャー》の効果を使用する事で、相手ターンに《スカー・ヴェンデット》の自己蘇生が狙えます。
リンク4が《零氷の魔妖-雪女》なら、そのタイミングで相手モンスターを1体無力化できます。
《リヴェンデット・ボーン》が墓地にあり、盤面に《リヴェンデット・エグゼクター》が立っているため、中々に堅く崩されにくい盤面です。
【使用カード/条件】
- 《儀式の下準備》
- 《堕ち武者》
- 《ヴェンデット・スカヴェンジャー》
【結果】
- 《アドヴェンデット・セイヴァー》
- 《ヴェンデット・スカヴェンジャー》(《ヴェンデット・レヴナント》の効果を付与)
- 《ヴェンデット・キマイラ》(《ヴェンデット・ヘルハウンド》、《ヴェンデット・ストリゲス》の効果を付与)
- 墓地に《リヴェンデット・ボーン》
- 墓地に《スカー・ヴェンデット》
【手順】
- 《儀式の下準備》を発動。《リヴェンデット・ボーン》と《リヴェンデット・スレイヤー》を手札に加える。
- 《堕ち武者》を召喚して効果発動。デッキから《スカー・ヴェンデット》を墓地へ送る。
- 墓地へ送られた《スカー・ヴェンデット》の効果発動。デッキから《リヴェンデット・バース》を手札に加える。
- 《リヴェンデット・バース》を発動。《堕ち武者》をリリースし、デッキから《ヴェンデット・ストリゲス》を墓地へ送り、《リヴェンデット・スレイヤー》を儀式召喚。
- 《リヴェンデット・ボーン》を相手に見せ、墓地へ送られた《ヴェンデット・ストリゲス》を自身の効果で特殊召喚。更に墓地の《堕ち武者》を除外し、《スカー・ヴェンデット》を自身の効果で特殊召喚。
- 《リヴェンデット・スレイヤー》と《スカー・ヴェンデット》を素材に《アドヴェンデット・セイヴァー》をリンク召喚。
- 墓地へ送られた《リヴェンデット・スレイヤー》の効果発動。デッキから《ラヴェナス・ヴェンデット》を手札に加え、《ヴェンデット・バスタード》を墓地へ送る。
- 《リヴェンデット・ボーン》を発動。手札の《ヴェンデット・スカヴェンジャー》をリリースし、墓地の《ヴェンデット・バスタード》を儀式召喚。
- 《アドヴェンデット・セイヴァー》の効果発動。墓地の《リヴェンデット・ボーン》を手札に加える。
- 《ラヴェナス・ヴェンデット》を発動。デッキから《ヴェンデット・レヴナント》を特殊召喚し、《ヴェンデット・バスタード》と《ヴェンデット・レヴナント》をリリースし、墓地の《ヴェンデット・スカヴェンジャー》を儀式召喚。
- 墓地へ送られた《ヴェンデット・バスタード》の効果発動。デッキから《ヴェンデット・キマイラ》を手札に加え、《ヴェンデット・ヘルハウンド》を墓地へ送る。
- 《ヴェンデット・キマイラ》を捨て、墓地の《ヴェンデット・ヘルハウンド》を自身の効果で特殊召喚。
- 《リヴェンデット・ボーン》を発動。《ヴェンデット・ストリゲス》、《ヴェンデット・ヘルハウンド》をリリースし、墓地の《ヴェンデット・キマイラ》を儀式召喚。
【盤面の解説】
既に《ヴェンデット・スカヴェンジャー》が初期手札に来ている場合の《儀式の下準備》を使用した展開ルートの例です。
付与効果が2体の儀式モンスターに分散しているため、1枚でまとめて突破されにくく相手を妨害しやすい盤面です。
先程の盤面同様、《スカー・ヴェンデット》の相手ターンでの特殊召喚も狙えます。
後続確保の効果を持った儀式モンスターが立っていないため、うまく《スカー・ヴェンデット》や《アドヴェンデット・セイヴァー》でフォローしましょう。
【ヴェンデット】デッキを扱う上でのポイント
中継用のモンスターに効果を付与しないように注意!
下級【ヴェンデット】モンスターによる付与効果は、強制付与かつ1ターンに1度しか適用されません。
そのため、最終盤面に立てる儀式モンスター以外には付与してしまわないように注意する必要があります。
場に出せる状況でも敢えて手札からリリースするなどして対策しましょう。
制圧よりも後続確保を意識
【ヴェンデット】は下級での戦闘能力が低く、大型モンスターを継続的に供給できなければ戦うのは難しいです。
また、儀式モンスターの墓地効果が一番のアドバンテージ源であるため、墓地効果を持った儀式モンスターを立てておき後続を確保する事が1ターン中での制圧力を上げる事よりも重要です。
もちろん、強敵相手では相手に盤面を蓋されたりしないように妨害もする必要はありますが、【ヴェンデット】の強みはあくまで継戦能力である事は忘れないようにしておきたいところです。
【ヴェンデット】デッキをカスタムするおすすめカード
《ヴェンデット・チャージ》・《ヴェンデット・リユニオン》
【 速攻魔法 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、アンデット族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキから「ヴェンデット」モンスター1体を特殊召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【 通常罠 】
①:儀式召喚する手札の「ヴェンデット」儀式モンスター1体を相手に見せる。レベルの合計が見せた儀式モンスターのレベルと同じになるように、除外されている自分の「ヴェンデット」モンスターを任意の数だけ選び、裏側守備表示で特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。その後、その裏側守備表示モンスターを全てリリースして手札からその儀式モンスターを儀式召喚する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【ヴェンデット】デッキの動きの幅を広げてくれるサポートカードです。
その分プレイやルート選択の難易度が上がるため、入門用デッキという観点から今回は採用を見送りましたが、どちらも魅力的なカードです。
《ヴェンデット・チャージ》は手札・フィールドのアンデット族モンスターをコストにデッキから【ヴェンデット】モンスターを特殊召喚する速攻魔法カードです。
苦手とする除外や手札戻しに対してチェーンして強引に儀式モンスターを墓地へ送ったり、召喚権を使わずに効果を付与するための下級【ヴェンデット】モンスターを用意したりとできる動きが大幅に増えます。
《ヴェンデット・リユニオン》は除外されている【ヴェンデット】モンスターをまとめて特殊召喚し、それらを一気にリリースして手札の【ヴェンデット】儀式モンスターを儀式召喚する通常罠カードです。
レベルがちょうど同じになるようにリリースしなければならない、儀式魔法と違い墓地からの儀式召喚ができない、など扱いづらい点も多いですが、うまく使えればリソース面でも制圧力でも優位に立ちやすくなることでしょう。
《ユニゾンビ》・《不知火の隠者》
【 チューナーモンスター 】
星 3 / 闇 / アンデット族 / 攻1300 / 守0
「ユニゾンビ」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
②:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / アンデット族 / 攻500 / 守0
「不知火の隠者」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから守備力0のアンデット族チューナー1体を特殊召喚する。
②:このカードが除外された場合、「不知火の隠者」以外の除外されている自分の「不知火」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動時にフィールドに「不知火流 転生の陣」が存在する場合、この効果の対象を2体にできる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《堕ち武者》や《牛頭鬼》の入れ替え候補になるカードです。
こちらを採用するメリットはシンクロ召喚を組み込めるようになる事、レベルの調整ができる事、デメリットは素のレベルが上記2種よりも低い事と相手に妨害された時のリカバリーが上記2種よりも難しい事です。
どちらの方が良いかは一概には言い切れないため、自分に合ったものを最終的に選ぶとよいでしょう。
《古聖戴サウラヴィス》
【 儀式モンスター 】
星 7 / 光 / ドラゴン族 / 攻2600 / 守2800
「精霊の祝福」により降臨。
①:自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
②:相手がモンスターを特殊召喚する際に、フィールドのこのカードを持ち主の手札に戻して発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを除外する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
手札誘発効果を持った儀式モンスターです。
《ヴェンデット・バスタード》によって手札に加える事ができます。
【ヴェンデット】モンスターの弱点となる除外や手札戻しの対策になる他、《ヴェンデット・バスタード》の墓地効果が不発になりにくくなるため継戦能力も増します。
おわりに
いかがだったでしょうか?
【ヴェンデット】デッキは《スカー・ヴェンデット》の登場によりサポート魔法・罠にアクセスできるようになり、構築の自由度が大きく高まりました。
この解説があなたならではの【ヴェンデット】デッキを作る手助けになれれば幸いです。
それではよきデュエルライフを!