目次
こんにちは、たけっしーです。
今回は10/18(土)に大阪で開催された『第41回 蓮杯 3人チーム戦』の大会結果と環境考察の記事になります!
それでは早速、予選のデッキ分布から見ていきましょう👇
予選デッキ分布
巳剣⋯14(純4 ライゼオル3 デモンスミス3 60GS3 オルフェゴール1)
ヤミー⋯6(デモンスミス3 純3)
ドラゴンテイル⋯3
M∀LICE⋯3
以下、分布1
閃刀姫
メメント
白き森
リシド
以上、10チーム30名参加
トップシェアは【巳剣】が14名と参加者の半分が使用する結果となりました。
「純」「ライゼオル」「デモンスミス」の3タイプが主流になっていますが、今週は【オルフェゴール】に組み込んだり、「ジェムナイト」「スネークアイ」等の様々な展開ギミックを投入した【60グッドスタッフ】といった少し変わったタイプの使用者も見られ、【巳剣】の出張性能の高さを表しています。
続いて【ヤミー】が6名、【ドラゴンテイル】【M∀LICE】がそれぞれ3名となりました。
今回は全体の参加数自体がやや少ない大会ですが、どれも使用者が一定数いるデッキであるため参加者が多ければ多いほどこの3つのデッキの分布も多くなるでしょう。
【ヤミー】は3/6が「デモンスミス」ギミックを採用しており、デッキの変化が見られました。
「ヤミー」の展開力と非常に相性が良く、今期は「デモンスミス」ギミックで出力できる《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》の妨害の質が非常に高いため、【ヤミー】の無効系の妨害が少ない欠点を補強しています。
参加した僕自身も【デモンスミスヤミー】を使用し、個人戦績は全勝と好調でした。
それでは予選を勝ち残り、決勝トーナメントに進出したデッキを見ていきましょう👇
決勝トーナメントデッキ分布
巳剣⋯6(デモンスミス3 純1 ライゼオル1 オルフェゴール1)
ヤミー⋯4(純3 デモンスミス1)
M∀LICE⋯2
以上、4チーム12名進出
決勝トーナメントに進出したデッキはいずれも【ヤミー】【巳剣】【M∀LICE】となっており、今期の3強が出揃う結果となりました。
それでは入賞レシピを見ていきましょう👇
🥉ベスト4🥉【デモンスミスヤミー】【デモンスミス巳剣】【デモンスミス巳剣オルフェゴール】
ベスト4は【デモンスミスヤミー】【デモンスミス巳剣】【巳剣オルフェゴール】となりました。
それではレシピを見ていきます。

ベスト4 1人目の【デモンスミスヤミー】になります。
「デモンスミス」ギミックによって展開過程と盤面を強化されており、制限改訂による影響の穴埋めやギミックでやや不利な【巳剣】を克服しています。
「ヤミー」から「デモンスミス」ギミックに繋げるのは勿論、
「デモンスミス」側からも《優麗なる霊鏡姫》を経由して《グラビティ・コントローラー》《魔轟神ルリー》を盤面に揃えることで「ヤミー」の展開に繋げることが出来るため相互補完されています。
「デモンスミス」を投入する強みとして、
- 《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》が今期強力な妨害である
- 《ドロール&ロックバード》でドロー系を弾いてフル展開に近い盤面を形成可能
- 《原始生命態ニビル》に対する受けが非常に良く、後攻でも貫通して展開しやすい
この3点が挙げられます。
参加した僕自身も【デモンスミスヤミー】を使用し、個人全勝であったためデッキパワーを感じました。
構築面では【M∀LICE】に対するメタとして《アーティファクト・ロンギヌス》よりも《カオスハンター》が優先されているのが特徴的です。
【M∀LICE】は除外を封じられた場合でも、《バックアップ@イグニスター》や《ウィザード@イグニスター》といった影響を受けない展開札を持ち合わせていればある程度盤面を作ることが可能です。
その場合《アーティファクト・ロンギヌス》では妨害を減らすことが出来ませんが、【M∀LICE】の妨害の殆どが「除外する」ため永続的に除外不可にする《カオスハンター》であれば貫通して展開されたとしても妨害を軒並み封殺できるため優先されていると思われます。
《アーティファクト・ロンギヌス》と違って《墓穴の指名者》では弾けず、現在の【M∀LICE】は解答である《トロイメア・ケルベロス》が採用されていないのも相まって通りが良いメタカードと言えます。
「デモンスミス」ギミックを採用していることから盤面に残るモンスターは初動として扱うことが出来るのも大きいですね。
ただし《アーティファクト・ロンギヌス》と違って発動条件にラグがあるため、発動出来る頃には既に《M∀LICE〈P〉Cheshire Cat》のドローが通っていたりモンスターが2体は並んでいることが多いため、完全停止を狙うことはほぼ出来ない点は注意です。

ベスト4 2人目の【デモンスミス巳剣】になります。
ギミック面では《精霊コロゾ》《キングレムリン》といった「デモンスミス」から「巳剣」に繋ぐカードは採用しておらず、サイドの《超融合》用の融合モンスターに枠を割いているといったところでしょうか。
汎用枠では「PSYフレーム」の採用が特徴的です。
「デモンスミス」を採用している都合で、【巳剣】で採用が見られる《霊王の波動》を採用しにくいため代わりの無効系として採用しているといったところでしょう。
特に魔法カードの発動を無効にする《PSYフレームギア・δ》は【巳剣】の儀式魔法を止められるため強力です。

ベスト4 3人目の【デモンスミス巳剣オルフェゴール】になります。
デッキ枚数は52枚とかなり太めにギミックが投入されており、そのぶん妨害数が多い盤面を形成出来るのが強みです。
【オルフェゴール】は毎環境で新しいギミックを取り入れて使用するプレイヤーが一定数いるため、定期的に話題に上がるデッキですね。
「巳剣」と「オルフェゴール」の橋渡し役となるのは《宵星の機神ディンギルス》で、「巳剣」の儀式モンスターはレベル8であるためエクシーズ召喚することで「オルフェゴール」ネームを生み出し、《オルフェゴール・ガラテアi》から「オルフェゴール」の妨害を追加することが出来ます。
ベスト4 1人目同様、【M∀LICE】対策札として《カオスハンター》が優先されています。
手札コストとして「オルフェゴール」ネームを捨てればお得なので他のデッキよりも優先しやすいとも言えますね。
🥉ベスト4🥉【巳剣ライゼオル】【巳剣】【ヤミー】
同率ベスト4は【巳剣ライゼオル】【巳剣】【ヤミー】となりました。
それではレシピを見ていきましょう👇

同率ベスト4 1人目の【巳剣ライゼオル】になります。
メインの汎用枠は散らして採用されており、サイドから2枚目以降を足す構築なのが特徴的です。
【巳剣ライゼオル】は【巳剣】に「ライゼオル」を入れるタイプと【ライゼオル】に「巳剣」を入れるタイプがありますが、
「巳剣」要素が最低限であったり《ライゼオル・ホールスラスター》を投入して「ライゼオル」側のギミックを太くしているため【ライゼオル】を主軸としているようです。
メインの「巳剣」要素は最低限ですが、サイドには先攻札として《巳剣之勾玉》《巳剣大祓》が採用されており、最大値の向上や「巳剣」側の動きから展開した際に妨害に対する止まりどころを作るプランになっていますね。

同率ベスト4 2人目の【巳剣】になります。
サイドデッキが14枚なのが特徴的ですね。
関西ではあまり使用者がいない純構築ですが、他ギミックを混ぜるとドロー系の受けが悪くなったり、今期強力な手札誘発である《霊王の波動》を採用しにくくなったりするため汎用札で戦う環境では純構築も十分強みがあると言えます。
構築も必要なカードを最大枚数採用できており綺麗に纏まっていると思います。

同率ベスト4 3人目の【ヤミー】になります。
純構築の【ヤミー】では最近主流になりつつある《たつのこ》を用いて相手ターンに《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を目指し、《虹光の宣告者》と合わせて発動無効の妨害を構える展開プランが採用されています。
【巳剣】や【ヤミー】のミラーマッチで有効な「深淵の獣」が採用されており、属性の兼ね合いから相性の悪い《聖王の粉砕》が不採用となっているのが特徴的です。
エクストラには《接触するG》のケアを兼ねている《閃刀姫ーカメリア》が採用されており「深淵の獣」を初動として活用出来るのも相性が良いですね。
サイドの先攻札には《次元障壁》《暗闇を吸い込むマジックミラー》《魔封じの芳香》が最大枚数投入されており、とにかく【巳剣】対面の先攻を落とさないことを意識されています。
特に《暗闇を吸い込むマジックミラー》は【ドラゴンテイル】でも採用が見られる等、今期注目の1枚です。
変わったところでは伏せ割りとして《コズミック・サイクロン》が選択されています。
【リシド】の台頭により《刻印を持つ者》による破壊耐性や《澱神アポピス》により通りが悪い《ハーピィの羽根帚》よりも速攻魔法で除外する《コズミック・サイクロン》を優先したと考えれます。
【リシド】のギミックには墓地の罠カードを参照するカードもあるため墓地に溜めさせない点でも有効な1枚です。
🥈2位🥈【ヤミー】【デモンスミス巳剣】【デモンスミス巳剣】
2位は【ヤミー】【デモンスミス巳剣】【デモンスミス巳剣】となりました。
それではレシピを見ていきましょう👇

2位 1人目の【ヤミー】になります。
ベスト4の【ヤミー】とは違ってこちらは《ルイ・キューピット》からサーチ出来る《ネメシス・コリドー》を活用して《超雷龍ーサンダー・ドラゴン》を盤面に追加する展開プランとなっています。
サーチ封じは強力であるため、こちらも展開が通れば汎用札以外で捲るのは厳しい盤面を形成することが出来ていますね。

2位 2人目の【デモンスミス巳剣】になります。
ベスト4の構築との差異としては《精霊コロゾ》が採用されており、「デモンスミス」ギミックから「巳剣」に繋ぐことが可能な点でしょう。
メインサイドどちらにも「深淵の獣」が採用されていますが、メインには《深淵の獣バルドレイク》が優先されているのが特徴的です。
墓地除外がそこまで有効に働かない対面にも着地狩りの妨害として活用できる他、コストでモンスターをリリースするため「巳剣」と相性が良い点を評価してのメイン採用といったところでしょうか。

2位 3人目の【デモンスミス巳剣】になります。
こちらは「デモンスミス」から「巳剣」に繋ぐことを考慮しない構築で、人によって好みが分かれるところですね。
特徴的なのは《刻まれし魔ディエスイレ》の採用でしょうか。
「デモンスミス」ギミックから「巳剣」に繋げない代わりに「デモンスミス」で作れる妨害手段を太めに設定しているようです。
先攻札は《次元障壁》に絞っており、【巳剣】や【ドラゴンテイル】に対するガードを厚めに構築されています。
🏆優勝🏆【ヤミー】【M∀LICE】【M∀LICE】
優勝は【ヤミー】【M∀LICE】【M∀LICE】となりました。
それではレシピを見ていきましょう👇

優勝 1人目の【ヤミー】になります。
ギミック面では《閃刀起動ーエンゲージ》を最大枚数採用しており召喚権を使わない手数を厚めに投入されています。
ベスト4同様に「ドロー系+《禁じられた一滴》」や「深淵の獣」を採用し、【巳剣】やミラーマッチを意識したプランですね。
メインには《原始生命態ニビル》が最大枚数採用されているのも特徴的ですね。
先攻の防御札の役割は勿論、ミラーマッチでは《燐廻の三弦猫》を用いた展開に対して「深淵の獣」で《虹光の宣告者》の着地を防いで通したり、サイド後は《虹光の宣告者》を着地させてから発動して消費させてから《幻魔の扉》を通して捲るプランだと思われます。

優勝 2人目の【M∀LICE】になります。
メインは手札誘発を多めに採用し、《墓穴の指名者》はサイドからの投入が特徴的です。
ギミック面では《M∀LICE〈C〉TBー11》の不採用が特徴的です。
採用せずともある程度展開が可能であるため補助輪と判断し、手札誘発に枠を割くために不採用といったところでしょうか。
サイドには「K9」ギミックが採用されており、先攻時はメタである《アーティファクト・ロンギヌス》への解答や《K9ー17号”Ripper”》で追加の妨害ケア、
《超念銃士ヴァロン》を合わせて採用しておくことで後攻時は手札誘発の妨害としての役割を持たせています。

優勝 3人目の【M∀LICE】になります。
2人目同様、《M∀LICE〈C〉TBー11》は不採用となっており手札誘発に枠を多く割いた構築になっています。
こちらは「K9」ギミックは採用せず、シンプルな汎用札が中心となっています。
今週の注目デッキ・注目カード
まずは【デモンスミスヤミー】です。
「デモンスミス」ギミックを用いて展開力と盤面強度を高めており、今後使用者が増えそうなデッキになります。
僕がYouTubeで解説した動画もあるので、是非そちらも見てください✨
続いては《カオスハンター》になります。
《アーティファクト・ロンギヌス》と同様【M∀LICE】メタになりますが、こちらも強力な1枚となっており今後流行る場合は【M∀LICE】側が《トロイメア・ケルベロス》等解答を採用せざるを得ないかもしれません。
最後は《コズミック・サイクロン》になります。
【リシド】の台頭で徐々に採用が見られはじめており、【リシド】自体はシェアがそこまで多くないものの意識されていることがわかります。
今後伏せ割りを採用する場合は検討できる1枚です。
今回のまとめ
今回は10/18(土)に大阪で開催された『第41回 蓮杯 3人チーム戦』の大会結果と環境考察の記事でした!
【ヤミー】の型のバリエーションが増えたり、サイドカードの採択が少し変化した週となりました。
来週以降は新弾『BURST PROTOCOL』が発売されるため、環境にどのような変化をもたらすのか注目です!
最後に告知になりますが、11/15(土)に『第13回 Mogi杯 3人チーム戦』を開催します!
40チーム(120名)規模の大型大会になるので、是非この機会に遊びに来てください!
それでは👋
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