皆さんこんにちは、からふるです!
今回の記事でご紹介するのは、現在開催中となる日本選手権店舗戦セカンドシーズンにおけるオススメデッキ。その構築やプレイについて解説を行います!
筆者も先日参加した日本選手権にて無事権利を獲得し、7月に行われる本戦大会へと駒を進める事が出来ました。今年の日本選手権予選は前年度よりも開催頻度も少なく、強豪プレイヤーも各地へ遠征する様子も見かけている為、獲得難易度は例年よりも高い傾向と見られます。
今回はそんな白熱する日本選手権予選を勝ち切る為にも、筆者の考えるオススメデッキ、そして覚えておきたいプレイング等について解説を行いましたので、是非最後まで記事をご覧頂けましたら幸いです!
また、今回は普段マスターデュエルをメインにプレイする方向けにも解説を行っているので、MD勢の方も是非ご覧頂けましたら幸いです!!
目次
そもそも日本選手権ってどんな大会?

「日本選手権」は、「遊戯王OCG」の日本一を決める公式大会です。主催は KONAMIで、毎年トッププレイヤーたちが全国から参加します。各地の公認店舗にて開催される通称店舗予選、こちらが3月及び5月にて2シーズン開催が行われます。
上記大会もしくは、DKCと呼ばれる公式大会のどちらかを勝ち抜き優勝した選手は、夏に行われる日本選手権本戦へと駒を進める事となります。

また日本選手権の本戦では、日本全国から予選を勝ち抜いた実力者が一同に集まり、計2日間に渡るトーナメントを勝ち抜きその年の日本一を決める事となります。それと同時に、この大会は同年における世界大会の日本代表を選出する大会でもあります。
日本選手権を始めとした競技の面白さ
ここからは日本選手権並びに、競技としての面白さについて解説を行います。
まず1つ目としては、先程も挙げたように全国からトッププレイヤーが一度に集まり対戦を行う、その規模感と共に競技性が非常に高い事と言えるでしょう!
普段各地で開催されるDKC並びにCS(非公認大型大会)等については、その地域の猛者が一度に集まり優勝をかけ戦う訳ですが、やはり全国から猛者が一度に集まる大会というのは、この日本選手権が筆頭かと思われます。普段の大会とは異なるスケール、そして選手の層。全てが日本一を決めるに相応しい大型大会と言う訳です。
そして『遊戯王OCG』並びに『日本選手権』の面白さは、単に「強い人が勝つ大会」というだけじゃなく、遊戯王特有の“爆発力”と“読み合い”が極限まで濃縮されているところにあります。
1. 「環境の答え合わせ」が見られる
日本選手権は、その時期の最強デッキがほぼ全部集まります。
例えば、
- 「今期はこのテーマが最強」
- 「いや、このメタカードで止まる」
- 「実はこの型が一番強い」
みたいな議論の“最終回答”が出やすいです。
その為、観戦していると「そのカード採用するの!?」「その対面をそこまで意識するのか」のような発見が多いのも魅力の1つです。
2. 1枚のカードで試合がひっくり返る
『遊戯王』は他TCG以上に、
- 手札誘発
- 捲り札
- 制圧盤面
- ワンキル
の影響が大きいゲームです。
なのでトッププレイヤー同士でも、たった1枚で流れが激変する可能性があります。
例えば、私が見た試合の中でも印象に残るのは”YCSJ名古屋”における決勝戦が挙げられます。
※決勝戦は2:55:47~
試合はいよいよ決勝、対戦するのは【M∀LICE】vs【M∀LICE】と言う事でミラーマッチの状況です。
先行は画面左側、《M∀LICE<P>CheshireCat》の効果から《M∀LICE<P>WhiteRabbit》が除外され、好調な滑り出しとなります。《M∀LICE<P>WhiteRabbit》の特殊召喚効果にチェーンは無く特殊召喚が行われ、展開が続きます。

ここで左側の選手は、《M∀LICE<P>WhiteRabbit》の特殊召喚にチェーンが無かった事から、右側の選手が手札誘発を持っていないと想定し、誘発の受けは悪くなるが展開力が伸びやすいルートへの移行を決めます。
いくつかの過程を挟みながら、《M∀LICE<Q>RED RANSOM》+《リンク・デコーダー》にて《サイバース・ウィキッド》を特殊召喚。ここから《M∀LICE IN UNDERGROUND》を使用し、《M∀LICE<Q>RED RANSOM》の特殊召喚によって爆発的に展開を伸ばそうとしますが、ここでまさかの事態が発生します。

発動されたのは、まさかの《霊王の波動》。
これによって左側の選手は完全に展開が止まってしまい、敢え無くターンを終了します。
次ターン、右側の選手は持っている潤沢な攻め手を利用し大きく展開。《アクセスコード・トーカー》《M∀LICE<Q>RED RANSOM》《M∀LICE<P>CheshireCat》を展開し、ゲームを勝利します。

上記の試合のように、「負け盤面 → 逆転」が普通に起こる。
この爆発力が観戦映えすると共に、プレイする醍醐味でもあります!
3. プレイングの奥深さ
上級者同士だと、意味のない行動がほぼありません。
例えば、
- あえて効果を使わない
- 誘発を撃たせる順番を調整
- 相手の採用カードを推理
- 次ターンを見据えて盤面を弱く作る
のような駆け引きがあります。
一見地味でも、後から見ると「ここで勝負が決まってた」事が多いです。
先程解説した試合でも、
- 《M∀LICE<P>WhiteRabbit》の特殊召喚にあえて《霊王の波動》を発動せず、勝ちのチャンスを伺う。
- 《霊王の波動》をあえてセットせず手札から発動し、相手のミスを狙う。
このような形で、短い試合の中でも駆け引きが多く存在しています。
4. “魂のデッキ”が上がってくることがある
基本は環境デッキが強いですが、たまに…
- 独自構築
- 環境外テーマ
- メタ読み特化
みたいな尖ったデッキが勝ち上がる。これが大きな大会シーンにおいては、とても盛り上がる要素と言えるでしょう!
過去実際に起きた例としては、日本選手権の前身に当たる「選考会」。この2014年大会で発生しました。
この年、環境では【シャドール】が新規で登場すると共に、選考会数ヵ月前に発売されたパックに収録された《光天使セプター》《光天使スローネ》が強力なコンボカードとして、環境テーマに多く搭載されていました。

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻1800 / 守400
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 天使族 / 攻800 / 守2000
このカードをX召喚の素材とする場合、モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。
①:自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。
多くの選手がこの【光天使】ギミックを採用したデッキを持ち込む中、日本代表となるプレイヤーが選択したのは【光天使】ギミックが採用されていない、まさかの【インフェルニティ】。そして、このデッキが日本代表並びにベスト8の実績を残し、当時のプレイヤーはまさに衝撃を受けました。
実際にこの【インフェルニティ】を使用していた須鎌選手は、筆者の地元で一緒に調整を行っていたメンバーであると共に、このデッキを普段から好きで愛用しており、日本代表を決める選考会という晴れ舞台に持ち込んだ経緯も持っています。
「環境外と思われてたテーマが暴れる」みたいなドラマ性は、遊戯王競技シーン特有の面白さです。
5. プレイヤーごとの個性が出やすい
大会シーンを見ていると、同じテーマでも構築や回し方がかなり違う場合が存在します。
例えば、
- 安定重視
- 後攻特化
- 誘発大量型
- 展開最大型
みたいにプレイヤー毎のプレイスタイルや、その環境における選手ごとの考え方が出ます。ゆえに「同じデッキ同士なのに全然違う」というのも見所です。
選手として参加したり、観戦するなら「勝敗」だけではなく
- 何を警戒しているか
- どのカードを温存したか
- なぜその順番なのか
を見ると、一気に面白くなります!!
普段は大会に参加する事が少ない方も、是非この機会に日本選手権に参加してみませんか…!
日本選手権の環境図
話が脱線してしまいましたので、ここからは本題に戻り、日本選手権店舗予選におけるオススメデッキについて解説&紹介を行っていきます。
まず始めに、現在の環境については以下のような分布図となっています。

つけめん選手(@Jstkfil)のXより引用。
掲載許可もありがとうございます!
こちらは新弾”CHAOS ORIGINS”発売後におけるCS等の分布を纏めたものとなります。
現在の環境の中心は【キラーチューン】となっており、非常に多い分布と共に勝率も高い傾向にあります。またこちらの統計は新弾後1週間と言う事で、新弾にて強化を受けたテーマが多く存在すると共に、分布にも多く存在していると言えます。
オススメデッキ①【キラーチューン】 ~高い総合力を持つ圧倒的Tier1デッキ~

【 シンクロ・チューナーモンスター 】
星 10 / 闇 / 悪魔族 / 攻3200 / 守0
チューナー+Sモンスター1体以上
このカード名の③の効果は1ターンに2度まで使用できる。
①:相手フィールドのモンスターのレベルは2つ上がる。
②:自分のチューナーは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
③:相手がモンスターの効果を発動した時、レベル10以外の自分の墓地・除外状態のチューナー1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。
その後、Sモンスター1体のS召喚を行う事ができる。
まず1つ目のデッキは【キラーチューン】となります。
「キラーチューン」は、近年の遊戯王OCGで登場した“シンクロ主体”のテーマで、連続展開・柔軟なレベル調整・高い制圧力を持つのが特徴です。
その他の特徴としては
- 1枚初動からシンクロへ繋がると共に、1枚始動の性能が高い。
- ルール効果によって、手札のチューナーを素材とする事が出来る。
- 召喚権を増幅したり、《キラーチューン・シンクロ》による手数が豊富。
このような点を持ち合わせています。
結論から言ってしまえば、しっかり調整(事前練習)を行う前提であれば、このデッキを持ち込んでおけば間違いありません。
まずはデッキレシピから見て行きましょう。
【キラーチューン】デッキレシピ
上記デッキレシピは日本選手権第二期において、筆者が実際に使用及び権利を獲得した際のレシピとなります。
特筆すべきポイントとしては、自由枠に近い部分を手札誘発にしている点です。これによってデッキの半分を手札誘発とし、後攻においても戦いやすい構築を目指しています。このレシピから変更を行うのであれば【光と闇の儀式】等のデッキを意識して、誘発の一部選定を《幽鬼うさぎ》等に変更するのも良いでしょう。
【キラーチューン】の強み
このデッキの強みは、高い初動率・誘発に対しての耐性・異常な制圧能力・手札誘発スロットの多さ等が挙げられます。
高い初動率を確保する要因として、《キラーチューン・レコ》《キラーチューン・キュー》《キラーチューン・シンクロ》《シンクロ・オーバーテイク》等の1枚初動が豊富に採用されている他、《キラーチューン・ミクス》《キラーチューン・ロタリー》《ジュークジョイント“Killer Tune”》のような組み合わせ準初動も多く採用されている事です。
これによって、初動率9割以上を優に担保していると共に、相手の手札誘発を貫通出来る組み合わせが多い他、相手のドロー系誘発に対しても耐性がある点が非常に強力です。
また制圧能力の部分として、このデッキ特有の強みが存在します。
それは《キラーチューン・ロタリー》《キラーチューン・キュー》による手札確認及びデッキトップ操作です。

【 チューナーモンスター 】
星 1 / 光 / サイバース族 / 攻100 / 守800
フィールドのこのカードを素材としてS召喚する場合、手札のチューナー1体もS素材にできる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札のこのカードと手札のチューナー1体を相手に見せて発動できる。
チューナー1体の召喚を行う。
②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手の墓地からカード1枚をデッキの一番下に戻す。
●相手の手札を全て確認する。
その後、デッキから「キラーチューン」魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。

【 効果モンスター 】
星 3 / 光 / 天使族 / 攻900 / 守1900
フィールドのこのカードを素材としてS召喚する場合、手札のチューナー1体もS素材にできる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚した場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「キラーチューン・キュー」以外のチューナー1体を特殊召喚する。
このターン、自分はチューナーしか特殊召喚できない。
②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
相手のデッキの上からカード2枚をめくり、その中から1枚を除外し、もう1枚をデッキの一番上か一番下に戻す。
【キラーチューン】は展開における過程にて、これらのモンスターの”手札確認”と”デッキトップ操作”が必ず行われます。これによって、【キラーチューン】側が直接敷く妨害数が過剰でなくとも、相手の行う行動が事前に筒抜けとなる事から、確実な対処を行う事が出来ます。いわば詰み将棋の要領です。
基本的にプレイミスさえ犯さなければ、苦手対面が強い引き合わせをしていない限りは捲られないシチュエーションを作り出す事が可能である為、先行勝率は他のデッキの追随を許さない程高いと言えます。参考までに筆者がミラーマッチの調整を7試合行った結果、先行側の勝率は脅威の100%でした。
これを作り上げる要因として、ドロー系誘発に対しての耐性も挙げられます。
本来シンクロを行うデッキは召喚権で出したモンスターに加え、もう1体を特殊召喚等で用意する必要があり、多数の特殊召喚を含む事から《増殖するG》等に対して弱いと言えます。例:相手に《増殖するG》を発動された場合、特殊召喚した《パワー・バイス・ドラゴン》+通常召喚した《ソウル・リゾネーター》で《紅蓮の王者》を特殊召喚したら2枚ドローされる。
しかしながら、【キラーチューン】が持つ独特のギミック「手札のチューナー1体をシンクロ素材にできる」効果を活用する事で、ドロー系誘発を打たれた場合でも少ないドローで着地点を用意する事が可能です。
例:《キラーチューン・レコ》を通常召喚、サーチした《キラーチューン・ロタリー》を手札から混ぜ込む事で《キラーチューン・トラックメイカー》の特殊召喚までに1枚ドローしかされない。
上記シチュエーションからは《キラーチューン・トラックメイカー》《キラーチューン・ロタリー》の効果で《キラーチューン・シンクロ》が2枚サーチされ、《増殖するG》の効力が切れた相手ターンに再びシンクロ召喚を行う事が出来ます。同時に、《キラーチューン・ロタリー》によって相手のデッキトップ以外の情報が開示されている為、どこに妨害を発動すれば効率的に詰みに持っていけるかと言う判断も同時に行えています。
これがドロー系誘発の受けとして非常に強力と言え、形成される自身の盤面+大量に採用された手札誘発が素引きされている事から、絶対的な先行勝率を作り出す事が可能です。
【キラーチューン】対戦時の注意点やプレイング
先程挙げたように、【キラーチューン】はドロー誘発に対して非常に高い耐性を持ち合わせるデッキです。その中でも注意しておきたいのが、相手が初動+《キラーチューン・シンクロ》を引き合わせている場合です。
例えば、《キラーチューン・レコ》+《キラーチューン・シンクロ》と仮定しましょう。


【キラーチューン】側のプレイヤーは《キラーチューン・レコ》を召喚し、《キラーチューン・ロタリー》をサーチしました。
この場合、手札に《増殖するG》or《マルチャミー・フワロス》を持つプレイヤーは、《キラーチューン・レコ》の効果解決後にシンクロされる事を見越し、《増殖するG》等の発動を行う事が必要です。そうなった場合、【キラーチューン】側はチェーン2にて《キラーチューン・シンクロ》を発動、《キラーチューン・レコ》+《キラーチューン・ロタリー》にて《キラーチューン・トラックメイカー》を特殊召喚。特殊召喚の処理後に、チェーン1にて発動した《増殖するG》の適用が行われてしまいます。

こうなってしまうと、【キラーチューン】側は《キラーチューン・トラックメイカー》&《キラーチューン・ロタリー》にて《キラーチューン・シンクロ》2枚を回収しセット。相手にドローを一切させる事なくターン終了へと向かう事が出来ます。

自分は手札を1枚損失。しかしながら相手は《キラーチューン・トラックメイカー》&《キラーチューン・シンクロ》×2枚に加え、自分の手札を《キラーチューン・ロタリー》で確認し、マストカウンターで妨害を当てられる状況。ゲームは絶望的となってしまいます。
ここで覚えておきたい教訓として、相手のデッキが【キラーチューン】の場合には、スタンバイフェイズまでに《増殖するG》《マルチャミー・フワロス》を発動しておくべきと言う事です。
こうした場合、場に【キラーチューン】モンスターが存在しない状態である事から、《キラーチューン・シンクロ》による回避行動を取れない為、確実にドローを行う事が出来ます。相手から《キラーチューン・ロタリー》によるピーピングこそ受けてしまいますが、ドローによって手札が増えている為、先程よりは戦いやすい状況を生み出しています。
例外的に《増殖するG》or《マルチャミー・フワロス》等と共に、《灰流うらら》のような《キラーチューン・シンクロ》を無効化出来るカードを持ち合わせている場合、《キラーチューン・シンクロ》による回避行動を潰す動きにも繋がりますので、温存しておくのもプレイの選択肢に入ります。状況に応じて発動順序を考えるのも大切なプレイングと言えるでしょう!
オススメデッキ②【エルフェンノーツ】 ~超強力な手札誘発で盤面をリセット~

【 シンクロモンスター 】
星 10 / 光 / 魔法使い族 / 攻3100 / 守1800
チューナー+チューナー以外の魔法使い族モンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが中央のメインモンスターゾーンに存在する限り、お互いは中央のメインモンスターゾーンのモンスターでしか攻撃宣言できない。
②:このカードが中央のメインモンスターゾーンに存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。このカードをEXデッキに戻し、自分の手札・デッキ・墓地からそれぞれ1体まで「エルフェンノーツ」モンスターを選んで特殊召喚する。
続いてのオススメデッキは、【エルフェンノーツ】となります。
こちらも先日発売された”CHAOS ORIGINS”にて強力な新規を獲得、現在競技環境でも評価をジリジリと挙げているテーマです。
このデッキの特徴はプレイングの難易度がそこまで高くなく、「毎回ある程度同じ強さの盤面」を作りやすいデッキになっています。基本的な展開をしっかり覚えておけば扱えると言った手軽さも売りとも言えるでしょう。
【エルフェンノーツ】デッキレシピ
第4回パルCSよりデッキレシピを参照
現在は【シンクロン】ギミックを交えたデッキレシピが主流であると共に、筆者としてもオススメしています。
その理由については、次の章にて解説を行います。
【エルフェンノーツ】の強み
【エルフェンノーツ】の強みとして挙げられるのは、【シンクロン】を採用した際《シンクロ・エマージェンシー》を採用出来ると共に、このカード+非チューナーの動きが非常に強力な手札誘発として機能する点です。

【 通常罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
①:手札からモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚する。
EXデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、さらにデッキから「シンクロン」モンスター1体を特殊召喚できる。
このカードの発動後、次のターンの終了時まで自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
Sモンスター1体のS召喚を行う。
このカードによって、相手フィールドにEXデッキから特殊召喚されたモンスターが存在すると共に、シンクロ素材となる非チューナーモンスターが存在すれば、《ブラック・ローズ・ドラゴン》によってフィールドのカード全てを破壊する動きを取る事が可能です。
例えば、手札が《耀聖の風詩レギナ》+《シンクロ・エマージェンシー》と仮定します。

【 効果モンスター 】
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手ターンに、 自分の手札・フィールド(表側表示)からこのカード以外の「エルフェンノーツ」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが中央のメインモンスターゾーンに召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「耀聖の風詩レギナ」以外の「エルフェンノーツ」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを手札に加える。
1.手札から《シンクロ・エマージェンシー》を発動、手札から《耀聖の風詩レギナ》を特殊召喚。さらにデッキから《ジェット・シンクロン》を特殊召喚。
2.処理後に墓地に存在する《シンクロ・エマージェンシー》効果を発動、《耀聖の風詩レギナ》《ジェット・シンクロン》を素材に《ブラック・ローズ・ドラゴン》を特殊召喚。
3.成功時にチェーン1《ブラック・ローズ・ドラゴン》 チェーン2《耀聖の風詩レギナ》 チェーン3《ジェット・シンクロン》効果を発動。デッキから《スタージャンク・シンクロン》をサーチ、墓地から《耀聖の風詩レギナ》を回収し、フィールドのカード全てを破壊。
こうする事によって、相手フィールドにEXデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する条件を達成すれば、《ブラック・ローズ・ドラゴン》で任意のタイミングにて全体除去を行いつつ、手札に《耀聖の風詩レギナ》&《スタージャンク・シンクロン》、墓地に《ジェット・シンクロン》のリソースを構える事が可能となっています。今回は例として《耀聖の風詩レギナ》を素材としましたが、勿論他の【エルフェンノーツ】モンスターを素材にしたり、《無垢なる者 メディウス》や《マルチャミー・フワロス》等を合わせて持っている場合、リクルートするモンスターを《スタージャンク・シンクロン》にする事で、《ブラック・ローズ・ドラゴン》を特殊召喚する事も可能です。

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 闇 / 戦士族 / 攻1300 / 守500
このカードは「シンクロン」チューナーの代わりとしてS素材にできる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札に存在する場合、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを特殊召喚し、対象のモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。
このターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン中、自分フィールドの「ジャンク・ウォリアー」は相手の効果では破壊されない。
【エルフェンノーツ】対戦時の注意点やプレイング
先程解説を行った《シンクロ・エマージェンシー》から《ブラック・ローズ・ドラゴン》を特殊召喚する動きですが、注意しなければならない点が存在します。
それは、《ブラック・ローズ・ドラゴン》のシンクロ召喚成功時効果の発動タイミングが、「シンクロ召喚に成功した時」である点。つまり、タイミングを逃す効果という事です。

【 シンクロモンスター 】
星 7 / 炎 / ドラゴン族 / 攻2400 / 守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上に存在するカードを全て破壊する事ができる。1ターンに1度、自分の墓地に存在する植物族モンスター1体をゲームから除外する事で、相手フィールド上に存在する守備表示モンスター1体を攻撃表示にし、このターンのエンドフェイズ時までその攻撃力を0にする。
例えば相手ターン、自分の《シンクロ・エマージェンシー》効果にチェーンして、相手が《二つの心》の②効果(フィールドと手札のモンスターを入れ替える効果)を発動。これによって、《光と闇の戦士カオス・ソルジャー》を特殊召喚しました。自分は《シンクロ・エマージェンシー》により、《耀聖の風詩レギナ》《ジェット・シンクロン》の特殊召喚を行いました。

処理後に《光と闇の戦士カオス・ソルジャー》の成功時効果が発動、対象を《ジェット・シンクロン》にしました。それにチェーンして墓地の《シンクロ・エマージェンシー》効果を発動、《耀聖の風詩レギナ》《ジェット・シンクロン》を素材に《ブラック・ローズ・ドラゴン》を特殊召喚しました。
上記のような場合、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の特殊召喚がチェーン2以降にて行われている為、タイミングを逃してしまい、全体除去効果を発動する事が出来ません。
こういったように状況によっては不発となる場合が存在しますので、発動タイミングをきちんと考えておきましょう!
また、【エルフェンノーツ】使用時に注意しておきたい点として、《耀聖の花詩ルキナ》初動における展開についても触れて行きます。

【 効果モンスター 】
星 6 / 炎 / 魔法使い族 / 攻2500 / 守1800
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、
②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは手札から自分の中央のメインモンスターゾーンに特殊召喚できる。
②:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「耀聖の花詩ルキナ」以外の「エルフェンノーツ」モンスター1体を手札に加える。
③:相手ターンに発動できる。
自分のメインモンスターゾーンの、このカードと中央のモンスターの位置を入れ替える。
その後、相手フィールドのレベル6以下のモンスター1体を手札に戻す事ができる。
現在の【キラーチューン】【エルフェンノーツ】が台頭する環境。試合は1本目、対面のデッキは不明ですが先行という状況です。そして自分の手札は…

手札の攻め手は主に《耀聖の花詩ルキナ》のみ。
自分は《耀聖の花詩ルキナ》の特殊召喚、効果を発動し《燿ける聖詩の獄神精》のサーチを行い召喚しました。

ここで取れる選択肢は2つ。
- 《耀聖の花詩ルキナ》+《燿ける聖詩の獄神精》でレベル7シンクロを特殊召喚。※《獄花の大燿聖ストリチア》で《燿ける聖詩の獄神精》を特殊召喚し、《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》をシンクロ召喚。
- 《燿ける聖詩の獄神精》効果でレベルを上昇させ、レベル10シンクロ(フルール・ド・バロネス)を特殊召喚。
どちらも予め相手の手札誘発等を無効化出来るカードを立て、《燿ける聖詩の獄神精》からサーチした《耀聖の波詩ディーナ》を用いて展開を伸ばすプレイとなりますが、どちらのプレイが良い選択肢となるでしょうか…?


ここで筆者が強くオススメしたいのは、《フルール・ド・バロネス》へ向かうのでは無く、レベル7シンクロを特殊召喚するプレイです。
レベル7である《獄花の大燿聖ストリチア》を特殊召喚した場合に行われるのは、《燿ける聖詩の獄神精》を蘇生させ、《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》に向かい、相手の手札誘発モンスターをケアするプレイ。対して《フルール・ド・バロネス》であれば、モンスターに関係無く相手から発動されるカードを妨害可能。
どちらも相手の手札誘発を無力化出来るモンスターを立てつつ、シンクロ素材となった《燿ける聖詩の獄神精》から《耀聖の波詩ディーナ》のサーチを行い展開するプレイです。ぱっと見では無効に出来る範囲が広い《フルール・ド・バロネス》に行くのが正解に見えるプレイですが、そこに大きな落とし穴があります。
それは、《調和ノ天救竜》の存在です。

【 効果モンスター 】
星 7 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2000
フィドラウリス=ハルモニア
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのモンスターが効果を発動した時、手札のこのカードとEXデッキのSモンスター5体までを相手に見せて発動できる。
見せた数によって以下の効果を全て適用する。
この効果の発動後、次の自分ターンの終了時まで、自分はSモンスター以外のEXデッキから特殊召喚されたモンスターの効果を発動できない。
●2体以上:このカードを特殊召喚する。
●4体以上:見せたSモンスターの内の1体を墓地へ送る。
●6体:相手フィールドのモンスター1体を破壊する。
仮に《フルール・ド・バロネス》を立てた上で行動しようと考え、《燿ける聖詩の獄神精》のレベル上昇効果を使用した場合、《調和ノ天救竜》を重く受けてしまいます。
《燿ける聖詩の獄神精》にチェーンして、《調和ノ天救竜》が発動し特殊召喚。効果によって《燿ける聖詩の獄神精》が破壊。こうなった場合、《燿ける聖詩の獄神精》がシンクロ素材に入らなかった事から《耀聖の波詩ディーナ》のサーチも行えず、展開がストップしてしまう事態に陥ってしまいます。

しかしながら、レベル上昇効果を使用せずにレベル7シンクロ《獄花の大燿聖ストリチア》から入った場合はどうでしょうか?
1.《耀聖の花詩ルキナ》《燿ける聖詩の獄神精》を素材に、《獄花の大燿聖ストリチア》を特殊召喚。成功時に《燿ける聖詩の獄神精》効果で《耀聖の波詩ディーナ》をサーチ。
2.《獄花の大燿聖ストリチア》効果を発動、墓地から《燿ける聖詩の獄神精》を特殊召喚。
3.《獄花の大燿聖ストリチア》《燿ける聖詩の獄神精》を素材に、《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》を特殊召喚。
4.《耀聖の波詩ディーナ》を特殊召喚。効果を発動し、《エルフェンノーツ~廻郷のパラレリズム~》をサーチ。
仮に《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》を特殊召喚させない為、《獄花の大燿聖ストリチア》の効果にチェーンして《調和ノ天救竜》を発動した場合でも、既にサーチされた《耀聖の波詩ディーナ》からの展開は止まらない事から、概ね勝ちのゲームであると言えるでしょう。
こういったように一見強いフィールドに見える展開でも、見えない部分の手札誘発をしっかり考えておかないと、本来勝てるはずだったゲームも落としてしまう場合があります。現在の環境図を解説した一覧を見ても、環境内には《調和ノ天救竜》を搭載するデッキが多く存在する為、ケアを心がけていきたい所です。
特に「遊戯王マスターデュエル」においては、まだ《調和ノ天救竜》の実装が行われていない事から、警戒が甘くなってしまう場合が存在します。「遊戯王OCG」環境でプレイする場合には、《調和ノ天救竜》の存在を気を付けておくとより勝利に近づくと思われます!
さて、ここまで紹介・解説を行った【キラーチューン】【エルフェンノーツ】の2デッキですが、どちらも「遊戯王マスターデュエル」にて実装されているデッキとなります。

細部においては違いも存在しますが、マスターデュエルで練習を行った上で大会に持ち込める為、日本選手権デビューにも向いているデッキかと思われます!
しかしながら、中には「遊戯王マスターデュエル」をプレイしていなかったり、「遊戯王OCG」をプレイしているが、対人調整の時間をなかなか取りづらいと言った方も一定数存在するかと思われます。
そんな方に是非オススメしたいのが、次に紹介するデッキとなります。
オススメデッキ③【獄神】 ~新時代のアザトートを利用した先行ワンキル~

【 ペンデュラムモンスター 】
星 12 / 闇 / 天使族 / 攻5000 / 守0
【Pスケール:青11/赤11】
このカードの名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードを破壊し、自分の手札・墓地から「獄神」モンスター1体を特殊召喚する。
●このカードを破壊する。
このターン中、自分フィールドの元々のレベルが12の「獄神」モンスターの攻撃力は5000アップする。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。
融合・S・Xモンスターを1体ずつ、自分のフィールド(表側表示)・墓地からEXデッキに戻した場合のみEXデッキ・墓地から特殊召喚できる。
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがEXデッキに表側で加わった場合に発動できる。
デッキから「獄神」カード1枚を手札に加える。
②:このカードが特殊召喚した場合に発動する。
お互いの墓地のカードを全て裏側で除外する。
③:フィールドのこのカードは「獄神」モンスター以外のモンスターの効果を受けない。
「なかなか対人調整の時間が取れない」「相手とのやり取りを行うのが苦手」「毎週変わる環境図を追うのが大変だ」と言った方にオススメしたいのが、この【獄神】です。
この【獄神】はいわゆる『先行ワンキル』を行う類のデッキとなり、自分ターンのみでゲームが完結します。ゆえに【キラーチューン】【エルフェンノーツ】のように、相手ターンに「相手がどんなプレイを行ってくるか考えて妨害を的確に発動する」と言ったやり取りが不要となり、必然と調整(対人練習)時間も抑えられるデッキです。
もちろん後攻時は相手の妨害を踏み越えながらプレイする必要性はある為、そういった状態のプレイ介入は必要ですが、先行においてはしっかりとした一人回しが重要なデッキとなる為、対人調整時間を抑えるにはピッタリのデッキと思います。
【獄神】デッキレシピ
第4回パルCSよりデッキレシピを参照
このデッキのワンキル方法は、《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》の効果を《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》でコピーを行い、2回発動する事で4000×2=8000でワンキルを行うと言った方式です。

【 融合モンスター 】
星 1 / 風 / 鳥獣族 / 攻1000 / 守0
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター
①:元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。
②:このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、このカードは他のカードの効果を受けない。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。

【 融合モンスター 】
星 8 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2800 / 守2000
闇属性Pモンスター×2
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールドの上記カードをリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
①:1ターンに1度、このカード以外の自分または相手のフィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同じ、元々のカード名・効果を得る。
このターン、自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
一見すると、《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》を融合召喚し墓地へ送る手段が無いように見えますが、そこは”CHAOS ORIGINS”にて登場した《ぜんなのついなぎひめ》を活用する事で、墓地に用意する事が可能となりました。

【 リンクモンスター 】
星 5 / 闇 / 機械族 / 攻0
【リンクマーカー:左/右/左下/下/右下】
効果モンスター2体以上
このカードをL召喚する場合、手札のモンスター1体をL素材にできる。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがL召喚した場合に発動できる。
デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
自分フィールドのモンスターのみを素材としてL召喚していた場合、
墓地へ送るモンスターをEXデッキから選ぶ事もできる。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
次の自分スタンバイフェイズに発動できる。
自分の墓地からモンスター1体を手札に加える。
こう見ると、《ぜんなのついなぎひめ》の効果に絞って手札誘発を温存したり、《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の効果を止めてしまえば先行ワンキルを止められるように見えますが、簡単にはそうならないのが現代の先行ワンキルであると共に、【獄神】デッキの強みです。
そちらについて、次の章にて解説を行います。
【獄神】の強み
【獄神】FTKの強みは「先行ワンキルデッキでありながら、相手の手札誘発に対し非常に強い」点が挙げられます。
その強さを担ってくれるのが、《神芸なる知恵の乙女》《GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ》等のギミックです。これらについて解説を行います。

【 融合モンスター 】
星 7 / 地 / 幻想魔族 / 攻2400 / 守1500
「アルトメギア」モンスター×2
「神芸なる知恵の乙女」は1ターンに1度、融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●手札の魔法・罠カード1枚を捨て、自分の手札・フィールドのレベル7以上の「アルトメギア」モンスター1体をリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「アルトメギア」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
②:相手ターンに1度、発動できる。
自分フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。
まずは《神芸なる知恵の乙女》。【獄神】と同ストーリーである【アルトメギア】モンスターを素材に特殊召喚出来るモンスターとなります。
《神芸なる知恵の乙女》は特殊召喚した場合、デッキから【アルトメギア】魔法罠を1枚セットする効果を有しています。ここで重要となるのが、《アルトメギア・インパスト-奪還-》です。

【 カウンター罠 】
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
自分フィールドに「アルトメギア」モンスターが存在する場合、このカードはセットしたターンでも発動できる。
①:相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
自分フィールドの融合モンスター1体をエンドフェイズまで除外し、その発動を無効にし破壊する。
その後、自分フィールドのモンスターの種族が3種類以上の場合、相手フィールドの魔法・罠カードを全て手札に戻す事ができる。
自分フィールドに【アルトメギア】モンスターが存在する場合、セットしたターンでも発動出来る為、《神芸なる知恵の乙女》からセットした直後から発動する事が可能です。これによって、相手のモンスター効果を無効化する事が出来る事から、相手の手札誘発モンスター1枚を簡単に踏み越える事が出来るようになります。
こうする事で、相手の《調和ノ天救竜》を始めとした強力な手札誘発モンスターを無力化し、先行ワンキルの確立を大幅に上昇させる事を狙えます。
そしてもう1つ、このデッキを語る上で外せないのが《GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ》です。

【 ペンデュラムモンスター 】
星 10 / 闇 / 悪魔族 / 攻0 / 守0
①:このカード以外の自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
以下の効果から1つを選び、ターン終了時まで適用する。
●このカードは直接攻撃できる。
●相手は魔法&罠ゾーンのカードの効果を発動できない。
●相手は手札・墓地のカードの効果を発動できない。
②:相手のLPが4000以下の場合、このカードの攻撃宣言時に発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、相手のLPの数値分アップする。
③:このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
【P効果 青0/赤0】
このカード名の①②のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがPゾーンに存在し、自分が効果ダメージを受ける場合、そのダメージは0になる。
②:このカードがPゾーンに存在する限り、自分はレベル5以上の「DD」モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
《GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ》の効果で重要となるのが、①効果内に存在する「●相手は手札・墓地のカードの効果を発動できない。」効果となります。これによって相手の手札誘発を完全に封じ込める事が可能な為、安全にワンキルを行う事が出来るようになります。
仮に相手に《増殖するG》《マルチャミー・フワロス》のようなドロー系誘発を発動された場合、本来なら大量にドローされた中に存在する無数の手札誘発を受けつつワンキルする必要がありますが、このカードを利用する事で、ドローで大量に手札誘発を抱えられた状態でも無力化し、ワンキルを行う事が出来ます。
いわば現代の《外神アザトート》と言えるモンスターで、このカードによって異次元の先行ワンキル成功率を誇っています。
【獄神】対戦時の注意点やプレイング
ここまで【獄神】のワンキル方法や、相手手札誘発に対する強さを解説しましたが、大会時においては注意する必要があるカードが一定数存在します。
1つ目に注意しておきたいカードとしては、《ナチュル・ローズウィップ》でしょう。

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 地 / 植物族 / 攻400 / 守1700
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手プレイヤーは1ターンに1度しか魔法・罠カードを発動する事ができない。
主に【キラーチューン】に採用されるカードで、《キラーチューン・キュー》から特殊召喚を行う事で成立を目指します。
このカードを特殊召喚された場合、【獄神】は「ペンデュラムを主軸とするデッキ」「魔法カードの採用割合が非常に高い」事から、詰みの状態を簡単に作り出されてしまいます。その為、サイド戦以降で相手が先手選択権を持つ【キラーチューン】の場合、対策出来るカードをサイドデッキから採用したい所です。
対策カードとしては【壊獣】モンスターや、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》《ダイナレスラー・パンクラトプス》等が挙げられるでしょう。

【 効果モンスター 】
星 10 / 光 / 機械族 / 攻3300 / 守2600
①:このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
②:相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
③:「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
④:カード1枚のみを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、自分・相手フィールドの壊獣カウンターを3つ取り除いて発動できる。
その効果を無効にし、フィールドのカード1枚を選んで破壊できる。

【 効果モンスター 】
星 8 / 炎 / 悪魔族 / 攻3000 / 守2500
このモンスターを召喚する場合、相手フィールド上のモンスター2体を生け贄に捧げて相手フィールド上に特殊召喚しなければならない。このカードはコントローラーのスタンバイフェイズ毎に、コントローラーに1000ポイントのダメージを与える。このモンスターを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。

【 効果モンスター 】
星 7 / 地 / 恐竜族 / 攻2600 / 守0
このカード名の、①の方法に特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②自分フィールドの「ダイナレスラー」モンスター1体をリリースし、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。
そしてもう1つ、大会だからこそ注意しておかなければならないカードが存在します。
それは《儚無みずき》です。

【 チューナーモンスター 】
星 3 / 水 / アンデット族 / 攻0 / 守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。①:このカードを手札から捨てて発動できる。このターン、以下の効果を適用する。●相手がメインフェイズ及びバトルフェイズに効果モンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はそのモンスターの攻撃力分だけLPを回復する。この効果で自分のLPが回復しなかった場合、エンドフェイズに自分のLPは半分になる。
大会では通常の対決と異なり、制限時間が設けられています。
日本選手権では、試合開始45分後にET(エキストラターン)の実施が行われます。これは、「制限時間経過後に追加の1ターンを行い、ターン終了時にライフポイントの多い方が勝ちになる」と言った大会特有のルールです。
制限時間 45 分を過ぎた時点で、マッチの勝利条件(2 勝)を満たさない場合、以下の手順に従って勝敗判定を行う。
2デュエル目以降のデュエルの途中で制限時間が終了した場合のデュエルの勝敗判定エキストラターン終了時にお互いのプレイヤーのライフポイントが同じだった場合、そのまま継続してサドン
デスに突入する。
※エキストラターン突入条件:制限時間終了時点でライフポイントの優劣があっても、そのターン終了まで継続
する。ターン終了時点で勝利が確定していなければ、必ず 1 ターンのエキストラターンに突入する。
※サドンデス中の判定:ライフポイントの増減が発生したターン終了時に判定を行う。ライフポイントの多いプレイ
ヤーをデュエルの勝者とし、ライフポイントが同じ場合は次のターンへ突入。
※ライフをコストとして支払う場合もライフの増減となる。そのターンの終了まで継続する。
ターン終了時に勝敗が確定していない場合、「エキストラターン」に突入する。
「エキストラターン」 → 次の相手ターン(1 ターン)を実施する。
勝敗が決した場合は、通常通りデュエルを終了する。
勝敗が決しなかった場合は、エキストラターン終了時に判定を行い、ライフポイントの多いプレイヤをデュエルの勝者とする。
日本選手権ショップ予選 大会規定より抜粋
このルールの存在から、大会環境においては《儚無みずき》等の「ライフポイント回復カード」をエキストラターン対策として用いる場合が存在します。
こうなってしまった場合、モンスターを展開すればする程《儚無みずき》によってライフポイントが上昇し、先行ワンキルを狙う事が出来なくなってしまうように見えますが、これを打開できるカードが存在します。
それは、《堕天使ナース-レフィキュル》です。

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / 天使族 / 攻1400 / 守600
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手のライフポイントが回復する効果は、相手のライフポイントにダメージを与える効果になる。
このカードの永続効果により、「相手のライフポイントが回復する効果は、相手のライフポイントにダメージを与える効果になる。」ため、《儚無みずき》の効果を逆に利用しながら先行ワンキルを行う事が出来ます。
一見するとペンデュラムモンスターでもない《堕天使ナース-レフィキュル》はサーチする事が出来ないように見えますが、【獄神】テーマのサーチカード《絶解なる獄神門-テルミナス》は「デッキから天使族・闇属性モンスター1体を手札に加える事が出来る。」効果を持っている為、サーチが可能となります。

【 通常魔法 】
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキ・EXデッキから「獄神」モンスター1体を墓地へ送る。
その後、デッキから天使族・闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
このターン、自分は「獄神」モンスターでしか攻撃宣言できない。
②:自分の「獄神」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
その相手モンスターを裏側で除外する。
こういった点から、構築段階で【獄神】ワンキルを対策するカードに対しても対応策を練る事が出来るため、このデッキを使用する場合には是非採用を検討していきたい所です!
最後に -日本選手権に参加してみよう!-
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
今回ご紹介したデッキが筆者のオススメですが、現環境は他にも【巳剣】【光と闇の儀式】【ブリッツクリーク】【召喚獣】【烙印】【M∀LICE】をはじめに、ここには書ききれないほど様々なデッキが活躍しています。プレイヤーのデッキ研究やプレイ次第で、色々なデッキにチャンスがある環境とも言えるでしょう!
『日本選手権』は1年に1度のお祭りでもあります。普段大会に参加されない方もこれを機に、自分のデッキを大会持ち込み、日本選手権に参加してみてはいかがでしょうか…!優勝すると前年度の世界大会レプリカカードも貰えますので、優勝賞品を目当てに参加してみるのもいいかも…?
今後もガチまとめでは、デッキテーマ解説を始めとした解説記事等を投稿予定です。次回の記事も是非お楽しみに!
改めて最後までご覧頂き、ありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!!

