目次
ご挨拶
おはようございます、htbです。
今回は前々回と同じく遊戯王GXから「三沢大地」と「ティラノ剣山」の使用カードを組み合わせたデッキをご紹介します。そのなかでも《ウォーター・ドラゴン》を使って勝つことを重視した構築となっています。ぜひ最後までご覧ください。
デッキレシピ
【モンスターカード】
- 《ウォーター・ドラゴン》 ×1
- 《ハイドロゲドン》 ×2
- 《オキシゲドン》 ×1
- 《デューテリオン》 ×2
- 《カーボネドン》 ×1
- 《ギャラクシー・サーペント》 ×1
- 《ダイヤモンド・ドラゴン》 ×1
- 《ジェムナイト・ラピス》 ×1
- 《ジェムナイト・サフィア》 ×1
- 《ジェムナイト・ラズリー》 ×2
- 《ジェネクス・コントローラー》 ×2
- 《ジェネクス・ウンディーネ》 ×2
- 《水晶機巧ーローズニクス》 ×1
- 《魂喰いオヴィラプター》 ×1
- 《ジャイアント・レックス》 ×1
- 《ダイナレスラー・パンクラトプス》 ×1
- 《オーバーテクス・ゴアトルス》 ×2
- 《究極伝導恐獣》 ×1
- 《竜脚獣ブラキオン》 ×1
- 《怒炎壊獣ドゴラン》 ×1
- 《ウォーター・スピリット》 ×1
- 《水精鱗ーアビスグンデ》 ×1
- 《エア・サーキュレーター》 ×1
- 《シー・ランサー》 ×1
- 《シノビネクロ》 ×1
- 《マスマティシャン》 ×1
- 《妖精伝姫ーシラユキ》 ×1
- 《煌々たる逆転の女神》 ×1
【魔法カード】
- 《ボンディングーH2O》 ×1
- 《ボンディングーD2O》 ×1
- 《ジェムナイト・フュージョン》 ×1
- 《ブリリアント・フュージョン》 ×3
- 《化石調査》 ×2
- 《究極進化薬》 ×2
- 《帝王の轟毅》 ×1
- 《死者蘇生》 ×1
- 《ブラック・ホール》 ×1
- 《手札抹殺》 ×1
- 《ブラック・ガーデン》 ×1
【罠カード】
- 《封魔の呪印》 ×1
- 《破壊輪》 ×1
- 《生存境界》 ×2
- 《バージェストマ・ディノミスクス》 ×3
- 《迷い風》 ×1
【エクストラデッキ】
- 《ジェムナイト・セラフィ》 ×1
- 《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》 ×1
- 《ジェムナイト・アクアマリナ》 ×1
- 《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》 ×1
- 《ガーデン・ローズ・メイデン》 ×1
- 《瑚之龍》 ×1
- 《シューティング・ライザー・ドラゴン》 ×1
- 《玄翼竜 ブラック・フェザー》 ×1
- 《白闘気双頭神龍》 ×1
- 《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》 ×1
- 《リンク・スパイダー》 ×1
- 《リプロドクス》 ×1
- 《水晶機巧ーハリファイバー》 ×1
- 《水精鱗-サラキアビス》 ×1
- 《ジェムナイト・ファントム・ルーツ》 ×1
ウォーター・ドラゴンの化学式
《ウォーター・ドラゴン》は「ボンディング」と名の付く魔法・罠カードによってだすことができます。現在「ウォーター・ドラゴン」カードは2種類、「ボンディング」カードは3種類あり、その効果は以下の通りです。
《ウォーター・ドラゴン》
【特殊召喚モンスター】星8/水/海竜族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。「ボンディング-H2O」の効果でのみ特殊召喚できる
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、フィールドの炎属性モンスター及び炎族モンスターの攻撃力は0になる。
②:このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地の「ハイドロゲドン」2体と「オキシゲドン」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
《ウォーター・ドラゴンークラスター》
【特殊召喚モンスター】星10/水/海竜族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。「ボンディング」魔法・罠カードの効果でのみ特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドの効果モンスターはターン終了時まで、攻撃力が0になり、効果を発動できない。
②:このカードをリリースして発動できる。手札・デッキから「ウォーター・ドラゴン」2体を召喚条件を無視して守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
《ボンディング-H2O》
【通常魔法】
自分フィールド上に存在する「ハイドロゲドン」2体と「オキシゲドン」1体を生け贄に捧げる。自分の手札・デッキ・墓地から「ウォーター・ドラゴン」1体を特殊召喚する。
《ボンディング-D2O》
【通常魔法】
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールドの「デューテリオン」2体と「オキシゲドン」1体をリリースして発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「ウォーター・ドラゴン」または「ウォーター・ドラゴン-クラスター」1体を選んで「ボンディング-H2O」の効果扱いとして特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在し、「ウォーター・ドラゴン」または「ウォーター・ドラゴン-クラスター」がフィールドから自分の墓地へ送られた場合に発動する。墓地のこのカードを手札に戻す。
《ボンディング-DHO》
【通常罠】
①:自分の手札・墓地から「デューテリオン」「ハイドロゲドン」「オキシゲドン」を1体ずつデッキに戻して発動できる。自分の手札・墓地から「ウォーター・ドラゴン-クラスター」1体を選んで特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。自分のデッキ・墓地から「ウォーター・ドラゴン」または「ウォーター・ドラゴン-クラスター」1体を選んで手札に加える。
「ボンディング」カードの発動に必要な素材は《ハイドロゲドン》《オキシゲドン》《デューテリオン》の3種類からそれぞれ選択で、この内《オキシゲドン》はどの「ボンディング」カードを使うにも必須のカードです。
また、それぞれ出せる「ウォーター・ドラゴン」が異なり、H2Oでは《ウォーター・ドラゴン》、DHOでは《ウォーター・ドラゴンークラスター》しか出せません。なお、D2Oなら両方だすことができます。
選択する化学式
先程書いた通り、使用する「ボンディング」カードによってだせる「ウォーター・ドラゴン」が変わってしまいます。
DP18で追加された《ウォーター・ドラゴン-クラスター》は特殊召喚時に相手モンスターを無力化することができ、《ウォーター・ドラゴン》2体を特殊召喚することでランク8のエクシーズ召喚をすることができます。しかし、《ボンディング-DHO》が罠カードであるため速効性がなく、手札・墓地からしか特殊召喚できないので相当な下準備が必要です。また、「ウォーター・ドラゴン」を計3枚入れることになり、手札事故を誘発しやすいです。
そのため今回は、初代《ウォーター・ドラゴン》の炎メタ・H2O蘇生効果を生かす構築を考えて、「ボンディング」カードもH2OとD2Oの2種類を採用しました。
《リプロドクス》
【リンクモンスター】リンク2/地/恐竜族/攻800
モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●種族を1つ宣言して発動できる。このカードのリンク先の全ての表側表示モンスターの種族はターン終了時まで宣言した種族になる。
●属性を1つ宣言して発動できる。このカードのリンク先の全ての表側表示モンスターの属性はターン終了時まで宣言した属性になる。
化学反応までの準備
《ウォーター・ドラゴン》を呼ぶのに必要なカードは2枚のみです。
1枚目は、「ボンディング」カードを使用する際、基本的にはフィールドから素材をリリースするため、それらを一気にリクルートできる《生存境界》です。
2枚目は、《生存境界》の発動に必要な通常モンスターを《ブラック・ガーデン》のトークンで代用するため、《ガーデン・ローズ・メイデン》をシンクロ召喚しながら更に展開できる《ジェネクス・ウンディーネ》になります。
《ジェネクス・ウンディーネ》
【効果モンスター】星3/水/水族/攻1200/守600
①:このカードが召喚に成功した時、デッキから水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキから「ジェネクス・コントローラー」1体を手札に加える。
《生存境界》
【通常罠】
①:フィールドの通常モンスターを全て破壊し、破壊した数までデッキからレベル4以下の恐竜族モンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの恐竜族モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
《ガーデン・ローズ・メイデン》
【シンクロモンスター】星5/闇/植物族/攻1600/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「ブラック・ガーデン」1枚を選んで手札に加える。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の、「ローズ・ドラゴン」モンスターまたはドラゴン族Sモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
STEP1ーブラック・ガーデンをサーチするー
まずは《ジェネクス・ウンディーネ》を召喚して《ブラック・ガーデン》をサーチします。
- 《ジェネクス・ウンディーネ》を召喚し《水晶機巧ーローズニクス》を墓地へ送り、《ジェネクス・コントローラー》をサーチします。
- 墓地のローズニクスを除外し、水晶機巧トークンを特殊召喚します。その後、トークン1体で《リンク・スパイダー》をリンク召喚し、手札からリンク先に《ジェネクス・コントローラー》を特殊召喚します。
- 《リンク・スパイダー》と《《ジェネクス・コントローラー》で《水晶機巧ーハリファイバー》をリンク召喚し、《シノビネクロ》をリクルートします。リクルートした《シノビネクロ》と《ジェネクス・ウンディーネ》で《ガーデン・ローズ・メイデン》をシンクロ召喚し、《ブラック・ガーデン》をサーチします。
STEP2-4体のトークン生成ー
《ブラック・ガーデン》を発動し《生存境界》をセットした状態で相手にターンを渡します。なお、今回は相手がモンスターをセットしたため、ローズ・トークンが生まれなかったという設定で進行します。
- 相手ターンに《水晶機巧ーハリファイバー》の効果で《シューティング・ライザー・ドラゴン》をシンクロ召喚し、星4モンスター(妖精伝姫ーシラユキ)を墓地へ送ります。※ローズ・トークン1体目
- 星3となった《シューティング・ライザー・ドラゴン》と《ガーデン・ローズ・メイデン》で《玄翼竜ブラック・フェザー》をシンクロ召喚します。※ローズ・トークン2体目
- 自分のターンに墓地の《ガーデン・ローズ・メイデン》の効果で《シューティング・ライザー・ドラゴン》を蘇生します。※ローズ・トークン3体目
- 《シューティング・ライザー・ドラゴン》と《玄翼竜ブラック・フェザー》で《リプロドクス》をリンク召喚します。※ローズ・トークン4体目
STEP3-生存境界発動ー
出そろったトークン4体で下級の恐竜族4体をリクルートします。
- 《生存境界》を発動し《ハイドロゲドン》×2《オキシゲドン》《魂喰オヴィラプター》をリクルートし、《魂喰オヴィラプター》の効果で《デューテリオン》をサーチします。
- サーチした《デューテリオン》の効果で《ボンディング-H2O》をサーチします。
- 《魂喰オヴィラプター》の効果で《オキシゲドン》を破壊し、《デューテリオン》を蘇生します。その後、蘇生した《デューテリオン》の効果で《オキシゲドン》を蘇生します。(シラユキで除外する場合③の過程は不要)
- 《ブラック・ガーデン》を含むカード7枚をコストに《妖精伝姫ーシラユキ》を蘇生します。
- 《ボンディング-H2O》を発動し《リプロドクス》のリンク先に《ウォーター・ドラゴン》を特殊召喚します。
分解するウォーター・ドラゴン
STEP3が終了した時点での盤面はこうなっています。(シラユキで除外したカードにより変化)
この状況から《リプロドクス》の効果でリンク先にいる《ウォーター・ドラゴン》の種族を恐竜族にします。そのままバトルフェイズに入り、《ウォーター・ドラゴン》の攻撃後、《生存境界》の②の効果で《ウォーター・ドラゴン》と相手の場のカードを破壊します。その後、破壊された《ウォーター・ドラゴン》の効果で《ハイドロゲドン》×2《オキシゲドン》を蘇生し追撃することができます。
追撃後の展開としては、《ハイドロゲドン》×2体で《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》をエクシーズ召喚したり、《シノビネクロ》+《ハイドロゲドン》または《オキシゲドン》で《瑚之龍》をシンクロ召喚してから、更に星4モンスターとシンクロし《白闘気双頭神龍》までつなげることができます。
《白闘気双頭神龍》
【シンクロモンスター】星10/水/魚族/攻3300/守3000
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
①:自分ターンにこのカードがS召喚に成功した時に発動できる。自分フィールドに「神龍トークン」(魚族・水・星10・攻3300/守3000)1体を守備表示で特殊召喚する。
②:相手ターンに1度、自分フィールドにトークンがない場合に発動できる。自分フィールドに「神龍トークン」1体を特殊召喚する。
③:このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に、自分フィールドに「神龍トークン」が存在していれば発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。
《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》
【エクシーズモンスター】ランク4/水/海竜族/攻2600/2100
水属性レベル4モンスター×2
「No.37 希望織竜スパイダー・シャーク」の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない
①:自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンする。
②:このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時、このカード以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
最後に
《ウォーター・ドラゴン》に関する内容だけで大分長くなってしまったので、今回はここまでにしたいと思います。次回は解説の続きとして、このデッキのサブプランなどを紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。