目次
はじめに
こんにちは、かんらんです。突然にはなりますが今使ってるデッキのカードのイラストをしっかりと見たことはありますか?もちろんしっかり見てるよという人も一定数いるとは思いますがあまり気にしていないという人も多いのではないでしょうか。
イラストというのはモチベーションに大きく関わるポイントだと思います。別にイラストなんてどうでもいいよと思っている人でもかっこいいドラゴンが描かれたカードとでっかいゲジゲジが描かれたカードが同じ能力ならよっぽどひねくれていない限りドラゴンの方を使うでしょう。
今日はそんなカードイラストについて思っていることを語っていきたいと思います。
今のカードと昔のカードを比較してみた
デュエルマスターズのカードイラストは1つ大きな特徴があります。
それは昔のカードと今のカードのイラストが全然違うという点です。どのように違うのかと言いますと昔に比べて今のカードは変わったのです。
話だけでは伝わりにくいと思うので実際にイラストを見比べてみましょう。まずは昔のカードから。
出典:デュエル・マスターズ
上に出ている画像は昔のカード代表、皆さんご存知《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》です。
デュエルマスターズをやってる人なら何度もみたことがあると思いますが何度みてもカッコいいですね。やはり見るものを惹き付ける迫力があり、社会の荒波にもまれ少年の心を失ったおじさんもこのカードを使っている時は小学4年生に戻ることができます(個人差あり)。
では続いて今のカードを見てみましょう。
出典:デュエル・マスターズ
上に出ている画像は今のカード代表、《タンスかみなりヒゲおやじ》です。
見るものを惹き付けるような迫力はなくおじさんの失った少年の心も戻っては来ません。
そうデュエルマスターズのカードイラストは変わったのです。しかし、ここまで読んでこう思った方もいると思います。「スーパーレアの《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》とコモンの《タンスかみなりヒゲおやじ》を比べるのはいかがなものか」と。
なるほど確かにフェアではありませんでしたね。
では、今度は今のスーパーレアのカードを見ていきたいと思います。
出典:デュエル・マスターズ
これが今のスーパーレア代表、《仏斬!富士山ッスル》です。
ここで皆さんの中でこのような疑問が生まれたと思います。「なぜデュエルマスターズのイラストは変わってしまったのか」と。
これだけみるとデュエルマスターズのイラストは良くない方向へと進んでいるように見えます。実際、ボルメテウスとムキムキ世界遺産で人気投票したらボルメテウスが大差で勝つでしょう。
というわけで次は変わった理由について語っていきます。
なぜ変わってしまったのか
なぜ、イラストが変わってしまったのか。その理由はズバリ、『意図的に変えているから』です。
ダサい=悪い、ではないのです。確かにダサいと言う言葉は悪口に分類されます。気になるあの子に「今日の服ダサいねww」なんて言われた日には2週間は立ち直れないほどの傷を負うでしょう。
しかし、カードイラストにおけるダサさとは言い換えると親しみやすさとも言えます。デュエルマスターズのメインターゲットは小学生、親しみやすさはとても大事な要素です。
それに対し、初期のデュエルマスターズは世界観を重要視してデザインされていました。
出典:デュエル・マスターズ
例えばこの《魅了妖精チャミリア》。
このような人型のカードは全て目が描かれていませんでした。これはあくまで戦っているのは「クリーチャー」であるという世界観を守るための工夫です。このように初期のデュエルマスターズは世界観を重視しており、「かっこいい」カードが多かったのです。
しかしダサさと親しみやすさが同意義であるように、かっこよさとは近寄り難さとも取れてしまいます。
もう1度言いますがデュエルマスターズのメインターゲットは小学生です。近寄り難さは大きなマイナスポイントと言えるでしょう。
つまりデュエルマスターズは「近寄り難いカードゲームから親しみやすいカードゲーム」へと進化したのです。
そしてこれが「なぜイラストが変わってしまったのか」という問いの答えです。
ダサいだけじゃない!今のカッコいいカード
親しみやすいカードゲームへと進化したデュエルマスターズですが最初に書いたことを覚えているでしょうか。
そう、カードのイラストはモチベーションに直結するのです。カッコいいカード使ってる時はテンション上がりますよね。逆にゲジゲジみたいなカード使ってる時はもう負けてもいいやくらいのテンションまで落ち込むことでしょう。
流石にゲジゲジとまではいきませんがイラストが変わった今のカードでもモチベーションは保てるのか。これは大きな課題だと思います。しかし、流石は我らがデュエルマスターズ、当然その辺のことは考えています。
「最近のカードは変わった」と言い続けていましたが全てのカードのイラストが変わった訳ではありません。というわけで、次は今のカッコいいカードを挙げていきたいと思います。
出典:デュエル・マスターズ
上の画像は今のカッコいいカード代表、《煌龍 サッヴァーク》です。金色に輝いていて光のドラゴンの良さを惜しげもなく発揮しています。《煌龍 サッヴァーク》のようにメインカードのカッコよさは以前のデュエルマスターズと比べても劣っていません。
全て変えるのではなくカッコいいカードも一定数出すことでカッコいいことを使うことにより生まれるモチベーションもなくなってはいません。大谷翔平も顔負けの二刀流によってデュエルマスターズは進化してきていると言えます。
おわりに
この記事を読んでカードのイラストに少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。
今皆さんが使っているカード1枚1枚にも個性的で素敵なイラストが描かれています。
勿論カードのイラストがカッコいいからといってCSで勝てたりするわけでは無いですがたまにはカードのイラストにも目を向けてみるとよりデュエルマスターズが楽しくなるかもしれませんよ。
それでは。