目次
1.はじめに
皆様どうも、ぜくせろです。
普段はYoutubeとニコニコ動画にて「とにかくフィーリングでデュエル!」という動画を投稿している者です。
さて、最近かなりホットな話題となっているとあるカード、通称「隕石」について、今日は記事を執筆しようと思います。
長い挨拶は得意ではないので、早速本題へ移りましょう。
2.隕石とは
では、最近話題になっている「隕石」について、どういったものか見ていきましょう。
隕石(いんせき、英: meteorite)とは、惑星間空間に存在する固体物質が地球などの惑星の表面に落下してきたもののこと。
引用:ウィキペディア フリー百科事典
「隕」が常用漢字に含まれていないため、「いん石」とまぜ書きされることもある。昔は「天隕石」「天降石」あるいは「星石」などと書かれたこともある。
日本ではよく「メテオ」なんて発音されますが実際は間違いで、本来は「ミーティア(ライト)」と発音するようです。
要は宇宙から地球に向かって何らかの物体が落下してきたモノの事を指します。
SF映画や特撮においては、隕石にエーリアンが潜んでいて地球侵略を…みたいなネタが多いですよね。
恐竜が絶滅したのもこの隕石の影響によるものであると、(真偽はともかく)語られており、月のクレーターもこの隕石による影響で出来たものと推測されているザウルス。
隕石は金属を含んでいる場合があり、これを使用して日本刀なんかが作られていたりします。
日本で代表的なのは「流星刀」と称される刀剣ですね。
(東京農業大学と、富山市天文台に実物があるようです。)
で、まぁ冗談はさておきとして、皆さんが気にしているのはこっちの「隕石」ではなく、以下の「隕石」だと思います。
《ジュラック・インパクト》通常罠自分フィールド上に攻撃力2500以上の恐竜族モンスターが存在する場合に発動できる。フィールド上のカードを全て破壊する。出典:遊戯王OCGカードデータベース※サムネ回収
すみません間違えました。
《原始生命態ニビル》光/☆11/岩石族/効果ATK3000/DEF600このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:相手が5体以上のモンスターの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズに発動できる。自分・相手フィールドの表側表示モンスターを全てリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。この効果は相手ターンでも発動できる。出典:遊戯王OCG公式Twitterアカウント「【公式】遊戯王OCG(@YuGiOh_OCG_INFO)」19/08/21 PM6:55ツイートより
わりぃ、俺死んだ
昨今の超展開系(ストーリーがぶっ飛んでるの意ではない)リンクぐるぐるソリティアデッキにハチャメチャに刺さるとんでも手札誘発が爆誕しました。
元々は海外先行で、本当につい最近判明したカードでした。
来日したら環境に大きな影響が出そうでヤバいね~(まぁ来日は来年だから暫くは問題ないやろwww)なーんて余裕をぶっこいていたら、判明からわずか10日程で超速攻来日宣言です。
対象を取らず、破壊・バウンス・除外以外の方法で盤面を一層し、その上で石を2個場に置くと書いてあるこの効果が強くないはずがありません。
(というか今年のEXPは「未界域」の来日といい、盤面どころか環境まで荒らす勢いを見せているんですけど本当に来日して大丈夫なんですかね…?)
来日後は相手に「今3回目の召喚ですよね?(シャカシャカパチパチ)」みたいなニビル匂わせプレイングが流行るのでしょうか?
十中八九展開防止系のカードとしてかなり注目され、SNSでは話題騒然。
「全てリリースし」だから《召喚僧サモンプリースト》のような「リリースできない」テキストを持ったモンスターがいれば出せない?
等、対策案を含めてかなり考察が交わされています。
で、私はと言うと、そんな考察そっちのけでこのカードを見て思ったことがあります。
え、《クリアー・バイス・ドラゴン》の強化じゃん????
《クリアー・バイス・ドラゴン》闇/☆8/ドラゴン族/効果このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードのコントローラーに「クリアー・ワールド」の効果は適用されない。このカードが相手モンスターに攻撃する場合、ダメージ計算時のみこのカードの攻撃力は攻撃対象モンスターの攻撃力の倍になる。このカードが相手のカードの効果によって破壊される場合、代わりに自分の手札を1枚捨てる事ができる。出典:遊戯王OCGカードデータベース
私は第1回TWCで「クリアー・バイス・ドラゴンを使いたい」という記事を執筆していたのですが、まさか回を跨いでまたこのカードの話を持ち出すことになるとは…
この《クリアー・バイス・ドラゴン》についての話はまた後程挙げさせて頂くとして、かなり長々とした導入となってしまいましたが、本記事ではそんな《原始生命態ニビル》の「展開妨害」以外での使い方(可能性)について執筆していきます。
3.隕石使った後のコンボ
隕石を使った妨害の仕方とか、何がヤバいのかとかはきっと他の方が解説してくれると思いますのでこの記事では省きます。(他力本願竜)
では、ここからは展開止めるために使った後、めっちゃ攻撃力の高い(かもしれない)トークンをどうやって活用するかを考えていきます。
長い文章を書くのが苦手なので、かなりザックリ目に書いていきます。
3-1.《クリアー・バイス・ドラゴン》
さっき見たけど、流し読みしてたから効果覚えて茄子という方の為にもう1度おさらいです。
イラストメチャカッコいいんで、1度と言わず100回ぐらい見ておいてください。
《クリアー・バイス・ドラゴン》闇/☆8/ドラゴン族/効果ATK?/DEF?このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカードのコントローラーに「クリアー・ワールド」の効果は適用されない。このカードが相手モンスターに攻撃する場合、ダメージ計算時のみこのカードの攻撃力は攻撃対象モンスターの攻撃力の倍になる。このカードが相手のカードの効果によって破壊される場合、代わりに自分の手札を1枚捨てる事ができる。出典:遊戯王OCGカードデータベース
《原始生命態ニビル》の効果で場に出るモンスターは皆表示形式が不問です。
なので、《原始生命態ニビル》を守備で特殊召喚、《原始生命態トークン》を攻撃表示で召喚させて本体を壁にし、返しのターンで「クリアー・バイス・ドラゴンを使いたい」でも記載したような方法で特殊召喚してブン殴る。
相手は大ダメージ。
場合によっては勝ちます。
この戦法はシンプルに高火力が出て強いと思いますが、《原始生命態ニビル》の効果発動後に壁になってる《原始生命態ニビル》を割られたら大ピンチというデメリットも持ち合わせているので、トークンを攻撃表示にする際は慎重に立ち回りましょう。
ちなみに《DDD運命王ゼロ・ラプラス》でも可です。
3-2.《魔法の筒》
きっと誰もが思いついたであろう戦法。
《魔法の筒》通常罠①:相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を対象として発動できる。その攻撃モンスターの攻撃を無効にし、その攻撃力分のダメージを相手に与える。出典:遊戯王OCGカードデータベース
3-1.の時と同様に本体を壁に、トークンを攻撃表示にして、トークンの攻撃を跳ね返します。
場合によっては勝ちます。
《トラップトリック》を採用しているデッキなら、2枚ほど忍ばせても面白いかもしれませんね。
あとは、ダメージ反射効果を持つカードの中でも《バイバイダメージ》なんかは本体も生き残るので面白いかなとは思います。
《バイバイダメージ》通常罠このカード名の効果は1ターンに1度しか適用できない。①:自分のモンスターが攻撃されたダメージ計算時に発動できる。その自分のモンスターはその戦闘では破壊されない。その戦闘で自分が戦闘ダメージを受けた時、相手はその数値の倍の効果ダメージを受ける。出典:遊戯王OCGカードデータベース
このカードでも場合によっては勝ちます。
3-3.《超融合》
相手の場に出るトークンの特徴としては、①通常モンスター、②光属性、③岩石族って訳です。
では、これを利用してしまいましょう。
《超融合》(準制限カード 19/07/01時点)速攻魔法このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。①:手札を1枚捨てて発動できる。自分・相手フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
つまり《始祖竜ワイアーム》、《E・HERO The シャインニング》、《召喚獣メルカバー》なんかがコイツを混ぜ混ぜできるわけです。
《召喚獣メルカバー》(制限カード 19/07/01時点)「召喚師アレイスター」+光属性モンスター ①:1ターンに1度、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、そのカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の手札を1枚墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし除外する。出典:遊戯王OCGカードデータベース
ただし、融合する場合は《原始生命態ニビル》の効果を使った後に何かしらの方法で素材をもう片方用意する必要があります。
3-4.《シャイニング・アブソーブ》
光属性の「壊獣」とのコンボで一時期話題になりましたよね。
《シャイニング・アブソーブ》通常魔法相手フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスター1体を選択して発動する。自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する全てのモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力分アップする。出典:遊戯王OCGカードデータベース
とりあえずトークンを守備で出して攻撃させなくした上で、返しのターンで使用すれば即死級の大ダメージ待ったなしカードと化します。
場合によっては勝てます。
特にイカしてるのが、テキスト上で赤字で書きましたが、「自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する全てのモンスター」なので、《カバーカーニバル》とかで増員すればとんでもないことになるのは言うまでもないでしょう…
3-5.《ヴァレルロード・ドラゴン》
説明いるこれ?
《ヴァレルロード・ドラゴン》闇/LI4/ドラゴン/リンク/効果ATK3000効果モンスター3体以上①:このカードはモンスターの効果の対象にならない。②:1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。③:このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いてコントロールを得る。そのモンスターは次のターンのエンドフェイズに墓地へ送られる。出典:遊戯王OCGカードデータベース
要は展開止めて立てたそこそこ攻撃力のあるトークンを、コイツで借りパクしようって作戦です。
性格悪いな?
《大邪神レシェフ》等でも可能です。
3-6.《フォーチュンレディ・ファイリー》等
隕石で焼け野原になった後に更に焼こうだなんてサイコパスか何か?
《フォーチュンレディ・ファイリー》炎/☆2/魔法使い/効果ATK?/DEF?このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×200ポイントになる。また、自分のスタンバイフェイズ時、このカードのレベルを1つ上げる(最大レベル12まで)。このカードが「フォーチュンレディ」と名のついたカードの効果によって表側攻撃表示で特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。出典:遊戯王OCGカードデータベース
相手は展開を止められ、その上で高火力(になっているかもしれない)トークンを除去されつつ、特大のバーンダメージが降ってくるというまさに泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったり。
性格の悪いことこの上ないプレイングですね。
ちなみに《No.61 ヴォルカザウルス》のような、「元々の攻撃力」を参照する効果の場合はバーンダメージは0になるので注意です。
ちなみに《フォーチュンレディ・ファイリー》と同じことができるのは《スフィア・ボム 球体時限爆弾》とか、《タイム・ボマー》とか、《破滅竜ガンドラX》とかです。
まさか《破滅竜ガンドラX》の禁止はこの布石だった…???
4.さいごに
嫌がられること間違いなしの《原始生命態ニビル》ですが、来ちゃうもんはしょうがないんだからここは1つ諦めましょう。(悟り)
ヘイトがハチャメチャに溜まりそうなこのカードですが、私は逆に「このカードで色々なことができそう…!」と物凄くワクワクしています。
人によって、決闘者によって見方は千差万別。可能性は無限大です。
皆様もこのカードを使ったコンボを考えてみては如何でしょうか?
ここまでご覧頂き、ありがとうございました!
EX.ふろく
《原始生命態ニビル》について少しばかり解説です。
と言っても効果の解説ではなく、モチーフの解説です。
実はコレちゃんとモチーフがあると言うのはご存知だったでしょうか?
しかも効果も結構再現度のあるものなんですよ。
では、軽くモチーフについて触れていきましょう。
このカードは、「惑星ニビル」という伝説上の惑星がモチーフとなっています。
ニビル(英語: Nibiru)とは、太陽系に存在するとされた仮説上の惑星、あるいは惑星質量天体である。太陽を非常に細長い楕円軌道で公転しているとされており、地球接近時に人類を滅亡させると言われている。
引用:ウィキペディア フリー百科事典
この「ニビル」ですが、3600年周期で地球に接近すると言われている惑星で、ここには地球人を創ったとされる「アヌンナキ」という生命体がいるようです。
地球人を「創った」ということは我々から見ると「原始生命体」ということになります。
また、ニビルの存在を記した石版には惑星が11個描かれており、そのうちの1つがニビルとのことです。
つまり、レベル11=石版の惑星の数、一定周期=5体(特殊)召喚時、地球を滅ぼす=全体リリース、アヌンナキ=「原始生命態トークン」
…という事だと思います。多分。
円卓の騎士と言い、再現度すげーな海外初カード………