【環境解説】赤緑アポロの回し方と必勝テクニック【3キル/アポロヌス】

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【環境解説】赤緑アポロの回し方と必勝テクニック【3キル/アポロヌス】

こんにちは!垢BANチキンです!

今回は、オリジナルフォーマットの【赤緑アポロ】の紹介です。

《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》のメテオバーン効果によるワールドブレイクを最速3ターン目に決めて、そのままダイレクトアタックを狙うデッキです。

ぜひ最後までお付き合いください!

目次

【赤緑アポロ】デッキリスト(解説2~3行)


今回はこのリストを基に解説を進めていきます。
極力最速の3ターンキルを狙いつつ、それを外した場合は4ターン目には勝ち切れるような構成にしています。

1ターン目に進化元を召喚し、2ターン目にサーチ札でパーツを探して、3ターン目のコンボ始動を狙います。

先攻1ターン目に1コストの進化元を引ける確率が約85%、2ターン目にサーチ札を引ける確率が約84.5%となっているため、コンボ始動の再現性は信頼できるものになっています。

【赤緑アポロ】特徴

3ターンキルの再現性が高い

相手のシールドトリガーを考慮せず、3ターン目にコンボを決めることをゴールとして先手後手各20回ずつ検証を行った結果、先手では20回中8回の40%、後手では20回中12回の60%で成功するという結果になりました。

同じく3ターンキルを連発する【赤単我我我】という競合相手が存在しますが、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の除去耐性とGS耐性,《カチコミ入道<バトlazy>》によるメタへの耐性などで差別化ができています。

《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を容易にキャッチできる《一王二命三眼槍》のような受け札が流行している環境には不向きなデッキですが、盤面を捌かない受け札は【赤単我我我】に弱くなりがちです。

【赤緑アポロ】に対して有効な受け札と、【赤単我我我】に対して有効な受け札の性質が微妙にズレているため、お互いの存在がそれぞれの立ち位置を補完しあっているような関係にあると言えます。

コンボへの対策が効きづらい

《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》は攻撃時に相手のシールドをすべてブレイクするため、GSを踏んだとしても既に攻撃が通っているので、GSによる受けが効きません。

また、《カチコミ入道<バトlazy>》のバトル効果で盤面を処理できるため、《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》や《こたつむり》などのメタクリーチャーも効きづらいです。

《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》によるブレイクから出てきたクリーチャートリガーを、《轟く侵略 レッドゾーン》によって破壊できるため、相手からのカウンターを未然に防ぐことも可能です。

相手側は、基本的には《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》によってブレイクされたシールドから回答を探す展開になるので、こちらのコンボに対して強力なシールドトリガーなどを採用する形で対策することになります。

そのため、デッキ構築の段階から《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》に対する受け札を用意しておく必要があるので、そもそも回答が用意されていないデッキは3ターン目のコンボが決まった時点で詰んでしまいます。

常に受け札に意識を割かせることができるという点で、環境に存在すること自体に価値があるデッキとも言えるでしょう。

【赤緑アポロ】カード解説

採用カード解説

《新世界王の思想》

【 キング・セル 】
種族 ディスペクター / ニュー・ワールド・ドラゴン / 文明 水/火/自然 / コスト9

■G・ストライク
■このカードを自分の手札からマナゾーンに置いた時、アンタップする。

優秀なマナ基盤として採用しています。

主に1ターン目に《ストリエ雷鬼の巻》をプレイする際のマナチャージで最も恩恵が大きいカードで、2ターン目に最もプレイしたい《進化設計図》《エボリューション・エッグ》のための自然マナをスムーズに用意できます。

《進化設計図》がゲームに絡まない際はリソース量がそこまで多くないため、サーチ札をプレイするための自然マナと、《カチコミ入道<バトlazy>》をプレイするための火マナをたった1枚で用意できるのはかなり強力です。

GSも非常に優秀で、【赤単我我我】の3キルを止めつつカウンターで3キルを仕掛ける展開もよくあります。

個人的には是非とも採用をオススメしたい1枚です。

《超轟速 マッハ55》

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー7000 / コスト4

■進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―火のコマンド
■W・ブレイカー
■相手のシールドが2つ以下なら、このクリーチャーは破壊されない。

コンボ始動時の侵略先のカサ増しとして採用しています。

《カチコミ入道<バトlazy>》の攻撃時に、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》→《超轟速 マッハ55》の順で侵略することで、破壊系のシールドトリガーをすべてケアすることが可能です。

コンボ前に相手のマナが既に伸びてしまっていて、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の2ランデスが除去耐性として機能しない展開になった際に、このカードの破壊耐性を活かしてダイレクトアタックを狙います。

侵略先のカサ増しは他にもいくつか候補がありますが、その中でも最も攻撃的なカードです。

採用候補カード解説

《ジャスミンの地版》

【 タマシード 】
種族 スノーフェアリー / レクスターズ / 文明 自然 / コスト2

■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。

《ストリエ雷鬼の巻》や《冒険妖精ポレコ》に代わる進化元として採用候補に挙がります。

最速の3ターンキルにはあまり貢献しないものの、2→4のマナカーブを作ることで、3ターン目にサーチ札を2枚使ってコンボパーツをかき集めるような動きが可能になるため、4ターンキルの精度が高くなるのが特徴です。

また、《カチコミ入道<バトlazy>》の5枚目以降となるようなカードはほとんど全て4コスト帯なので、2→4のマナカーブで3ターンキルを狙うことも可能です。

ただし、その際はサーチ札を一切使えないため、成功率はそこまで高くありません。

基本的には4キルを狙うカードとして捉えておくのが無難な印象です。

《ダイナボルト <ドギlazy>》

【 スター進化クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / メガ・コマンド・ドラゴン / レクスターズ / 文明 火 / パワー8000 / コスト4

■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、これが、このターン2度目以降の攻撃なら、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。
■このクリーチャーが攻撃する時、これが、このターン3度目以降の攻撃なら、相手のパワー5000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
■このクリーチャーが攻撃する時、これが、このターン4度目以降の攻撃なら、このターン中、このクリーチャーの攻撃先は変更されず、その攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。

コンボの要である《カチコミ入道<バトlazy>》のカサ増しとしての役割があるカードです。

よっぽど特殊な状況でない限りは、それ以上でもそれ以下でもないカードなので、種族とマナコスト以外は無視していいといっても過言ではありません。

今回紹介したリストには《ジャスミンの地版》が採用されていないため、このカードを召喚できるのは必然的に4ターン目以降となってしまうので、3ターン目のコンボに寄せるというコンセプトと噛み合っておらず、不採用にしています。

2→4のマナカーブを作れる《ジャスミンの地版》や《晴舞龍 ズンドコ・モモキング》と相性が良いため、それらを採用した別のタイプの構築で真価を発揮するカードです。

《超音速のジャッカルショット》

【 進化クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー8000 / コスト5

■進化―自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―火のコマンド(自分の火のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。

コンボ始動時の侵略先のカサ増しとして採用候補に挙がるカードです。

登場時のブロッカー破壊で、相手のシールドから出てきたブロッカーを破壊してそのままダイレクトアタックを押し込みに行くのが主な狙いです。

盤面処理ができるという点で《超轟速 マッハ55》とは明確に役割が違うため、シールドからブロッカーが出てくる機会が多い環境であればこちらを優先した方がいいでしょう。

【赤緑アポロ】回し方

基本の回し方

《カチコミ入道<バトlazy>》の攻撃時に《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》+もう一枚の侵略先を使用宣言して、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》のメテオバーンを発動するのが基本のコンボです。

ここのパーツは2枚目の《アポロ》でも可

1ターン目に進化元、2ターン目にサーチ、3ターン目にコンボ始動という一連の流れが主な狙いで、おおむねそのプランのみを遂行します。

コンボがもたついた場合に、横に《冒険妖精ポレコ》などの打点を追加するパターンはありますが、基本的には最速で攻めた方が受けの要求値があがるため、手札と相談しながら最速のコンボを狙ったプランを組み立てていきます。

1ターン目の優先順位

1ターン目に最もプレイしたいカードは《ヘルコプ太の心絵》です。
このカードのみ手札が減らないため、2ターン目以降の手札管理が非常に楽になります。

次点で《ストリエ雷鬼の巻》です。
手札が1枚減ってしまうものの、デッキを回してコンボパーツやサーチ札を探すことができます。

最後に《冒険妖精ポレコ》です。
ほとんど仕方なくプレイするというパターンが多いです。この枠に新規で1コストのタマシードが登場すれば...と切に願います。

先手1ターン目に《ストリエ雷鬼の巻》をプレイする際、ある程度強気な選択肢を取る意識が重要だと考えています。

例えば次のような手札の場合、

《ストリエ雷鬼の巻》をチャージして《ストリエ雷鬼の巻》をプレイしたいところですが、手札入れ替えが強制なため、サーチ札もしくは《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を山札の下に送ることになってしまいます。

サーチ札を山下に送った場合は、次のターン初めまでの2ドローで緑マナを引けないとパスすることになってしまい、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を山下に送った場合は、キルターンが遅れる可能性が考えられます。

この例は完全に《ストリエ雷鬼の巻》の悪い部分が如実に表れていて、ややむずがゆいパターンの手札です。

これはあくまでも個人的な話ですが、こういう場合は多少強気に《エボリューション・エッグ》を山札の下に送って、2ドローで緑マナを引く前提でプレイするようにしています。

もちろんリスクはありますが、3ターンキルを狙うというコンセプトが前提にあって、『受け止めづらい3ターンキル』という、リスクに見合ったリターンがばっちり用意されているので、多少のリスクは背負って当然という考え方です。

山上の2ドローで緑を引きなおす前提の先手1ターン目《ストリエ雷鬼の巻》プレイというのは頻出するパターンなので、強気にプレイする意識を持っておくといいと思います。

2ターン目の優先順位

単純な話ではありますが、コンボパーツが残り1枚の場合は《エボリューション・エッグ》を優先、コンボパーツが2枚以上欠損している場合は《進化設計図》を優先という考え方が基本です。

《オンソク童子 <ターボ.鬼>》は、2種類のサーチ札を引けなかった場合や、2ターン目の《轟く侵略 レッドゾーン》侵略が有効な展開でプレイします。

3ターン目にコンボを遂行できるかどうかはこのターンの出目次第なので、ケツに力を入れてサーチを打ちましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか?

環境初期に大暴れしたものの、【黒入りガイアッシュ】などの台頭によって、現在はやや立ち位置が厳しいような印象です。

しかし、言わば【青単スコーラー】と似たようなもので、環境によってはぶっ刺さるタイミングがあるようなタイプのデッキなので、今後も常に警戒が必要です。

今後新たなタマシードの登場によって強化される可能性も秘めているので、CSに持ち込むデッキのひとつの選択肢として手持ちに入れておいてもいいのではと思います。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それではまた次回の記事でお会いしましょう!


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