アビスを統べるはアビスベル バナナのナナチはバナナナチ
こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。
いやあ、もうじき来ますねアビスロイヤル。
主人公や世界が変わったとはいえ、タマシードなどの一部ギミックは据え置き。なんだか王来MAXのカードとの組み合わせも楽しそうで、過去のカードをひっくり返してみる価値がありそうですね。
きたしーはタマシードの元ネタと言えるMTGのエンチャントという概念がとっても好きなので、もうちょっと擦ってみようかなって思ってます。
というわけで、今回もやっていきましょうか。
この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、今日のカードはこちら。
《Wave All ウェイボール》
【 クリーチャー 】
種族 トリックス / ワンダフォース / 文明 水 / パワー5000 / コスト2
■このクリーチャーは攻撃できない。
■各ターン、自分がはじめて呪文を唱えた時、GR召喚する。
■クリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
DMRP-10にて登場したマスターカードにして、いろんな意味で私の人生を変えたカードです。
それまでランデスするだけの時間稼ぎ装置だった《 レアリティ・レジスタンス 》に、このカードで展開というオプションを付けられるようになったところから【ウェイボールレジスタンス】というデッキが生まれました。
で、このデッキを自慢したいという想いから当時開催していた第2回トレカライターコロシアムに参加し、紆余曲折の末に私は優勝と弊社への就職を決めたわけです。
レアレジ+ウェイボールのギミックで稼いだ時間で殴り勝つという、キャップもニッコリのこのGRビートデッキにつきましてはこの辺を読んでください。
で、《 レアリティ・レジスタンス 》のプレミアム殿堂入りによってビートとして構築不能になった後になんとかして格安リペアを試みたのが、先日のこちらの記事。
ハンデスを軸にして飽和打点からワンショットを狙うというコントロールっぽいムーブにシフトし、一応のコンセプトの継承は成立しました。よかったですね。よかったです。
……ただ、実はこの軸に決まる前にもう一つだけ「いけるんじゃないか？」って思ってたルートがありましてね。
こちらから一切攻めずに相手の攻撃を止めまくり、《 伝説の正体 ギュウジン丸 》の特殊勝利に特化したデッキです。
……いやその、ふざけてるわけではなくてですね。元ネタのデッキでもけっこうエクストラウィン決まってたんですよ。
クリーチャー入ってないデッキは正直あんまりありませんし、ランデスで手持無沙汰になった相手が被害の無かった小型獣を雑に並べてくることもあったので。
とはいえ、「相手に6体の生物が並んだ状態で生き残る」っていうのは言わずもがな高難易度。
これをなんとかするには、相手のクリーチャーに対しては「出てすぐ殴らせない」「出した後も殴らせない」の2軸での対策が必要となります。
まず「出てすぐ殴らせない」ことを狙う場合、最も軽くて確実なのは《 レク・シディア 》。
あとGRデッキでもありますので、水GRが揃わなくなるリスクを背負っても《 全能ゼンノー 》を採用したいですね。
問題は後者。《 ♪お眠りララバイ 》とか《 FZゲイザー feat. アアルカイト 》みたいな「状況が整ってから強い」タイプの攻撃抑制札はあるんですが、それに至るまでには《 イェーガー a.k.a. 噴射 》くらいしかなくてですね。
序盤から小突かれ続ける展開がとにかく止まらない図が容易に想像できたのでなんとかならんもんかと探していたんですが、めちゃくちゃ時間が経ってふと思い出しまして。
《 イグゾースト・Ⅱ・フォー 》。
元祖【ウェイボールレジスタンス】ではレアレジに引っかかってどっか行く戦犯ぶりを発揮してくれたことから完全に頭から抜けてましたが、レアレジ以外の要素とは概ね全部噛み合ってるんですよね…！
というわけで、組んでみたのがこちらです。
細部は例によって適当なんですが、テストプレイしてみると見た目以上に相手が止まること止まること。
GR生物をある程度用意しておけば《 FZゲイザー feat. アアルカイト 》が0マナで1ターン稼いでくれますし、《 ♪お眠りララバイ 》がトリガーすればもっと愉快なことになりますね。
……とまあ、そこそこ行けそうな雰囲気を醸し出してくれるこのデッキなんですが、重大な欠陥がありましてね。
勝ち手段に気付かれると、相手が6枚目の生物を絶対に出してくれなくなるんですよね。
……こうして、人間が正気に戻ったときにデッキはボツになるのです。正気には返り損ですね。
今もレジスタンス
というわけで、《 Wave All ウェイボール 》でした。
この手の理由でボツになったデッキは星の数ほどあるんですが、このカードが星の数ほどのデッキを生んでくれているのもまた事実。
GoAでは相性抜群のシビルカウントが登場したことですし、これからも活躍させるつもりでいますよ。でもあのドイツ語野郎、ドラゴンなんだよな……。
さて、次回予告のコーナーです。
弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。
おや、ランキングがありませんね。まだ出てないんでしょうか。
というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。
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それでは、次の記事で。北白河でした。
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