【注目フォーマット!】コモン・アンコモン限定戦『DM:CUC』で遊ぼう!【特殊レギュレーション】

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【注目フォーマット!】コモン・アンコモン限定戦『DM:CUC』で遊ぼう!【特殊レギュレーション】

コモン・アンコモンだけでも、デュエル・マスターズは楽しい!

今、注目を集めつつある特殊レギュレーションがコモン・アンコモン限定構築『DM:CUC(以下、適宜「CUC」とも)です。

非公認フォーマットながら、奥深い戦略性と低レアリティ縛りゆえの参入のしやすさで、その人気は徐々に拡大中。

本記事では、そんなDM:CUCの魅力を大特集! これを読んで、あなたも今日からCUCデビューしちゃいましょう!

目次

DM:CUCっていったい何?

DM:CUCはその名(Common/Uncommon)の通り、コモン・アンコモン限定でデッキを構築する遊び方です。

有志による非公認リモート大会・Umore杯を中心にプレイされ、じわじわと盛り上がりを見せています。

コモン・アンコモン限定であること以外、カードプールは原則としてアドバンス準拠

通常構築とは違った、独自の対戦環境が楽しめちゃいますよ!

使用可能カードについて、もうちょっと詳しく

ルールのポイントとして、一度でもコモン・アンコモンとして収録されたカードは使用可能という点が挙げられます。

たとえば《クリスタル・ランサー》は『ベスト・チャレンジャー』でレアとして再録されましたが、初出時はアンコモン。

ベスチャレ版
初出

この場合、「アンコモンとして収録されたことがある」という条件を満たすため、レア仕様のものであっても使用可能です。

類例として《アクア・サーファー》《ロスト・ソウル》《雷鳴の守護者ミスト・リエス》あたりが挙げられますね。

初出はアンコモン
初出はアンコモン
初出はアンコモン

逆に、初出時はレア以上だったものの、後にコモン・アンコモンに再設定されたカードも問題なく使用可能です。《時空工兵タイムチェンジャー》《シャーマン・ブロッコリー》あたりが代表的ですね。

神化編でアンコモンに
超天篇でコモンに
十王篇でアンコモンに

また、特殊セットやプロモが初出で、後の再録時にレアリティが設定されているカードも多く存在します。これらも、コモン・アンコモンとされていれば使用が可能となります。

後からアンコモンに
後からコモンに
後からコモンに

レアリティが設定されたことのないカードは使用できないのでご注意を。

実は使えない
意外なやつがレアリティなしだったりも
使えてたまるか

なお、当然ながら(?)同名のツインパクトが存在する場合、ツインパクト化の前後で別カードとして扱います。

ツインパクト化の前後でレアリティが異なるカードも多いので、デッキ構築の際にはよーく確認しておきましょう。

単体の《エナジー・ライト》はコモンだけどこちらは×
こちらはレアリティを持たないので×
《光器ペトローバ》《ソーラー・コミューン》は使用不可だけどこちらは○

DM:CUCの魅力とは?

さて、本記事の本題。DM:CUCの魅力とはいったい何でしょうか?

アレを使える、コレが輝く、アイツが不在、コイツを気にしなくて済む……などなど、細かく見ていくと200個くらい語れそうな気はするのですが、それらを大まかに3つに絞ってご紹介いたします。

①単体のカードパワー<シナジー

1枚で場を制圧したり大量の打点を形成したり、ループの軸になったり特殊勝利したり――といった単体で強いカードがほぼ存在しないのは、大きな特徴といえます。

現代デュエマのカードは――特に上位レアでは――テキストをこれでもかと盛ったカードが豊富です。全ての効果が噛み合って自己完結しているカードや、非常に高い汎用性を誇るカードが環境を飛び交っていますよね。

もちろん、超強力なパワーカードをブン回すのもデュエマの醍醐味です。パワーカードの押し付けは、現代デュエマの象徴の一つでしょう。

その一方で、「一見すると貧弱なカードを、工夫して組み合わせる」という遊び方もまた、カードゲームの魅力です。たまたま当てたカードの使い方を考え、どうにかやりくりしていた思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

DM:CUCでは、1枚でゲームを制圧するようなカードが(ほぼ)存在しません。だからこそ、カードを選び抜いてデッキを組む力が問われます。

一例をご紹介すると、CUC環境で定番の防御コンボ・通称『ムルムルリトル』。

ST、全軍ブロッカー化
ST、出たとき敵タップ/死ぬと楯に

《Dの光陣 ムルムル守神宮》で《循環の補い 利取》をブロッカー化すると、

  1. 《利取》でブロック
  2. →破壊のかわりにシールド化
  3. →シールドが割られると《利取》がトリガー
  4. →相手を1体タップしつつ、再びブロック
  5. →1.に戻る

……という、半永久的な防御システムが成立。

ループデッキや特殊勝利・トリガー無効化といったギミックがほぼ存在しないからこそ活用できる、ユニークなコンボですよね!

②多種多様なアーキタイプが実現

DM:CUCは、組めるデッキも意外なほど(?)豊富。カードプールの制限が気にならないほど、多様なデッキが考えられます。

デュエマにおいて、主要なギミックはアンコモンにも収録されるというのが大きな理由の一つ。

一部に例外はありますが、勝舞編の頃から基本的にこの方針は崩れていません。

古くは進化に始まり、サイキック・クリーチャードラグハート侵略革命チェンジ――多くの人気ギミックがアンコモンに存在しています。

「あまり多くのパックを買えない・買わないユーザーにも新ギミックで遊んでほしい」という製作側のメッセージなのでしょう。

そんなカードプールゆえ、CUCは超次元やGRといった領域も活用が可能!

アドバンスでは上位レアに押され、オリジナルやデュエパーティーではそもそも使えない――そんなアンコモンのサイキックやドラグハートも、CUCなら活躍できちゃいます!

魅力①にも重複する部分ですが、極端に強いカードが少ないぶん、「超次元ゾーンの8枚、何を選ぶ?」という楽しみも大きいですよ。

③デッキを安く組めちゃう!

身も蓋もない部分ですが(そして「安さ」以上に「楽しさ」でCUCの魅力を感じてほしいところですが)、やはりカードを揃えやすい点も大切なポイントです。

トレジャーをはじめとする施策で改善の兆候こそあれど、「デュエマは高い」という印象を払拭には至っていない現状。

親の顔より見た
親の顔より見た
もっと親の顔を見ろ

王来篇の高額カードが軒並み再録されたとして、結局また新たな高額カードが生まれる事実は変わりませんしね……

そんな中でCUCは、「高レアリティのカードが無くても楽しいぞ!」というデュエマの可能性を示しています。

本記事をお読みのみなさまは、多くがデュエマ経験者――中には筆者以上にどっぷり浸かっている熟練プレイヤーの方もいらっしゃるでしょう。

けれど、デュエマに触れるのは経験者ばかりではありません。

コロコロコミックで興味を持った低年齢層や、他のゲームの片手間に遊ぶプレイヤーもいるでしょう。読者のみなさまも、いつか一時的にデュエマを離れ、また復帰することがあるかもしれません。

そんな新規プレイヤー・カジュアルプレイヤー・そして復帰組の方々が、「このレギュレーションならデッキも組みやすいし、ベテランプレイヤーとも一緒に遊べるぞ」と思える。そんなフォーマットがCUCです。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、筆者は冗談抜きに、CUCがデュエマの未来を築くと考えています。

もちろん、コモン・アンコモンとはいえ――いや、コモン・アンコモンだからこそ、古いカードは探しにくいのも事実でしょう。そんなときはぜひとも、品揃え抜群のカーナベルでお求めください!(ダイマ)

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DM:CUCのデッキを紹介!

それでは、実際にCUC環境にはどんなデッキが存在するのでしょう?注目のデッキをご紹介いたします!

『魅力』の項でもお伝えしたように、本当に多くのデッキに可能性があるのですが、ここでは3つの例をピックアップしてみます。

①赤緑ガトリング

ちょうど本記事の執筆中、直近のUmore杯でも優勝報告があったアーキタイプです。


「侵略」「革命チェンジ」「超次元」と、強力なギミックが積め合わされているのが何より魅力!

中でもシブいのが《刀の3号 カツえもん》

ブロッカーをマナに飛ばすことで、先述の『ムルムルリトル』コンボを攻略するカギとなります。

『デュエキングMAX2022』から《轟速 ザ・レッド/超次元キル・ホール》や超次元クロスギアを獲得しているのもポイント。

「新セットのカード、CUC視点だと何かあるかな?」と探すのも楽しいですよ!

なお、優勝したリストでは《反時空の化身》がピン投されていました。専用機らしさを漂わせて超クールですね!

②青黒スター進化

王来MAXで数多く登場した軽量スター進化と、シンカライズ持ちタマシードを軸にした爽快なアグロデッキです。こちらも優勝報告のあったアーキタイプです。


青黒というコントロールめいたカラーリングですが、構築理念はアグロデッキのそれ。

アドバンテージを稼ぎやすい進化クリーチャーでテンポよく殴る動きは、原初のデュエマらしい楽しさに満ちていますよ!

《ドトウ変怪 <シュトルム.鬼>》《ドケイダイモス <グレイブ.Star>》は要注目。「タマシードがあればS・トリガー」は、このデッキなら高確率で満たせます。

タマシードもまた、S・トリガー持ちを豊富に採用。それらを一層うまく活用するカギが《アクア・スーパーエメラル》! し、シブい……!!

進化クリーチャーでアドバンテージを取りつつ殴るのは、往年の【ヴァルディビート】【牙マルコ】や【ラムダビート】を思わせます。

懐かしさがありつつ、《アクア・スーパーエメラル》以外は全て王来MAXのカードだけで組めちゃうのも魅力。復帰組の方にもオススメです!

③ハチ公ワンショット

《特攻の忠剣ハチ公》がコモンであることから構築可能なワンショットデッキです。


《シビレアシダケ/インビンシブル・パワー》や《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》が使えないため、サブプランが厚めに取られています。

言い換えると、コイツらがアンコモンで再録されると
CUCにおけるハチ公に革命が起こる

数少ない「無から致死打点を作れるCUCのデッキ」ではありますが、一方で《特攻の忠剣ハチ公》よりサイズが大きいブロッカーが立つとビタ止まりしてしまう弱点も。

そのあたりも対策を練るか、はたまたメタを読み切ってブロッカーに当たらないと踏むか。みなさんならどう使いますか?

あとこれ、筆者のサンプルだと《プリン》が3種も入ったプリン姫ファンデッキの様相も呈していますね……

余談:通常構築のハチ公解説も、発売直後の状態のままだから現代型にアップデートしなきゃですね……


ここでご紹介した以外にも、【ナイト】や【ウェーブストライカー】といったテーマデッキや、格安の友【バグ丸くんコントロール】などなど、数多くのデッキが考えられます。

まだまだ誰も知らない面白デッキが秘められていそうなCUC環境。今なら「○○デッキの第一人者」になれちゃうかも!?

ぜひ、あなただけの相棒を探してみてくださいね!

DM:CUCで対戦しよう!

友達同士で遊ぶだけでも楽しいCUCですが、やはりデュエマ。大会での腕試しもしてみたいですよね。

冒頭でも少しご紹介したように、DM:CUCは毎週金曜にオンライン大会が開催されています!

[大会情報掲載:Umore杯アカウント

特殊フォーマットだからこそ、毎週のイベントがあるのは嬉しいところ。「デッキを組んでも遊ぶ機会が無さそう……」という心配は無用です。

来たる2022年11月22日は、VDuelFES内にてCUCのリモートCSも開催予定! プロモが貰えちゃうチャンスかも!?

詳細はVDuelFESの主催者・らふぁにぃさんのTwitterアカウントからの告知をご覧ください!

(ガチまとめでは、リモートデュエマ黎明期にらふぁにぃさんへのインタビューを実施しております。ぜひこちらもお読みいただければ!)

何にせよ、CUCはまだまだ未開のフォーマット。だからこそ、誰もが勝つチャンス・デッキビルダーとして名を馳せるチャンスがあるはずです。

この機会にぜひ、あなたもDM:CUCの世界に飛び込んでみませんか?

さいごに

デュエル・マスターズの変則フォーマット『DM:CUC』についてお送りしました。

本記事をお読みになったみなさまがCUCに興味を持ち、またプレイしてくだされば、これほど嬉しいことはありません。

本文中でも述べたように、CUCはデュエマの未来を切り開く遊び方だと考えています。

今後、CUCがますます盛り上がることを願うとともに、今回の記事製作を快諾くださったUmore杯主宰のりんきいさんに感謝を申し上げ、締めくくりとしたいと思います。

ありがとうございました!


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