【デュエマコラム】DMGP2023を楽しもう!【メタゲーム予想】

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【デュエマコラム】DMGP2023を楽しもう!【メタゲーム予想】

 こんにちは、神結です。

 

 DMGPはいよいよ今週末です。

 私は今回もカバレージを担当することになりますので、もし担当の試合となったり、インタビューなどを受ける機会があったりした場合はよろしくお願いします。両日やってます。

 

 さて、GPはこれまでの先着式から抽選式のイベントとなりました。

 こちらは賛否両方あるとは思いますし、個人的には「常連さん」と会場でお会い出来ない寂しさもありますが、逆に初参加というプレイヤーも多いと思います。

 そんなわけでこの記事は常連さんだけでなく、初参加の方、そして生放送で配信を楽しむ方にもお役に立てるように、GPの情報・メタゲーム予想をまとめたものになります。

 せっかくのイベントですので、楽しんでいきましょう!

目次

GPってどんなイベント?

 2015年から始まったDMGPですが、2019年までに9回開催され、コロナでの中断を挟んで昨年10月に「DMGP2022」が開催されました。ので、これまで10回行われていますね。

 ちなみに今回のタイトルは「DMGP2023 -1st」とのこと。恐らく今後もこれでいくのでしょう。

 まぁ開催毎に数字増やしていったら将来的にGP4703thとかGP54321thとかになりかねないので(?)、年度ごとの命名ルールに変えたのだと思います。

 GPは基本的に年に2回(春と秋)の開催が続いていて、今回のGPもその慣例通りとなっています。

 ただ今年3月に行われた戦略発表会では「大型イベントが年4回」との発表がありました。

もしかしたら「DMGP2023 -4th」まであるのかもしれません。超CSとの兼ね合いもありそうなので、ちょっとこの辺りは続報を待ちましょう。

 参加人数も徐々に増えていって、GP1stは1000人ちょいでの開催でしたが、今回は2日開催でそれぞれ4000人の定員となっておりました。

 まぁ、全国からプレイヤー集まるわけですし、いまのDMPランキングIDって8万とか9万とかだったりしますから、両日パンパンに埋まるのも納得ではあります。

 で、特性としては「競技向けの大型イベント」という立ち位置でしたが、正直なところお祭り的なイベントだと認識している人も多いのではないでしょうか?

 これは先にも書いたんですが、GPくらいでしかみんなで集まれるイベントってなかったんですよ。ですのでガチ・カジュアル関係なく、GPにはあらゆる層のプレイヤーが集合する、という印象でした。地域が同じでも、GPでしか会えない人って結構いましたからね。

 ただ今年からカジュアル向けの大型イベントも開催されるので(デュエル・マスターズ ファンフェスティバル2023)、今後棲み分けがされていくという可能性もあります。

 これは実際やってみないとわからないので、来月の開催を楽しみにしております(抽選通ったので、いまのところ行く予定です)。

 このファンフェスが成功したら、今後のGPはより強く競技色を推していく方向になるんじゃないでしょうか。 

 

DMGP2023 -1st メタゲーム予想

 というわけで、今回の大会のメタゲームに関して、ざっくりと抑えておきましょう。

 なお今回の予想に関しては「GPで多そうなデッキ」について、CSなどの分布から筆者が独自に考察・予想したものになります。

アドバンス

Tier1:青黒サガ、4cマグナ、赤黒バイク

Tier2:アナジャオウガ、赤緑モルトNEXT、5cコントロール(最終モルト)

Tier3:4c邪王門、赤青アポロ、緑単オービー 他

所感

 アドバンスはCSも少なくメタゲーム予想が難しい……というところでありましたが、4月に入ってからはCSの開催数・参加数ともに増加し、なんとなくメタゲームの形も見えてきました。

 アドバンスの知見が薄いという方も多いと思いますので、少し前提となる話をしておきましょう。

 アドバンスは長らく【ガイアッシュ覇道】と【青黒ゼーロ】の2大デッキが強い環境が続いていました。

 特にアドバンスの特徴として「オリジナルに比べて、メタカードがそこまで強くない」というものがありました。特にオリジナルで強かった《若き大長老 アプル》は、リソースが様々なゾーンに混在するアドバンスではそこまで強くなかったわけです。

 一方でアプルほど縛りはキツくないものの、広いゾーンをカバー出来る《とこしえの超人》は、よく採用されていました。

 しかしアドバンス環境も、《暗黒鎧 ザロスト》の殿堂や《絶望神サガ》の登場によって、変化を強いられます。サガの登場によって【ガイアッシュ覇道】は陥落し、ザロストを失った【青黒ゼーロ】は消滅してしまいました。

【青黒サガ】


 そしてアドバンスで現在一番結果を残していると思われるのは、やはり【青黒サガ】です。

 うん、まぁ強いです。先攻3サガは本当にどうにも出来ないデッキが多いですからね。あくまでサガを軸にメタゲームが構成されていくと思います。

 

【4cマグナ】


 一方、最強位決定戦で◆ドラ焼き先生が使っていたマグナ系統も、現在は【4cマグナ】が大きな結果を残しています。

 こちらはGR召喚を生み出す無限に近しいリソースが魅力で、実にアドバンスらしい動きが出来るデッキと言えます。

 超天篇ユーザーも楽しめる一品となっており、実際CSにも数多くいました。採用カードで自分の色が出しやすいのも嬉しい点ですね。

 

【赤黒侵略(バイク)】


 一方、アドバンスはビート系のデッキも強いです。 

 こちらも最強位決定戦でぴゅう選手が使用していた【赤黒侵略(バイク)】は、じわじわと使用者を拡大し、現在はトップメタの1つと言ってもいいでしょう。

 特に赤黒は《影速 ザ・トリッパー》+《U・S・A・BRELLA》が強力で、【青黒サガ】には大きな有利が付くことが主張と言えます。環境的に受けがガチガチのデッキは少ないので、2点+3点+バルチュリスを通しやすいんですよね。

 

【アナジャオウガ】


 また、メタカードを多数積むことをコンセプトとした【アナジャオウガ】(メタジャオウガ、などとも呼ばれています)は、一時ほどは少なくなりました。

 それでも複数のメタカードで固める盤面は突破が難解で、トリガーもそれなりに採用出来るので、ビートデッキとも充分戦えます。

 加えてオリジナルと共有出来るパーツも多いことから「普段はオリジナルしかやらないよ」って人でも使いやすく、使用者は多いかもしれません。

 

【赤緑モルトNEXT】


 またレジェンドスーパーデッキの「爆炎龍覇」が発売されたことで、一躍「格安デッキ」と【赤緑モルトNEXT】も、相応の人数がいると思われます。

 実際、CSでもちょくちょく結果を残しています。

 ネクが安いデッキなのって、本当に時代の移り変わりを感じます。恐ろしい話です。高いデッキの筆頭だったんですけどね……。

 

 またアドバンスはそれぞれのプレイヤーが自由なカードを使う環境でもあります。何使ってもそれなりに強いんですよ。

【5cモルト】


 CSに行くとやはり5c系統の《最終龍覇 グレンモルト》といったカードは人気であり、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を置いている人も多いです。

 GPという独特な「ガチ+カジュアル」が入り乱れる環境であると、環境外デッキは多く見られるでしょうし、或いは結果も残すかもしれません。

 重箱の隅々まで採掘されたオリジナルとはまた違ったレギュレーションなので、「びっくり持ち込みデッキ」があるとしたら、アドバンスの可能性が高いと思います。

 

オリジナル

Tier1:青黒サガ、アナジウォッチ

Tier2:青魔導具、鬼羅スター、アナオービー、4c邪王門

Tier3:赤単我我我、赤緑アポロ、5cザーディ 他

所感

 オリジナルはCS開催数も参加者も多く、メタゲームはかなり固まっています。

【青黒サガ】


 Tier1として【青黒サガ】が健在なのは間違いありませんが、そこには着々と包囲網が形成されつつあります。

 サガを使っている人も感じるとは思いますが、相手のデッキにメタカードがなくて悠々自適にループが出来る、なんてデッキはほぼ環境に存在していないでしょう。

 

【アナカラージウォッチ】


 包囲網の中でも筆頭と言えるのが、【アナカラージウォッチ】でしょうか。

 様々なメタカードを駆使しながら《流星のガイアッシュ・カイザー》+《終末の監視者 ジ・ウォッチ》の完成を目指すデッキとなっています。

 サガへのメタと広くに勝てるパワーカードを分配した絶妙なバランスの元に成り立っています。

 ジウォッチに限りませんが、アナカラー系統はハンデスやジャオウガ型など様々な構築が存在するため、これらの累計はサガを優に上回ることでしょう。

 

【青魔導具】


 また対サガの最終兵器兵器として、《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》がありますが、このカードをもっとも上手く使えるだろう【青魔導具】が、直近のCSでも結果を残しています。

 このデッキは《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》+《堕呪 ブラッドゥ》による墓地メタが両立することでサガの《超神星DOOM・ドラゲリオン》からのプランまでをも潰します。

 何よりパルテノンを貼ってから比較的早いターンで勝ちまで持っていける点も評価が高いです。

アグロに勝てないという弱点はあるにせよ、無限追加ターンギミックもあって、GPという大会と相性がいいです。

 

【ラッカ鬼羅スター】


 更に開発部デッキが発売されて以降、使用者も増えて豊富なメタカードを搭載出来る【ラッカ鬼羅スター】もまた、GP当日は数が多いと予想出来ます。

 最近は派生の【ラッカライオネル】なども活躍していますが、カードを揃えやすく環境的にもイケるという点で、「普段大会はあまり出ないけど、GPには参加する」というプレイヤーが触りやすいんですよね。

 

【アナカラーオービー】


 また最強位決定戦で活躍し、こちらもサガに対して強力な【アナカラーオービー】もそれなりに数がいることでしょう。

 サガと同じメタカードで沈むという弱点はありますが、最速3ターン目に繰り出される《キユリのASMラジオ》は強力。

 

【4c邪王門】


 更に更に、オリジナルの最終兵器とも言える「サガ以外はだいたい倒せる」デッキこと【4c邪王門】も、GPという特殊な大会ではそのメリットを大いに生かすかもしれません。

 いずれにせよオリジナルは候補デッキが多く、多くのプレイヤーが頭を悩ませている筈です。サガにせよ、勝つためには大きな困難を何度も乗り越えなくてはなりません。

 どんなプレイヤーがどんなデッキを選択するのか、正直楽しみな部分も多いです。参加するにせよ観戦するにせよ、その辺りのライブ感を楽しんでいただければと思います。

 

まとめ ~せっかくのイベントなので~

 というわけで、今回はGPのメタゲーム予想となりました。

 最後に私からあれこれちょっと付け足しになりますが、今回参加する人は大いに楽しんで欲しいと思います。

 少なくともそれなりの倍率の抽選を通しての参加になりますが、優勝出来るのはわずが1/4000。変に緊張せず、肩の力を抜いて、対戦を楽しめればと思います。

 また、この機に憧れのプレイヤーと話がしたいという方も多いとは思います。

 基本的に声を掛けられて嫌な気分になる人はそんなにいないと思っていますが、ただそれでも、予選中(というか、試合が残っている間)はあまり話し掛けないのが無難だと思います

 彼らも選手で参加しており、本気で勝ちを目指していて、競技中は集中したいというのが本音でしょう。ファンサービスするために参加しているわけではないので、サインとかは試合がなくなった後に時間をおいてお願いするのがいいと思います。

 あとは空気を読むのも大事です。負けて落ち込んでる直後とか、避けて置いた方が無難です。

 前回でいえば夕方くらいには対応してくれた方も多かったので、せっかくなので丸一日会場を堪能しながら、時を見て、という感じでいいんじゃないでしょうか。

あとはファンフェスに参加するなら、そっちでお願いするというのもありかもしれません。

 いずれにせよ、せっかくGPに参加するのですから楽しんでいただければと思います。

 

 というわけで今回はここまで。

 一体誰が、何のデッキが優勝するのか。当日をお楽しみ。

 それでは、また。


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