【2024年版】白緑天門の回し方と必勝テクニック【アドバンス/ムザルミ=ブーゴ/ヘブンズ・ゲート/デッドアックス/巨大天門】

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【2024年版】白緑天門の回し方と必勝テクニック【アドバンス/ムザルミ=ブーゴ/ヘブンズ・ゲート/デッドアックス/巨大天門】

はじめに

どうも◆ドラ焼きです。

デュエキングMAX2023が発売されてからアドバンスのCSが盛り上がりを見せていますね。今回はそんなアドバンス環境から新弾で登場した注目デッキ【白緑天門】を取り上げて解説していきたいと思います。

アドバンスらしく、超次元ゾーンをふんだんに使ったデッキです。もう超次元ゾーンは8枠じゃあ全然足りないですね。

新弾で登場した《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》を軸にしたデッキなので、どういう点が従来の天門デッキと違うのかから解説し、サンプルリストや採用カードの解説、回し方について解説していきます。

目次

【白緑天門】とは

天門は《ヘブンズ・ゲート》による受けが特徴なのは勿論ですが、《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》による早期の展開も可能なデッキになっています。

新弾で登場した《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》は、4ターン目の《スターゲイズ・ゲート》からの展開の再現性を上げてくれているカードです。《闘門の精霊ウェルキウス》《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》を両方回収しつつマナを伸ばします。

ここまではオリジナルレギュレーションの天門でも活かせるギミックですね。

さて、アドバンスではここに《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》が絡んできます。エンジェル・コマンドなので《ギャラクシー・チャージャー》で回収できる点も評価が高いです。

《スターゲイズ・ゲート》→《闘門の精霊ウェルキウス》→《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》で《邪帝斧 デッドアックス》を装備。この動きによって相手の盤面をマッハファイターでとりつつ、《闘門の精霊ウェルキウス》と《邪帝斧 デッドアックス》の効果で更に展開が可能です。

他にも《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》から出すエレメントの組み合わせは無限大です。状況に応じてドラグハートを付け替えることができるため、これまでの天門デッキになかった爆発力と対応力を兼ね備えた構築が完成しました。

【白緑天門】サンプルリスト


受けは《ヘブンズ・ゲート》のみ、と心許ないですが、その分初動と《巨大設計図》による手札補充を厚く採用できることが【白緑天門】の強みです。

《巨大設計図》と《ギャラクシー・チャージャー》で縦に山札を掘り進めていき、早期に手札にコンボのためのパーツを揃えることを目指していきましょう。

採用カード解説

ムザルミとドラグハート

・《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド / ビーストフォーク號 / ドラグナー / 文明 光/自然 / パワー11000 / コスト9

■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、コスト6以下のエレメントを1つ、自分の超次元ゾーンから出してもよい。そうしたら、自分の山札を上から5枚を裏向きのままこのクリーチャーの「EXライフ」シールドの下に置いてもよい。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■自分のマナゾーンにあるカードを、すべての文明のカードとして扱う。

9マナと重いですが、優秀な種族、《巨大設計図》を撃つための色にもなるというこのデッキとかなり噛み合ったカードです。

《邪帝斧 デッドアックス》をつければマッハファイター、《次元のスカイ・ジェット》を出せばスピードアタッカー、《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》をつければ即バトル、《邪帝斧 ボアロアックス》から《音感の精霊龍 エメラルーダ》を出してリソース回収などなど、何でもこなす万能フィニッシャーです。

覚えておきたいのはエレメントを出す効果なのでクリーチャーを出すこともできるということです。《爆炎覇龍 ガイフレア》を出して相手の《流星のガイアッシュ・カイザー》を妨害する動きは頻出です。


・各ドラグハートの採用理由

・《邪帝斧 デッドアックス》

何と言っても強力なのがデュエキングMAX2023で登場した《邪帝斧 デッドアックス》。相手の盤面を除去しつつ、自分の次の展開に繋げていきます。

【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 自然 / コスト4

■これを装備したクリーチャーに「マッハファイター」を与え、パワーを2倍にする。
■これを装備したクリーチャーがバトルに勝った時、負けたクリーチャーと同じ文明を持つクリーチャーではないカードを1枚、自分の超次元ゾーンから出してもよい。
龍解:自分のターンの終わりに、自分のすべてのドラグハートのコストの合計が20以上であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返してもよい。
(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーが離れた場合、そこに戻す)

────────────龍解後────────────
カード名:真なる邪悪 ザ=デッドマン
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:自然
種族:ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラグナー
パワー:15000
コスト:10マナ

■T・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、自分のドラグハートをすべてクリーチャー側に裏返す。
■自分のドラグハート・クリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、マナゾーンに置く。

《邪帝斧 デッドアックス》でバトルして更に《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》を装備してバトルという動きは《邪帝斧 デッドアックス》を採用するあらゆるデッキで今後見られるようになるのではないでしょうか。

【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト5

■このドラグハートをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んでもよい。そのクリーチャーとこれを装備したクリーチャーとバトルさせる。
■バトル中、このカードを装備したクリーチャーのパワーは+3000される。
■龍解:自分のクリーチャーがバトルに勝った時、それがそのターン中、自分のクリーチャーが勝った2度目であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。 

────────────龍解後────────────
カード名:勝利の覇闘 ガイラオウ
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:11000
コスト:9マナ
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■Wブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
■各ターン、はじめて自分が攻撃された時、このクリーチャーとその攻撃クリーチャーをバトルさせてもよい。 


《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター / 蒼き覚醒 ドギラゴンX》

【 進化サイキック・クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 光 / パワー12000 / コスト6

■進化:光のクリーチャー1体の上に置く。
■P侵略:自分の光の、サイキックではないコマンドが攻撃する時、自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、超次元ゾーンに置き、その後、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。

《闘門の精霊ウェルキウス》のバトルに勝った時のドローは強制なので、もうこれ以上引きたくない、というときはP侵略で実質の退場をさせます。

また、相手の盤面をタップさせて上からバトルで取ることで、《闘門の精霊ウェルキウス》から更に展開していく、なんてことも可能です。可能なら2枚以上採用したいカードですが、あいにく枠がありませんね。

また、《蒼き覚醒 ドギラゴンX》は《∞龍 ゲンムエンペラー》からP革命チェンジが可能です。最後の一押しによく使うテクニックなので押さえておきましょう。


《邪帝斧 ボアロアックス》《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》

デッキの追加の展開を補助してくれるカードたちです。これらを使って相手が返すことができない盤面を作り上げます。


《恐龍界樹 ジュダイオウ》、《爆炎大剣 ガイサーガ》

【火水マジック】、【アナジャオウガ】、【ガイアッシュ覇道】など、現環境に存在する様々な環境デッキへのメタカードとして採用されています。


・《次元のスカイ・ジェット》

文明:火
コスト:5マナ

■これをクロスしたクリーチャーに「パワーアタッカー+4000」を与える。(「パワーアタッカー+4000」を持つクリーチャーは、攻撃中、パワーを+4000される)
■このカードがどのクリーチャーにもクロスされていない時、すべてのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)

相手にも付与するというデメリットこそあれ、全体SA付与は今までの天門では考えられなかった効果です。一気に攻めこなければいけない相手と当たった時、多少強引にでも突破できるように採用しています。

ただ、このカードが一番枠として優先度は低くなってきますね。


コンセプトカード

・《ヘブンズ・ゲート》、《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》

ブロッカーを踏み倒し、相手の返すことができない盤面を形成する、そんなコンセプトを支えるカードです。

《ヘブンズ・ゲート》の代わりとなるようなトリガーをあと数枚採用したいところではありますが、中々良いカードがありません。《水雲の聖沌 5u170n》は強いようで、《巨大設計図》や《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》で拾えない点が気になります。


・《闘門の精霊ウェルキウス》

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー7500 / コスト9

■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引く。その後、「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。

《スターゲイズ・ゲート》から《闘門の精霊ウェルキウス》を出し、そこから他のブロッカーへアクセスしていきましょう。《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》の登場により、今まで以上に能動的にバトルに勝った時の効果を発動しやすくなっています。

バトルに勝った時のドローは強制なので注意が必要。《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》をP侵略させる、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》で宣言して能力をなくすなどして、自分の山札の枚数は常に管理したいところです。


フィニッシャー

・《∞龍 ゲンムエンペラー》

【 クリーチャー 】
種族 ∞マスター・ドラゴン / チーム零 / 文明 水/闇 / パワー∞ / コスト∞

■ムゲンクライム 4(自分のクリーチャーを4体タップし、 [wd04]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)
■∞ (ルビ:インフィニティ)ブレイカー(「∞ ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドを好きな数ブレイクできる)
■ブロッカー
■コスト5以下のクリーチャーの能力とコスト5以下の呪文の効果を無視する。

天門から出すことはできないですが、《闘門の精霊ウェルキウス》からの出す先として勝利に貢献してくれるカードです。

簡単に打点を揃えつつ、ロック効果もあり、待ってもよし突っ込んでもよしのフィニッシャーとして運用していきます。


・《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》

【 クリーチャー 】
種族 オラクル・ドラゴン / オラクリオン / 文明 光 / パワー9500 / コスト7

■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》以外のクリーチャーの名前を1つ選ぶ。
■選んだ名前を持つクリーチャーの能力をすべて無視する。
■相手がクリーチャーを選ぶ時、バトルゾーンに自分の他のオラクルがあれば、このクリーチャーは選ばれない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)

アドバンスにおいて気を抜いてはいけないのが《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》をはじめとする設置型カードによるカウンターです。

「禁断」、「零龍」と宣言することでこれらの負け筋を消すことができるためアドバンスにおいては採用することが無難です。

また、横に2体目の《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》または《閃光の神官 ヴェルベット/フェアリー・パワー》を添えることでアンタッチャブルにもなるフィニッシャーですね。

回し方・弱点

〈超シンプル〉マナを伸ばして展開する

マナや手札を蓄えて一気に展開する、基本的な使い方はそれだけです。あとはデッキパワーの高さを活かしつつ、相手のやりたいことをしっかりと潰して勝っていきます。

相手が【アナジャオウガ】や【火水マジック】なら《恐龍界樹 ジュダイオウ》を優先してだす、《切札勝太&カツキング -熱血の物語- 》が厄介なら《∞龍 ゲンムエンペラー》をだすなど状況を見極めて攻めていきます。

シンプルな分、注意すべきはドラグハートの選択肢を間違えないこと、相手にとっての詰み盤面は何なのかを把握することです。そういう点を考えると意外とアドバンス初心者にもおススメできるデッキかもしれません。


自分のデッキ枚数に注意

《闘門の精霊ウェルキウス》の強制ドロー、および《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》のシールドの下にカードを5枚重ねる効果は一気に自分の山札の枚数を減らします。

山札切れで自滅することがないよう、常に自分の山札の枚数を把握していきます。

《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》のシールド追加は基本的にゲーム中に1、2回なら使えるという感じです。こちらは任意効果なので山札の残り枚数と相談して決めます。

相手が殴るデッキなら《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》を即座に《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》にP侵略して、座布団の重なったシールドをEXライフとの紐付きをなくす、というテクニックは必修です。


このデッキの弱み

新弾の登場で爆発力と安定感が増したのですが、やはり受けの面で不安は残ります。

現在のサンプルリストから受けを増やすかどうかは、皆さんのお考え次第かと思います。

【アナジャオウガ】に踏ませるには率が低く、待たれて呪文ロックをかけてくる【火水マジック】も存在することから、受けには期待しないようにします。

おわりに

【白緑天門】、いかがだったでしょうか。最近はアドバンスのCS開催が多いですが、このデッキも入賞報告をたまに拝見しています。

自分は先日CSで使い、ベスト4でした。それだけポテンシャルは感じたデッキですので、ぜひ皆さんも試してみてください!!


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