はじめに
読者の皆さま、こんにちは。かもめ先生です。
新年も明けました。今年もどうぞよろしくお願いします。
さて新年と言えば、やはりなにか新しいことを始めたいところ。
そういう訳で今回は「これから遊戯王を始めよう」「ひさしぶりに遊戯王を触ってみよう」という方々に向けて、「遊戯王始めようセット」として格安デッキの紹介をしていこうと思います。
とくに最近はマスターデュエルから遊戯王に触れる方も多いみたいですし、そうした方にも是非とも読んでいただけると嬉しいですね。
それではよろしくお願いします。
目次
これまでの格安デッキ紹介記事
ちなみに、これまでにもいくらか格安デッキの紹介記事を書かせて頂いてます。
すこし古い記事もありますので、参考程度にお読みいただけると嬉しいです。
本編の紹介記事は、次の項『格安デッキのサンプル紹介』からお読みいただけますので、そちらまで進んでいただけますと幸いです。
こちらは一昨年に発売した『SELECTION 5』のカードを用いたデッキの紹介です。
【列車】【召喚獣】【閃刀姫】【ドラゴンメイド】【イビルツイン】の5つのサンプルデッキを紹介しています。
制限改定などで多少の変化はありますが、今でもしっかり戦うことができるデッキですので、こちらもぜひお読みいただけると嬉しいです。
こちらはマスターデュエル実装当初に書いたデッキ紹介記事です。
インフレも相まって初期デッキのカスタムではいくらかパワー不足を感じるものもありますが、【ホープ】や【魔術師】は今でも十分に戦うことができる力を備えています。
OCGで格安デッキを組む際にも参考にできる部分があるかと思いますので、お時間のあるときにでも是非。
こちらはコラム記事で「どこまで安くて強いデッキを作れるか?」というコンセプトの下、《威光魔人》《虚無魔人》を主軸にしたデッキを紹介しました。
全除去撃って制圧するというシンプルなデッキではありますが、今でもそれなりに戦うことができる、いかにも「遊戯王」らしいデッキです。
今ならより強力かつ格安な汎用カードも増えていますので、そうした【グッドスタッフ】デッキとしても扱いやすいのが良いですね。
こちらはライターとして最初期に書かせていただいた、【ブラック・マジシャン】のデッキ紹介です。
この記事を書いたのは2020年でしたが、【ブラック・マジシャン】関連のカードは今でも再録が多く、安くて強いを代表するデッキとして非常に優秀です。
パーツも集めやすくなっているので、興味のある方はこちらもぜひ参考にしていただけると幸いです。
格安デッキのサンプル紹介
ここからが本題。
まず格安デッキを考えるうえで重要なのは、やはり公式に発売されている『ストラクチャーデッキ』の存在です。
2024年現在1箱あたり1430円、3箱買えばだいたい4200円くらいとなります。
最近は収録内容もよくできており3箱買って重要なパーツをまとめれば、それだけで現代遊戯王でも通用するように設計されています、(【炎王】などが良い例ですね)
そういう訳で今回はその4200円を基準として、それ以下に収まるようなサンプルデッキの構築を目指しました。
サンプルデッキの価格については『DECK MAKER』の価格シミュレーション機能を使って、おおよその額を算出しています。(ほんとに便利)
今回はそうした中でも、とくに扱いやすい10のデッキをピックアップしました。
それでは参りましょう。
【氷結界】デッキ(2900円~)
シミュレーション価格:2960円(2024年1月現在)
『TERMINAL WORLD』で新規カード収録と多くのカードが再録された、【氷結界】のサンプルデッキです。
新たなエースである《氷霊山の龍祖 ランセア》を主軸に、相手の動きに応じて任意の【氷結界】モンスターを出しながら、コントロールして戦います。
墓地へ送られるカードを除外する《氷結界の虎将 ウェイン》や、間接的にモンスター効果を封じる《氷結界の虎将 ライホウ》など、【氷結界】モンスターはさまざななメタ効果を持ったものが存在しています。
とくに新規で登場した《氷結界の剣士 ゲオルギアス》は、展開効果とモンスター効果の制約効果という強力な効果を2つも持っており、非常に優秀です。
また【氷結界】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、こちらもお読みいただければと思います。
【インフェルノイド】デッキ(3100円~)
シミュレーション価格3170円(2024年1月現在)
こちらも『TERMINAL WORLD』で新規カード収録と多くのカードが再録された、【インフェルノイド】のサンプルデッキです。
【インフェルノイド】は詰めていくと60枚構築(いわゆる「芝刈り型」)での後攻ワンキルが最適となるのですが、真っ当に戦うビートダウン型でも非常に高水準のパワーを持ったテーマデッキです。
とくに新規の永続魔法である《煉獄の決界》が強力で、毎ターン墓地・除外の【インフェルノイド】モンスターを回収するか、手札から召喚条件を無視して特殊召喚することができます。
【インフェルノイド】のエースである《インフェルノイド・リリス》や《インフェルノイド・ネヘモス》は、特殊召喚時に除去効果を持っているだけでなくカード効果の発動無効も持っているので、それらを出しているだけでも十分にプレッシャーを与えることができます。
そのほかの【インフェルノイド】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、こちらもお読みいただければと思います。
【霊獣】デッキ(3000円~)
シミュレーション価格:3060円(2024年1月現在)
またまたこちらも『TERMINAL WORLD』で新規カード収録と多くのカードが再録された、【霊獣】のサンプルデッキです。
除外のギミックを用いたテクニカルなテーマという印象を受ける【霊獣】ですが、格安デッキでは《ディメンション・アトラクター》や《マクロコスモス》を採用した除外メタビート寄りの構築にすることで、かなり強力なデッキに仕上がっています。
新規として登場した《精霊獣使い レラ》や《聖霊獣騎 ノチウドラゴ》が登場したことで安定して展開することができるようになり、非常に扱いやすいテーマとなりました。
また新たなリンクモンスター《聖霊獣騎 レイラウタリ》の登場によって、相手ターンの妨害手段も獲得し、現代遊戯王でもしっかり戦うことが可能となっています。
【霊獣】の基本的な回し方などはこちらでも紹介されておりますので、一緒にお読みいただければと思います。
【ふわんだりぃず】デッキ(3600円~)
シミュレーション価格:3605円(2024年1月現在)
こちらは11期に登場した【アドバンス召喚】テーマの【ふわんだりぃず】です。
コントロール系のデッキとして人気も高くOCGではデッキパーツもかなり集めやすいので、サンプルデッキを組んでみました。
【アドバンス召喚】が軸となっているので手札誘発など流行りのメタカードの妨害を受けづらく、《ふわんだりぃず×えんぺん》による制圧も非常に強力です。
また【ふわんだりぃず】も除外を活用するテーマということで、環境に刺さりやすい《ディメンション・アトラクター》を無理なく採用できると言うのもポイント。
その他にも《一回休み》などの永続罠カードも採用できるので、コントロールデッキが好きな人にはオススメしたいテーマです。
そのほかの【ふわんだりぃず】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、こちらもお読みいただければと思います
【オルターガイスト】デッキ(3500円~)
シミュレーション価格:3575円(2024年1月現在)
こちらは10期に登場した罠型のコントロールテーマ【オルターガイスト】です。
これまでにいくらか新規カードも登場していることから、今でもしっかりと戦うことができるテーマとなっています。
《オルターガイスト・マルウィスプ》が登場したことで展開力を獲得し、新たなリンク4モンスター《オルターガイスト・アドミニア》で攻撃力・制圧力も得たことで、現代遊戯王でも通用するデッキに仕上がりました。
罠カードの発動をトリガーに発動できる《オルターガイスト・マルチフェイカー》からの展開や、《オルターガイスト・シルキタス》を用いたバウンスコンボも健在で、使えば使うほど深みのあるデッキとなっています。
【オルターガイスト】の基本的な回し方などはこちらでも紹介されておりますので、一緒にお読みいただければと思います。
【ヌーベルズ】デッキ(4200円~)
シミュレーション価格:4200円(2024年1月現在)
こちらは『デッキビルドパック ワイルド・サバイバーズ』に登場した、【儀式召喚】テーマの【ヌーベルズ】デッキです。
当時《ハングリーバーガー》がテーマ化したということで話題になりましたが、それだけでなく純粋な儀式テーマとしても非常に強力で、しかも安価に構築することができます。
【ヌーベルズ】儀式モンスターは攻撃・効果の対象になることで、自身と相手モンスターをリリースすることで展開することができるため、テーマの動きをする中で除去・妨害を織り交ぜながらデッキを回すことができます。
また《ポワソニエル・ド・ヌーベルズ》が登場したことでデッキの安定性も非常も高くなりました。
比較的新しいテーマデッキと言うことで、テーマのカードだけでも十分に強いのが良いところですね。
汎用の【儀式召喚】サポートなしでも、テーマのカードだけでしっかり展開することが可能となっています。
そのほかの【ヌーベルズ】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、こちらもお読みいただければと思います
【忍者】デッキ(3600円~)
シミュレーション価格:3600円(2024年1月現在)
ジャパニーズみんな大好き【忍者】デッキ。
11期に新規カードが複数登場したことで、現代遊戯王でも通用するパワーを獲得しました。
【忍者】全員に直接攻撃効果を付与できる《戎の忍者-冥禪》や、出た時にモンスターを2体まで裏側表示に変更できる《重の忍者-磁翁》など、強力な【忍者】モンスターがいくつも登場。
それらのおかげで高水準なビートダウン・コントロールが可能となりました。
《異譚の忍法帖》や《忍法 落葉舞》などの強力な【忍法】カードも登場し、【忍者】【忍法】の両方がないと展開できなかった欠点がかなり解消されているのもポイントです。
また【忍者】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、こちらもお読みいただければと思います。
【BF】デッキ(3600円~)
シミュレーション価格:3660円(2024年1月現在)
こちらはアニメでも活躍した【S召喚】テーマ【BF】デッキ。
登場当時から強力なS召喚テーマでしたが、その強さは今でも健在です。
《BF-無頼のヴァータ》をはじめとした《ブラックフェザー・ドラゴン》のサポートカードが定期的に登場していることもあり、期を重ねるごとにしっかりと強化がなされています。
とくに新しいエースモンスター《ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン》が非常に強力で、容易な召喚条件でありながら全体除去効果持ちと、非常に扱いやすいモンスターとなっています。
またテーマのエンジンである《黒い旋風》をサーチする手段も登場しており、もとより高かった展開力に加え安定性まで獲得しています。
しかも【BF】モンスターはどれも安価で入手できるものばかりで、お財布にも優しいのが良いですよね。
すこし古い記事ではありますが、【BF】の基本的な回し方などはこちらで紹介されておりますので、こちらもお読みいただければと思います
【ゴブリンライダー】デッキ(3100円~)
シミュレーション価格:3100円(2024年1月現在)
12期に登場した【X召喚】テーマ、【ゴブリンライダー】のデッキです。
いわゆる【ランク3】軸のテーマではあるのですが、強力な展開力を誇りながらデッキパーツが非常に安価で入手しやすいとのことで、こちらで紹介しました。
【ランク3】軸ということでさまざまなレベル3モンスターを採用できるため構築の幅が広く、【ゴブリンライダー】モンスター自体がX素材を用いて展開することができるため、非常に高い展開力を持っています。
またテーマのエースである《百鬼羅刹 巨魁ガボンガ》は相手モンスターをX素材にするという破壊以外の除去効果を持っているため、破壊耐性やフィールドを離れた際に効果を持つ相手モンスターも除去できるという強みもあったりします。
また【ランク3】だけでなく【ランク6】の展開も可能で、さまざまなXモンスターを採用できることから、拡張性が高い点も魅力のひとつとなっています。
【魔界劇団】デッキ(3200円~)
シミュレーション価格:3240円(2024年1月現在)
こちらもアニメで活躍した【P召喚】テーマ、【魔界劇団】のデッキ。
テーマのモンスターで動きが完結していて汎用の【P召喚】サポートを用いずとも展開できる、非常に扱いやすいテーマデッキとなっています。
テーマ内に《魔界劇団-ビッグ・スター》や《魔界劇団-メロー・マドンナ》、《魔界劇団-スーパー・プロデューサー》、《魔界劇団のゲネプロ》とサーチ手段が豊富にあり、非常に高い安定性を持っています。
テーマのデザインとして【P召喚】を活用する場面も多く、【P召喚】の体験デッキとしても非常に優秀なテーマでもあります。
また【魔界台本】は相手によって破壊されることで効果を得るものもありますが、それを相手に強要できるカードも使うことができるため、トリッキーに戦う楽しみ方も可能です。
【魔界劇団】の基本的な回し方などはこちらでも紹介されておりますので、一緒にお読みいただければと思います。
デッキ強化の格安パーツ紹介
こちらには、格安デッキを強化するのに使いやすいカードをピックアップしてみました。
いずれも100円以下で入手できるものばかりで、カード1枚でしっかり仕事をこなせるものを中心に集めています。
デッキをカスタムしたいときや、時期的な変化で高くなってしまったカードの代わりに採用したいときなど、さまざまな場面に合わせて採用を検討してみると良いでしょう。
《サイクロン》や《ブラック・ホール》などは昔から使われる代表的な汎用カードですが、《無窮機竜カルノール》や《星宵竜転》といった新しい汎用カードも注目です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
最近は全体的に強さがインフレしていってはいるものの、カード単価そのものはお手頃な価格に収まっているような気がします。
もちろん大会環境の第一線で戦うデッキなどであれば、需要と供給の関係で必要なパーツの値上がりが顕著ではありますが、すこし引いた位置にいる準環境クラスのデッキであれば、実はかなり組みやすい環境となっています。
今回はその中でも10のデッキを紹介しましたが、もちろんこれら以外にもさまざまなデッキが安価な値段で構築可能です。
また機会があれば、それらのデッキも紹介できると良いですね。
それでは今回の記事はこのあたりで。
こまでのご精読ありがとうございました。