【OCG】2024年メメントデッキ 入門書 なつかしモンスターがほねほね化して大進撃!超合体テクタリカで、相手モンスターを完全制圧!

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【OCG】2024年メメントデッキ 入門書 なつかしモンスターがほねほね化して大進撃!超合体テクタリカで、相手モンスターを完全制圧!

はじめに

ガチまとめ読者の皆様こんにちは!天才トレカライター、H宮田です!

本日ご紹介するのは、デッキビルドパック「ヴァリアント・スマッシャーズ」にて初登場し「PHANTOM NIGHTMARE」で強化されたカバヤの食玩を思い出すほねほねテーマ……【メメント】!古めの通常モンスターたちのリメイクという側面があり、属性・種族がバラバラな面白いテーマです。汎用サポートが受けづらい分テーマカードのつながりが超強力!

「大量墓地肥やしができる墓地利用デッキが大好き!」「エースに繋げるためにテーマモンスター全体が協力するテーマの雰囲気がいい」「クラシックな遊戯王のモンスターたちが大好き!」「ボーナスパーツを集めてほねほねテクタリカを完成させよう

このデッキはそんなあなたにオススメ!自壊から始まる連鎖的墓地肥やしが楽しいこのテーマ、さっそく動きを見ていきましょう!

目次

【メメント】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼

【メメント】デッキの特徴

懐かしモンスターたちが大復活!強力墓地展開からの……合体だ!

《シーホース》《砂の魔女》《キーメイス》……遊戯王OCGを初期から楽しんでいるなら名前を聞けば顔が浮かぶ人も多いでしょう。しかしながら、度重なるインフレもありサポートのない通常モンスターたちは歴史の闇に埋もれていく運命……

しかし!彼らは「メメント」モンスターとなって帰ってきました。躯の鎧を身に纏い、または自身が躯となった彼らはその見た目通り自身を含む「メメント」モンスターを破壊して墓地肥やし・展開・サーチなどを行う強力効果を新たに手に入れ、その終着点として最強の合体「メメント」である《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》を目指していくデッキです!

ぜんぶあつめて完成させよう!

通常パックの強化により新たなエース兼展開補助の《メメント・ツイン・ドラゴン》とその融合手段、かゆいところに手が届く名バイプレイヤー《メメント・ウラモン》を手に入れたのが非常に大きかった!

デッキビルドパックの初出時点でかなり動きが完成されていたテーマですが、これまでの展開ルートをより太く・余力があるときのさらなる盤面強化が可能になっています。さっそくキーカードの個別紹介にまいりましょう!

【メメント】カードの解説

《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》

【 効果モンスター 】
星 11 / 地 / 幻竜族 / 攻5000 / 守5000

このカードは通常召喚できない。
このカード以外の自分の手札・墓地の「メメント」モンスター5種類を1体ずつ、デッキ・EXデッキに戻した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
①:自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
②:1ターンに1度、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「メメント」モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

驚異の攻撃力5000に加えて全体攻撃、さらに相手の効果に対応して「メメント」モンスターを展開する効果も持った【メメント】のスーパーエース!「メメント」モンスター5種類をデッキに戻すという一見出しづらそうな召喚条件を持ちますが、墓地肥やし・蘇生・サーチを相互に連続して行う下級「メメント」モンスターのおかげで豊富な1枚初動から展開することが可能です!

自身のスペックに加え専用サポートとして《メメント・メイス》によるフリーチェーンコントロール奪取、《メメント・ゴブリン》による対象耐性付与、《メメント・クレニアム・バースト》による複数回のモンスター効果無効……等々強力な妨害を構えるためのトリガーとしても活躍、攻守にわたって頼れる1枚になっています。

《メメント・シーホース》

【 効果モンスター 】
星 5 / 地 / 獣族 / 攻1350 / 守1600

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「メメント」モンスター以外の表側表示モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの「メメント」モンスター1体を破壊し、レベルの合計が破壊したモンスターの元々のレベル以下になるように、デッキから「メメント」モンスターを墓地へ送る(同名カードは1枚まで)。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【メメント】デッキの最強初動として生まれ変わった《シーホース》!「メメント」モンスター以外が存在しなければ自己特殊召喚可能。「メメント」モンスターを破壊することでレベル合計がそのレベル以下になるまで「メメント」モンスターをデッキから墓地へ送る、一気に複数枚のカードを墓地に叩き込む新時代のスーパー墓地肥やしカード!

人はリメイクカードで決闘できるか?

自身を破壊することで合計レベル5の墓地肥やしが可能であり、2種のレベル1モンスターを要する【メメント】では破壊された自身と合わせて一気に4枚の「メメント」モンスターが墓地に勢ぞろいすることになり、《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の召喚に一気に近づきます。

このカード自体が強力な1枚初動であり、さらに

  • 召喚時にこのカードをサーチし自己特殊召喚を邪魔しない《メメント・エンウィッチ》
  • 墓地肥やし経由で上記エンウィッチをリクルートできる《メメント・ゴブリン》
  • 上記2種をリクルート可能な《メメント・ダークソード》

と実質初動枚数カウントできるカードが目白押し!豊富な初動から連続墓地肥やしが可能なのは【メメント】の強みですね。

一人だけ名前がテクニカル
《偽物のわな》でお世話になりました
君だけ元からまあまあ強くないか?

《メメント・ウラモン》

【 効果モンスター 】
星 2 / 闇 / 悪魔族 / 攻550 / 守400

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合、「メメント・ウラモン」以外の自分の墓地の「メメント」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
②:このカードが「メメント」モンスターの効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《クリボー》……ではなく、《屋根裏の物の怪》のリメイクカード。「特にわるさはしない」リメイク元とは異なり、思い切り悪さをしてテーマのパワーを引き上げてくれた1枚です。

実はこっちの方がOCG化は先だよ ウラウラ~

「メメント」モンスターの効果で墓地へ送られたら自身を特殊召喚する②と召喚・特殊召喚時に墓地の「メメント」カードを回収する①がとても噛み合っており、前述した《メメント・シーホース》や《メメント・ゴブリン》といった複数枚の「メメント」を墓地に送り込むカードを実質サーチとして使った上で1体盤面のモンスターを増やす強力コンボが可能!

各種「メメント」カードで破壊する的を増やすほか、自己特殊召喚できるカードが増えたことで強力なリンク2モンスターを展開する手段を獲得しテーマ全体の安定感・妨害力をぐっと引き上げてくれた縁の下の力持ち!屋根裏に住んでたのに……

《メメント・ツイン・ドラゴン》

【 融合モンスター 】
星 7 / 光 / 雷族 / 攻2800 / 守2100

「メメント」モンスター×2
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合召喚した場合に発動できる。
自分の手札・フィールド(表側表示)の「メメント」モンスター1体を破壊し、デッキから「メメント」モンスターを2体まで手札に加える(同名カードは1枚まで)。
②:自分の「メメント」モンスターが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。
③:融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
自分の墓地からレベル6以下の「メメント」モンスター1体を特殊召喚する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《冥骸融合-メメント・フュージョン》

【 速攻魔法 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:お互いのメインフェイズに発動できる。
「メメント」モンスターを含む自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。
このターンに自分のモンスターが効果で破壊されている場合、自分の墓地の「メメント」モンスターをデッキに戻して融合素材とする事もできる。
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドのモンスター1体を破壊し、デッキから「メメント」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》に次ぐエースとして強化枠で登場した融合モンスターと、その同期の融合魔法!「メメント」モンスター×2という緩い融合素材に加え条件を満たすと墓地融合が可能な融合魔法の合わせ技で軽々と出てくる様は、元ネタの《双頭の雷龍》が「封印されし記憶」でお手軽手札融合されて場に飛び出していく様を思い起こしますね……

インターネット老人会だ……

ポケットステーションが無い人の味方

まず《メメント・ツイン・ドラゴン》ですが、召喚時に手札・フィールドの「メメント」モンスターを破壊し「メメント」モンスター2体をサーチする効果は自身を破壊し③の蘇生効果に繋げても、手札でだぶついた「メメント」の効果を発揮させながら墓地に送る手段としても超有能!そもそもこのカードの登場自体が「手札でだぶついたメメントを効率よく墓地に落とす手段」の獲得であり、初動に繋がるカードをフル投入した結果それらだらけで動きが硬くなる構造的欠陥を緩和してくれました。

「メメント」モンスターに《異次元の狂獣》系列の戦闘破壊した相手を除外する効果を付与する②に関しては、《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》と並べることで墓地効果・墓地リソースを許さず連続攻撃で刈り取るコンボを狙ってあげたいですね。

専用融合である《冥骸融合-メメント・フュージョン》は「メメント」モンスターを素材に含んでいればなんでも融合できるところがミソで、《メメント・シーホース》の存在から別テーマを受け入れにくい【メメント】に他融合テーマとの混合の橋渡しにもなってくれる1枚。

②の墓地効果もこれまで《メメント・メイス》でしかサーチできなかった「メメント」魔法・罠カードのサーチであり、強力な妨害である《メメント・クレニアム・バースト》及びそれを墓地から再セットする《冥骸府-メメントラン》へのアクセスルートが広がる素晴らしい強化です。

《メメント・ボーン・パーティー》

【 速攻魔法 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・フィールド(表側表示)の「メメント」モンスター1体を破壊し、そのモンスターとはカード名が異なる「メメント」モンスター1体をデッキから選び、手札に加えるか守備表示で特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「メメント」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「メメント」モンスターを破壊することで別名「メメント」モンスターをサーチ・リクルートできる速攻魔法。1枚初動にはなりえませんが《メメント・シーホース》を始めとした初動カードに素早くアクセスでき、初動カードと同時に引き込むことで相手の手札誘発を乗り越えて展開を続けることも可能なため可能な限りフル採用しておきたい1枚です。

このカードと《冥骸融合-メメント・フュージョン》は展開のために《メメント・メイス》でサーチすることも多く、フル投入には素引きの期待値を上げサーチ効果を《メメント・クレニアム・バースト》に回す余裕を作り出すという側面もあります。

【メメント】デッキと相性が良いカード

《ガーディアン・キマイラ》

【 融合モンスター 】
星 9 / 闇 / 獣族 / 攻3300 / 守3300

カード名が異なるモンスター×3
このカードは手札と自分フィールドのモンスターのみをそれぞれ1体以上素材とした融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカードの①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法カードの効果で融合召喚した場合に発動できる。
手札で融合素材としたカードの数だけ自分はデッキからドローし、フィールドで融合素材としたカードの数だけ相手フィールドのカードを選んで破壊する。
②:自分の墓地に「融合」が存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《冥骸融合-メメント・フュージョン》の登場で採用されるようになった大型融合モンスター!手札・フィールド両方からモンスターを要求する重量級融合モンスターですが、このデッキでは「メメント」モンスターの展開力と複数枚引いた場合の手札のかさばり具合の両方とマッチしています!

特に速攻魔法で相手ターン融合を狙えることが大きく、《メメント・メイス》によるコントロール奪取と合わせて相手の盤面をズタズタにしつつドロー、次ターン以降の墓地リソースも回復しつつ3300打点でワンショットの助けにもなってくれます。

もちろん《冥骸融合-メメント・フュージョン》の墓地融合効果の恩恵も大きく、先ほどの《メメント・メイス》を絡めた動きで墓地融合条件を満たしているなら《メメント・メイス》+コントロール奪取したモンスター+手札のモンスターで盤面の素材にしたくないモンスター、具体的には《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》を残す動きが可能です。

【メメント】デッキの回し方

まずこのデッキの最低限の動きとして《メメント・シーホース》1枚初動が存在し、さらにそこに加えて他下級「メメント」から入るルートや追加で魔法カードを素引きしていた場合のルートなど枝分かれしていきます。大前提となる最小パッケージ、《メメント・シーホース》1枚初動をまず開設すると……

【使用カード/条件】

  • 《メメント・シーホース》

【結果】

  • モンスターゾーンに《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》
  • セットされた《メメント・クレニアム・バースト》
  • 墓地に《メメント・エンウィッチ》
  • デッキに《メメント・メイス》《メメント・ゴブリン》

【手順】

  1. 《メメント・シーホース》の①で自身を特殊召喚、②で自身を破壊してデッキから《メメント・ゴブリン》《メメント・メイス》《メメント・ウラモン》を墓地へ
  2. 《メメント・ウラモン》の②で自身を蘇生、①で墓地の《メメント・メイス》を回収
  3. 《メメント・メイス》を召喚、②で自身を破壊して《冥骸融合-メメント・フュージョン》をサーチ
  4. 《冥骸融合-メメント・フュージョン》を発動、墓地の《メメント・メイス》をデッキに戻し、場の《メメント・ウラモン》と合わせて《メメント・ツイン・ドラゴン》を融合召喚
  5. 《メメント・ツイン・ドラゴン》の①で自身を破壊、デッキから《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》《メメント・ホーン・ドラゴン》をサーチ
  6. 破壊された《メメント・ツイン・ドラゴン》の②で墓地の《メメント・ゴブリン》を蘇生
  7. 《メメント・ホーン・ドラゴン》を自身の①で特殊召喚
  8. 墓地の《冥骸融合-メメント・フュージョン》の②で自身を除外、《メメント・ホーン・ドラゴン》を破壊して《メメント・クレニアム・バースト》をサーチ、そのままセット
  9. 《メメント・ゴブリン》の②で自身を破壊し、デッキから《メメント・エンウィッチ》《メメント・ダークソード》を墓地に
  10. 《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の①で墓地の《メメント・ウラモン》《メメント・ツイン・ドラゴン》《メメント・ホーン・ドラゴン》《メメント・ゴブリン》《メメント・ダークソード》を戻して特殊召喚
  11. 相手ターン、相手が効果を発動した時《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の②で《メメント・エンウィッチ》を蘇生、《メメント・メイス》か《メメント・ゴブリン》をサーチ

【盤面の解説】

攻守5000の《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》に加え、その攻守を1000下げることで相手のモンスター効果を無効にする《メメント・クレニアム・バースト》により5回までのモンスター効果を無効に!

さらに、《メメント・エンウィッチ》の蘇生から《メメント・メイス》をサーチしてくることでフリーチェーンでのコントロール奪取も可能。ここは《メメント・ゴブリン》で対象耐性を付ける動きもできるので、相手の動きに合わせて切り替えていきましょう。

他の「メメント」カードを何かしら引いていれば+αの展開ができるため基本的にこの動きだけをすることはないのですが、相手の妨害を貰った場合でもこの動き、および近い動きをたどることで諦めず《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の展開を目指しましょう。

特に《メメント・ボーン・パーティー》を引けていれば、もしくは《メメント・クレニアム・バースト》を素引きしサーチ枠を《メメント・ボーン・パーティー》に割けるのならば手札の《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》を破壊することで《メメント・ダークソード》→《メメント・エンウィッチ》とつなぎ、盤面の枚数を増やすことでリンク召喚を狙う動きが可能に!ぜひ狙っていきたいところですね。

その場合は《メメント・ツイン・ドラゴン》の融合素材をすべて墓地から戻すことで効果を使い終わった《メメント・ウラモン》をリンク素材に残すことができますよ!

【使用カード/条件】

  • 《メメント・ダークソード》

【結果】

  • モンスターゾーンに《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》
  • エクストラモンスターゾーンに《S:Pリトルナイト》
  • セットされた《メメント・クレニアム・バースト》、《冥骸融合-メメント・フュージョン》
  • フィールド魔法ゾーンに《冥骸府-メメントラン》
  • 墓地に《メメント・エンウィッチ》
  • デッキに《メメント・メイス》《メメント・ゴブリン》

【手順】

  1. 《メメント・ダークソード》を召喚、②で自身を破壊し《メメント・エンウィッチ》を特殊召喚
  2. 《メメント・エンウィッチ》の①で《メメント・シーホース》をサーチ、そのまま特殊召喚
  3. 《メメント・シーホース》②で自身を破壊してデッキから《メメント・ゴブリン》《メメント・メイス》《メメント・ウラモン》を墓地へ
  4. 《メメント・ウラモン》の②で自身を蘇生、《メメント・エンウィッチ》の②で《メメント・ウラモン》を破壊し《メメント・メイス》を蘇生
  5. 《メメント・メイス》の②で自身を破壊して《冥骸融合-メメント・フュージョン》をサーチ
  6. 《冥骸融合-メメント・フュージョン》を発動、墓地の《メメント・シーホース》《メメント・メイス》をデッキに戻し、《メメント・ツイン・ドラゴン》を融合召喚
  7. 《メメント・ツイン・ドラゴン》の①で《メメント・エンウィッチ》を破壊、デッキから《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》《メメント・ホーン・ドラゴン》をサーチ
  8. 墓地の《冥骸融合-メメント・フュージョン》の②で自身を除外、《メメント・ツイン・ドラゴン》を破壊して《冥骸府-メメントラン》をサーチ、そのまま発動
  9. 破壊された《メメント・ツイン・ドラゴン》の②で墓地の《メメント・ゴブリン》を蘇生、《メメント・ホーン・ドラゴン》を自身の①で特殊召喚
  10. 《メメント・ゴブリン》の②で《メメント・ホーン・ドラゴン》を破壊し、デッキから《メメント・クレニアム・バースト》と任意の「メメント」カード、今回は例として《冥骸融合-メメント・フュージョン》(2枚目)を墓地に
  11. 《冥骸府-メメントラン》の②で《メメント・ウラモン》を蘇生、《メメント・ウラモン》の②で2枚目の《冥骸融合-メメント・フュージョン》(2枚目)を回収しセット
  12. 《メメント・ウラモン》《メメント・ゴブリン》で任意のリンク2、今回は例として《S:Pリトルナイト》をリンク召喚
  13. 《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の①で墓地の《メメント・ダークソード》《メメント・ツイン・ドラゴン》《メメント・ホーン・ドラゴン》 《メメント・ウラモン》 《メメント・ゴブリン》を戻して特殊召喚
  14. エンドフェイズ、《冥骸府-メメントラン》の効果で《メメント・クレニアム・バースト》を墓地からセット
  15. 相手ターン、相手が効果を発動した時《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の②で《メメント・エンウィッチ》を蘇生、《メメント・メイス》か《メメント・ゴブリン》をサーチ

【盤面の解説】

先ほどの盤面に加えて《冥骸府-メメントラン》、リンク2モンスターでの妨害、追加で「メメント」カード1枚の回収が加わった盤面です。例では《S:Pリトルナイト》の1妨害、《冥骸融合-メメント・フュージョン》による相手ターン《ガーディアン・キマイラ》を狙う動きを目指しました。今回紹介する初動ルートの中では最も強力な盤面が作れます!

リンク2を《I:Pマスカレーナ》に変えて相手ターン《S:Pリトルナイト》を狙ったり、回収先を《メメント・ゴブリン》にして対象耐性を先に付与、《メメント・フラクチャー・ダンス》にしてフリーチェーン2破壊を狙うなど自分の好みに合った盤面を目指してみてください!《メメント・ボーン・パーティー》で追加展開し、《I:Pマスカレーナ》による相手ターン《閉ザサレシ世界ノ冥神》を狙う動きも面白いですね。

一見《メメント・エンウィッチ》の召喚からも同じ動きが行えそうですが、その場合《メメント・ダークソード》不在のため最終盤面で墓地カウントが足りず《メメント・エンウィッチ》が墓地に残せなくなります!

それを回避するためには《冥骸融合-メメント・フュージョン》の素材にフィールドの《メメント・ウラモン》を使う(=最終盤面からリンク2モンスターを抜く)、《メメント・ゴブリン》の効果で任意のカードの代わりに《メメント・ダークソード》を墓地に送る(=任意のカードの墓地経由サーチを諦める)のどちらかを選択することになります。

つまり、「《メメント・エンウィッチ》初動は上記ルートからどこかしら1枚分減る動き」と理解しておけばOKです!その場合も手札にだぶついた「メメント」モンスターを《冥骸融合-メメント・フュージョン》の素材に使うなど、2枚初動化することで上記ルートと同じ展開に持っていくことができますよ。

そして最後に、これまで後半の中継点となった《メメント・ゴブリン》を初動に使うルートが存在します。

【使用カード/条件】

  • 《メメント・ゴブリン》

【結果】

  • モンスターゾーンに《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》
  • セットされた《メメント・クレニアム・バースト》
  • 手札に任意の「メメント」モンスター
  • 墓地に《メメント・エンウィッチ》
  • デッキに《メメント・メイス》《メメント・ゴブリン》

【手順】

  1. 《メメント・ゴブリン》を召喚、②で自身を破壊してデッキから《メメント・ウラモン》《冥骸融合-メメント・フュージョン》を墓地へ
  2. 《メメント・ウラモン》の②で自身を蘇生、①で墓地の《冥骸融合-メメント・フュージョン》を回収
  3. 《冥骸融合-メメント・フュージョン》を発動、墓地の《メメント・ゴブリン》をデッキに戻し、場の《メメント・ウラモン》と合わせて《メメント・ツイン・ドラゴン》を融合召喚
  4. 《メメント・ツイン・ドラゴン》の①で自身を破壊、デッキから《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》《メメント・シーホース》をサーチ
  5. 破壊された《メメント・ツイン・ドラゴン》の②で墓地の《メメント・ウラモン》を蘇生
  6. 墓地の《冥骸融合-メメント・フュージョン》の②で自身を除外、《メメント・ウラモン》を破壊して《冥骸府-メメントラン》をサーチしそのまま発動
  7. 《メメント・シーホース》の①で自身を特殊召喚、②で自身を破壊してデッキから《メメント・メイス》《メメント・ダークソード》を墓地へ
  8. 《冥骸府-メメントラン》の②で《メメント・ダークソード》を蘇生、自身の②で《メメント・ダークソード》を破壊し《メメント・エンウィッチ》をリクルート
  9. 《メメント・エンウィッチ》の①で任意の「メメント」モンスター1枚をサーチ、②で自身を破壊して《メメント・メイス》を蘇生
  10. 《メメント・メイス》の②で自身を破壊して《メメント・クレニアム・バースト》をサーチ、そのままセット
  11. 《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の①で墓地の《メメント・ツイン・ドラゴン》《メメント・ウラモン》《メメント・シーホース》《メメント・ダークソード》《メメント・メイス》を戻して特殊召喚
  12. 相手ターン、相手が効果を発動した時《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の②で《メメント・エンウィッチ》を蘇生、《メメント・メイス》か《メメント・ゴブリン》をサーチ

【盤面の解説】

《メメント・シーホース》初動に加えて手札に任意の「メメント」モンスターを用意できる形になります。多くの場合は《メメント・ゴブリン》をサーチして次ターンの《メメント・メイス》と合わせて2枚の妨害を手札に用意する動きになりますが、それらを素引きしている場合は次ターンの動きにつながる《メメント・ダークソード》《メメント・シーホース》を用意しておくのもいいですね。

また、《メメント・ホーン・ドラゴン》をサーチすれば盤面に《メメント・ホーン・ドラゴン》を追加することができます。これ単体ではそれほど脅威とはなりませんが、たとえば《メメント・ボーン・パーティー》《冥骸府-メメントラン》を追加で引けていればもう1体モンスターを立てる余裕があり、任意の「メメント」モンスターを追加で引けていれば《メメント・ウラモン》を融合素材に使わず盤面に残せるため、それぞれでリンク2モンスターを最終盤面に追加できます!

【メメント】デッキを扱う上でのポイント

墓地カウントミスには気を付けよう!

《メメント・ゴブリン》1枚から《メメント・ツイン・ドラゴン》が出せるようになって開拓された最終ルートも合わせて、合計12枚の1枚初動から《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》+《メメント・クレニアム・バースト》を構えられるようになったこのテーマ。しかしながら、回し慣れていない初心者が陥りがちなのは《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》のための墓地コストの捻出ミス!

《メメント・シーホース》で自身含め3~4枚、《メメント・ゴブリン》で自身含め3枚の墓地肥やしが行えるため一見簡単そう……というより、一度慣れてしまえば実際簡単なのですが……慣れていないうちは特に《メメント・ゴブリン》の墓地肥やしに注意が必要です。

《メメント・ウラモン》経由の回収+《冥骸府-メメントラン》の墓地セットのために魔法・罠カードを送り、最終的に《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》を出す段階になってコストが足りないまたは《メメント・エンウィッチ》を残せないといった事態に陥ることが!

手札のカードで何枚まで墓地肥やしができるかをきちんと把握し、余裕があれば相手の墓地除外を見据えて追加で墓地肥やしできるといいですね。《冥骸融合-メメント・フュージョン》は時に手札の「メメント」モンスター2体を投げ捨てて一気に墓地カウントを勧める役割があるということは忘れないように!

初動が手札にダブ付いても大丈夫

あと……《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の自己蘇生を狙う場合は墓地の「メメント」モンスターカウントに自身を含めないよう気を付けましょう。

この人は一回「《メメント・エンウィッチ》含めて墓地のメメント6枚だから《メメント・エンウィッチ》残るな、ヨシ!」と《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》込みでカウントしてしまい、展開最後に悲しみに暮れながら《メメント・エンウィッチ》をデッキに戻したことがあります。

誘発を食らったときの巻き返しについて

《灰流うらら》がクリティカルにぶっ刺さるタイミングがいくつもあるこのテーマ、最も警戒すべきは《メメント・シーホース》の自壊効果に合わせられることですね。かなり厳しい状態になりますが、各種「指名者」魔法カードを除いた貫通する手段としては

  • 《メメント・ボーン・パーティー》《ワン・フォー・ワン》から《メメント・ゴブリン》《メメント・メイス》にアクセスする
  • 《冥骸融合-メメント・フュージョン》からの《メメント・ツイン・ドラゴン》自壊による2サーチ

主にこれらがあげられます。しかしながら《メメント・シーホース》を止められると厳しいことに以前変わりはなく、できれば「《メメント・シーホース》にアクセスできるカード」を先撃ちして《灰流うらら》を釣りだしておきたいところなのですが……【メメント】への理解度が高い相手だと《メメント・シーホース》までひきつけられることもしばしば。

上記貫通手段がある場合は思い切って《メメント・シーホース》から入り通ればよし、通らずとも通常召喚権が残っていればなんとか《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》までアクセスできる可能性は高いです!諦めずにプレイしましょう。

キーとなるのは《灰流うらら》を撃たれた後なら《メメント・ゴブリン》は《灰流うらら》を使われずに通せるところ!上記の《メメント・ゴブリン》1枚初動ルート序盤を参考に、《メメント・ツイン・ドラゴン》をフル活用して勝機を手繰り寄せてください!

1と2をそろえるとほねほねツインドラゴンがつくれるぞ!

【メメント】デッキをカスタムするおすすめカード

《メメント・シーホース》の効果を中心とした動きになるため、どうしても他テーマとの混合が難しいのですが……実は以外にもこんなカードが使えたりします。

《百鬼羅刹大参上》

【 通常魔法 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:デッキから「ゴブリン」モンスター1体を手札に加える。
その後、以下の効果を適用できる。
●フィールドのX素材を1つ取り除き、手札からレベル4以下の「ゴブリン」モンスター1体を特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
フィールドのX素材を1つ取り除く。
その後、自分の墓地から「ゴブリン」モンスター1体を手札に加える事ができる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《百鬼羅刹 爆音クラッタ》

【 効果モンスター 】
星 3 / 炎 / 獣戦士族 / 攻1500 / 守0

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合、「百鬼羅刹 爆音クラッタ」以外の自分の墓地の「ゴブリン」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、相手メインフェイズに発動できる。
フィールドのX素材を1つ取り除き、このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【ゴブリンライダー】内の「ゴブリン」サポートを《メメント・ゴブリン》に使う……!《百鬼羅刹大参上》は純粋な《メメント・ゴブリン》サーチとして、《百鬼羅刹 爆音クラッタ》は《メメント・シーホース》の特殊召喚を済ませた後に通常召喚権が余っていれば墓地に送った《メメント・ゴブリン》を蘇生することができます。

また、それぞれエクシーズ素材に関するテキストを持っていますが……【メメント】は一応ランク1が立てやすかったりするので、意外なタイミングで活躍できるかも!?インクの染みと思わず、採用する場合は隅々までしゃぶりつくすつもりで構築してみましょう!

採用するエクシーズモンスターは墓地肥やしか展開に繋がる魔法カードを引き込むチャンスをくれる《森羅の姫芽宮》、それなりの固さで壁になってくれる《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》、回数制限のないバウンスで妨害を構えられる《LL‐アンサンブルー・ロビン》などがおすすめですよ!

おわりに

以上これまで、【メメント】デッキ解説記事になります。テーマのつながりが強く自由枠が少なくなりがちなテーマですが、その分独特の動きが楽しめるテーマです!汎用カードを除いたメインデッキのパーツはかなりお安いので、ぜひサブデッキに一つ組んでみませんか!?お買い求めはもちろんカーナベルにて!

やったぜ

テーマモンスターの効果が絡み合った、少々複雑な墓地展開ルートをたどるデッキですのでないとは思うのですが解説にミスがあったら……すぐ治しますのでぜひ指摘を……!

この記事は天才トレカライター、H宮田がお送りしました!それでは!

遊戯王OCGは25周年、ほねほねザウルスもだいたい20周年……この符号……!

むこうは2002年発売みたいですね。近年のシリーズには20周年スペシャルカードが付いてくる……実質20thレアってコト……!?

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