このデッキはこんな人におすすめ! |
●ハイパーエナジーパワーで多面展開しまくりたい! ●「無限攻撃」という響きに惹かれる! ●デッキ構築で無理に外連味を出そうとすると大体良くない結果に終わるということを知っている |
村民・あけおめ・まんじゅうです。もういくつ寝ると小正月、moreいくつ寝るとデュく張(デュエマファンフェスティバルin幕張)でございますよ。今回も参加することができそうなので、会場で人々と遊ぶことを楽しみに正月明けの憂鬱を乗り切っていこうと思います。
デュエナマイト発売による恩恵をギリギリ受けられないスケジュールが恨めしい当企画、格安デュエマ研究所。
今回は新年にふさわしい、
縁起の良いカラーリングでデッキを組んでいきます。
目次
はじめに:この企画のルール
『格安デュエマ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで、低予算デッキを構築・紹介していく企画です。
具体的にどれくらいの金額を「低予算」とするかは、第一回格安デュエマ研究所にて示された「シングル価格の合計がクロニクルデッキおよびドリーム英雄譚の定価(=約5000円)以内」という基準に則っていきます。
(シングル価格は、執筆(2025/1/9)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)
既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。
本企画では口を酸っぱくして語られていますが、「安いデッキは高額デッキの代用品ではない」というのはお忘れなく。あくまでも「安いけど強い・面白い」と言えるようなデッキを模索してまいります。
格安ならではのもう一味:出せよ外連味、寝かせよ敵陣
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光 / パワー4000 / コスト4
■G・ストライク
■各ターンに1度、クリーチャーがプレイヤーを攻撃する時、そのクリーチャー以下のコストのクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
《魔誕の覇者ガジラビュート》。各ターンプレイヤーへの攻撃時に反応して、手札からクリーチャーを踏み倒すシステムクリーチャーです。
GSでは誤魔化しきれない4コストという重さ、着地時に何もしてくれない遅さ、クリーチャーへの攻撃時に能力が誘発しない融通の利かなさ。そこはかとなく難儀なカードであることは百も承知なんですが、それでも彼からどうしても目が離せず。良い感じの使い方を模索していたのですが……。
紳士デュエマでおなじみあごもんさんからの教えにより、「一度ハイパーエナジーで高コストクリーチャーを出せば継続的に高コストクリーチャーを射出できる」「《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》2体による無限攻撃態勢を整えやすくなる」という、ギリギリ格安の範疇に収まるような 《魔誕の覇者ガジラビュート》の運用方法を見出すことができました。
何ならこれこそがデザイナーズな動きなのかもしれませんが、それはそれで。このまま丸く収めれば、ナイスなデッキが組めそうな気配がそこにはありました。あったんですが。
せっかく相手ターン中も発動する《魔誕の覇者ガジラビュート》の能力、攻めだけではなく守りでも活かしたい……!そんな気持ちが頭から離れませんでした。どうにかしてカウンターめいたオタク・ニチャニチャ・ムーブをキメたいんですよ。皆さんも好きでしょそういうの。というわけで、
- 相手クリーチャーの攻撃に可能な限り対応できる低コストさ
- 踏み倒すことでしっかり相手の動きを止められる防御力の高さ
- 自ターン中に召喚してもある程度仕事をしそうな便利さ
- 安さ
これらの要素を兼ね備えた人材を探す旅が始まりました。
赤白の範疇で探してみると、該当するクリーチャーの少ないこと少ないこと。……色を増やしたところで《終末の時計 ザ・クロック》が精々だとはわかっていても、どうしてもカウンターパンチを食らわせる夢を諦めきれず。
もうハイパーエナジーやヨビニオンとド・アンチシナジーなことがわかっていても、各方面から石を投げられても。《転々のサトリ ラシャ》でお茶を濁すべきか……。と、諦めかけたその時。頼みの綱たるカード検索が出力してくれたのは、
頼れる網でした。
デッキレシピ:赤白ハイパービュート
デッキの合計価格は5215円(2025/1/9時点)でした。
小型クリーチャーとハイパーエナジークリーチャーを並行して並べていき、《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》の打点形成力を活かして早期にワンショットを狙うのがメインプランです。無理にやろうとすると大変ですが、《魔誕の覇者ガジラビュート》を絡ませられると動きの幅が広がって気分が良いです。
デッキリスト下部の「デッキ価格をシミュレーション」ボタンから欲しいカードを選択して「在庫チェック」ボタンを押すと、直接カーナベルでカードを購入することができます。便利ですね。
採用カード解説
メインカード
《魔誕の覇者ガジラビュート》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光 / パワー4000 / コスト4
■G・ストライク
■各ターンに1度、クリーチャーがプレイヤーを攻撃する時、そのクリーチャー以下のコストのクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
85円
コンセプト。ロマンと言うにはいささかフックの弱さが否めませんが、何かと可能性は感じさせてくれる1枚です。感じる感じる。ほら感じてきた。
「劣勢をひっくり返す」というよりは「優勢を盤石なものにする」タイプのアドバンテージを稼ぐカードなので、あまり過信することなく隙を見てプレイしていきましょう。
《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 火 / パワー7000 / コスト7
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体アンタップする。このターン、そのクリーチャーはシールドをさらに1つブレイクする。
■各ターンに一度、このクリーチャーが離れる時、代わりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
460円
コンセプト。いきなりリーサル生成機。
2体並ぶと相互にアンタップさせあうタイプの無限攻撃が成立する……という話は、王道3弾発売当時にも話題になりましたね。このデッキでは赤白カラーの面展開力+手札補充力を活かして、なるべく早期に無限攻撃の構えを作りにいきます。
とは言え毎回同名カード2枚をプレイできるわけではないので、無理にペアを作ろうとして足踏みするよりはちゃっちゃか殴り始める方が色々楽です。攻撃できるクリーチャーが横に2体いれば、1点→コイツ→1+1点→ダイレクトというルートでリーサルまで辿り着けますからね。
《モッチ・網・パラッチ/「これが最後の輝きだッピ!」》
【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / アーマード・アーツ / 文明 光 / パワー1000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
────────────呪文────────────
カード名:「これが最後の輝きだッピ!」
文明:光
コスト:3マナ
種族:アーマード・アーツ
■相手のクリーチャーを3体まで選び、タップする。
50円
1人で4面止めるイカレたディフェンダー。……多分こういう生物を見るたびに、一生《時空の守護者ジル・ワーカ》のことを思い出すんだろうなとしみじみ。
序盤に出せば除去=3体タップの圧力で場に居座るクリーチャーとして、中~終盤は自爆特攻やら《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》の耐性やらをトリガーに無限攻撃のための道を開く閃光弾として、ゲームを通して活躍してくれます。
前述の通り、《魔誕の覇者ガジラビュート》から踏み倒すカウンターカードとしても優秀です。……1コストのクリーチャーに殴られた時だけは嫌な顔をすることになりますが、《転々のサトリ ラシャ》を積むよりは何倍もマシなので諦めてください。
初動カード
《予言者ジャロッド》
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■自分の他のクリーチャーが出た時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
50円
ハイパーエナジーデッキをひとつ上の次元にアセンションさせる存在。王道4弾の非光り物の中ではズバ抜けて強いと思ってます。
ハイパーエナジー能力に付きまとう「自分のクリーチャーが無防備になってしまう」「各ターン1体につき一度しか軽減のコストにできない」という弱点を、コイツは完璧に解消しているのです。オマケにブロッカーまで付いてます。異常です。
ゲームメイクが非常にやりやすくなるので、隙があれば積極的にプレイしていきましょう。新しい世界がひらけますよ。
《ロック・ポロン》《寒さ知らずのムサムー》
【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 火 / パワー1000 / コスト2
■このクリーチャーは攻撃されない。
■自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分のコスト6以上のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
100円
【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 文明 光 / パワー2000 / コスト2
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■自分のコスト6以上のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
50円
いつものメンツ。ハイパーエナジー持ちの高コストクリーチャーと絡ませるだけで盤面に干渉できるこの2体は、コスト6以上軽減サイクルの中でも指折りに強力です。
可能な限り毎試合2~3ターン目にはプレイしていきたいところですね。《予言者ジャロッド》とは別ベクトルで、あるとないとの差が大きい初動です。
《瞑カオスマントラ》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 光 / パワー3500 / コスト3
■各ターンに一度、自分のクリーチャーがタップした時、カードを1枚引いてもよい。
■相手のターン中に、このクリーチャーが離れた時、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
50円
縁の下の力持ち。(除去しても損するだけかもしれないしな……)と思わせる圧により、地味ながらも確実にタップ時の1ドローでアドを稼ぎ続けてくれます。
公開領域に《魔誕の覇者ガジラビュート》や《モッチ・網・パラッチ/「これが最後の輝きだッピ!」》を置いておけると、より相手の思考能力を奪えること請け合いです。《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》を横に添えられれば言うことなしですね。
ハイパーな人々
《喜びの夜 エルボロム・ハッピー》
【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光 / パワー9500 / コスト7
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分のタップしているクリーチャー1体につき、カードを1枚引く。
■自分のクリーチャ―が持つ、攻撃できない能力をすべて無視する。(ただし、召喚酔いは無視されない)
320円
生命線。3~4ターン目にコイツを出せるか否かで、天と地ほどゲーム体験が変わってしまいます。最序盤からクリーチャーをばら撒いていくデッキなので、大体その頃には手札がカッツカツになってるんですよね。
一番下の能力のおかげで、《予言者ジャロッド》が攻撃できるようになるのがセクシー・ポイント。コスト軽減のために寝かせた直後のクリーチャーが相手に突撃できるすばらしさを嚙み締めましょう。
《爆紅月 ボルカノドン》
【 クリーチャー 】
種族 ドラゴノイド / 文明 火 / パワー10000 / コスト8
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■W・ブレイカー
■ヨビニオン(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)
50円
デカくて安いヨビニオン持ち。カジュアるさんが「《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》を使うならコイツも入れな!」とオススメしてきたので使っているんですが、確かに気分が良いですコイツ。
基本的に誰が山から出てきても喜べるデッキなので、手隙のタイミングでプレイしておくと後々のハイパーエナジー算や打点形成が楽になったりします。《予言者ジャロッド》→コスト6以上軽減サイクル→という流れでプレイできれば、3ターン目とは思えない強固な盤面を作れますよ。
防御カード
《金天使 ドル・ゴルギーニ》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー4500 / コスト6
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、シールド化してもよい。
60円
どうせ過剰打点を形成できるので1~2枚盾が増えても関係ないよね、ということでフル投入。《爆紅月 ティラノス》がこんなに情けなくなければ幅を持たせられたんですけどね……。
厄介なメタを能動的・半永久的に退かせるので、「高コストの早期召喚」「召喚ではない踏み倒し」「無限攻撃」という邪魔が入りやすい要素マシマシなこのデッキにはありがたい存在です。
《ストーム・ハイパーXX》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / フレイム・コマンド / 文明 火 / パワー0000+ / コスト11
■S・トリガー
■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■パワード・ブレイカー
■コストの異なる自分のクリーチャー1体につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
■このクリーチャーが出た時、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。
100円
ビジュアルに対して基礎パワーが貧弱すぎる。《イッスン・スモールワールド》メタ?
《ロック・ポロン》では対処しきれない高パワー・アンタッチャブルなクリーチャークリーチャーや多面展開に対して、効果的な除去を撒いてくれます。攻撃を仕掛ける頃には大体12000以上のパワーになっているはずなので、再展開される前にリーサルを狙いやすいのもGood。
デッキの回し方
①とにかく召喚!小型を並べてハイパー準備
1~2コストのクリーチャーを1体でも多く展開して、3~4ターン目からのハイパーエナジークリーチャー召喚を目指します。
《予言者ジャロッド》《ロック・ポロン》の2体は、特に序盤から盤面に置いておきたいクリーチャー。前者はハイパーエナジーによる軽減を何倍も活かせる権利を、後者は自分の動きを通すだけで勝手に盤面を制することができる力を与えてくれます。
②まだまだ展開!手札盤面どちらも密に
ハイパーエナジーによる軽減を活かして、大型クリーチャーをドンドン並べていきましょう。ここらで《喜びの夜 エルボロム・ハッピー》、《瞑カオスマントラ》による手札補充を挟めると良いですね。
厄介なクリーチャーは《金天使 ドル・ゴルギーニ》でシールド送りにしておきましょう。余裕がありそうなら、今後のハイパーエナジーの軽減コストとして&《喜びの夜 エルボロム・ハッピー》のドロー枚数増加キットとして、シールド化する相手がいなくてもプレイするのもアリです。
③総攻撃!できれば無限に、無理なら多勢に
準備が整い次第、《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》2体による無限攻撃+αでワンショットを狙いましょう。《魔誕の覇者ガジラビュート》をプレイできると、ターンを返してしまった場合のカウンターもしやすくなりますよ。
そこまで守りが強固なデッキでもないので、突撃前に《ストーム・ハイパーXX》で露払いをしておけるとより安心ですね。
デッキの改造案
ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。
《ネオ・アルティメット・ドラゴン》
【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー7000 / コスト5
■このターンアンタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがタップした時、自分の手札をすべて捨ててもよい。そうしたら、カードを3枚引く。
ほぼハイパーエナジーな軽減持ち。本当はサンプルリストに2枚ほど入れていたんですが、120円のカードを入れることすらできなくなって泣く泣く全抜きしました。辛い。
基本は《喜びの夜 エルボロム・ハッピー》が引けない時のドローソースとして運用します。融通は利かないながらも1人で複数回手札を入れ替えられるので、とりあえずは《喜びの夜 エルボロム・ハッピー》か《怒りの夜 アゲブロム・バイオレンス》を引けるまでガチャを回すのがベターです。
5コストのSA2打点でもあるので、《魔誕の覇者ガジラビュート》がいると思わぬところからリーサルを狙えますよ。
《「光速の星騎士」》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / レクスターズ / 文明 光 / パワー2500 / コスト4
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■自分のクリーチャーが出た時、相手クリーチャーを1体選び、タップする。
■自分のシールドゾーンにある光のコスト4以下のクリーチャーすべてに「S・トリガー」を与える。
《魔誕の覇者ガジラビュート》となかよしな人。《魔誕の覇者ガジラビュート》を盾から生やし、《魔誕の覇者ガジラビュート》の能力に反応してタップを撒いてくれます。
《喜びの夜 エルボロム・ハッピー》のおかげで打点になってくれるのもうれしいですね。最近のブロッカーは誰も彼も不自由なく殴れる暴れん坊だらけなので、相手プレイヤーを殴れないという文章が逆に愛おしく感じます。
《堕カオスマントラ》
【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / シノビ / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■ニンジャ・チェンジ3(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、この攻撃中に自分が「ニンジャ」能力を使っていなければ、手札にあるこのクリーチャーと、自分のコスト3以上でメカまたはシノビのクリーチャー1体を入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーはすべて、可能であれば攻撃する。
■自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。
《瞑カオスマントラ》のお供。オタクは皆カウンターアクションが好き。
強制攻撃・スレイヤー付与による盤面かき乱し力はもちろん強力ですが、このデッキにおけるコイツの……というかニンジャ・チェンジ3連中の強みは、《瞑カオスマントラ》の離れたとき能力を能動的に発動できること。
単純に《瞑カオスマントラ》を出しなおすだけでも1ドローですし、ハイパーエナジーサポートを出せば次のターンの動きが滑らかになりますし、《モッチ・網・パラッチ/「これが最後の輝きだッピ!」》を出せば急に4面止められますし。首尾良く動ければ手札を大量に抱えられるデッキなので、ニンジャ・チェンジも比較的狙いやすいはずです。
《熱線と照射の決断》
【 呪文 】
文明 光/火 / コスト5
■自分のターンのはじめにアンタップした自分のクリーチャー1体につき、そのターン中、この呪文を唱えるコストを1少なくする。ただし、コストは1以下にはならない。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶相手のクリーチャーを2体選んでタップする。
▶カードを1枚引く。その後、光または火のコスト4以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
▶自分のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーはこのターン、バトル中パワーを+4000され、「スピードアタッカー」を得る。
ハイパーエナジー呪文の走りっぽいもの。着地時に何もしてくれない《魔誕の覇者ガジラビュート》のプレイしにくさを緩和してくれます。
タップ能力とSA付与能力で、唐突にリーサルを組みやすくなるのも良いポイント。《ストーム・ハイパーXX》を走らせる夢を追うこともできますね。
手札が枯れない内はできるだけ多くのマナを使っていきたいデッキなので、タップインしてしまう多色なことは玉にキズ。フル投入するのはちょっと気合が必要なカードですが、使っていて楽しそうなので枠を見つけてあげたいですね。
《大審絆官 イマムーグ》
【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / 文明 光 / パワー12500 / コスト10
■シンパシー:クリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
■T・ブレイカー
■自分のタップしているクリーチャーを1体アンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。
■バトルゾーンに自分のクリーチャーが5体以上あれば、自分のクリーチャーがバトルゾーンから墓地以外のゾーンに置かれる時、かわりにバトルゾーンにとどまる。
白くて多面展開できて守りたいシステムクリーチャーがいる……とあればコイツの出番。
10というコスト、自軍をタップさせることをメリットに変換できる攻撃誘導能力、盤面維持力を高める除去耐性付与。全てがハイパーエナジーデッキとうま~く噛み合ってくれます。1枚だけでも刺しておけると気分が良さそうですね。
おわりに
という訳で、【赤白ハイパービュート】の紹介でした。
ハイパーな1年だった王道篇もついにクライマックスを迎えたわけでございますけれど。初動かつ置物として超優秀な6以上軽減サイクル、早期着地させることでゲームの流れを掴みやすくするハイパーエナジー連中は、今後もしばらく弊所を支えてくれることでしょう。
……というかボーっとしていると脳内の様々な格安案が↑の2種に飲み込まれていくので、意識的にハイパーではないデッキを模索しないといけないかもしれません。安くて強すぎるんですよこのテーマ。
とりあえずはデュエナマイトの爆発が新たな格安の鉱脈を開拓してくれることを祈りつつ。3月にやってくるにじさんじ、4月にやってくるであろう新しいシーズンが新しい格安の風を起こしてくれることに期待しておこうと思います。
「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。お相手は村民まんじゅうでした。
次回の更新をお楽しみに!