こんにちは、神結です。
ヒロインBEST、発売されましたね。
様々なテーマがリリースされましたが、そのうちの1つに白単連鎖というギミックがあります。
こちらは革命編で登場したギミックです。
これが強力なデッキというわけではなかったのですが、今回ヒロインBESTにてフィーチャーされてということもありますので、紹介させていただければと思います。
「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

今回は【白単連鎖】です。
目次
本日の名作デッキ紹介
これが絆の連鎖! 「白単連鎖」
というわけで今回の名作デッキはヒロインBESTにてフィーチャーされる戦術となりました、【白単連鎖】になります。
活躍時期は2015年の限定戦(Rev限)の序盤くらいまでですね。
リストはこんな感じ。


革命編の第2弾「時を止まれミラダンテ!!」、そしてその後発売された「カスタム変形デッキ 革命vs侵略 龍極の光文明」までのカードを使用した構築になります。ファンフェスの度に販売されているパックと、《熱き侵略 レッドゾーンZ》が入ってない方です。
構築の軸となっているのは、《赤薔薇の精霊龍 ジェネラローズ》や《指令の精霊龍 コマンデュオ》といったカードたちです。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 光 / パワー7500 / コスト7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。
その後、進化ではない光のコスト6以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 文明 光 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。
その後自分の、進化ではない光のコスト5以下のクリーチャーを1体、手札からバトルゾーンに出してもよい。
これらは「登場時に1ドローして、自分よりコストの小さいクリーチャーを出す」という能力を共通して持っています。
ですので動きとしては、《赤薔薇の精霊龍 ジェネラローズ》→《指令の精霊龍 コマンデュオ》→《真紅の精霊龍 レッドローズ》……と繋いでいく訳です。
このギミックが背景ストーリーで「絆の連鎖」と名付けられています。
またこのギミックを持つカードといえば、デュエプレ界のBESTヒロイン?でもある《革命天王 ミラクルスター》も所持しています。

【 進化クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 文明 光 / パワー9500 / コスト7
■進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。
その後、進化ではない光の、コスト6以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
■革命2―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが2つ以下なら、バトルゾーンにある自分の光のコマンド1体につき、山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置いてもよい。
特に一連の展開をしてから革命2で楯を増やせるのはかなり強力であり、なんとしても光の国を守るんだというミラクルスターさんの強い意思を感じることができる効果と言えるでしょう。
ですので基本的な動きとしては、まずは名前がもう面白い《信頼の玉 ララァ》や《聖龍の翼 コッコルア》などの軽減クリーチャーを展開。
そのまま軽減を使って《赤薔薇の精霊龍 ジェネラローズ》なり《指令の精霊龍 コマンデュオ》を出して展開し、最終的には進化クリーチャーなどを添えて過剰打点を作って殴る、というのがデッキの動きです。
最初にも触れましたが、活躍したのは主に限定戦が始まったばかりの初期で、中盤以降は以前紹介しました【黒単ギャロウィン】やらに蹂躙されて消えていきました。
いかんせん、リストを見てわかると思うのですが手札が細いです。それぞれにキャントリップがついてはいますが、サーチや大型ドロソと呼べるものが少なく、1ドローに頼りながら戦っていくのが心許ないわけです。
《雷鳴の守護者ミスト・リエス》も当時は“まだギリギリ”殿堂カードであったのでドローもままならず、よくも悪くも限定戦初期のデッキ、といった感じでした。
殴るに際しても《時の革命 ミラダンテ》の革命0が使えることは稀で、過剰打点はまぁ作れるけど素殴りになっちゃうのも惜しい点です。
白単連鎖の最終形?
というわけで、「絆の連鎖」のデッキというのは、デュエプレユーザーの皆様だったら様々な思い入れや怨恨があるかもしれませんが、いまいち紙ではパッとしないまま終わってしまったんですよ。
Rev限定ということで活躍時期は限定的であり、加えて通常環境ではメタクリーチャーに寄せるなら【白単サザン】が、受けるとなると【天門ループ】などが存在し、加えて【黒単ヘルボロフ】のような強力なコントロールデッキも存在したために、活躍の機会を得られることはありませんでした。
しかし当時は2016年3月ギリギリまでマーク付きの新カードが出続けていたこともあり、2016年3月には革命編最終弾「正体不明のギュウジン丸!!」がリリース。
ここに収録されていた《ミラクル・ミラダンテ》や《ミラクルストップ》は流石にこのデッキでは強力なカードと言え、恐らく「Rev限」の最終形はこのような形になるのではないでしょうか。


《ミラクル・ミラダンテ》によって強力過ぎるほどの受けを獲得。このデッキのためにあるようなカードに歓喜。

【 進化クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / 文明 光 / パワー14500 / コスト7
■革命0トリガー―クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーを手札から見せてもよい。
そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。
そのカードが進化ではない光のクリーチャーなら、バトルゾーンに出し、このクリーチャーをその上に置く。
■進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーに「ブロッカー」を与え、相手のコマンドは攻撃できない。
またフィニッシュ場面についても、《ミラクルストップ》による呪文封殺ができるようになりました。

【 呪文 】
文明 光 / コスト4
■G・ゼロ-バトルゾーンに自分のエンジェル・コマンド・ドラゴンがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。
何よりデザインとして綺麗なのは、《ミラクル・ミラダンテ》によって相手の攻撃を凌いだ後に、《時の革命 ミラダンテ》が着地することで、相手を封殺しながら殴れるという点ですね。
2体のミラダンテが並び立つというのは革命編背景ストーリーファンとしては胸熱の展開であり、あのギュウジン丸さんもせっせこ逃げ出すほどのインパクトがありました。
ちなみに、直前となる2016年2月には《雷鳴の守護者ミスト・リエス》の殿堂解除もされており、ドロソの不在という点に於いても問題が解決しています。
またRevマークが入っている「超ブラック・ボックス・パック」には《聖鐘の翼 ティグヌス》などの再録もあり、低コスト帯の選択肢も増えていました。
というわけで、最終形はそれなりに遊べそうなデッキとなっているだけに、活躍のタイミングがなかったのはとても惜しい話です。もしかしたら、開発側としても連鎖のテーマは再チャレンジしたかったのかもしれません。
またこうしたデッキに活躍の機会を与えられるようになった「2ブロック」制度については、かなりありがたい存在だなぁと思っています。2ブロックがなかったら、メカとかは今日まで殆ど触らなかったような気がしますね。
おわりに
「DM歴代名作デッキ」、第155回は私の大好きな【白単連鎖】でした。
このデッキは結構ホントに紙の頃から好きなんですよ。
当時は結構ファンデッキを組んで遊んでいる人間だったので、殿堂レギュレーションで《龍覇 エバーローズ》とか入れて《天命王 エバーラスト》作ったり、あとは《リンクウッドの魂燃焼!》を入れて遊んだりしていました。
事前レビューでは割と連鎖ギミックについては割と微妙な評価としていたのですが、それはそれとして並べて遊ぶデッキを楽しめればと思います。CSがデュエマではないですからね。
というわけで、今回はここまで。
「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

それではまた来週会いましょう。
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