目次
プロローグ
むか~しむかし、具体的には2011年、あるところに【湧水シャチホコ】というデッキがありました。
【湧水シャチホコ】のキーパーツである《天下統一シャチホコ・カイザー》は、エイリアンサイキッククリーチャーを出す能力でたちまちデュエマプレイヤーを虜にしました。
しかし、その強大すぎる能力ゆえに人々は彼を恐れ、除去の嵐を浴びせました。
容赦なく浴びせられる除去。効果発動までのタイムラグ。サイキッククリーチャー特有の踏み倒しメタへの弱さ…
いつしか、彼は人々の心の中から忘れられていきました…
…時は流れ、2019年。
数々のお供を引き連れ、彼は帰ってきました。
再び天下を統一するために…
みなさんはじめまして。みるみると申します。
今回は古より伝わりしカード、《天下統一シャチホコ・カイザー》を活躍させるためのデッキを紹介させていただきます。早速レシピをどうぞ。
デッキコンセプト
GRクリーチャーに破壊役を担ってもらう《天下統一シャチホコ・カイザー》のデッキです。
超天篇第4弾で出たマナドライブ自壊クリーチャーにより、マナに全ての色があり、5マナ以上あればGRクリーチャーは確定で自壊します。
天下統一シャチホコカイザー太郎にとっては、GRクリーチャー=自壊クリーチャーとなるのです。
マナを全色揃える必要がありますが、それは優秀な進化元である《天災 デドダム》と《天下統一シャチホコ・カイザー》自身で担えます。
デッキの回し方
①序盤は《闇の破壊神ゼオス》・無月の大罪持ちオーラで相手をコントロール。
マナドライブで自壊を確定させたいので、序盤は相手をコントロールしながら準備をします。《天下統一シャチホコ・カイザー》と同じ条件を持つ《闇の破壊神ゼオス》や、相手に干渉しながら自壊で《闇の破壊神ゼオス》の効果を加速させる無月の大罪持ちオーラで相手のテンポを遅くします。
②中盤は《生命と大地と轟破の決断》から《天下統一シャチホコ・カイザー》+自壊クリーチャーorGR召喚できるクリーチャーを出す。
おすすめは《PAIPAI・ピンナポー》。自壊しながら自壊GRクリーチャーを出せるため破壊ストックがすぐにたまる上、《天下統一シャチホコカイザー》から出せる《激天下!シャチホコ・カイザー》で再利用できます。
③終盤は《マザー・エイリアン〈よろこんで〉》で耐性を作り殴るか、《魅惑のダンシング・エイリアン》や《絶対絶命 ガロウズ・ゴク ドラゴン》を作って安全にフィニッシュ。
序盤に相手をコントロールし、中~終盤に《天下統一シャチホコ・カイザー》を出すことで、《天下統一シャチホコ・カイザー》の従来の弱点であった「《天下統一シャチホコ・カイザー》と自壊クリーチャーを同一ターンにプレイ出来ず、相手ターンで《天下統一シャチホコ・カイザー》自身が除去を受けてしまう」という点を克服することができました。
その他、小ネタ
《天下統一シャチホコ・カイザー》《闇の破壊神ゼオス》による多面防御
相手ターンに自分のクリーチャーが破壊された時、《闇の破壊神ゼオス》は相手のパワーを-3000でき、《天下統一シャチホコ・カイザー》は《勝利のプリンプリン》《時空のガガ・シリウス》を出せます。
このため、単純にブロッカーを用意したり、クリーチャーを自壊させたりするだけでも、見た目以上の防御力を発揮できます。
ですので、ブロッカーを用意できる《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》《バリスイトーヨー/水筒の術》《Dの牢閣 メメント守神宮》《光牙忍 ハヤブサマル》あたりのカード、自壊クリーチャーを用意できる《天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥》の性能が高まります。
《禁断V モードス》による小回りの利いた立ち回り
このデッキでは《光牙忍 ハヤブサマル》以外のコスト3以下クリーチャーは全て闇か火文明を持ちます。(《悪魔妖精ベラドンナ》、《天災 デドダム》、《PAIPAI・ピンナポー》)
そのため、このカードを実質《激天下!シャチホコ・カイザー》のように扱えます。
アタックトリガーであることも強く、《生命と大地と轟破の決断》でアンタップキラーを付与しながら踏み倒すと2回リアニメイトできます。《悪魔妖精ベラドンナ》《PAIPAI・ピンナポー》は効果を使うと墓地に行き、《天災 デドダム》は墓地を肥やせるので、2体分の墓地肥やしを必要としないのも嬉しいですね。
GRクリーチャー、サイキッククリーチャー周りのシナジー
GRで解説したいのは《クリスマⅢ》と《威光の意志 ティントレ》。
《クリスマⅢ》は、マナ回収が強力です。このデッキはマナドライブ条件を達成させ、GRクリーチャーで自壊していきたいデッキのため、マナ管理が少し難しいです。プレイしたいカードでもマナドライブ達成のためマナに置かなければならない場面があります。しかし、GR召喚でマナ回収ができるこのカードを捲れば、必要な時に手札に戻すことができます。また、好きなときに殿堂カード・ピン刺しのカードを回収できるのも便利です。
《威光の意志 ティントレ》は、時間稼ぎ要員・防御札として運用できるのはもちろんですが、相手クリーチャーをタップできるため、タップキル戦術を盛り込むことができます。このデッキで言えば、高火力の《闇の破壊神ゼオス》、アタックトリガー持ちの《禁断V モードス》、スレイヤーを付与する《エイリアン・ファーザー〈1曲いかが?〉》あたりがタップキル戦術と相性がいいですね。
サイキッククリーチャーで紹介したいのは、《激沸騰!オンセン・ガロウズ》。
このデッキで対象となるのは《天災 デドダム》《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》《PAIPAI・ピンナポー》。いずれも出た時効果を持つため相性が良いです。特に《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》は離れた時の効果も持つため、計3回GR召喚ができます。《天下統一シャチホコ・カイザー》や《闇の破壊神ゼオス》がいれば宇宙です。
エピローグ
ということで、超天篇第4弾で新たなるお供を獲得した《天下統一シャチホコ・カイザー》のデッキを紹介いたしました。
ご意見や感想等、気軽にお寄せください。
天下統一シャチホコカイザー太郎は古の戦士でありながら今の時代ともしっかりマッチしているおもしれーヤツなので、皆さんも思い思いのシャチホコカイザーで天下統一してみてください。皆さんのシャチホコカイザー太郎は天下統一する日を心待ちにしているでしょう。
それでは。