皆さん、こんにちは！ユベルと申します！
突然ですが、2020年4月改訂のリミットレギュレーション、確認しましたか？
私はあの情報を見て絶望した側の人間です。《星杯の神子イヴ》と《守護竜エルピィ》の禁止、《ブリリアント・フュージョン》の制限、《D-HERO ディアボリックガイ》の準制限化によって、考えていたコンボがほぼ壊滅しました（笑）
実は記事を数種類用意していて、「そろそろリミットレギュレーション発表だし、それ確認してから投稿しよ」とか思っていたら、すべての記事が４月から息しないことになってしまいました。
でも、カードプールが10000種を超えていれば他にも何かできるはず！
ということで本記事では私が使いたい！と思ったカードを主体にしたコンボを、2020年4月改定のリミットレギュレーションを適用して紹介しようと思います！
今回注目したカードは《百景戦都ゴルディロックス》です！
《百景戦都ゴルディロックス》
【効果モンスター】星10/地/機械族/攻0/守3000
①：このカードは中央以外のメインモンスターゾーンに召喚・特殊召喚した場合、破壊される。
②：このカードがメインモンスターゾーンの中央に存在する限り、このカードの攻撃力は３０００アップする。
③：１ターンに１度、使用していない自分のメインモンスターゾーンを１ヵ所指定して発動できる。自分のメインモンスターゾーンのこのカードの位置を、指定したゾーンに移動する。その後、移動する前と移動した後のモンスターゾーン及びその間のモンスターゾーンと同じ縦列に存在する、このカード以外のカードを全て破壊する。
出典：遊戯王OCGカードデータベース
このカードはETERNITY CODEで初登場した割と新しいカードです。
なんかおもしろそうで、なんかできそうですよね。
このカードのステータスを見てみると
- レベル10・地属性・機械族
- モンスター・魔法・罠を複数枚除去可能
とあります。このステータスを活かすためにはやはり、《百景戦都ゴルディロックス》で相手の盤面を破壊し、列車の力を借りて直接攻撃で勝つのがストレートで強そうなので、このプランで行くことにします！具体的には
- 《百景戦都ゴルディロックス》で相手の盤面を破壊
- 《百景戦都ゴルディロックス》を素材として《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》をエクシーズ召喚し、効果で２０００ダメージ
- 《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》を素材として《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》をエクシーズ召喚し、効果使用後、直接攻撃で６０００ダメージ
の流れで８０００ダメージを与えて勝とうというプランです。
本記事はコンボ紹介記事ですので、できるだけ少ない消費でこの目的を達成する展開ルートを紹介します。
もちろんこれは最強コンボっていうわけではありません。
こんなこともできるよ！程度で見ていただけたら幸いです。
目次
展開ルート解説
相手の盤面に依存しない展開ルート
必要札は場に機械族モンスター２体と、手札に《スクラップ・リサイクラー》です。
枚数としては３枚ですが、《超重武者装留イワトオシ》とモンスター何でも1枚で、手札に《スクラップ・リサイクラー》を持ってなくても条件を満たすことができます。場に揃える機械族モンスター２体は何でもいいので《ブンボーグ００３》や《宵星の騎士ギルス》等であれば1枚で揃えることができます。ですので、実質必要最低枚数は2枚です。
必要札を揃える手段はいろいろありますので、この条件が揃った後の展開ルートを解説します！
1：機械族モンスター２体で《プラチナ・ガジェット》をリンク召喚→手札から《スクラップ・リサイクラー》を特殊召喚し、《水晶機巧－ローズニクス》を墓地へ送る
2：墓地の《水晶機巧－ローズニクス》を除外してトークンを特殊召喚し、トークンと《スクラップ・リサイクラー》で《スクラップ・ワイバーン》をリンク召喚
3：《スクラップ・ワイバーン》の①の効果で墓地の《スクラップ・リサイクラー》を特殊召喚後、《スクラップ・リサイクラー》を破壊
4：《スクラップ・ワイバーン》の②の効果でデッキから《スクラップ・ゴーレム》を特殊召喚し、その後《プラチナ・ガジェット》を破壊→《プラチナ・ガジェット》の効果でデッキから《グリーン・ガジェット》を特殊召喚し、効果で《レッド・ガジェット》をサーチ
5：《スクラップ・ゴーレム》の効果で《スクラップ・リサイクラー》を特殊召喚→《星遺物－『星鎧』》を墓地へ送る
6：《スクラップ・ゴーレム》、《スクラップ・リサイクラー》、《スクラップ・ワイバーン》を素材として《ライトロード・ドミニオン キュリオス》をリンク召喚→《ジェット・シンクロン》を墓地へ送る
7：墓地から《ジェット・シンクロン》を特殊召喚し、《ジェット・シンクロン》と《ライトロード・ドミニオン キュリオス》で《水晶機巧－ハリファイバー》をリンク召喚→《幻獣機オライオン》を特殊召喚
8：《水晶機巧－ハリファイバー》1体で《リンクロス》をリンク召喚→リンクトークンを２体生成
9：《幻獣機オライオン》とリンクトークンで《武力の軍奏》をシンクロ召喚→《武力の軍奏》の効果で墓地の《幻獣機オライオン》を特殊召喚し、《幻獣機オライオン》の効果で幻獣機トークンを生成
10：《武力の軍奏》とリンクトークンで《虹光の宣告者》をシンクロ召喚
11：《虹光の宣告者》と《リンクロス》で《星鍵士リイヴ》をリンク召喚
12：《星鍵士リイヴ》の効果で《星遺物を継ぐもの》をセット
13：《星遺物を継ぐもの》の効果で墓地の《星遺物－『星鎧』》を特殊召喚→《星遺物の胎導》をサーチ
14：《星鍵士リイヴ》と幻獣機トークンで《電影の騎士ガイアセイバー》をリンク召喚
15：《電影の騎士ガイアセイバー》と《グリーン・ガジェット》で《クリフォート・ゲニウス》をリンク召喚
16：《星遺物－『星鎧』》と《幻獣機オライオン》で《飢鰐竜アーケティス》をシンクロ召喚
17：《星遺物の胎導》の効果（対象：《飢鰐竜アーケティス》）で《クリフォート・ゲニウス》のリンク先に《マシンナーズ・メタルクランチ》とレベル９モンスターを特殊召喚→《クリフォート・ゲニウス》の効果で《百景戦都ゴルディロックス》を、《マシンナーズ・メタルクランチ》の効果で《重機貨列車デリックレーン》をサーチ
18：《クリフォート・ゲニウス》、《マシンナーズ・メタルクランチ》、レベル９モンスターで《鎖龍蛇－スカルデット》をリンク召喚
19：《鎖龍蛇－スカルデット》の効果で手札から《百景戦都ゴルディロックス》を特殊召喚→手札から《重機貨列車デリックレーン》を特殊召喚
20：《百景戦都ゴルディロックス》の効果で青いゾーンを爆破します
21：《百景戦都ゴルディロックス》と《重機貨列車デリックレーン》で《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》をエクシーズ召喚し、効果で２０００ダメージ
22：《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》１体で《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》をエクシーズ召喚し、効果で攻撃力を２０００上昇させ、直接攻撃
以上のルートで《百景戦都ゴルディロックス》の効果で相手のEXゾーンのモンスター１体とメインモンスターゾーンのモンスター３体、《飢鰐竜アーケティス》の効果でモンスターを１体、《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》の効果のコストとして墓地へ送られた《重機貨列車デリックレーン》の効果でモンスターを１体処理できるので、相手のモンスターを全滅させたうえで《超弩級砲塔列車ジャガーノート・リーベ》の攻撃を通すことができます。破壊耐性持ちのモンスターがいる場合は《星鍵士リイヴ》のデッキバウンスで処理したり、《クリフォート・ゲニウス》の効果無効能力で破壊耐性を無効化してから破壊することで処理することができます。
また、手順18で《鎖龍蛇－スカルデット》をリンク召喚する前にレベル９モンスター２体で《幻子力空母エンタープラズニル》をエクシーズ召喚することで、相手の破壊耐性持ちのモンスターを１体処理したり、相手の墓地の《超電磁タートル》を除外して攻撃の準備を整えることができます。その場合《鎖龍蛇－スカルデット》のリンク素材として《飢鰐竜アーケティス》を使用することになります。
展開のポイント
手順4で《プラチナ・ガジェット》破壊時の効果で特殊召喚するモンスターは《シルバー・ガジェット》や《ゴールド・ガジェット》でも構いません。今回は《ジェット・シンクロン》の手札コストを供給する目的で《グリーン・ガジェット》にしていますが、《シルバー・ガジェット》や《ゴールド・ガジェット》は手札から機械族モンスターを特殊召喚する効果がありますので、初動としても使用できます。
手順16でシンクロ召喚するモンスターは地属性・機械族でなければ何でも構いません。今回はシンクロ召喚時にドローができ、相手モンスターを処理することのできる《飢鰐竜アーケティス》を選択しています。
手順17で特殊召喚する《マシンナーズ・メタルクランチ》以外のレベル９モンスターは地属性・機械族でなければ何でも構いません。候補としては相手のエクストラリンクへ対抗できる《夢幻転星イドリース》や、相手モンスターの処理に使用できる《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》などがあげられます。
相手の盤面に依存した展開ルート
次は相手の盤面にカードがあった場合に可能な展開ルートを解説します。
必要札は《宵星の騎士ギルス》＋αです。
相手の場の同じ縦列にカードが２枚ある場合は《宵星の騎士ギルス》１枚だけ、１枚しか存在しない場合は《宵星の騎士ギルス》と魔法・罠カード何でも１枚が必要になります。《宵星の騎士ギルス》を召喚してスタートになるわけですが、召喚するメインモンスターゾーンと同じ縦列に２枚カードがある状態にしてから召喚してください。
1：《宵星の騎士ギルス》①の効果でデッキから《星遺物－『星鎧』》を墓地へ送り、自身をチューナー化
2：《宵星の騎士ギルス》の②の効果で星遺物トークンを生成
３：星遺物トークン1体で《リンクリボー》をリンク召喚
4：《リンクリボー》と《宵星の騎士ギルス》で《水晶機巧－ハリファイバー》をリンク召喚→《幻獣機オライオン》を特殊召喚
5：《水晶機巧－ハリファイバー》1体で《リンクロス》をリンク召喚→リンクトークンを２体生成
6：《幻獣機オライオン》とリンクトークンで《武力の軍奏》をシンクロ召喚→《武力の軍奏》の効果で墓地の《幻獣機オライオン》を特殊召喚し、《幻獣機オライオン》の効果で幻獣機トークンを生成
7：リンクトークンをリリースし、墓地から《リンクリボー》を特殊召喚
8：《リンクリボー》と《リンクロス》で《星鍵士リイヴ》をリンク召喚
9：《星鍵士リイヴ》の効果で《星遺物を継ぐもの》をセット
10：《星遺物を継ぐもの》の効果で墓地の《星遺物－『星鎧』》を特殊召喚→《星遺物の胎導》をサーチ
11：《星鍵士リイヴ》と幻獣機トークンで《電影の騎士ガイアセイバー》をリンク召喚
12：《電影の騎士ガイアセイバー》と《武力の軍奏》で《クリフォート・ゲニウス》をリンク召喚
以下最初に記載したルートの手順16以降と同様なので省略します。
《宵星の騎士ギルス》は1体で機械族モンスター2体分になることができるので、最初に記載したルートの初動にもなることができます。一応どちらのルートも共存させてデッキを組むことはできますが・・・
おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございます！
もちろんこんな使い方をしなくても《百景戦都ゴルディロックス》は面白くてなかなか強いカードだと思います。単純に【列車】や【無限起動】に入れてもいいですし、攻撃力０・レベル10という条件を活かして、今度登場することが発表されているマリクの相棒のあのスライムなんかも出せたり・・・？
《百景戦都ゴルディロックス》を使わなくても展開ルートの一部分がいろんなデッキに出張できたりする場合もありますので、この記事が少しでも皆様のデッキ構築の参考になれば幸いです。
では！
