はじめに
【超天マキシマムメビウス】の記事を見て頂いた方はお久しぶり、見ていない方ははじめまして、ARAKING!です。つい先日高校受験が終わり、長い中学生活も終わりです。コロナのせいであっけなかったですが。今後は高校生DMPになるのでよろしくお願いしますm(*_ _)m
さて、今回は、皆さんに僕の愛用デッキ【墓地退化】の魅力を十分に知って欲しいとの願いから、自称墓地退化を広めたいの会会長(会員俺のみ)自ら筆をとった次第です。お察しの通りアホ要素多めになりますが()
まあこんな僕の記事ですが、ぜひ最後まで見てくださるなら幸いです。僕も最後まで読んでもらえるよう頑張ります。
それでは本文に入る前に謝辞を。
前回の記事を読んでくださった沢山の方々、そして僕のデッキを動画で取り上げてくださったフェアリープロジェクトのフェアリーさん、ZweiLanceさん、本当にありがとうございました!!
退化ギミックについて
ご存知の方も多いように、デュエル・マスターズでは退化というギミックがあります。
それは《BAKUOOON・ミッツァイル》によってクリーチャーがGRクリーチャーに転生すること…ではありません。残念ながら。
退化というギミックを簡単に説明すると、進化クリーチャーの一番上のカードをひっぺがすことです。
例えば僕のバトルゾーンに《BAKUOOON・ミッツァイル》を進化元とした《燃える革命 ドギラゴン》がいるとします。
その時に《ハムカツ団の爆砕GO!》で進化クリーチャーの一番上、つまり《燃える革命 ドギラゴン》のカードをマナゾーンに送れば…?
あれ?《BAKUOOON・ミッツァイル》、バトルゾーンに残るくね?BAKUOOOOOOOOOON!
となるわけです。普通にやってもほぼ効果はありません。しかし、進化クリーチャーは通常の進化だけではなく、様々な種類の進化があります。
この《死神術士デスマーチ》のように、進化元を場以外の場所から供給できる進化クリーチャーと組み合わせることで、このギミックは真価を発揮します。
1マナで《死神術士デスマーチ》を墓地の闇クリーチャー一体を進化元に墓地進化、その後に3マナで《龍脈術 落城の計》を唱え、《死神術士デスマーチ》のカードだけを手札に戻すと…
どんなにでかい闇クリーチャーでも、墓地にあればたった4マナで出てくる!これには《デプス・ノーブル》君もびっくりです!
と、これが俗に言う墓地退化というデッキタイプの核となる動きになります。5年くらい前?に活躍し、環境入りしたこともあり、ポテンシャルは高いです。
基本的にはこの2体のいずれかを出して殴っていきます。高コストだけあってどちらも強いです。
だがしかし、駄菓子、現実はそう甘くありません。
現在の環境をみてください。【シータバーンメア】【4Cドッカンデイヤー】を筆頭に、多種多様な金の暴力デッキが渦を巻いています。
このまま【墓地退化】は衰退し、過去の遺産となってしまうのか…?
そんな墓地退化を救うべく、一体のドラゴンが生まれたのです!
《零龍》の登場です。
デッキレシピと零龍について解説
ここからの解説について
これからかなりのガチ目線で解説をしていきますが、自分カジュアル勢だよーって人も多いかと思います。なので最初に端的に言っておきます。
裏ワザでデカイクリーチャー出せて、どデカイラスボスのドラゴンがいて、さらに十王篇で出る新能力[フシギバース]による強化すら約束されてるんです。こんなもん強いに決まってるやんか!
今からこれを裏付けるために解説していくんで、長くなるけどお付き合いいただければ幸いでっす!
構築紹介
《零龍》
このデッキの大まかな動きは先程触れた通りになりますが、《零龍》の採用により、動きに幅が出るようになりました。
【 零龍の儀 】
種族 マスター・ドラゴンZ / 文明 闇 / パワー0 / コスト00
MZ1
■ゲーム開始時、このカードと、異なる4種類の零龍星雲を、リンクせずにバトルゾーンに置く。
■ゲーム開始時、相手はもう1枚カードを引く。
■零龍カードはバトルゾーンを離れない。
■零龍卍誕:自分の4枚目の零龍星雲をこのカードとリンクした時、5枚全部を裏返して、1体のリンクしたクリーチャーにする。
MZ2■自分のターンの終わりに、手札が1枚もないプレイヤーがいれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、GR召喚する。
MZ3■カードを自分の墓地に置いた時、自分の墓地にカードが8枚以上あれば、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000 する。
MZ4■クリーチャーが破壊された時、このターン中、他に2体以上破壊されていたら、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。
MZ5■カードを自分の墓地からバトルゾーンに出した時、この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。
────────────零龍────────────
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが零龍卍誕した時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする。
■このクリーチャーは、パワーが0以下の間バトルゾーンを離れることはできず、すべてのバトルに勝つ。
■このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。
テキスト長すぎ(´;ω;`)
墓地退化には、いくつかの勝利プランがあります。ざっとまとめると、
- 《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》+小型クリーチャーによるワンショットキル
- 《奈落の葬儀人 デス・シュテロン》の全ハンデスを絡めながら殴り切る、いわば【黒単デスザーク】のような動き
- 小型での中速ビートダウン
- 受けが厚いことを利用したカウンター
これだけでもなんとも面白そうな挙動を見せてくれますが、《零龍》により様々な部分で強化を得ました。
- 《手札の儀》により、前述2と3のプランを取った場合、GR召喚による打点の増加
- 2のプランの欠点である《奈落の葬儀人 デス・シュテロン》による全破壊をプラスに変える《破壊の儀》
- そもそも墓地が増えやすいデッキなので、《墓地の儀》による小型除去
- 各儀の達成により零龍卍誕、そのまま《零龍》で攻める、また《零龍》の各儀を圧力にしながら攻める
様々な点での強化により、墓地退化はとても強くなりました。本当に強くなりすぎて夜しか眠れません。あと《零龍》に足を向けて寝るとパワーが0になるらしいので、皆さんご注意を。
各カード解説
メインデッキ
《死神術士デスマーチ》
速攻対面では実質パワー5000のブロッカーとしても機能する、墓地退化の要。前述した1のプランの際、《龍脈術 落城の計》でこれを戻したあと再び召喚する事で、実質的なスピードアタッカーとしての運用ができます。死神デッキ時代からのズッ友です。(その割には過労死させてます)
《エマージェンシー・タイフーン》
便利で強い、このデッキの初動。トリガー付きなのが本当にえらいです。ヨシ!
*/零幻ルタチノ/*
GRとかいう4次元ポケットに触れる便利な初動その2。《龍脈術 落城の計》でオーラだけを手札に戻すことで、クリーチャーの数を減らさずさらにGR召喚できるのが強みです。
《龍脈術 落城の計》
このデッキの「猫の手」。コンボパーツ以外にも、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の禁断コアを一枚取っ払ったり、相手の邪魔なフィールドをどかしたりと大活躍します。
《サイバー・チューン》
3枚引いて、2枚捨てるトリガー。シンプルですが、強い。強すぎる。《斬隠蒼頭龍バイケン》を捨てれば防御札にもなります。
《終末の時計 ザ・クロック》
ご存知最強トリガー。ターンを飛ばすという概念を生み出したウィザーズに拍手です。小学生の時にこれ4枚持ってたら「強い奴」だった気がします。まあ俺は無くても強かったから関係ないけど()
《龍装30号 シグルネ/グール・チューン》
今回一番話すことが多いカードです。サクサク行きます。
《零龍》を使おう!ってなった時に、一番悩んだのは《復活の儀》をどうするかです。【墓地ソース】なんかは《暗黒鎧 ザロスト》で軽々と達成していきますが、【墓地退化】ではそうはいきません。シールド焼いてしまったら、自慢の防御力がダウンしてしまいます。そのためにトリガーを割り切り、守りを薄くしようものなら、【墓地ソース】でよくね?となってしまいます。
そこで目を付けたのがこのカードになります。呪文面はしっかりと墓地に《死神術士デスマーチ》の進化元を落とすことができ、唱え終わって墓地に置かれたところをクリーチャー面で蘇生し、《復活の儀》の達成による墓地肥やし+小型が並ぶ。まさにこのために生まれたカードといって差し支えないでしょう。
これにより小型クリーチャーでのビートダウンがしやすくなり、いざというときには《死神術士デスマーチ》の進化元にもなれます。呪文面にトリガーも付いているため、《斬隠蒼頭龍バイケン》と合わせると除去カードとしても働きます。
多色なのは利点でもあり、欠点でもあります。初手でマナに置けば色にはもう困りません。逆に途中で手札にくるとかさばってしまいます。しかし、色事故のリスクを抱えてでも採用する価値はあるカードです。
対抗馬である《サマー・オジサマー/ムーン・オジサマー》より小回りが利く点、何より自分の動きができる点、色が優秀な点、《死神術士デスマーチ》の進化元になれる点で、優れていると思います。(あっちも強いけどね)
長くなりましたが、これが《龍装30号 シグルネ/グール・チューン》を採用する理由です。疲れた
《斬隠蒼頭龍バイケン》
バイバイケンでおなじみこのカード。このデッキではこのカードを捨てることが可能なトリガーは12枚も入っており、それら全てが実質除去トリガーとして機能するようになります。本当は4枚入れたいです。再録により値段もお手頃に落ち着いていて、申し分ないです。
《奈落の葬儀人 デス・シュテロン》
このデッキの核。環境を見て現在は4枚ですが、《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》と合わせて増減しましょう。今度出る新能力[フシギバース]との相性もよいため、フシギバース型墓地退化を作るのが今から楽しみです。
《撃髄医 スパイナー》
トリガー。《破壊の儀》《復活の儀》達成にもつながる可能性があるため採用。《死神術士デスマーチ》の進化元にもなれます。優秀すぎる。
《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》
ごり押しパワーカード。ちなみに「このクリーチャーが召喚されずにバトルゾーンに出た時、〜」の能力は、墓地進化をすると無視されます。同様にして、墓地進化で墓地から場にクリーチャーを置いても、《復活の儀》は達成できません。墓地進化など、カードを下に入れる系のカードは色々特殊なんです。特別なんです。
超GR
《マジカルイッサ》
呪文の初回詠唱コストを1下げてくれます。デッキの回りが早くなる。つよい。さらにそれだけではありません。
【墓地退化】というデッキタイプは、基本的に3ターン目での退化ができません。基本的に4ターン目に退化を行うので、それより早いデッキには苦戦を強いられます。(そのために防御札を厚くしています。)
ですが!このカードの登場により、《*/零幻ルタチノ/*》でこいつが捲れ、効果で退化元を墓地に落とすことで、3ターンでの退化が可能になりました!成功する確率こそ低いですが、それで救われた場面も多々あり、便利なカードです!
《シェイク・シャーク》
一体の動きを止めてくれます。かゆいところに手が届き便利です。つよい。
《ポクタマたま》《トムライ 丙-三式》
墓地メタです。墓地利用デッキに対して強くでれます。つよい。
《P.R.D. クラッケンバイン》
このデッキの性質上、墓地に呪文がどんどん溜まっていくので、ガンガンパワーが上がって行きます。終盤にもなると、パワー12000とか余裕でなることもあります。つよつよです。
プレイング
さて、各カードの紹介も終わったので、基本の回し方・プレイングを解説していきます。わかる人は飛ばしてもいいです!
簡単に言ってしまえば、
- 《エマージェンシー・タイフーン》等のカードで墓地に退化元を落としつつ、必要なパーツを集める
- 退化して殴る
これだけなんですが、《奈落の葬儀人デス・シュテロン》に退化した場合は、いくらか注意すべき点があります。《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》の場合は脳死でワールドブレイクしましょう()
まず、全ハンデス効果をうまく活用しながら殴ります。退化したターンは基本殴れないのでエンドすると、お互いの手札が吹っ飛びます。次のターンで《奈落の葬儀人デス・シュテロン》でトリプルブレイクした後にエンドし、ブレイクで増えた手札をまた墓地に叩き落とします。
こうやって地道に詰めていくと、相手にダイレクトアタックができます。相手の手札が増えるのを許さない、まさに葬儀人です。
【黒単デスザーク】でこの動きをするには、《卍月 ガ・リュザーク》と《追憶人形ラビリピト》、《堕魔 ドゥポイズ》《堕魔 ヴォーミラ》の4枚が必要ですが、このデッキなら《奈落の葬儀人デス・シュテロン》のみで完結します。つよつよすぎるです。
しかしその代償として、《奈落の葬儀人デス・シュテロン》がバトルゾーンを離れた時、敵味方問わず、全てのクリーチャーが破壊されます。この被害を最大限に少なくするために、殴り方には気をつけないといけません。《手札の儀》によって出てきたクリーチャーを有効に活用して殴っていきましょう。
あと、退化できそうにない場合は、躊躇せずガシガシ殴りに行くのがベストです。いつまでたってもパーツ揃わないこともたまにあるので、そこは臨機応変に対応しましょう。自分のトリガーは多いので安心せて殴れます!
それと、今回《ブラッディ・タイフーン》《伊達人形ナスロスチャ》を採用していない理由についてもここで軽く説明しておきます。
まず、《ブラッディ・タイフーン》についてですが、簡単な理由です。多色だからです。多色カードはマナに置くときにタップインされます。さらにこれを唱えるためには、水闇の2色が必要になります。《龍装30号 シグルネ/グール・チューン》を採用しているこのデッキでは、まあまあ邪魔になるため不採用です。強すぎる力はときに身を滅ぼします。覚えておきましょう。
《伊達人形ナスロスチャ》については、ガチで強いんですよ。単色だしクリーチャー残るし。しかしながら現環境が速い速い。そのためトリガーを増やして受けを厚くしていったらいつのまにか抜けていて…
しかしながら、上の二枚は便利なうえに強いので、また構築を変える際にはお世話になると思います。マジで【フシギバース】楽しみすぎる!
総評
俺が愛用しているからなのかもしれませんが、かなりバランスの良いデッキに仕上がりました。環境でもワンチャンありそう…な実力を誇ります。
逆に、この型だとデッキのエンジンを呪文に頼っているので、呪文メタに弱くなってしまいます。そこも改善していきたいです。
逆にそこを克服すれば本当に環境に返り咲くかもしれません。何はともあれ、ガシガシいろんな構築を試してみたいです。
さあさああなたも!
レッツ♪デスマーチから始まる墓地退化!
あとがき
今回の記事、僕の予想以上に長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。長くなった分、墓地退化の魅力を詰め込みまくれたと思います。読みにくかったら土下座案件ですが。
ちなみに、なんだかんだでこの記事書き始めてから二週間くらい経っちゃってます。悲しいですね。
あと、僕のTwitterのリンクを貼っておくので、よかったらフォローしてくれたらうれしいです。色々試行錯誤してるレシピを載せたり、僕の生態がわかったりします。すごいですよ〜()
↓のリンクから飛べます!
https://mobile.twitter.com/ARAKING68178073
(なんか埋め込みができなくて、リンクにしてます。すみません(/. .\))
それでは今回はここいらでお開きにしますかねー。あー疲れたなー(棒)。さてさてさーて、墓地退化の強化パーツでも探しますかー
???「私を呼んだか?」
俺「あ、あなたは!次世代の墓地退化の核となるであろう新能力【フシギバース】を持った最新弾で出る《不敵怪人アンダケイン》さんではないですか!地味にデビルマスクの強化もしつつ、墓地退化では《復活の儀》の達成、そして《奈落の葬儀人デス・シュテロン》の全破壊効果すら任意で放てるようにし、さらにマナすら伸ばしてしまう強いクリーチャーではないですか!マジで尊敬するっす!」
出典:デュエル・マスターズ
最後まで見ていただきありがとうございました!!!!