目次
最初に
私の個人的な意見が詰まった記事です。この事を踏まえてお読みください。
チェンジザドンジャングルの多様性
チェンジザドンジャングル(以下チェドン)とは、名前にも入っている様に《ドンジャングルS7》と 《龍装艦 チェンジザ》 の2枚を中心にしたコントロールデッキです。クリーチャー踏み倒しと攻撃制限能力を持つ《ドンジャングルS7》で防御と展開を、呪文踏み倒しとドローを併せ持つ《龍装艦 チェンジザ》で対応を行っていくのが基本となります。
【 クリーチャー 】
【種族】 ジョーカーズ
【文明】 自然
【パワー】8000+
【コスト】8
■マッハファイター（このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる）
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを１体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
【 クリーチャー 】
【種族】 ドラゴンギルド / ムートピア
【文明】 水
【パワー】6000
【 コスト】6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを２枚引き、その後、自分の手札を１枚捨てる。
■各ターン、コスト５以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
【呪文】
【文明】水
【コスト】4
■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン１度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。
この二枚さえ採用していればいいので、チェドンには様々な種類があります。一番有名なのは水、自然、光文明で構成されるトリーヴァチェドン。火文明以外の4文明で構成される赤抜きチェドン。闇文明以外の4文明で構成される黒抜きチェドン。更にハンデス(相手の手札を捨てさせる事)型のチェドンやランデス(相手のマナを減らす事)型のチェドンがあります。
その多様性は環境が変わっても形を変えて対応する力となり、ティア1にはなれなくともティア2や3に登れる実力があります。構築は無限大なので自分だけのマイチェドンを作ったり、他のデッキと合わせたりして新型を作ったり出来ます。
この記事では3つの型を紹介します。あくまで構築は例なので前文で述べた通り、自分で使いやすいように改造してください。
1.トリーヴァチェンジザドンジャングル
最初にトリーヴァチェドンを紹介します。この型は相手を縛る(召喚や呪文を唱える事を制限する事)事を得意とした型です。
動きとしては相手のデッキをよく見て適切なカードを要所ごとにプレイする事で相手の動きを阻害しながら《時の法皇 ミラダンテⅫ》と《ファイナル・ストップ》で相手を完封しながら決めに行きます。
この型でキーカードになってくるのは《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》と《無双の縛り 達閃/パシフィック・スパーク》です。
【 クリーチャー 】
【種族】 ブルー・コマンド・ドラゴン / ハンター
【文明】 水
【パワー】7000
【コスト】7
■W・ブレイカー
■相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、相手のクリーチャーはすべて攻撃できない。
■相手が呪文を唱えた時、自分はカードを２枚引いてもよい。
【呪文】
【文明】光
【コスト】4
■Ｓ・トリガー
■相手のクリーチャーを２体まで選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。
【クリーチャー】
【種族】 メタリカ
【文明】 光
【パワー】4500
【コスト】6
■ブロッカー
■相手は、自身のターンに１体しかクリーチャーをバトルゾーンに出せない。
■ラスト・バースト（このクリーチャーが破壊された時、このカードの呪文側をコスト支払わずに唱えてもよい）
【呪文】
【文明】光
【コスト】3マナ
■相手のクリーチャーをすべてタップする。
これらのカードには二つの役割があります。一つ目はクリーチャー面での相手の妨害です。《メヂカラ・コバルト・カイザー》は相手カードのプレイを躊躇わせる力があります。相手がクリーチャーを出せば場にいる相手クリーチャーは攻撃出来ず、呪文を唱えると自分の手札が増えて次の自分のターンの動きが広がってしまうので相手はカードをプレイしにくくなります。
《無双の縛り 達閃》は場にいるだけで相手はクリーチャーを一体しか出せなくなるので、赤単ビートジョッキーや白抜きドッカンデイヤーの様なデッキにとっては天敵の様なカードになります。更に破壊されると相手クリーチャーは全員タップされるので速攻デッキなどは《無双の縛り 達閃》の破壊しにくくなります。
呪文面でもこれらのカードは強いです。
《アイド・ワイズ・シャッター》は相手のクリーチャーを二体フリーズ(長いターンタップ状態にする事)する事が出来るシールドトリガー(以下ST)です。《Wave ウェイブ》でもこの呪文を唱えれるので使いまわせる事も可能です。
《パシフィック・スパーク》は相手クリーチャーを全てタップ出来るので、《龍装艦 チェンジザ》で攻撃する時にこの呪文を捨てて《龍装艦 チェンジザ》効果で唱えればブロッカーは全てタップされてブロック出来ず、後続のクリーチャーで相手クリーチャーを全て除去出来る事もあります。
この二枚のカードを軸にして相手を縛りながら戦うのがトリーヴァチェンジザドンジャングルです。個人的に一番安定するのでチェンジザドンジャングルを作りたいなぁと思ってる方はこの型から始める事をオススメします。
2.赤抜きチェンジザドンジャングル
次に赤抜きチェンジザドンジャングルを紹介します。この型はトリーヴァ型と違いハンデスやクリーチャー破壊を駆使して相手のやりたい事を潰す型です。STが多く採用されているので速攻デッキにも有利をとったり、ハンデスで相手のやりたい事を潰したりして段々自分の有利な状況に持っていく事が主な動きです。
《ジェラシー・ベル》は《龍装艦 チェンジザ》が場にいると効果でも呪文を撃てるので《龍装艦 チェンジザ》下ではカウンターのST呪文として使えます。撃つ呪文としては《九番目の旧王》がオススメです。そしてこの型のキーカードは《拷問ロスト・マインド》と《超次元リバイヴ・ホール》です。
【呪文】
【文明】闇
【コスト】4マナ
■相手は自身の手札を見せ、その中の呪文をすべて捨てる。
【呪文】
【文明】闇
【コスト】5マナ
■クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
■次のうちいずれかひとつを選ぶ。
►自分の超次元ゾーンから好きな数のサイキック・クリーチャーをコストの合計が5以下になるように選び、バトルゾーンに出す。
►コスト7以下の闇のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
《拷問ロスト・マインド》は今の環境にとても刺さります。青黒カリヤドネに撃てば《ロスト・ソウル》とほぼ同じ機能をし、シータバーンメアに撃てば《ムシ無視のんのん》や《バーンメア・ザ・シルバー》、マナブースト呪文を墓地に送り動きを遅延したり出来ます。呪文やツインパクトが多く入るデッキには積極的に撃てば有利に戦えます。更にコストが4なので《Wave ウェイブ》でも撃てます。
《超次元リバイヴ・ホール》はとても便利です。クリーチャーを墓地から拾う効果で《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー」》などのツインパクトカードを回収して使いまわしたり出来ます。更に《勝利のガイアール・カイザー》や《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》でクリーチャー破壊をしたり、《激天下！シャチホコ・カイザー》で《悪魔妖精ベラドンナ》を使ってハンデスを毎ターンしたり、スピードアタッカー(以下SA)を出して最後の一押しをしたりと多彩な性能を持ち合わせています。《龍装艦 チェンジザ》が3体いればこの呪文を一枚捨てるだけで《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》を場に出せる事が出来ます。
ハンデスやクリーチャー破壊を駆使して自分の有利な盤面にするのが赤抜きチェンジザドンジャングルの動きです。トリーヴァ型に慣れてきたらこの型を使ってみましょう。
3.シータチェンジザドンジャングル覇道
この型は私が所属しているTwitterのグループにいる方が作った構築です。(載せる許可は取りました)青赤覇道とチェンジザドンジャングルを上手く組み合わせていて、とても感銘を受けたので使わせて頂きます。
シータ型は2→4→6の動き(例えば《フェアリー・ライフ》→《ウマキン☆プロジェクト》→《龍装艦 チェンジザ》)が出来なかった時に3→5の動き(3ターン目に《フェアリー・ライフ》→《"必駆"蛮触礼亞》)をしてお茶を濁したり、3ターン目に《"必駆"蛮触礼亞》で《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》を飛ばしたりと、速攻とコントロールの二つの顔を持った型となっています。この型のキーカードは《終末の時計 ザ・クロック》と《U・S・A・BRELLA》です。
【クリーチャー】
【種族】 アウトレイジMAX 【文明】 水
【パワー】3000
【コスト】3
■Ｓ・トリガー
■ このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐ始める)
【クリーチャー】
【種族】 ビートジョッキー/チームボンバー
【文明】 火
【パワー】4000
【コスト】3
■相手のコスト4以下のクリーチャーが、手札以外のどこからでもバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。
■コスト4以下の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
この二枚は今の環境と次の環境を見て入れています。《終末の時計 クロック》はキリフダッシュを見て採用しており、最初のブレイクでSTとして発動すれば後続のクリーチャーを出されずに自分にターンが帰ってきます。普通にSTとしても強いので速攻などには天敵となるでしょう。《U・S・A・BRELLA》はGRを完封出来たり赤黒墓地ソースの《暗黒鎧 ザロスト》やフシギバースを出せなく出来ます。広く刺さるのに加えて自身でも除去耐性を持っているので簡単には除去されません。
《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》を出して速攻に走るも良し、《ドンジャングルS7》で相手の攻撃を防ぎながら盤面を整えるも良しの今の環境なら通りがとても良い型です。《"必駆"蛮触礼亞》は《龍装艦 チェンジザ》でも撃てるので《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》が簡単に出てくるので《勝利龍装 クラッシュ"覇道"》を使いたい、チェンジザドンジャングルも使いたいと思ってる方にオススメします。
最後に
最初にも述べたようにチェンジザドンジャングルの構築は無限大です。自分なりに改造したり、3番目のシータチェドン覇道のように他のデッキと組み合わせたりして自分だけのチェンジザドンジャングルを作ってみましょう。
この記事で紹介出来なかった黒抜きチェンジザドンジャングルやハンデス型、ランデス型はこの記事が好評だったら紹介します。この記事を読んでいただきありがとうございました！
