【第5回TWC】季節外れの殿堂予想

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【第5回TWC】季節外れの殿堂予想
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こんにちは。滋賀県のDMプレイヤーsinigamiです。

 今回は殿堂予想をしていこうと思います。現在コロナウイルスの影響でCSが開催されていません。そもそも、次の殿堂発表は夏ごろなのでまだまだ先の話です。悪く言えば情報・参考材料の不足、よく言えば何でも書きたい放題ということになりますね。なのでほとんど筆者の価値観のみで執筆されたもので根拠は薄いですが、それでもよかったら最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

目次

■注意

 あくまでも個人的な予想・推測です。過度な過信はご遠慮ください。

■《ヨミジ 丁-二式》

 殿堂発表で規制がかかりやすいアーキタイプと言えばループデッキに他ならない。となると現在一番強いループである【ヨミジループ】の根源、《ヨミジ 丁-二式》に規制がかかっても不思議ではないと考えるのですが、いかがでしょうか?

 マナドライブ7と少し厳しく設定されていますが、自壊することにより何度でも繰り返し利用しやすく、さらに文明問わず問答無用にコスト8以下のクリーチャー、もしくはオーラを蘇生できる強力な1枚でした。

 今でこそ見かけける頻度はかなり高いカードですが、発売当初から活躍していたというわけではありませんでした。もっとも、当時は《BAKUOOON・ミッツァイル》が4枚無制限で使用できたため、【赤青Jsミサイル】で3~4キルは当たり前。《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》も無制限で使用できたため、ループしなくても 《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》 を複数回唱え、そのまま数多のGRクリーチャー+《BAKUOOON・ミッツァイル》 で突撃すれば反撃させる心配はありませんでした。

決闘者たちは当時の環境を「核戦争」と言いました。

 そんな核戦争も2020年1月1日に殿堂発表が行われ、終戦を迎えます。核兵器というあだ名で呼ばれた《BAKUOOON・ミッツァイル》 は、その名に恥じぬ暴れっぷりから殿堂入り。さらに 《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》 も同時に殿堂入りを果たしました。

その他《バロン・ゴーヤマ》《Dの牢閣 メメント守神宮》《侵革目 パラスラプト》《禁断機関 VV-8》も同時に殿堂入り

 これにより、《BAKUOOON・ミッツァイル》 によるワンショットは狙いにくくなりました。同時にGR召喚を制限できる唯一無二の呪文、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》 が殿堂入りしたため、誰にも邪魔されずにGR召喚ができる環境へと変わりました。

 そして、環境トップに躍り出たのは最強デッキ【ヨミジループ】

 《BAKUOOON・ミッツァイル》は破壊するために4体ぐらい揃える手間がかかりましたが、【ヨミジループ】ならそんな手間はいりません。

 《MEGATOON・ドッカンデイヤー》を起爆剤とするなら手札を、《ダンゴ武者》 を主軸とするならば墓地をそれぞれ貯めておけばそれだけで十分です。さらに【5c蒼龍】も 《ヨミジ 丁-二式》を取り入れループデッキに進化。さらにシールド戦でも 《ヨミジ 丁-二式》がループするという異常事態に。

シールド戦とは1人15パックを開封し、デッキを組んで戦う形式。基本的には1種類のブースタパックを使って開催されるのだが、その中でもループがおこるという悪夢。

 異常事態になった最大の理由は2つあります。まず、1つ目にあげるのは「 《ヨミジ 丁-二式》自身が自壊する」ということでしょう。自壊してもGRゾーンに戻るだけなので何度でも再利用できます。あらかじめGRゾーンを空にしておけば、確実に 《ヨミジ 丁-二式》を捲ることができるので、ループしやすいことこの上ありません。

 2つ目は「メタカードがほとんどない」ということです。墓地や手札をリセットするカードをプレイしても、一気に増やせばそのままループに入れるので大した足止めにはなりません。《アイアン・マンハッタン》《龍世界 ドラゴ大王》、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》 といった強力なメタカードもあるにはあるのですが、 【ヨミジループ】 の平均キルターンが4~5ターンなので間に合わせるのは難しいです。

 以上のことを考察すると、やはり殿堂入りは避けれないのではないでしょうか?その場合、1枚制限では問題なくループが行えてしまうので、プレミアム殿堂入りで適切ではないかと筆者は考えます。

■ 《次元の嵐 スコーラー》

 主に【カリヤドネループ】で見かける1枚。それ以外にも【青緑ゴクガサイクル】や【青単ムートピア】、【青白スコーラ】といったデッキで愛用され続けていました。

 11コストとかなり重いですが、呪文を5回以上唱えたターンであれば無料で召喚することができます。

 前回の殿堂予想記事でも執筆させていただいたのですが、やっぱり追加ターンは強すぎると思います。万が一、ループに失敗した場合でも、このカードを使えばもう一度チャレンジできるのです。それってずるくないですか?

 2回もループに挑戦したらかなりの高確率で成功するでしょう。 【カリヤドネループ】 の場合、 《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》 を使えば2回追加ターンを作り出すことができます。つまり最大3回ループチャレンジができるのです。もはや、失敗するでしょうか?

 つまり、《次元の嵐 スコーラー》を出された場合、ゲームに介入することなく、相手側が一方的にやりたい放題しておしまいです。これって 《無双竜機ボルバルザーク》と似ていると思いませんか? 《無双竜機ボルバルザーク》には強制敗北という強力なデメリットがあるので、使われた側もゲームには介入できないですが、まだ勝機はあります。しかし、《次元の嵐 スコーラー》 にはそのようなデメリットがないため、使われた側はほとんど勝機がありません。

 以上のことを考えるとやはり殿堂入りは避けれないのではないでしょうか?1枚制限になるだけでかなり弱体化すると思われます。

■《生命と大地と轟破の決断》

 3つの効果を持つ自然文明の呪文。GR9thでも素晴らしい戦績を刻んでおり、現在も【シータバーンメア】や【ネイチャーファイブスター】、【赤緑ヴァイガー】などの多くのデッキで採用されています。

 3つの効果を持つが、その中でも強力なのがマナからコスト5以下のクリーチャーを2体まで叩き出す能力です。マナブーストやマッハファイター付与といったその他の能力も十分強力ですが、叩き出す能力は文明問わず進化クリーチャーでも問題なく叩き出せる恐ろしい効果となっています。

 クリーチャーを叩き出す能力は《ヘブンズ・ゲート》《蒼龍の大地》など他にも色々ありますが、なぜ《生命と大地と轟破の決断》が殿堂入りすると思うのか?理由は2つあります。

 1つ目の理由は「叩き出す条件の緩さ」です。コスト5以下なら文明問わず、進化クリーチャーでも問題なく、2体同時に出せます。いや、緩すぎません?

 左右どちらともコスト5以下ならゴッドリンクも簡単にできます。《星龍パーフェクト・アース》《音感の精霊龍 エメラルーダ》を同時に叩き出せば、あらかじめ仕込んでおいた強力なカードを盾から踏み倒すこともできます。他にも《単騎連射 マグナム》を呼び出しつつ、同時に《イグゾースト・II・フォー》を叩き出し、能力で《ファイナル・ストップ》を唱えれば相手の反撃手段を全て封じることができます。

組み合わせは無限大!

 2つ目の理由は「手間がかからない」ということです。呪文は基本的に手札から唱えますが、《生命と大地と轟破の決断》はマナから唱えることができます。さらにクリーチャーもマナから呼び出すので手札が必要ありません。手札0から盤面を作り上げることが可能です。《ヘブンズ・ゲート》《蒼龍の大地》などと比べると圧倒的に使いやす過ぎると思います。その他《インフェルノ・サイン》などのように墓地を肥やす手間もかかりません。

 また、《ヘブンズ・ゲート》《蒼龍の大地》《インフェルノ・サイン》を使うなら、各カードと同じ文明のカードをデッキに入れておく必要性があります。しかし、《生命と大地と轟破の決断》はマナから唱えられるため、その必要性はありません。極端な話、《生命と大地と轟破の決断》以外自然文明のカードがデッキに入っていなくても使うことができます。

 以上の2つの理由から、やはり殿堂入りは避けられないのではないでしょうか?一応、呪文メタに弱いという弱点があるので、プレミアム殿堂入りする可能性は少ないですが、《母なる大地》《母なる紋章》がプレミアム殿堂入りしている現状を見ると、あり得ない話ではないと思います。

■結局何が問題なのか?

 やっぱり、最大の問題点はコロナウイルス。早く終息してほしいですが、世界的に見ても、まだまだその兆しは感じられないのが残念です。みなさんも手洗い・うがいといった感染予防に努めましょう。

 もう1つの問題点がGRシステム。公式のクリエーターズレターでも記載された通り、開発側が反省するという異例の展開に。実際、仕方がないと思います。だってあきらかに強すぎる!

サイキッククリーチャーと比べても明らかに強すぎる。しかもタイムラグなし!

 デュエマは盾が5枚しかないのにGR召喚が12回できるっておかしくないですか?倍以上ですよ?超次元ゾーンだって8枚だったのに多すぎやしませんか?

 そもそも、GRシステムが「コストを支払った召喚行為」となっているため、メタカードが刺さりにくいという問題点もあります。

 様々な問題を抱えているGRシステム。正直、新しく殿堂レギュレーションが施行されても改善されないと個人的には思います。なら、どうすればいいのか?考えられるのは2つです。

 まずは、GRシステムを凌駕する強力なカードを開発するという方法です。GRシステムが強すぎるのであれば、それ以上に強いカードやシステムをどんどん刷ればいいのです。

 しかし、これでは激しいインフレが起こってしまいます。去年、激しいインフレが起こった結果が「何よりも強いGRシステムが開発された」ということなので、これでは再びクリエーターズ謝罪文レターが発表されてしまいます。同じ過ちを繰り返していては意味がありません。新しいカードが開発されていく中でインフレが起こるのは当たり前ですが、過度にインフレし過ぎるのはやはりよくないですね。新規参入の大きな壁になったり、プレイヤーが引退するなんていうことが起こりやすくなってしまいます。

 もう1つの解決策として提案させていただくのが、GRシステムのルール変更です。具体的な例を挙げると

  • GRゾーンの枚数を少なくする
  • 1ターンに行えるGR召喚の回数を制限する

 ということが望ましいのではないのかと思います。枚数と回数を制限すれば、今までのように深くゲームにかかわる可能性が低くなり、サイキッククリーチャーのようにあくまでも補助的な役割で試合にGRシステムが働く環境が来るかもしれません。 ですが、どれだけルール変更しても、別格の強さを誇る《ヨミジ 丁-二式》のプレミアム殿堂は避けられないと思います。

 個人的にもルール変更が一番現実的だと思います。しかし、一度決まったルールが変更させることは滅多にないです。仮にチマチマ変更されてしまうようであっては、我々プレイヤーは安心しデュエマを楽しむことができなくなってしまいます。

 殿堂発表でもプレイヤーを達に大きな影響がでるのに、ルール変更となればもっと大きな影響が出ます。プレイヤーの驚きや混乱が環境に反映され、それをもとにカード相場が混乱。カードショップの売り上げにも大きく響き、中には買取を停止する店が現れてもおかしくありません。

■あとがき

 いかがでしたでしょうか?今回の考察はあくまでも個人的な意見です。参考適度にして頂けるようお願いします。その他殿堂入りしそうなカードや、デュエマの問題点などがあればコメント欄に記入していただけるとありがたいです。よかったらぜひよろしくお願いいたします。

 また、 この記事が良かったなと思った人は、ぜひ!右下にある『いいね♡』を押してください。よろしくお願いいたします!最後まで読んで頂きありがとうございました♪

 

 


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