目次
0.注意!
格安デッキの記事です。ガチなレシピや解説が欲しい方は回れ右!
1.はじめに
はじめましての方ははじめまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。カズキと申します。
月日が流れるのは早いもので、新シリーズ、十王編が始まってから約一月が経とうとしています。皆さんは新しいデッキを組んでいますか?新たな環境を戦い抜く相棒は見つかりましたか? え、まだ? それなら少し、この記事を読んでみませんか?
個性豊かなクリーチャーが存在する十王編ですが、やっぱり新シリーズ最初のパック、ここはどーんと最高レアリティのキングマスターレア、その中でもパックの看板クリーチャーを使っていきたい!なので今回は《勝熱英雄 モモキング》を主役にしたデッキを作っていきたいと思います。
《勝熱英雄 モモキング》 。高い奇襲性能、圧倒的攻撃力、更に多色以外の呪文、能力に選ばれないという強力な耐性まで持っている超強力クリーチャーです。颯爽と現れ自軍に勝利をもたらすその様はまさにヒーローと呼ぶしかありません。
更に入手しやすい点も嬉しいですね。今回はキングマスターレアが1箱に3枚入っているため、パックでもシングルでも比較的少ない労力で集める事ができます。安くて強い、まさに理想の切り札。今からデュエマを始める初心者の方、久しぶりに遊んでみたい復帰勢の方、とりあえずデッキのレパートリーを増やしておきたい方、様々な方にオススメの1枚です。
そんな 《勝熱英雄 モモキング》 を使ってどんなデッキを作るかなのですが、ここはシンプルに マナを増やすことで《勝熱英雄 モモキング》 を早期に召喚し、そのままの勢いで殴り勝つデッキにしていきましょう。自己完結した強さを持つクリーチャーのため、無理にコンボやギミックを搭載しなくても十分な出来のデッキに仕上がるはず!
それでは、始めていきましょう!
2.デッキレシピと簡単な解説
早速ですがこちらがデッキレシピになります。火、自然文明混合の【赤緑モモキング】と呼ばれるデッキタイプになります。モモキングで勝つ赤い(火文明)カードと緑(自然文明)のカードが入ったデッキだから【赤緑モモキング】、わかりやすいですね。
動きはとてもシンプルで、マナを増やしながらクリーチャーの攻撃でシールドをブレイク、キリフダッシュの条件を満たして《勝熱英雄 モモキング》を召喚し、2回攻撃でゲームセットに持ち込むのが基本になります。詳しくは次の項目で解説していきます。
タイトルに格安、と入れている通り、今回のデッキもお値段の方を控えめに仕上げております。気になるお値段なんと7305円!(キングマスタースタートダッシュデッキ2つ+カーナベルシングル価格。税別。ランク、絵柄不問。2020/4/28時点のもの)採用しているカードが構築済みデッキに入っていたり、レアリティが低かったりするのが嬉しいですね。
3.動かし方の解説
基本的には《勝熱英雄 モモキング》を4ターン目に召喚し、能力による2回攻撃で勝利することを目的に動いていくことになります。現在のデュエル・マスターズでは多くのデッキが5ターン目にはゲームを終わらせてしまうため、もたもたしているわけには行きません。逆に言えば、4ターン目までに勝てるなら今回のような格安構築でも格上に食いつけるチャンスがあります。
《勝熱英雄 モモキング》 は普通に召喚する場合は8マナですが、キリフダッシュ6という能力を持っており、味方のクリーチャーが攻撃でシールドをブレイクしていればその攻撃の終わりに6マナで召喚することができます。
なので4ターン目に用意するマナは6マナで大丈夫です。このゲームは毎ターン1マナずつチャージできるルールなので、カードの効果で2マナ追加で増やす必要がありますね。追加で注意しておきたい点として、複数の文明を持つカードはタップ状態で置かれるため即座に使用することができません。そのため、すぐに 《勝熱英雄 モモキング》 を召喚できるように6マナ目は単色のカードをチャージするようにしましょう。
このデッキに入っている《勝熱英雄 モモキング》 以外のクリーチャーの多くはマナを増やす能力を持つため、彼らの力を借りていくことになります。 マナを増やしてもらった後は攻撃でシールドをブレイクすればキリフダッシュの条件を満たせるのでその点も無駄がありません。
攻撃時にマナゾーンのジョーカーズと入れ替われる Jチェンジ4という能力を持つ《タイク・タイソンズ》や、キリフダッシュ2でマナを増やせる《モモダチ モンキッド》、キリフダッシュ4でマナを増やし、手札も補充できる《熊四駆 ベアシガラ》など、序盤からシールドをブレイクしていく動きと相性のいいクリーチャーが沢山入っているため、それらを用いてガンガン攻めていきましょう。
無事に6マナを溜め、キリフダッシュで《勝熱英雄 モモキング》 を召喚することができれば勝利は目前。思う存分暴れてもらいましょう。
簡単にまとめると、「4ターン目までに6マナ以上溜める(カードの効果で2マナ増やす)」 、「 《勝熱英雄 モモキング》 を召喚できる状態でシールドをブレイクする(キリフダッシュを発動させる)」、この2つの条件を達成することを目標として動きます。とはいえ、実際の動きはクリーチャーを召喚して攻撃するだけなので深く考える必要はないかもしれません。できることが単純なため詳しい説明と言いつつも短くなってしまいましたが、その点はわかりやすいデッキということでご容赦ください。勿論、簡単なデッキ=弱いデッキというわけではないです。
3.キリフダッシュのあれこれ
この項目では、キリフダッシュを扱う上で覚えておきたいあれこれを解説していきます。ちょっとした要素ではありますが、実戦では役に立つはずです。
・キリフダッシュは召喚コストの軽減効果を受けられる。キリフダッシュはタイミング、コストの位置こそ特殊ですが、扱いはコストを支払っての召喚です。そのため、クリーチャーの召喚コストを下げる効果の恩恵を受けることができます。 《勝熱英雄 モモキング》 の場合、《ヤッタレマン》が1体いればキリフダッシュ5で出せることになります。
このデッキだと《熊四駆 ベアシガラ》を3コストで出すことが多いと思います。
・キリフダッシュはシールド・トリガーの後に宣言する。キリフダッシュによる召喚タイミングの「攻撃の終わり」は攻撃時の処理が全部終わった時を指します。シールド・トリガーのチェック、及び発動はこの攻撃時の処理に含まれているため、キリフダッシュの宣言はシールド・トリガーの発動が終わってからになります。その為《ホーリー・スパーク》を発動されてしまった場合も、アンタップ状態でバトルゾーンに現れます。
また、攻撃していたクリーチャーが《デーモン・ハンド》などで破壊されていても問題なく召喚できます。
シールドをブレイクした、という事実は消えないためですね。
その特性上不意の除去に対して非常に強いのですが、《ヤッタレマン》のような召喚コストを軽減するクリーチャーが破壊されてしまうと、召喚コストが払えなくなる可能性があります。注意しましょう。
・キリフダッシュは複数枚同時に宣言できる。
1回のブレイクで宣言できるキリフダッシュに上限枚数はありません。同時に複数枚公開することでその全てを使用することができます。また、必要なマナがない状態でも宣言することができます。
「マナがたりなくて使用できないカードを宣言する意味ってあるの?」と思われる方も居られるでしょうが、あります。何故なら宣言は一度でもコストの支払いと召喚の処理は1枚1枚順々に行われるためです。
例えば手札に《熊四駆 ベアシガラ》、《モモダチ モンキッド》があり、4マナ使える状態でシールドをブレイクしたとします。
この状態でこの2枚の使用を宣言し、 《熊四駆 ベアシガラ》 を先に召喚した時、《モモダチ モンキッド》の召喚よりも先に 《熊四駆 ベアシガラ》 のバトルゾーンに出た時にマナを増やす能力が先に解決されます。 《熊四駆 ベアシガラ》 の能力で2マナ増えるため、そのマナを使って《モモダチ モンキッド》 を追加で召喚することが可能、というわけですね。色々なところで使えるテクニックですのでしっかり覚えておきましょう。逆に《熊四駆 ベアシガラ》 で2マナ増えた後に 《モモダチ モンキッド》 を見せて使うことはできません。注意しましょう。
・バトルゾーンからマナゾーンに置かれるクリーチャーは、アンタップ状態で置かれる。これは直接キリフダッシュに関係する要素ではないのですが、知っていると知らないとでは差が出るポイントです。カードがゾーンから別のゾーンに移動する際、基本的にはアンタップ状態で移動します。このデッキに入っているカードだと《タイク・タイソンズ》のJチェンジ4が該当します。
これを利用することで、タップ状態のマナと入れかわることで戦闘中に使えるマナの数を増やすことができます。タップ状態で置かれる多色カードや戦闘前にクリーチャーを召喚するために使用したマナなどと入れ替わり、お得に動いていきましょう。ただし、《勝熱英雄 モモキング》を召喚するために必要な文明がなくならないように注意しましょう。
4. 《勝熱英雄 モモキング》 で攻撃するタイミングについて
デュエル・マスターズは、5枚のシールドをブレイクした後、プレイヤーを攻撃することで勝利できます。 《勝熱英雄 モモキング》 はT・ブレイカーで2回攻撃ができるため、シールドを1ターンに6枚ブレイクできます。
そのため他のクリーチャーがいる状態で愚直にアタックするだけで勝利できるのですが、注意したいのがシールド・トリガーの存在です。
《勝熱英雄 モモキング》は多色以外の呪文、能力から選ばれない能力を持っています。そのため、キリフダッシュと合わせてシールド・トリガーに対する高い耐性を持っています。
ただし、《勝熱英雄 モモキング》以外のクリーチャーはそうではありません。《勝熱英雄 モモキング》の2回攻撃で全てのシールドをブレイクした時、シールド・トリガーで他の攻撃可能なクリーチャーが除去されてしまうと、とどめを刺せなくなってしまう可能性があります。そのため、あらかじめシールドを3枚まで削っておき《勝熱英雄 モモキング》の1回目の攻撃で残り3枚のシールドをブレイクし、2回目の攻撃でとどめを刺す動きを意識しましょう。最後の一撃を放つのは、いつだってヒーローの仕事です。
5.採用カードについて
この項目では、デッキ内に入っているカードの詳しい解説をしていきます。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず、の己を知る部分ですね。しっかり学んでいきましょう。
《ヤッタレマン》
デッキの動きをスムーズにしてくれるクリーチャーです。3マナだけでなく、4マナのクリーチャーも3ターン目に召喚できるようになるため、4ターン目までの6マナ到達がグッと近づきます。 《勝熱英雄 モモキング》 のコストが下がるのも嬉しいですね。ただし、先述したとおり除去には注意しましょう。
《タイク・タイソンズ》
マナゾーンのクリーチャーと入れ替わりながらマナを増やしてくれる凄いやつです。バトルゾーンに出た時にマナを増やすクリーチャーと入れ替わるだけで6マナ到達への条件を満たしてくれます。可能な限り2ターン目に召喚したい1枚です。《ヤッタレマン》とどちらにするか選べる時はこちらを優先しましょう。
《花美師ハナコ》
シールドに入っているかもしれない 《勝熱英雄 モモキング》 を探すカードです。マナを増やすことができないためそのままのコストではあまり召喚したくないクリーチャーです。《ヤッタレマン》のコスト軽減がある時に余ったマナで召喚したり、《タイク・タイソンズ》のJチェンジでバトルゾーンに出したりすることが多くなります。手札に 《勝熱英雄 モモキング》 がある場合は召喚する必要のないカードです。シールドが減るため、鬼タイムには注意しましょう。
《モモダチ モンキッド》
優秀なマナ加速クリーチャーです。Jチェンジで入れ替わったり、キリフダッシュで軽く出したりと様々な方法で使います。状況に応じて手札から出すか、マナから出すかを考えましょう。
《メイプル超もみ人》
キリフダッシュの無い《モモダチ モンキッド》です。 3マナのマナ加速クリーチャーが《モモダチ モンキッド》 4枚のみだと引けない試合がいくつかあったため、2枚だけ入れています。使い方は概ね一緒ですがキリフダッシュが無いため手札にある時は普通に召喚する必要があります。
《ヘットルとフエートル》
マナを増やすか、ブロッカーを破壊するかを選べる便利なクリーチャーです。シールド・トリガーまで付いているのが嬉しいポイント。
とはいえ他のマナを増やせるクリーチャー達と異なり、火文明と自然文明両方のマナになるため召喚するよりは早めにマナゾーンに置いてどちらの文明のクリーチャーも召喚できるようにするためのカードです。
《天体かんそ君》
デッキの中身を少しだけ見ながらマナを増やせるクリーチャーです。 《勝熱英雄 モモキング》 を見つけたらデッキの1番上に置き、次のターンに召喚しましょう。《モモダチ・モンキッド》をキリフダッシュで召喚すると、デッキの一番上に置いたカードがマナになってしまうので注意。4マナなのでJチェンジでマナから入れ替わるか《ヤッタレマン》の軽減で3マナで召喚することが多いです。2ターン目の動きに合わせてどこに置くかを使い分けましょう。
《モモダチパワー!!!》
便利な除去呪文です。普通に唱えると5マナと重いため、キリフダッシュで使用するかマナに置くかが主な用途になります。ブロッカーが相手にいるとかなり使いにくくなるのがネックですが、シールド・トリガーも付いていて非常に役立つ1枚です。
《飛べ!イカロソくん》
キリフダッシュするなら実質タダの凄いやつです。バトルゾーンのクリーチャーが全部倒されてしまった時もこのカードと 《勝熱英雄 モモキング》 があれば一発逆転を狙うことができます。
《超特Q ダンガンオー》
予備の《勝熱英雄 モモキング》 です。このデッキに入っているクリーチャーは全てジョーカーズなので、味方の数だけ追加でブレイクできます。味方クリーチャーが1体だと勝利まで行けないとき状況がある点、 《勝熱英雄 モモキング》 とは異なり耐性を持たない点には注意しましょう。 《勝熱英雄 モモキング》 が手元にある時は、基本的に出番の無いやつです。
《熊四駆 ベアシガラ》
マナを増やしながらマナの 《勝熱英雄 モモキング》 や 《飛べ!イカロソくん》 を回収してくれる頼れるやつです。可能な限り3ターン目に召喚したいため、このカードが手札にある時は積極的にシールドをブレイクしていきましょう。
《勝熱英雄 モモキング》
このデッキの主役です。能力については他の項目で解説しているので割愛します。何度も繰り返しますが、非常に優秀なクリーチャーです。
6.改造する時のおすすめカード達
この項目では、値段の都合等で採用を見送ったカード達を紹介していきます。いずれも優秀なカード達です。
《ボーボボ・ボーボ坊》
マナを増やせない《タイク・タイソンズ》です。火文明のカードが少なくなると 《勝熱英雄 モモキング》 の召喚が難しくなるため、今回は採用を見送っています。Jチェンジができるカードをもう少し増やしたい時に入れてみましょう。
《ジョリー・ザ・ジョルネード》
味方のジョーカーズ全てにブロック不可を与えるため、キリフダッシュを確実に成功させることができるいぶし銀。GR召喚と言う能力を持ち、その力を十分に発揮するためには別途GRクリーチャーを12枚用意する必要があります。
重いコストのクリーチャーを早出しするキリフダッシュ、高いコストのクリーチャーと入れ替わるJチェンジとの相性は抜群!……なのですが、《ヤッタレマン》+《熊四駆 ベアシガラ》の組み合わせだと合計マナ・コストが9になるため、マスター・J・トルネードで出せない事は留意しておきましょう。採用する際は《ボーボボ・ボーボ坊》をあわせて入れるなど一工夫を。
《ドンドド・ドラ息子》
最優先で入れ替えたい一枚です。 《勝熱英雄 モモキング》 を探しながら、コストまで下げてくれる凄いやつ。しかもJチェンジ4に対応したマナコストです。非常に便利ですね。J・O・Eで出したクリーチャーはターン終了時にデッキの下に行ってしまいますが、そのターンに勝ってしまえばなら問題ありません。つまり 《勝熱英雄 モモキング》 で殴り勝てば実質ノーデメリット……!J・O・Eを与えることができるのは火文明のジョーカーズのみのため、《超特Q ダンガンオー》には与えることができません。入れる時はそちらもまとめて替えてしまいましょう。まとめて相手のシールドをブレイクできる《アイアン・マンハッタン》などがオススメです。高いけど。
《モモダチ ケントナーク》
高いパワーで相手クリーチャーを倒しながら、シールドまでブレイクしてくれる有能くんです。覚えておきたい要素として、効果によるシールドブレイクでも攻撃中ならキリフダッシュの条件を満たすことができます。攻撃すれば確実にキリフダッシュができるので、ブロッカーに苦戦したり、なにがなんでも 《勝熱英雄 モモキング》 が出したい!と言った時には採用を検討してみましょう。
《ジョジョジョ・ジョーカーズ》
デッキの回りの安定させてくれる便利な1枚。今回はタップ状態で置かれる多色のカードが多く、やや使いにくかったため採用を見送りました。とはいえ1ターン目の《ジョジョジョ・ジョーカーズ》はジョーカーズデッキ最強の動きなので多色のカードを減らすならぜひとも入れたいところ。
ここで紹介したもの以外にも、相性のいいカードは沢山あります。
パックから出たカードや、お店で見つけたカードと組み合わせて、自分だけの最強の40枚を作っていきましょう!
7.終わりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。よろしければもう少しだけお付き合いください。
えー……今回は記事の執筆がかなり遅れてしまった結果、まさかのネタかぶり……というよりも後出しジャンケンみたいになってしまう事態が発生してしまいました、申し訳ございません。……ずっと決戦!平○京にかまけていたの僕が全部悪いので許してください……
とは言え折角の初心者向け記事なので、多いに越したことは無いと思います。むしろ2人分の情報が得られてお得ですね。1×1は無限大!必殺!ダブルモモキングだ!
……見比べてみると、意外な発見があるかもしれませんしね。
さて、今は自粛続きで色々と辛い時期だと思います。CSやショップ大会などの休止になり、満足に遊べないような日々が続いている状態です。どこへ行っても遊べない……そんな今は一旦我慢、お小遣いを貯めて、落ち着いた頃に欲しかったカードを買って、友達と一緒にパーッと楽しんじゃいましょう!その時に、 あなたの傍に《勝熱英雄 モモキング》 があることを祈っています。
それでは、またどこかで。