はじめに
皆さんこんにちは！
ガチまとめ DM担当F野です！
8月17日（土）に、超CSⅢ in 山形 2019 が開催されました！
総参加人数はなんと1366人！
出典：デュエル・マスターズ 超CSIII テキストカバレージ
今回は上位4名の方にデッキリストの掲載許可をいただけたため、こちらでデッキの紹介をさせていただきます！
ご協力いただいた上位入賞者の皆様、ありがとうございます！
ご入賞おめでとうございます！
大会結果
1位 青魔導具
ミノミー 選手
第1位はミノミー選手！！おめでとうございます！！
ミノミー選手は今季ガチまとめ優勝者登場回数において圧倒的No.1です。
超CS優勝も含めるとモルネクプロモ8枚って何事だってばよ…
しかもこれらの優勝全てが「青魔導具」なのです…
まさに最強の「青魔導具」使いと言っても過言ではないでしょう！
【ミノミー選手】優勝大会
・第11回茨城CS（殿堂）
・DMトレカマーケットCS(殿堂)
・第69回WINNERSCS(殿堂)
・第70回WINNERS CS（2ブロック）
そんなミノミー選手の使用デッキは今回も当然青魔導具！
今回はご本人のツイートに基づく採用枚数の考察をさせていただきます。
当然、超CSに向けての枚数調整をしっかりされたそうです。
「赤緑ミッツァイルジョーカーズ」の減少を読み、《堕呪 ギャプドゥ》の採用枚数を抑え、《 堕呪 シュノドゥ 》の枚数を増量。また、ミラーマッチが増えることを見越して《堕呪 エアヴォ》を3枚へ増量されたそうです。
《堕呪 ギャプドゥ》 は、 「赤緑ミッツァイルジョーカーズ」 にとってのかなりいやらしいカードです。
《堕呪 ギャプドゥ》
【 呪文 】
【種族】 魔導具
【文明】 水
【コスト】2
■スーパー・S・トリガー（この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが１つもなければ、この呪文にxB能力を与える）
■カードを１枚引く。
xB次の自分のターンの終わりまで、相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
出典：デュエル・マスターズ
せっかく《ジョジョジョ・マキシマム》を撃っても《 堕呪 ギャプドゥ 》のSST＋《卍 新世壊 卍》で相手を倒しきれません。かといって、《ジョジョジョ・マキシマム》を撃たずに殴ると《 ゴゴゴ･Cho絶･ラッシュ 》＋《 月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍 》の餌食になってしまいます。この不利な2択の押し付けが「赤緑ミッツァイルジョーカーズ」を悩ませます。
ですが、「アナカラーデッドダムド」の流行により、 《 堕呪 ギャプドゥ 》 より 《 堕呪 シュノドゥ 》 の方が有効な場面が増えてきました。
また、ロングゲームになりやすいため「1枚ドローする」カードの採用枚数を抑え、ライブラリアウトしないよう調整する意味合いもあります。
ミノミー選手はこれらを天秤にかけ、「アナカラーデッドダムド」を意識するほうが重要と捉え、今回の枚数配分になったようです。
実際、今回の超CSで決勝トーナメントに上がったデッキの最大母数は「アナカラーデッドダムド」だったそうです。
流石の的確なメタ読みです。
また、ミラーマッチを有利に進めるために 《堕呪 エアヴォ》 を増量しています。ミラーマッチはプレイも重要ですが、それ以上に構築で差が出ることが多いです。基本的には同じカードを扱っているため、キーカード1枚がゲームに与える影響が大きいです。 《堕呪 エアヴォ》 はミラーマッチで《卍 新世壊 卍》を剥がせる唯一のカードです。このカードの増量は、ミラーマッチを意識する上でかなり重要であると言って差し支えないでしょう。
的確なメタ読みとそれに合わせた構築に加え、確かなプレイングで見事優勝！
ミノミー選手、改めておめでとうございます！！
2位 赤緑ジョーカーズミッツァイル
ヤルカ！ポケカ！ 選手
第2位は ヤルカ！ポケカ！ 選手！ おめでとうございます！
ヤルカ！ポケカ！ 選手 は一風変わった「赤緑ミッツァイルジョーカーズ」を使用。特に特徴的なカードはコチラ！
《ドンドド・ドラ息子》
【 クリーチャー 】
【種族】 ジョーカーズ
【文明】 火
【パワー】2000
【コスト】4
■自分の手札にある火のジョーカーズ・クリーチャーすべてに「J・O・E 2」を与える。 (「J・O・E 2」を持つクリーチャーを、コストを２少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに、それを自分の山札の一番下に置く。下に置いたら、カードを１枚引く)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から４枚を表向きにする。その中からジョーカーズを１枚、自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
出典：デュエル・マスターズ
ヤルカ！ポケカ！ 選手 の構築は《ガチャダマン》などの「GRクリーチャーを展開するクリーチャー」や《夢のジョー星》の枚数が抑えられ、最速展開のプランは控えめになっております。その代わり、《ドンドド・ドラ息子》といったリソース確保手段や後続の展開を助けるカードが採用されています。
《ドンドド・ドラ息子》 はジョーカーズなら何でも回収できるため、その場その場で使いたいカードを回収できます。《ジョジョジョ・マキシマム》に直接アクセスできるのは非常にありがたいです。《ヤッタレマン》や《ヤッタレロボ》と同様に、複数展開すると真価を発揮するカードです。
実際、環境は以前と比べて後ろ寄りになっており、「最速」で展開する必要性が薄れてきていたため、後続の続く今回の構築が環境的に強かったようです。
環境次第ではありますが、今後はこちらの構築が主流になるかもしれません。
《 ムシ無視のんのん/灰になるほどヒート 》という受けも採用されており、従来のテンプレート構築からは読めない角度から攻めたのが、勝因の一つではないのかと考察します！
環境的に有効な構築で見事勝利！
ヤルカ！ポケカ！ 選手 改めておめでとうございます！！
3位 アナカラーデッドダムド
志乃 選手
第3位は 志乃 選手！ おめでとうございます！
「アナカラーデッドダムド」は『アルティメットクロニクルデッキ2019』の発売により台頭してきたデッキタイプです。
《 虹速 ザ・ヴェルデ 》＋《SSS級天災 デッドダムド》による卓越した盤面処理能力に加え、各種リソース確保手段によるロングゲームへの耐性。盤面を制圧後、《 禁断機関 VV-8 》による追加ターンでの安定フィニッシュ等、中々手ごわいデッキとなっております。
シークレットテクも多く、選択肢が多いためプレイ難度も高いですが使いこなせたら非常に強力です！
志乃 選手のデッキに採用されている今話題のカードの紹介をさせていただきます！
《超奇天烈 ギャブル》
【 進化クリーチャー 】
種族 マジック・コマンド / 侵略者 / 文明 水 / パワー7000 / コスト5
■進化―自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―水のコマンド（自分の水のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい）
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の山札の上から5枚を表向きにする。
その中から呪文を1枚選び、その後相手は残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
選んだ呪文を自分がコストを支払わずに唱え、相手の墓地に置く。
出典：デュエル・マスターズ
最近高騰したこのカード！
低コストの水コマンドが増えたことにより、侵略先が増えたため、今注目されています。
登場時はあまり注目されていなかったカードですが、「ツインパクト」登場によりデッキの根本的な呪文比率が増しました。
相手依存ではあるのは変わりませんが、強力な呪文を撃てることが増えました。
何より、現環境では”アイツ”が撃てます。
出典：デュエル・マスターズ
《 月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍 》 を…奪われた……!!!
⇒どうやって戦えばいいんだ!!!（B〇EACH感）が現実になります(笑)
《超奇天烈 ギャブル》侵略⇒《 禁断機関 VV-8 》を「禁断機動」⇒《 月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍 》 で追加2ターンという夢の展開も不可能ではありません。
《 月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍 》を撃てずとも、その場その場で有効な呪文を使うだけでも非常に強力です！
構築の幅が広く、まだまだ研究と進化が期待できるデッキタイプです！
志乃 選手 、改めておめでとうございます！！
４位 アナカラーデッドダムド
かつん 選手
第4位は かつん 選手！ おめでとうございます！
3位の 志乃 選手の構築は《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》や 《ドンドン水撒くナウ》 等のリソース確保兼受けのカードが多めに採用されているのに対して、かつん選手の構築は《 無修羅デジルムカデ 》や《復讐 ブラックサイコ》等の封殺系カードが多めに採用されています。
同型対決になった場合を考えると、リソース差はゲーム展開に明確に影響するため、そこが3位決定戦の勝敗の分かれ目になったのかもしれません。
《 無修羅デジルムカデ 》 は特に「ジョラゴンジョーカーズ」や「赤白サンマックス」などにはクリティカルに刺さるため、環境や仮想的に合わせたチューニングが大事であると思います！
志乃 選手 、かつん選手のどちらの構築にも採用されている気になるカードはコチラ。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
【 クリーチャー 】
【種族】 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団
【文明】 火/自然
【パワー】13000
【コスト】8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
■自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■T・ブレイカー
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストが合計6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。
出典：デュエル・マスターズ
言わずと知れた殿堂カード。「アナカラーデッドダムド」だと、《超次元リバイヴ・ホール》→《勝利のガイアール・カイザー》や《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》から「革命チェンジ」することでキャストします。
以前は攻めっ気あふれるデッキで使用されることが多かったですが、このデッキでは《悪魔妖精ベラドンナ》と《天災 デドダム》を出せるため、制圧も展開もリソース確保もできる万能クリーチャーになります。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》の「ファイナル革命」から 《悪魔妖精ベラドンナ》 を2体出せばお手軽《スケルトン・バイス》。《 天災 デドダム 》を2体出せばリソース確保、墓地肥やし、マナ加速を2枚ずつできます。しかもそれらの 《 天災 デドダム 》 は 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 の効果でS・Aです。掘った6枚から《 SSS級天災 デッドダムド 》を絡めて殴れば相手の盤面は完全崩壊します。
《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を絡めると、様々な形でゲームが決するレベルのリソース差をつけることができます。「革命チェンジ」元は少々少ないですが、噛み合った時には非常に強力なので入れて損はないでしょう。
かつん選手の構築は《ディメンジョン・ゲート》を採用しており、状況に応じたクリーチャーにアクセスできるようになっております。「侵略」の性質とも非常に噛み合っているため、デッキのポテンシャルを引き出せる構築であると言えます！
構築、プレイング難易度は高いですが、この手のデッキの練度はデッキの強さに直結します！
かつん 選手、改めておめでとうございます！
おわりに
上位4名のデッキリストの紹介と分析をさせていただきましたが、皆さん流石の構築であると感じました。
採用カード、それぞれの枚数に理由があり、デッキのポテンシャルを最大限発揮する… そんな構築ばかりでした。
正直部分的にしか分析と考察できないのがもったいないです！（的外れなことを言っていたら大変申し訳ありません）
皆さんもこれらのデッキリストの採用枚数や採用理由を考えてみると、なるほど…となると思います！
今週から権利戦が始まり、2ブロック構築戦がアツくなります！
（自分も出なきゃ…）
流行や強者のデッキリスト情報を仕入れてタコ勝ちを目指しましょう！
