こんにちは。北白河と申します。退勤寸前に最新情報が更新されることが増えた近頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
この企画「今日の一枚」では「今バズっているカード」「今高騰しているカード」「今話題のカード」「往年の名カード」「今北白河の中でアツいカード」など、独断と偏見で北白河が選んだカードを不定期(週三回くらい更新できたらいいな)で毎日1枚取り上げて語っていきます。
というわけで、残業しながらやっていきましょう。それでは、今日のカードはこちら。
《 U・S・A・BRELLA》
【クリーチャー】
【種族】 ビートジョッキー/チームボンバー
【文明】火
【コスト】3
【パワー】4000
■相手のコスト4以下のクリーチャーが、手札以外のどこからでもバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。
■コスト4以下の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
GR、メタられる側になる
3/28発売のDMRP-09『十王篇第1弾 切札×鬼札 キングウォーズ』に収録される、これ以上ないってくらい強引かつ露骨なGRメタクリーチャーです。
まず第一の効果が「相手のコスト4以下のクリーチャーが、手札以外のどこからでもバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く」。メタカードおなじみの置換効果による召喚阻害ですが、「コスト4以下」はマスターカード級を除く全てのGRクリーチャーが対象です。あとさりげなく《超次元サプライズ・ホール》なんかから出る軽量超次元クリーチャー(アイドルとか)やその他の踏み倒しにも対応しているので、意外な状況から引っかかることも多いでしょう。
そして第二の効果が「コスト4以下の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない」。これにより《知識と流転と時空の決断》のようなGR関係の除去呪文すら効きません。 よくできたテキストですね。
恵まれた効果・除去耐性に加えて、ちゃっかり3コストでパワー4000とバニラ並のパワーを持っています。さらに前半の効果でナチュラルにオーラ全般をメタっている(GRクリーチャーが出ないのでオーラのつけた時効果が発生しない)ため、クリーチャー以外で軽く除去する手段が非常に少ないのです。こりゃ大変だ。
未来へ進むために、過去を消す
こういった前年のテーマを否定するメタカードは、昔から定期的に印刷されています。革命チェンジに対抗する《異端流し オニカマス》をはじめとする新章のメタクリ軍団、サイキックに対抗する《鬼姫モエル》《希望の親衛隊ファンク》などエピソード2の超次元メタサイクルなどなど……。これらのうち最古のものは聖拳編の多色クリーチャーに対抗すべく転生編で現れた《爆炎料理人メタルコック》からですね。
かつての前年メタカードはあまりに範囲が狭く(ナイト、サムライ、シノビにしか効かない《死神戦鬼ベル・ヘル・デ・バラン》とか)環境に出てくることは稀だったのですが、《希望の親衛隊ファンク》あたりから「普通でもそれなりの性能、メタる相手には超強力な性能」というように露骨な性能の上昇が見られるようになりました。
そしてその最新作が今回の《 U・S・A・BRELLA》なわけですね。
で、チームボンバーって何?
種族欄に目を向けると、なんだか見慣れない「チームボンバー」なる記述と「B」を模したロゴマークがありますね。これは十王篇のテーマである「2文明によるチーム・王国同士の抗争」という背景ストーリーに沿ったもので、チームボンバーはボルツが扱う火・光文明のチームです。早速こんなカードが刷られたこともあり、「ビートジョッキーは毎回ろくでもないカードが刷られる」というジンクス継続の気配がプンプンしております。
ところでこのチームボンバー所属の《U・S・A・BRELLA》ですが、なぜか突然の兎モチーフのイラストとなっております。今までビートジョッキーのマスコット枠といえば「○○・チュリス」というネズミが中心だったはずなのですが……何が起きたかについては、続報を待ちましょう。どうせあんまり大した理由でもないでしょうし。
というわけで、《U・S・A・BRELLA》でした。……でも実際、「GR使うデッキが同型対策のために採用する」っていうビジョンがめちゃくちゃ見えちゃうんですよね……。それでは、次の記事で。
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