ジョーくんハイランダー(二年生版)から見る初心者時代の振り返り

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ジョーくんハイランダー(二年生版)から見る初心者時代の振り返り
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目次

ご挨拶

はじめましての方にははじめまして、そうでない方へはこんにちは。トレカライターガーデンでの記事執筆は初めてな、くすのきと申します。カジュアルに楽しみ、相手にも楽しんで頂けるような遊び方を目指しています。

今回は、私が個人的に構築している「コンセプトハイランダー」の一つについての紹介から話を展開させて頂こうと思います。

「コンセプトハイランダー」とは私が便宜上勝手に名付けた名前です。全てのカードを一枚ずつ構築したデッキの俗称が「ハイランダー」、そこにコンセプト要素を加えた結果、そう呼ぶことにしました。自分でも安直だと思います。

コンセプト要素に厳密な定義はなく、「デュエルマスターズに登場するキャラクターの使用カードで固める」「種族統一」「背景ストーリーに沿ったもの」「特定の動物モチーフのカード」「か わ い い」などなど、様々なものが挙げられます。以前ガチまとめさんに投稿した記事の中に登場する「ハムカツ団ハイランダー」もその一種ですね。

勝利を完全に度外視した趣味全開のデッキは取り立てて特集されることが少ない印象がありました。なので、こうした方面から切り込んでいく記事があってもいいのではと考えたのが今回の執筆経緯です。

祝・ジョーくんハイランダー強化!

『謎のブラックボックスパック』の一般販売から時間も経ち、様々なカードが研究されているところですね。様々なコラボカードは見ているだけで楽しめますし、手に入りづらい古いカードの再録はありがたいものでした。

あまり取り上げられてはいませんが、個人的に嬉しかったのが切札ジョー(二年生)がアニメで使用した手書きカードたちですね。

コンボデッキで何かと取り上げられている叔父さん

「デュエルマスターズVSRF」から「新章デュエルマスターズ」への移行期にジョーくんが二年生だった頃がアニメで描かれていたのですが、その時の使用デッキが何とも言えず私の好みで、過去の自分とその周囲を思い出させるもので。公開情報から見える採用カードをメモして、気付けば再現デッキをくみ上げていて。

そんな四年ほど前の思い出がこの度の手書きカード収録により呼び起こされました。語りたいことは何かとありますが、ひとまずは新規カードを投入して再構成したデッキレシピを見て頂きましょう。

デッキレシピ

小学校二年生時代のジョーくんの軌跡が凝縮されたデッキです。実際にアニメにてマナゾーン等の公開領域で確認出来たもの、使用描写が見受けられるカードのみで構築されている……はずです。

何というか、本当にデュエルマスターズ初心者中の初心者だった過去の私が陥ってしまった要素が満載だと思いました。そう感じさせるようなカードの選出が演出として効いています。以下には、初心者らしさを感じたポイントの一部を並べていきます。

初心者あるあるその1:五色デッキになっている

本格的に五色にする意味が出てきたのはこの辺りからですね。

好きなカード、強そうに見えるカード、コロコロコミックなどの付録で不意に手に入れたカードを手持ちのデッキに考えなしに投入した結果、文明、コストバランス度外視のデッキになりがちです。光り物だったから、という理由で能力も気にせずに入れていそうな《激龍霊樹ドドンギャス》が本当にビギナーらしさを感じます。

初心者あるあるその2:トリガーは入れれば入れるほど強い!

トリガー40枚は憧れますよね。

この考え方自体は今の私の中にもある考えで、あながち間違ってはいません。ただ、デッキの方向性も気にせず入れすぎた結果、デッキとしての動きが非常にもっさりとしたものになることも少なくありません。しかし初心者同士の勝負では単調な殴り合いが繰り広げられるので、トリガーを厚くした方が勝率が出やすいことから「トリガーの多さは強さに直結する」という勘違いが多発すること請け合いです。踏み倒し先もろくに入ってないのに昔採用していた《ヘブンズ・ゲート》に哀愁を感じます。

初心者あるあるその3:シールド追加大好き!

某籠城の印象が強い一枚です。

シールドが増えればそれだけ負けなくなる!その考え自体は間違っていないと思います。しかし、戦況に即時に反映されず盤面をひっくり返す確証もないので、シールド追加だけにこだわっているとすぐに不利な状況に陥ってしまいます。シールド追加はなかなかコストも嵩みますしね。

今回のデッキに該当するのはこの位でしょうか。作中では友人のキラに勝てないジョーが腕を磨いていく様子が描かれていましたが、その流れでは「デッキの文明数を絞る」「自分の切り札を活躍させる手段」「相手の切り札を無力化する手段」を考える機会があり、デュエルマスターズにおいて重要な基礎が詰まっていたように記憶しています。

今回のデッキでは五色デッキとなっており、初期中の初期の頃のジョーが使ったデッキに似せることをイメージして組んでいます。おもちゃ箱をひっくり返したかのような雑然としたデッキが、ただカードを見ているだけでわくわくしていた頃の「ルールとかセオリーとかはよくわかってないけど、カードゲームがしたい。それだけで楽しめる」という気持ちに立ち返らせてくれる気がしました。

アニメでは、アドバイスを受けた次の回からはすぐに火自然光(まるで親から受け継いだかのような文明選択ですね)の三色デッキに組み替えられており、マナ加速やシールド追加、時には「ヘブンズ・ゲート」戦術も組み込みながら序盤を凌ぎ、お気に入りの《ジョリー・ザ・ジョニーJoe》に繋げていく、というようにプレイ方針が固まっていきます。実戦の中で教えてもらいながら自分の戦術に必要なことは何なのかを考え、周囲の人の支えの中でプレイヤーとして成長していくのは普通にカードゲームアニメしていましたし、現実でもこういう光景に出くわしたいなあ、と思います。

折角同じ趣味を持った人々が奇跡とも呼べる確率で出会うのですから、出会いは一つ一つ大切にしていきたいものですね。

採用カードと小咄

閑話休題、ここからは採用カード、不採用カードについて軽く補足を入れていきます。

《精霊龍 ライトデュエル》

ジョーの《ヘブンズ・ゲート》の踏み倒し先です。アニメではバサラ戦にて二枚採用していたことが確認出来ました。(二体まとめて、《轟く侵略 レッドゾーン》にまとめて倒されていた記憶があります)

対となる《悪魔龍 ダークマスターズ》が何かと使われていますが、こちらもスペックとしては優秀で「光のコスト6以下のクリーチャー全てを無条件でバトルに勝利させる」効果があります。全てのバトルに勝つ、というシンプルな文面は心をくすぐりますよね。初心者の頃は《無限の精霊リーサ》《無敵城 シルヴァー・グローリー》で「むげんのかべー!」というコンボが近くで流行っていました。

《プロテクション・サークル》

ジョーがシールドトリガーを仕込む為に多用していた一枚です。自作のカードを活かすためにはどうしたらいいのか、について考えた末の採用だと思うと成長を感じられます。

《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》

「全て破壊!」「シールドがいっぱい壊せる!」「エクストラウィン!」と分かりやすいパワーを感じるテキストで、小学生らしさを存分に感じさせるジョー作成の一枚です。雑にコスト1とかワールドブレイカー辺りを与えていないあたりは(先にカードとして世に出ている事情があるとはいえ)優しさ、あるいはコストについてよくわかっていないジョーの初心者っぷりを感じさせます。すぐに恐ろしい相方が生み出されてしまいますが……。

《メリコミ・フィスト》

なんてことは無いトリガーの一枚で、既に上位互換として《フライパン・マウンテン》が存在しています。しかし度重なるコロコロ付録の40枚デッキに収録されているので、火のトリガーといえばこれがありふれた一枚になっている印象ですね。資産が揃い次第すぐに入れ替えられていくカードの筆頭ですけれど、初心者の内の防御を支えると同時にカードパワーというものを学ぶ教材としては今でも十分に役目を持てていると思います。

《イフリート・ハンド》

ほぼほぼ火文明の《デーモン・ハンド》としてジョーの窮地を救ったカードです。デュエデミー賞パックでコモンカードとして収録されてからはコモン限定戦で活躍したり、コロコロ付録デッキの最終防衛ラインとして収録されたり、と手に入りやすい汎用優良トリガーとしての立ち位置を確立している一枚です。トリガーの質もどんどん向上し、このような汎用性の高いカードが誰の手にも容易に渡るようになっているのはいいことだと思います。

《コジロー》

勝太との戦いに向けてジョーが作成したオリジナルカードの一枚です。実際のカードになるにあたってテキストが「敵全体マイナス10000」から「任意の敵にマイナス1000 それを十回!」に変更され、更に条件として「革命2」を要求、とかなりの弱体化を受けました。他の面々が何かしらのコンボでの使い道を考えられたり優秀な能力を持っていたり、という中でこのカードのスペックはかなり抑えめに作られている印象です。が、ジョーくんハイランダーを組むにあたっては貴重な闇マナを生成出来、かつなりきりの質が向上するので外せません。

《崩壊の悪魔龍 クラクランブ》

攻撃出来るブロッカーです。良く言えば攻防一体、しかしゲームシステム上基本的にどちらか一方でしか使うことが出来ないので器用貧乏なスペックです。この手のクリーチャーはコストの重さの割りにパワーが低く設定されがちで殴り合いにも弱いのですが、トリッキーな戦術をとりたがっていた初心者のころは大好きでしたね。《キング・クラーケン》《オカリナ・ハンター》といったカードになぜか執着していました。

《デーモン・ハンド》

昔から今に至るまで、安心安定のトリガーです。ジョーの初期の五色デッキ時代に採用が確認出来ました。カードパワー的に怪しいカードがちらほら見え、デッキ作りに不慣れだと推測出来る初期の段階でもこのカードの強さはしっかり伝わっていた……のだと思います。闇入りのスタートデッキだと大抵4枚フルに投入されていることがザラな今は、昔に比べて圧倒的に基礎中の基礎なカードが手に入りやすくなったなあと感じますね。

《べんちゃん》

これもアニメオリジナルカードを元に調整された一枚ですね。登場時10枚ドローする能力に「スーパーシールドトリガーで捲ること」という条件がつき、代わりにスレイヤー能力を手に入れました。原作のスペックを壊さずかつ現実的な能力に調整し、かつトリガークリーチャーとして最低限の活躍が出来るようになった良調整だと思います。このデッキでも手薄な水・闇の色を確保しつつ巨大なクリーチャーを無条件で処理出来るので重要な一枚となるでしょう。

《レオ》

原作版では登場時にシールドを二枚追加し、シールドのトリガー化が常時発動しているというもので、百獣レオのデュエルスタイルを参考にしていることが分かります。実物になってからはトリガー化には革命2の条件付き、シールド追加能力は革命0達成時の攻撃時能力へと調整され、おまけ程度に除去された際にマナへ行く能力が追加されました。個人的には妥当な調整だと思います。能力の変化もこのデッキには噛み合っている印象です。除去カードやブロッカーがそれなりに多くトリガー化には期待出来ますし、破壊時能力でのマナ加速も《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》でのフィニッシュに大いに貢献してくれます。

《バサラ》

原作版では侵略ZEROによる踏み倒し能力を持ち、登場時能力でパワーの一番高い相手クリーチャーを全て破壊し、破壊数と同数の相手シールドを墓地に置く、という《超銀河弾 HELL》もびっくりのスペックを持っていました。さすがにこの能力が無条件で使えるのは問題なので革命0という条件が与えられ、おまけでスピードアタッカーを手に入れました。バイク能力盛り合わせ、といった趣のテキストはまさしく赤城山バサラを体現した一枚ですし、調整のためにつけられたであろう「革命0」も勝太とのストーリー性を感じさせてくれます。このデッキでは闇マナを確保しつつ貴重なカウンター要員兼アタッカーとして十分な活躍が期待出来ます。

《ルシファー》

原作版では「相手と相手のクリーチャーの時を止める」という、ある意味最も強い文章が書かれていました。ジョーのオリジナルカードの中では一番原本に忠実なカード化が成されていますね。自分のターンで発動した際のコスト9以下の光クリーチャー踏み倒し能力は様々なコンボが考えられています。このデッキでも《プロテクション・サークル》《音感の精霊龍 エメラルーダ》と、自分のターンにトリガーで発動するための手段がなぜか採用されています。踏み倒し先にも《精霊龍 ライトデュエル》が入っていますし、何かとデッキに噛み合った能力だと思います。……カード化にあたってジョーくんのハイランダーデッキを意識していた可能性が……?

《ヤッタレマン》

今でこそジョーカーズデッキでの屋台骨の一枚となっていますが、このカードにもアニメ限定の手描きカード版が存在します。コストは2マナ、ジョーカーズ文明は存在しなかったので火文明となっています。そして能力は「このクリーチャーがバトルゾーンにいれば、ジョーが使うカードはすべて1マナになる。」というものでした。《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》のコストが重く、活躍させるためには相棒が必要ということで生み出された一枚です。……なんだこれ。さすがにこのテキストではカード化出来ませんでしたね。アニメではこの《ヤッタレマン Joe》から1マナで除去呪文を連打しそのままジョニーによる特殊勝利、という清々しいまでの「おれがかんがえたさいきょーのかーど!」感をかましてくれました。私は手描き版を持っておらず、名前にジョーも含んでおらず能力を活かせないので通常版を採用しています。貴重な2マナ帯での動きとして活躍してくれるかもしれません。

《バイナラドア》

アニメ限定の手描き版ではなぜかコスト20という意味不明な数字で、能力も「このクリーチャーを出した時、相手のクリーチャーはぜんぶドアにすいこまれてしょうめつする。」という非常にアバウトな除去能力を持ったトリガーカードでした。コジローとの対戦時に龍回避などの除去耐性を無視してバトルゾーンを更地にしていたことから、封印以上に上質な除去を行えるようです。文章の雑さや、トリガー前提で作られた大味なコスト設定に小学生らしさを感じますね。せっかくなら《バイナラドア Joe》もカード化してほしかった気はします。とりあえず次のお祭りパックに期待することとして、このデッキでは通常版を使用しておくことにしましょう。通常版はこのデッキでは《琥珀草》以下なのでほぼほぼ活躍は期待出来ないと思います。

《タイムストップン》

手描き版では火の9コスト呪文で、《ルシファー》と同じく「ターンの残りを飛ばす」能力でした。《終末の時計 ザ・クロック》も既にあるので、ジョーの手描きカードでは一番落ち着いているカードだと思います。火単色で確定で時間を稼げるカードとして一定の需要はあると思うので、《タイムストップン Joe》も待ちましょう。このカードに関しては通常版と手描き版で圧倒的なカードパワーの差がなく、どちらも一長一短といったところです。手打ちでも使いやすい除去トリガーとして、通常版の方がこのデッキには適していますね。

不採用カード一覧

以下ではアニメで使用描写があったもののこのハイランダーで採用していなかったカードを記録に残しておきます。手描き版ではない《ヤッタレマン》などは二年生ジョーくんのデッキに相応しくない!という方は入れ替えておいて下さい。

《音速スパナー》

1マナ5000!というスペックだけなら素晴らしいものの、圧倒的なデメリットからバトルゾーンに出るのは大抵3ターン目以降になるカードです。ましてや、このデッキでは低コストのアタッカーがいないのでろくにバトルゾーンに出てこられませんでした(体験談)。ジョーくんもマナに置いているだけでしたしね。

《若頭の忠犬ハチ公》

ハンタービートなどで使われた一枚で、手札を切らさず展開しつつ、手札破壊へのカウンターにもなり得るカードです。同名カードを採用していなければ効果はほぼほぼ意味がありませんが、ジョーくんのマナゾーンには一枚しか確認出来ませんでした。今回がハイランダーデッキということもあり、本来の力を使うことが出来ない状態にするのは嫌なので外しました。

《トーチング・パニッシュ》

環境ではおろか、フリー対戦の場でも殆ど見かけることのないカードですが、火の軽量カード指定除去としていつか活躍してくれそうな一枚です。今回は、文明バランスを検討して抜くことにしました。

まとめ

という訳で、今回はジョーくん(二年生)をコンセプトにしたハイランダーデッキの紹介でした。

今のご時世、初心者でも参入しやすいような工夫も多いと思います。コロコロコミックを一冊買うだけで新ギミックを体験出来るデッキが手に入りますし、年度初めの前後に発売される1000円もしないスタートデッキは年々質が向上しています。

今年のデッキ、『キングマスタースタートデッキ ジョーのキリフダッシュ』『キングマスタースタートデッキ 鬼札の鬼タイム』は全カードが光るようです。光ってるカード、いいですよね。内容の方もトリガーやスピードアタッカーが歴代スタートデッキで最多らしいので、難しいことを考えずにガシガシ殴り合いをするだけでも派手な盤面の動きを楽しめるかと思います。トリガーで耐えて、スピードアタッカーを引いて投げつけて勝ち!というのは分かりやすい戦術で大好きです。

アニメでも実用的なコンボが紹介されることが多くなっていますし、アニメキャラが使うカードを束にして、同じような戦い方でなりきってみるだけでもいい線いくと思います。

インターネットも手軽に触れられるようになってデッキの組み方や強いデッキの構築の情報も簡単に得られるようになりました。新規参入や復帰というのが非常に容易なものになっていると思います。今回紹介させて頂いた「ストレージから40枚ひっつかんだような」デッキが見られなくなっていくのは少しだけ寂しい気もしますが、それ以上にデュエルマスターズというカードゲームを楽しむ幅は広がっています。それに、誰しもの胸にある思い出の在り方は違いますから。

ごちゃまぜなデッキを使ってデュエルマスターズというカードゲームに触れていた時間が楽しかったという記憶も。友人間の中で一番強いことに自信を持った記憶も。謎のローカルルールがあった記憶も。人によってその形は違って、そのどれもが思い出として大切にされるのでしょう。その思い出に立ち返って笑うことが出来るとき、それは一種の「初心者脱却」なのだと思います。

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