はじめに
初めまして、 どてら と申します。
このたび、ガチまとめ 様にお声かけをいただき、記事を執筆させていただくこととなりました。
デュエルマスターズというゲームにおいて、最も自由度の高いデッキのひとつは何か知っていますか?
その答えの1つがこの【5cコントロール】です。
どんなカードでも使えるゆえに、40枚という限られた枚数まで絞ることが難しく、またプレイ段階でも選択肢が多く、大きくプレイヤーの腕が試されるデッキタイプです。
だからこそ、完成度の高いリストを作り上げ、その力を引き出せたときの感動もひとしおですね!
本記事では難しくも面白い【5cコントロール】のデッキを作る際のポイントや回し方について詳しく解説していきます。
どてらさんは 5Cを使用し、GP6th優勝/超CSベスト16/超CSⅡベスト128/GP7thベスト128/全国大会2018出場 10位など輝かし成績をもつ現代最強の5Cプレイヤーです!(担当H)
目次
【5cコントロール】デッキの特徴
【5cコントロール】は、大量にマナを加速して大型のクリーチャーや呪文で制圧していくデッキです。
デッキを構成するカード1枚1枚のカードパワーが非常に高く、制圧力はコントロールデッキの中でも随一です。
また、全ての文明を用いることからデッキ構築の幅が非常に広く、いわゆる"テンプレ構築"が無いことも大きな特徴です。
5cは「5 colors」の略で、その名の通りこのデッキの採用範囲は、5文明すべてに及びます。(担当H)
【5cコントロール】のデッキレシピ
デッキの確定枠
【5cコントロール】は組む人によって全く構築が違ってくるデッキです。
そのため、「これは間違いなく確定!」というカードはありませんが、《フェアリー・ミラクル》はデッキを5色にする理由の1つになりえると思うので、この4枚を確定枠とさせていただきました。
CS優勝デッキレシピ
これは、私が2020年7月のCSで使用し優勝した構築です。
今回はこちらの解説させていただきます!
日向CS優勝しました😊
@dotera4416
緊張感はありつつも温かい雰囲気のCSで、とても楽しかったです! 運営の皆様、1日お疲れ様でした😌
参加者の皆様も、ありがとうございました! また参加させていただきたいと思います😊
CSが開催されたのはドラリンパック発売の翌日。このパックでは、私の大好きな《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》が再録されました。
「どうしてもこのカードが使いたい!」ということでそれをメインテーマとし、なおかつトーナメント環境の上位に位置する速いデッキたちに遅れを取らない構築を目指しました。
そして、素早くアドバンテージを得られるカードとしてGRクリーチャーに着目し、効率よくGR召喚できる《"魔神轟怒"万軍投》を中心に相性の良いカードで脇を固め、このような構築となりました。
【5cコントロール】カード解説
初動(マナ加速)
《フェアリー・ミラクル》
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト3
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
自分のマナゾーンにすべての文明が揃っていれば、さらにもう1枚、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。
【5cコントロール】の代表的なマナ加速カードです。条件があるとはいえ、わずか3コストにして2マナ加速できるというのは非常に強力です。
マナを伸ばす過程での手札消費を抑えられるため、序盤はもちろん中盤にも強いカードです。
このカードを採用する場合は、その能力を最大限発揮させられるよう、3ターン目までにマナゾーンで5文明を揃えられるパターンを多めに用意することを意識してデッキを構築しましょう。
《天災 デドダム》
【 クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド / 侵略者 / 文明 水/闇/自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。
手札を整えながらマナ加速できる優秀なクリーチャーです。《音奏 プーンギ》等の呪文メタの影響を受けない点も素晴らしいですね。
ただし、初動としての役割を持たせるためには《フェアリー・ミラクル》以上にデッキの文明配分に気を遣う必要があります。
デッキ構築の際は水・闇・自然の各文明の枚数を多く確保するだけでなく、その中の単色カードの枚数も少なくなりすぎないように気を付けたいところです。
防御札
《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》
【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / 文明 自然 / パワー9000 / コスト8
■多色マナ武装5:このカードが自分の手札にあり、自分のマナゾーンにカードが5枚以上あって5文明がそろっていれば、このクリーチャーは「スーパーS(ストライク)・バック」を得る。(カードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうした場合、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚する)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
■相手のドラグハートは龍解できない。
■W・ブレイカー
5色デッキならではの防御札です。通称デブラ。
「S・トリガー」と違い、防御札として目に見える点が強いです。
ビートダウン系統のデッキとの対戦において、「手札にデブラがあるから、このターンは盤面除去よりもマナ加速優先で大丈夫だ」というような、防御札があることを前提としたプレイができるようになります。
また、このカードは「革命チェンジ」との相性が抜群です。
《百族の長 プチョヘンザ》など強力なクリーチャーをバトルゾーンに出しつつ、このクリーチャーを手札に戻し再び防御札として構えることができます。
今回の構築では採用していませんが、このカードを使ううえで常に考えておきたい組み合わせです。
「スーパーS・バック」のコストでカードを墓地に置けることと、自身のコストが8と大きいことから、十王篇の新能力「フシギバース」との相性も良好です。
墓地にカードを置く手段が「スーパーS・バック」だけでは不安定なので、能動的にカードを墓地に置けるギミックをデッキに搭載しておくとコンボが決めやすくなります。
それから、忘れられがちな「相手のドラグハートは龍解できない」という能力があります。
今年のクロニクルデッキで新たなドラグハートが追加されることが確定しているため、もしかすると今後この能力が輝く機会が増えてくるかもしれませんね!
《怒流牙 サイゾウミスト》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / シノビ / 文明 光/水/自然 / パワー7000 / コスト7
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■ニンジャ・ストライク 7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。次の自分のターンのはじめに、自分のシールドを1つ、マナゾーンに置く。
マナの色基盤としても強いカード。これも「目に見える防御札」ですね。相手のダイレクトアタックに対して繰り出すことが多いです。
増やしたシールドからの「S・トリガー」や、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》の「スーパーS・バック」など、シールド追加と合わせて2体以上の攻撃を止められる可能性も秘めています。
また、このクリーチャーは防御時以外にも、山札回復要員として使うこともあります。このような時は、シールドをマナに置く能力も活かせるよう狙ってみてほしいと思います。
この能力は、うまくはまればアンタップマナを1マナ作ってくれたり、「盾落ちケア」をしてくれるものです。
このクリーチャーを召喚する時は墓地の内容をしっかり確認し、山札の枚数やマナゾーンの内容も考慮して新しいシールドと元からあったシールドのどちらをマナに置くか判断しましょう。
不確定要素ではありますが、毎回一番上のシールド(自身の能力で追加したシールド)を選ぶのとでは全然違ってきます。ぜひ、活用してみてください。
《襲来、鬼札王国!》
【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手のコスト8以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、1つのかわりに両方選んでもよい。
単体除去と墓地からの踏み倒し(リアニメイト)効果を併せ持つ優秀なカードです。色が強いのも魅力ですね。
今回の構築では、防御札兼中盤のメインムーブの核として採用しています。
《天災 デドダム》→《"魔神轟怒" 万軍投》の動きで
《ニコル・ボーラス》と《ブラキオ龍樹》を墓地に落とすことが出来れば、
次のターンに《襲来、鬼札王国!》で《ニコル・ボーラス》をリアニメイトして相手の手札を枯らした後、「フシギバース」により《ブラキオ龍樹》を召喚することが出来ます。
これは綺麗に動くことが出来た場合の例ですが、このように強力な動きを可能にしつつデッキの防御力も上げてくれるので、攻守両面で頼りになるカードです。
リアニメイト効果は進化クリーチャーも対象に出来るので、最後の詰めで《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》を墓地から呼び出す時にも使ったりします。
コントロール札、フィニッシャー
《"魔神轟怒"万軍投》
【 呪文 】
文明 火 / コスト6
■マスターG・O・D・S(ルビ:ゴッドオーバーダイナマイトスペル)(この呪文を、自分の手札を1枚捨てて、唱えてもよい。そうしたら、このターン中に捨てた自分の手札1枚につき、この呪文を唱えるコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■GR召喚を3回する。
【4cドッカンデイヤー】や【赤青ジョーカーズミッツァイル】など、ループやソリティアに使われてきたイメージが強いこのカードですが、【5cコントロール】においてはコントロール札として驚異的なカードパワーを発揮します。
《フェアリー・ミラクル》で2マナ加速できれば4ターン目にこのカードを2回唱えられ、GRクリーチャーによるドローやハンデスで一気にアドバンテージを得られます。
マスターG・O・D・Sの効果で1枚前の《"魔神轟怒"万軍投》は4マナ、2枚目の 《"魔神轟怒"万軍投》 は2マナで唱えらるね!(担当H)
今回の構築では《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》と《怒流牙 サイゾウミスト》を採用しているため、大量ドローやマナ回収でそれらを引き込める点から、間接的な防御札の役割も担います。
さらに、「マスターG・O・D・S」のコストで「S・トリガー」持ちカードを墓地に捨てておくことで《怒流牙 サイゾウミスト》の能力で追加するシールドの「S・トリガー」期待値を上げることもできたりと、幅広く活躍してくれます。
このカード1枚でドロー・マナ回収・ハンデスなどをこなしてくれるので、デッキの枠を大幅に圧縮できるのもポイントです。
ニコル・ボーラス
【 クリーチャー 】
種族 エルダー・ドラゴン / プレインズ・ウォーカー / 文明 水/闇/火 / パワー7000 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札から7枚選び、捨てる。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体、破壊する。
登場時の大型ハンデスに加え攻撃時の確定除去まで備えている、分かりやすいパワーカードです。色基盤としても優秀なため、【5cコントロール】では頻繁に採用されます。
特にコントロール系統のデッキに対して強く、一撃でゲームの流れを大きく引き寄せてくれます。
コスト8という重さがネックになるため、マナ加速はもちろん、コスト踏み倒しや相手への妨害札などを併用してサポートしてあげたいですね。
《ブラキオ龍樹》《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 不死樹王国 / 文明 自然 / パワー23000 / コスト11
■Q・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを4つブレイクする)
■相手のクリーチャーがバトルゾーンに出て、相手のクリーチャーの能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を使えない)
フシギバース [nn13](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[nn13]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[nn01]より少なくならない)
【 進化クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / ロスト・クルセイダー / 文明 光/闇 / パワー9000 / コスト6
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■進化:自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■ 相手は、コストを支払わずに呪文を唱えられない。
■相手の多色ではない呪文を唱えるコストは5多くなる。
【5cコントロール】では、フィニッシャーとして相手の行動を制限するカードが複数種採用されることが多くあります。
ポピュラーなものは《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》《偽りの王 ナンバーナイン》《龍世界 ドラゴ大王》などです。
これらをバトルゾーンに並べて相手のクリーチャー召喚・呪文詠唱にロックをかけてから殴り勝つのが、基本の勝ち筋です。
今回の構築も「ロックして勝つ」を基本の勝ち筋としており、そのロックの役割を担うのがこちらの2種のカードです。
先に挙げた《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》等ロッククリーチャーたちと比べると、《ブラキオ龍樹》は「フシギバース」によるコスト軽減があり、《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》はコストが6と比較的軽いため、彼らよりも早期にバトルゾーンに出すことができます。
【5cコントロール】デッキの組み方
初めにお伝えしたとおり、【5cコントロール】は大型のカードで制圧していくデッキです。
そのため、どうしてもマナ加速などの下準備に時間がかかり、大体の場合相手が先にアクションを起こしてきます。
ですので、基本的には下準備からこちらのアクションを起こすまでの間に、相手のアクションを凌ぐか、そもそもアクションを起こせないよう妨害する必要があります。
この流れを踏まえ、環境に応じて有用なカードを厳選しましょう。
また、どんなカードも採用できる【5cコントロール】ですが、闇雲にパワーカードを詰め込んでいるとデッキの一貫性がなくなってしまいます。
あらかじめデッキのテーマをはっきり決め、それを中心にカードを選んでいくと綺麗にまとまりやすいかと思います。
また、デッキの各文明の枚数、単色・多色の枚数バランスも【5cコントロール】の難しいところです。
ここのバランスは初動のカードに何を採用しているかによって重視すべきポイントが変わってきます。
《フェアリー・ミラクル》《天災 デドダム》についてはカード解説の項目で説明したとおりですが、例えば《獅子王の遺跡》を採用する場合は多色の枚数が重要になります。
初動カードを安定して最大パフォーマンスでプレイできるよう、バランス調整を行いましょう。
【5cコントロール】の回し方
私は、基本的に①マナ加速→②高コスト帯への繋ぎ→③制圧開始
この流れをイメージしてゲームを進めています。ここではその場面ごとに回し方を解説しようと思います。
①マナ加速
まずはマナを増やしましょう。最近の環境は4ターン前後で大きく動き出すデッキが多いので、なんとしても初動は成功させたいところです。
そのためには、序盤のマナチャージを正しく行う必要があります。ゲーム開始時の手札を見た時点でしっかりと初動ターンまでのマナチャージをイメージしましょう。
そうしてマナチャージしつつ、ターン開始時のドローも見ながら中盤以降のゲーム運びを考えておきましょう。
②高コスト帯への繋ぎ
ゲーム中盤です。フィニッシャー召喚へ向けてドローやマナ加速で準備を整えたいところですが、相手によってはこのあたりでビッグアクションを起こしてきます。
そのような相手にはしっかり妨害を行う必要があります。
相手がビートダウン系統なら攻撃に備えてバトルゾーンのクリーチャーを除去したり、ループ系統ならハンデスやメタカードで動きを遅らせるなど、自分が次の相手のターンに負けないようにすることを意識してカードをプレイしましょう。
さて、序盤から中盤までの動きを説明させていただきましたが、ここまでのプレイで意識しておきたいのは「手札の単色カードを大事に扱うこと」です。
単色カードを序盤からどんどんマナゾーンに置いたり、《"魔神轟怒"万軍投》の「マスターG・O・D・S」のコストとして使ったりしていると、すぐに手札が多色カードばかりになってしまいます。
いざというときに手札に単色カードが無く、アンタップマナが作れないせいで1マナ足りなくなってしまった…ということにならないよう、単色カードは極力キープしておきたいです。
③制圧開始
マナや手札を整えたら、大型クリーチャーや呪文で相手の行動を徐々に縛っていきます。
クリーチャーを止めるのか、呪文を止めるのか、ハンデスするのか…バトルゾーンの相手クリーチャーの処理も大切です。
状況に応じて適切なカードをプレイしていきましょう。相手の行動パターンを考え、最も負けに繋がりやすい行動から潰していくのが基本となります。
確実に、じわじわと相手の行動を縛っていきます。これには数ターンかかることもありますが、焦って相手に逆転のチャンスを与えないよう、しっかり詰めていきましょう。
相手に逆転されないような布陣が完成したら、一斉攻撃で相手を倒します。
以上、大まかではありますがデッキの回し方解説でした。
【5cコントロール】を回すうえで重要なのは、先のターンを見越し、自分が負けないことを意識して立ち回ることだと思います。序盤から勝ちを急ぐ必要はありません。慌てず、着実に勝利を目指しましょう。
【5cコントロール】と相性の良いカード
続いて、【5cコントロール】で採用されがちなカードをいくつかご紹介します。
《獅子王の遺跡》《謎帥の艦隊》《裏切りの魔狼月下城》
【 呪文 】
文明 自然 / コスト4
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■マナ武装4:自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、自分の山札の上からさらに2枚をマナゾーンに置く。
【 呪文 】
文明 水 / コスト3
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■マナ武装4:自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、クリーチャーをさらに2体まで選び、持ち主の手札に戻す。
(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 闇 / コスト2
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。
■マナ武装4:自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、相手は自身の手札をさらに2枚選び、捨てる。
非常に高いコストパフォーマンスを持つカードたちです。
その能力を発揮するためにはマナゾーンの多色カードが4枚必要になりますが、多色カードの枚数がデッキの過半数を占める【5cコントロール】にとっては容易に達成できます。
《テック団の波壊Go!》、《ハムカツ団の爆砕Go!》
【 呪文 】
文明 水/闇 / コスト7
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
・バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。
・相手のコスト6以上のクリーチャーを1体、破壊する。
【 呪文 】
文明 火/自然 / コスト6
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
・相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。
・バトルゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主のマナゾーンに置く。
色基盤にもなってくれる防御札です。
【バーンメア】等、クリーチャーを多面展開して殴ってくるデッキに対しては、1枚トリガーするだけで相手のバトルゾーンを半壊させることができます。
また、どちらも2つの効果を選択して発動できるものとなっているため腐りづらく、カード指定除去を有しているため封印やフィールドも除去対象に取れるなど、便利なカードたちです。
《百族の長 プチョヘンザ》
【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ダママ団 / 文明 光/自然 / パワー12500 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジー光または自然のコスト5以上のドラゴン
■T・ブレイカー
■自分のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが小さい相手のクリーチャーは、バトルゾーンにタップして置く。
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。
「ファイナル革命」による強烈な盤面リセット能力を持ったフィニッシャーです。
特にビートダウン対面においては、このクリーチャーを出すことができるとその後のゲームメイクが一気に楽になります。
【5cコントロール】では大型のドラゴンも採用しやすいため、チェンジ元に困ることは少ないでしょう。
相性の良いチェンジ元としては《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》や《勝利のガイアール・カイザー》などが挙げられます。
《トップ・オブ・ロマネスク》《龍仙ロマネスク》
【 クリーチャー 】
種族 アポロニア・ドラゴン / アーマード・ドラゴン / アース・ドラゴン / 文明 光/火/自然 / パワー3500 / コスト5
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■ブロッカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を、タップしてマナゾーンに置いてもよい。
【 クリーチャー 】
種族 アポロニア・ドラゴン / アーマード・ドラゴン / アース・ドラゴン / 文明 光/火/自然 / パワー5000 / コスト6
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を、マナゾーンに置いてもよい。
自分のターンの終わりに、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
色基盤としても優秀な中盤のマナ加速カードたちです。
《トップオブ・ロマネスク》は5マナで召喚すると《怒流牙 サイゾウミスト》の「ニンジャ・ストライク」の条件である7マナまでマナが増やすことができます。
また、自身もブロッカーであるため一気に守りを固めることができます。
《龍仙ロマネスク》は、大量マナ加速できるだけでなく、ターン終了時のマナ破壊を墓地回収カードや墓地利用系ギミックとのコンボに活用できます。
どちらもドラゴンであるため、《百族の長 プチョヘンザ》のチェンジ元になれるのも良いですね。
最近は環境の速度に対して遅れがちなことや、「マッハファイター」の的になってしまうこと等からあまり見かけませんが、環境次第では活躍が見込めます。
《ドンドン水撒くナウ》
【 呪文 】
文明 水/自然 / コスト5
■S・トリガー
■自分の山札の上から2枚を、タップして自分のマナゾーンに置く。
■クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻す。その後、そのクリーチャー以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
手札を減らさずにマナ加速でき、防御札やマナ回収札としての役割もこなせるカードです。
《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》、《怒流牙 サイゾウミスト》などと合わせるとさらに防御性能が向上します。
《蒼龍の大地》
【 呪文 】
文明 火/自然 / コスト8
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分のマナゾーンにあるカードの枚数より小さいコストを持つ、進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから、バトルゾーンに出す。
それが火または自然のクリーチャーなら、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。
その2体をバトルさせる。
大量にマナ加速する【5cコントロール】と相性の良い、マナゾーンからのクリーチャー踏み倒しカードです。「S・トリガー」を持っているため、防御札も兼ねられます。
このカードがあると、終盤に引いてしまったマナ加速カードも「マナにフィニッシャーを落とす」という狙いで活用することができます。
【5cコントロール】サンプルレシピ ~《獅子王の遺跡》搭載型~
最後に、《獅子王の遺跡》を採用し、よりマナ加速に重きを置いた【5cコントロール】を紹介しようと思います。
今回の構築では、《ロールモデルタイガー》から即座に盤面を固めることを意識してみました。
【 クリーチャー 】
種族 トリックス / チームウェイブ / 文明 水/自然 / パワー14000 / コスト9
■バズレンダ [cc03] (このクリーチャーのコストを支払う時、追加で [cc03] を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL} 能力を1回と、追加で [cc03] 支払った回数、使う)
{OL} カードを1枚引き、その後、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
豊富なマナ加速で"ビッグマナ"を楽しめる構築になったのではないかと思います!
超マナ加速から大型クリーチャーを大量に展開する豪快なプレイが楽しめます。是非一度遊んでみてください!
おわりに
【5cコントロール】は、構築の自由度の高さが魅力的なデッキです。デュエマに数多くあるデッキタイプの中でも特に、構築するプレイヤーの色が強く出るデッキだと思っています。
ぜひ、あなただけの【5cコントロール】で、あなたにしかできないデュエマを楽しんでほしいと思います!
以上で、【5cコントロール】の解説を終わります。ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
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5cコントロールはレートの高いカードがたくさんあります!自分のデッキをキラキラさせるのも楽しみの一つですね👍(担当H)