何人くらい間違えて常滑に向かうのかはちょっと気になる
はじめまして。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。夢を見ています。
いやあ。きましたね、ファンフェスティバルの受付予約。読者の皆さんはもう予約しましたか?私はしました。抽選の倍率が上がるのでやってほしくないという本音がないわけではないんですが、皆さんも予約はやっときましょう。
また、今回の開催地は前回の姫路(オレら)と違って名古屋なので、交通の便がいいのも魅力……と言うとでも思ったか!会場までの唯一の公共交通機関のあおなみ線は土日は朝でも一時間に5本しか来ないし4両編成しかないぞ!
しかも付近にはホテルがほとんどない(レゴランドの高級ホテルのみ)ので前日入りの際にも満員電車に乗る必要があるというおまけつき!結局交通の便が悪いのには変わらないというオチがついてしまいました。
えーと。実は高速道路だとすごくアクセスしやすい場所(インター降りてすぐ会場)ですので、遠方の場合は何人かで乗り合わせていくのも手です。ガソリン代と駐車場代を割り勘にしつつやっていってください。
この企画は、「前人未到のデッキを組むことを目指し、毎週一本ずつ新たなデッキを作成する」ものとなっています。
というわけで、夢のように不確かにやっていきましょう。今回のテーマは、こちら。
《 終末の時計 ザ・クロック 》
【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
というわけで、今回のテーマは《 終末の時計 ザ・クロック 》。
昔から今に至るまで時間を止めて大逆転を演出してきた、トリガー獣の代表格ですね。
今回はそんな彼を活かして、いつも何度でも時間を止めていくという夢を見ていこうと思います。
……とはいえ、「このカードを相手ターンに何度でも繰り出す」ギミックについては既到が証明されていまして。
《 ウィリデ・ゴル・ゲルス 》で相手ターンにクロックを展開して、こちらのターンに《 パラディソ・シエル 》で自身とクロックを回収することで、相手が3マナ以上のカードを使った瞬間にターンを飛ばせるんですよね。これはもう一種のロックですよ。
実際にこのギミックが採用された【ギャラクシールド】が結果を残すなど、この動きそのものの強度は十分といえるでしょう。
ところで、「相手が動いた瞬間ターンを飛ばす」というムーブには既視感を感じますね。そう。
《 終末の時計 ザ・クロック 》 の強化版こと、《 終末の監視者 ジ・ウォッチ 》です。
10コストのジ・ウォッチの動きを、3コストのクロックがギミックを使って模倣・実現している……と考えるとちょっと面白いですね。
ところで、それができるなら……
攻撃時にもターンを飛ばせるようにして、《 完全不明 》を模すこともできるのでは?
というわけで、完成したデッキがこちらです。
元のデッキが強かったのはもともと基盤が強いデッキが疑似《 終末の監視者 ジ・ウォッチ 》ギミックを組み込んだからであって、基盤を崩しながら《 完全不明 》を模したところでたかが知れているのでは?
とりあえず基盤はおなじみの【メカ】なんですが、殴れる水の2マナメカ(というかグレートメカオー)って割とろくなものがなくてですね……。冷静になるならば、もうちょっと質を妥協してでも水の2マナメカを2枚くらい増やした方がいいと思います。
(長い苦難の果てに)前述のギミックが揃えば、相手が2マナ以下のカードを使わない限り何をやってもターンが飛ぶことになります。何とか潰そうとしてきても、《 星姫械 エルナドンナ 》がいれば安心。
「ターンが無事に帰ってくること」と終極宣言の相性の良さからフィニッシャーには《 富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス 》を採用したんですが、ここは展開を重視して《 千羽忍革 ボジソワカ 》でもいいかもですね。
そんな悠長なことをしてる暇がないという残酷な事実からは目を背けつつ、メカの動きを通しながらロックを成立させていきましょう。
さて。このデッキが真に「未踏」のデッキかを確認するためには、あと一工程必要です。それは。
デッキメーカーによる、先行研究チェックです。
キーパーツ数枚程度を含むデッキを検索することで、このアイデアが既出か初出があるかが見込める……ということですね。この検索結果が「1件」ならば、晴れて私は未踏の地に到達したことになります。
というわけで、《 終末の時計 ザ・クロック 》《 ウィリデ・ゴル・ゲルス 》《 パラディソ・シエル 》《 瞑カオスマントラ 》での検索結果は……!
『未踏』、達成ならず……!
先行研究では革命チェンジギミックをオミットし、メタクリやユーティリティを重視した実践的な構築に仕上がっている模様。チェンジしないのでメカ以外の採用も可能なのは盲点でした。
「相手ターンが飛ぶ」→「盾が割れない」→「《 獲銀月 ペトローバ 》が活きる」という理論に満ちたギミックも仕込まれており、まあ完敗でしたね……!
「メカ=革命チェンジ」という思考から逃れられなかった私の思考が貧困でした。というかこの先行研究のデッキマジで組みてえな……。
過去を見返したらメカかマジックかしかやってなくて真顔になりました
というわけで、夢を見ていました。
今回は残念な結果に終わってしまいましたが、「強力なカードやギミック」の要素を分解してその本質を別の手段で再現しようとする研究はけっこう有意義。
なんなら、《 CRYMAX ジャオウガ 》も【アナカラーハンデス】に必要な「ゲームを終わらせるコンボ」という本質を一枚でやってのけるところからブレイクが始まりましたからね。
失敗作の山ができることさえ恐れなければ、わりと分のいい賭けだと思ってます。いっぱいトライしていっぱいエラーを吐いていきましょう。
この記事の感想などありましたら、#未踏のデッキの夢を見てでのPostや拡散などなど心よりお待ちしております。
それでは、次の夢で。北白河でした。