ばにら所長のデュエマだべり部、略してデュべり部!
今回は69回目です!
フガーフガー(なのに《ロック・クロック・六九》特集じゃないの!?)
マジボンバーの話、割と最近やっちゃったから……
ホゲー(ええ……)
モガーモガー(そしたらいつも通りやっていきましょうか)
お相手は僕、ばにら所長と
フンガー(ベアデッド・ドラゴンのコテツでお送りいたします)
記事の後半では、宿題としてクイズを出題!
フンスフンス(最後まで、ごゆっくりお楽しみください)
前回の答え合わせ
モガモガ(とりあえず今週も、答え合わせから行ってみよう)
前回の問題はこれだったね
「多色の超無限進化は現時点で何種類?」
フンガフンガ(そういえば選択肢のない出題だったんだね)
正解は4種類!
モゲー(なんか微妙な数では……?)
《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》は前回紹介した通りで、
他に《愛の無限オーケストラ》《無限王ハカイ・デストロイヤー》《豪獣王ディス・オルトロス》がいるよ
フガーフガー(「指定された色が揃うように超無限進化」って条件なんだね)
モガーモガー(……サイクルじゃないんだ……)
これ僕も当時は気になったんだけど、前回ちょっと触れた「超無限進化は火と光の能力」ってことなんだって気付いたよ
フゴフゴ(あ~、その2文明を含むようになってるのか)
光・火・自然のいわゆるリース=ロマネスクカラーだけ存在してないけど、これは収録セットである『ライジング・ホープ』が楔三色を推してたからだね
モンガー(……楔って何?)
光-水-闇-火-自然の順で輪になるように並べた時に、隣り合う3色を「弧」、1つが隣り合わない3色を「楔」って呼ぶよ
「輪になるように並べた」ってのが分かりづらい時は、5色カードのマナシンボルを見ると良いかも
今回のカードは…?
モガモガ(んで今回、アイキャッチからろくでもない予感がするんだけd)
トカゲはいいぞ!
《百万面相 トカゲ丸》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / スペシャルズ / 文明 火/自然 / パワー16000 / コスト10
■T・ブレイカー
■自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得、アンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
■自分の他のクリーチャーが相手のクリーチャーとバトルする時、かわりにこのクリーチャーにバトルさせてもよい。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを1つブレイクしてもよい。
トカゲはいいぞ!
そもそもトカゲとは何か?という話からしていこうと思うんだけれど、トカゲの定義っていうのは実はあいまいで、爬虫類の中でも有鱗目に分類される生き物のうち、ヘビでもミミズトカゲでもないものを総称してトカゲって呼んでるんだよね、なのでトカゲ目とかトカゲ科っていう分類は今のところ存在してなくて、トカゲ類って呼ばれることになるんだけど、そもそも「類」って括りは生物学的には意味を持っていなくて、分類階級においては目-科-属-種って形で区分けられことになるんだよ、だから一口にトカゲといっても、カナヘビ科・イグアナ科・アガマ科・ヤモリ科…と10以上の科に分けられることができて、この中にトカゲ科も存在するから狭義でのトカゲ科と言うとここを示すことになるんだけど、じゃあそうなるとカナヘビやオオトカゲやエリマキトカゲはトカゲじゃないのかって話になってくるから現状では慣例としてヘビとミミズトカゲ以外の有鱗目をトカゲと呼ぶって言う冒頭の話に帰着するわけなんだよねただこの理論だと今度はヤモリやアシナシトカゲもトカゲと括ることになっていくらなんでもカテゴリが広すぎるというか例えばアレ分かるかなレオパードゲッコー、ペットとして人気のヒョウモントカゲモドキっていう種類なんだけど、あれトカゲじゃないからトカゲモドキって名前がついてるはずなのにトカゲ類なんかーいって話になるじゃん、そういう矛盾が発生するから分類って難しいよねそもそも始祖鳥と小型肉食恐竜が近縁である以上、現生鳥類はすべて竜盤類の恐竜の一部と言えるわけであって生物の分類自体が意味を持たない話になりつつあるのは周知の事実だから現在の生物学界では系統分類への再編を進める動きがあるって言われているねもちろん筆者は学問の最先端まで終えてはいないからこう、そうらしいって話でしかないんだけど、正しい研究に基づいた形で情報が更新されるならそれは望ましことなんじゃないかと思うよそれはそれとしてトカゲね、根本の話をするとウチでトカゲを飼い始めたのはモカがヒガシニホントカゲを捕まえてきたからなんだけど、東日本と西日本でトカゲの種類が違うってハッキリしたのがほんの十年ちょっと前で、ヒガシニホントカゲって名前は2012年に付けられたんだよ、これだけずっと身近にいる生物が深く研究されることなく2012年まで正しく分類されていなかったって凄いことだと思うしモカがトカゲを捕まえなかったらそれを知ることもなかったと考えると偶然の巡り合わせって恐ろしいよねちなみにヒガシニホントカゲもニホントカゲもツルツルした肌を持つのが特徴でここは生息域の重なるカナヘビとは明確に異なるポイントだね、名前の通りヒガシニホントカゲは先述のトカゲ科に分類されるんだけどこれはスキンクっていう大きなグループの一部で、他にアルマジロトカゲやヨロイトカゲ、カタトカゲがスキンクとされているよ、カタトカゲは名前だけ聞くと何だかパッとしないけれどペット業界ではプレートトカゲやオビトカゲがしばしば流通していて中でもマダガスカル産のオオオビトカゲは英名+属名からマキシムキングゾノサウルスっていうやたらめったら強そうな名前で販売されてるんだよね、マキシムキングゾノサウルスだよマキシムキングゾノサウルス、ウルトラ兄弟をまとめて相手取っても一歩も引かなさそうなネーミングセンスやばいよね、流石にちょっと名前が強すぎるけど、トカゲっぽいフォルムのまま全長70cmくらいまで育つから部屋で飼う分には十分すぎるほどの大迫力になるよね、なんて言いながらウチで飼ってるわけじゃないんだけど、ペットショップ行ってこういう生体見るとやっぱお迎えしたいなーと思いつつ面積には限界があるわけだからねっていうのと、保温や保湿のことも考えるとおいそれと飼育生体を増やすわけにはいかないからねとはいえやっぱり飼うことによって学ぶことはあるし実際ウチもヘビ6匹いるんだけど飼ってみるとこういうとこにいるんだなって分かるようになるから外を歩くときもあっここヘビいそう!ほらいた!ってなったりするよね、ヘビの話になっちゃったけどもちろんトカゲも同じで、たとえばヒガシニホントカゲなんかは飼育してみると分かるんだけど穴を掘るのがすごく好きなんだよ手っていうか前脚が短いのに器用にシャカシャカ土を掘ってスルスルッと滑らかに土に潜っていく姿は野生だとそうそうお目にかかれないしだからこそあーそうか石垣とかで見かけるヒガシニホントカゲ達だけれど実は柔らかい土が好きなんだなあって発見になるし、外で見かけるときは似たような生活環境で過ごしてるように感じられるニホンカナヘビなんかは意外なんだけど飼ってみると穴を掘るって習性はほとんど見せなくてむしろ高いところに登ったりするいわゆる立体活動を活発に行うんだよねフタが網になってるケージだと器用に網にぶら下がって雲梯みたいな動きしてることがよく見られるよ、そうそう網のフタね、買いやすそうなイメージのトカゲやカナヘビだけどUVBの要求量が高いから紫外線を吸収しちゃうプラスチックのフタだとクル病っていうカルシウム欠乏症になっちゃうから網のフタで飼育するのが望ましいし日光やUVライトでしっかり紫外線を浴びせてやらないとならないんだよね何はともあれ飼育することで生態だったり好む生息環境だったりについての学ぶことは多々あるしそれらの学びはきっと自然保護とかの観点でもいつか何かの役に立つから飼育は人間のエゴだの娯楽的消費だのレッテル貼ることなく貼られることのないように爬虫類の飼養を続けていきたいと改めて宣言しておくよ
モンガモガモガー!!(ほらまたやりやがったー!!)
フンガー!!(カメの時にやったばっかでしょこのネタ!!)
ヘタな記事よりボリュームがあるとご好評いただいております
モガーモガー(なんで自分から苦労を背負いに行くの?)
いやでもそうじゃないんだよ!トカゲネタをやりたいわけじゃなくて!
フンガフンガ(いやもうやったけど、だいぶグロいボリュームで)
「百」がつくのがポイントでして!
モゲ?(おん?)
格安デュエマ研究所が、4月で連載100回を迎えます!!
フガーフガー(あっそんなになるの!?)
というわけで「百」にゆかりのあるカードを……と思ったんですが、
モゲー(ですが?)
油断すると普通にパワーカードが出てくる
ホゲー(あああ……)
というわけで『百』がついてしかもトカゲネタも使える!《百万面相 トカゲ丸》の出番ってわけさ!
モガーモガー(あれ?でもそしたら)
フガーフガー(《百万面相 トカゲ丸》で格安デッキを組んで、第100回研究成果にすれば良いのでは……?)
……その、《トカゲ丸》、執筆時点での単価が600円を超えてまして……
モンガモンガ(どうしようもなく生々しい話だった)
第100万回格安デュエマ研究所に回します
フンガフンガ(何言ってんだ)
トカゲ丸を使おう
やー、価格をさっぴいても《トカゲ丸》ならではのデッキってなると難しいよね
もちろん、「自軍全てにスピードアタッカー&アンタップキラー付与」「パワー16000で、バトルを肩代わり可能」って性能は強烈!
盤面を制圧することにかけては超一流!クリーチャー戦になりがちなデュエパーティーでも使いたいカードだね!
モガーモガー(バトルに勝つとシールドブレイクも、トリガーの危険があるとはいえ「盤面を取ることが勝ちに繋がる」とも考えられるね)
ネックとなるのはやっぱりコストなんだよね
フゴーフゴー(10マナで、自己軽減はないのか)
となると、種族なんかを活かせないか考えてみるんだけど
モガガモガ(ジョーカーズ / チーム切札 / スペシャルズ)
並べると五七五リズムになってるね
フガガフガ(これ別にマジックソングじゃないんだわ)
スペシャルズはどうにもならんとして、10マナのジョーカーズだと《スコプンプン》とかは浮かぶんだけど……
モゲモゲ(お、Jチェンジって10も出せるんだ)
ただ、Jチェンジは「攻撃クリーチャーと入れ替えて登場」って性質上、スピードアタッカーもアンタップキラーも活かしづらくてボツ
フンガフンガ(そうか、もう攻撃先が決まった状態で出てくるのか……)
だったらチーム切札を活かそうと《勝熱百覇 モモキングReVo》かな~ってなって
モガーモガー(あっこっちも「百」がついてるし完璧じゃん!)
ただこれ、普通にスパダチとのデザイナーズコンボが完成されてて……
フガーフガー(あー、もうフル採用すると16枠埋まってしまう上に上位レアが盛りだくさんに……)
そもそも「モモキングとスパダチのデッキになんか混ざってる《トカゲ丸》」にしかならないのでボツ
モンガモンガ(いっそ種族シナジーとか無視して10マナ払えば?)
《流星のガイアッシュ・カイザー》欲しくなるやろがい!!
フガーフガー(格安でも何でもなかった……)
100回によせて
そんなわけで第100回格安デュエマ研究所は番外編を予定しております
モガーモガー(突然の予告)
やー、思えば遠くまで来たもんだよ
フンガー(もう1年半くらいやってるんだっけ?)
体感では3年くらいやってるような気がしちゃうけどね
モガモガモガ(あっこれ完全に《トカゲ丸》から脱線する流れだ)
もともと、《天災 デドダム》あたりに端を発するのかなあ。「デュエマは高い」みたいな話
フンガフンガ(1年半前だと、《龍風混成 ザーディクリカ》なんかも出たばっかの頃だね)
そんな「デュエマは高い!」って言われる状況に対して、何か働きかけたい――と思ったことが、格安デュエマ研究所の始まりだったんだよねえ
モゲーモゲー(ご主人もいろいろ考えてたのね)
っていうのが半分
フンガ?(おん?)
この2021年9月、担当するテーマ解説の題材がどうしても決まらなくて……
モンガモンガ(なんか不穏な流れになってきたぞ)
フンガー(おい)
~回想~
「よしもとさーん!新カードで【ガリィングマールワンショット】ってやりたいんですけど、これ既存のテーマ解説とはちょっと違うじゃないですか!いっそ『格安デッキ研究所』みたいな名前で企画化してみるのどうですかね~?」
「面白いですね!やってみましょう」
~回想終わり~
……なんてことがありました
モガーモガー(苦肉の策だった上に、よしもとさんの懐の広さに救われている)
毎回よくわからん企画を提案しては「試しにやってみますか!」精神で通してくださるよしもとさんの采配によってガチまとめは成立しています
フガフガ(今明かされる裏話だ)
幸いにして、格安デュエマ研究所や新弾レビューは定番の人気記事になってくれて助かってるよ!
モガーモガー(有り難い話だね)
ちなみにここで過去の記事に関するクイズを宿題にしようとしたけど、身内ネタが過ぎるから差し控えたよ
フンガフンガ(そういうネタは、それこそ100回記念とかに温存してどうぞ)
というわけで~
宿題!!!
モンガ(ほいきた)
「『チーム』『王国』種族を持つスペシャルズは何種類?」
モゲモゲ(歯のときにちょっと触れたよねこのへん)
歯の話は無しで
モガー(ダジャレ言いたかっただけでしょ)
バレた
《百万面相 トカゲ丸》や、第69回記念カード《ロック・クロック・六九》みたいに、十王篇のチームや王国を持ってるスペシャルズは全部で何種類いるか答えてね!
フンガフンガ(別に第69回記念カードじゃないぞ)
エンディング
ばにら所長のデュエマだべり部!今回は《百万面相 トカゲ丸》をお送りした。
このコーナーではこれからも、デュエマに関する豆知識や懐かしトーク、小ネタをゆるーく紹介していくぞ。
感想やリクエストはぜひ #デュべり部 でツイートしてね!
今回の宿題、「 『チーム』『王国』種族を持つスペシャルズは何種類? 」
の答えも大募集だ!
ばにら所長のデュエマだべり部、略して「デュべり部」は、毎週土曜20時更新!土曜の夜は、一緒にデュべろう!
というわけでデュべり部も格安デュエマ研究所も、引き続きよろしくお願いしまーす!
モゲー(200回記念も無事に迎えられるといいね!)
気が早いよ!
来週土曜につづく!
参考書籍
石津恵造・冨水明『ビバリウムガイドNo.82』エムピージェー,2018
鶴田賢二・小畑敬済『爬虫類飼育完全マニュアルVol.5』笠倉出版社,2021
松井正文・疋田努・太田英利 監修『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』小学館,2020
鯨川リョウ『秘密のレプタイルズ(6)』小学館,2018