新連載「カルマのDM解体新書」スタート!
初めまして、カルマと申します。

普段はYouTube(カルマ - YouTube)に動画を投稿したり、TeamSAGAの一員としてデュエチューブリーグに出場したりしています。
このたび、「カルマのDM解体新書」と題して、環境の注目カードを掘り下げる記事を連載させていただくことになりました。
タイムリーなカードをピックアップできるよう頑張っていきますので、たくさん読んでいただけると嬉しいです!
さて、記念すべき第1回のテーマは、現在の環境を最も定義しているこのカードです。

【 ドリーム・クリーチャー 】
種族 エクスドリーマー/メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 / 文明 光・自然 / パワー15000 / コスト8
■革命チェンジ:光または自然の、パワー8000以上のクリーチャー
■ブロッカー
■マッハファイター
■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、コストの合計が7以下になるように、クリーチャーを2体まで自分の手札またはマナゾーンから出す。
■極限ファイナル革命:このクリーチャーが出た時、このゲーム中に自分が他の「ファイナル革命」を使っていなければ、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手のカードの効果によって、自分のクリーチャーは離れない。
かの伝説級の切り札《蒼き団長 ドギラゴン剣》の系譜を継ぎ、今まさに同じ道筋をたどりつつある《烈しき切札 ドギラゴン逆》ですね。
革命チェンジで出してもよし。8マナ払って出してもよしのスーパーカードで、発売初日から大会で上位入賞を繰り返しています。
まずは、そんな《ドギラゴン逆》の強さの性質を解剖していきましょう。
目次
《烈しき切札 ドギラゴン逆》の強さとは
《烈しき切札 ドギラゴン逆》の強さの本質は、ズバリ「盤面での戦いを1枚で掌握している」ことです。
15000という高いパワーでほとんどのクリーチャーを上から踏み越えることができ、耐性付与と毎ターン終了時の展開効果によって、一度定着してしまえば盤面の優位を手放すことがありません。
「極限ファイナル革命」も盤面での戦いにおいて非常に高い逆転性能を持ち、逆リーサルのリスクがなくなるため、相手の盤面やトリガーのリスクを無視して自分の盤面を展開できるようになります。
つまり、盤面の取り合いにおける優位を一発で獲得できる性能を持ちながら、相手に先に取られた優位すら無視する能力も兼ね備えているわけです。
今の環境が《ドギラゴン逆》系デッキとソリティア系デッキに二分されているのは、《ドギラゴン逆》に地上戦を仕掛けられるデッキが実質的に《ドギラゴン逆》しか存在しないためです。
《烈しき切札 ドギラゴン逆》の使用デッキ例
《ドギラゴン逆》を使用したデッキの代表例としては【光自然ウィリデ】が挙げられます。
今日では大会で見ない日がないほどの人気デッキですね。
このデッキは、《ドギラゴン逆》の「盤面勝負に強い」という性質を最大限に活かした構築になっています。
序盤から《世界のy チャクラ・デル・フィン》によるタップ、中盤は《ウィリデ・ゴルゲルス》と強力なメタカード群による相手の展開抑制、最終的には《天V王 エバーラスト》による蓋など、1試合を通して盤面の優位を維持し続けることを目的とした構築です。

【 クリーチャー 】
種族 アポロニア・ドラゴン/超化獣 / 文明 光 / パワー4000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚をシールド化する。
■カードが自分のシールドゾーンに置かれた時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の自分のターンのはじめまで、それはアンタップしない。
■Zラッシュ(シールドが離れたら、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーのハイパーモードを解放する)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:7500
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ/メカ・エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー8000 / コスト6
■相手のクリーチャーが3体以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える
■自分のシールドが相手より多ければ、このクリーチャーを[光(2)]支払って召喚してもよい。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■相手のターン中に、はじめて相手のエレメントが出た時、または相手が呪文を唱えた時、自分はカードを1枚引いてもよい。その後、そのエレメントまたは呪文以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。

【 クリーチャー 】
エンジェル・コマンド・ドラゴン / 攻12000 / 守7
■マナ武装 3:自分のマナゾーンに光のカードが3枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。
■ブロッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、エレメントを1つ選び、シールド化してもよい。そうしなければ、自分の山札の上から1枚をシールド化してもよい。
■マナ武装 5:自分のクリーチャーが離れる時、自分のマナゾーンに光のカードが5枚以上あれば、かわりに自分のシールドを2つ手札に加えてもよい。その「S・トリガー」は使えない。
また、このデッキでは《ウィリデ・ゴルゲルス》と《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》の2種類を革命チェンジ元として運用できます。

【 クリーチャー 】
種族 メカサンダー / 文明 光 / パワー8000 / コスト2
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーはタップして出て、自分のターンのはじめにアンタップしない。
■自分のシールドゾーンにカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップし、その後、次のうちいずれか1つを選ぶ。
→カードを1枚引く。
→相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
→次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは離れない。
そんな《ドギラゴン逆》ですが、どのように対策すればよいのでしょうか?
《ドギラゴン逆》対策の例と《ドギラゴン逆》側のアプローチ
《ドギラゴン逆》への対策は、大きく分けて以下の3つです。
- メタカードによる前受け
- トリガーによる盾受け
- 盤面勝負に付き合わない
メタカードによる前受け
まずはメタカードによる前受けについて見ていきましょう。
結論から言うと、現環境において《クイーン&かぼちゃうちゃう》以外のメタカードは単体で《ドギラゴン逆》を止めることができません。
※対【白緑ウィリデ】に限れば《鬼星の絆 フウジン天&ライジン天》なども有効ですが……。

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー12000 / コスト2
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きい相手のクリーチャーが出る時、かわりにそれを持ち主のマナゾーンに置く。
以下のようなメタカードも見かけることはありますが、
《とこしえの超人》……《ドギラゴン逆》本体が止まらない。タップキルされる。マッハファイターで踏まれる。

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 自然 / パワー4000 / コスト1
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手が自身の手札以外からカードを出す時、かわりにマナゾーンに置く。
《ベイB セガーレ》……大型クリーチャーの2体目でいなされる。タップキルされる。

【 クリーチャー 】
種族 ミルクボーイ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト1
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、相手はそれをかわりにマナゾーンに置き、その後、自分はこのクリーチャーをマナゾーンに置く。
《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》……ブレイクされる。

【 G城 】
文明 自然 / コスト3
(G城は実行したら、表向きでシールド化される。このカードが表向きで自分のシールドゾーンを離れる時、かわりに墓地に置く。)
■このG城が表向きで自分のシールドゾーンに置かれた時、自分の山札の上から1枚をタップしてマナゾーンに置く。
■相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、かわりにマナゾーンに置く。
《流星のガイアッシュ・カイザー》……ターン終了時に踏み倒しメタが出てくる。

【 クリーチャー 】
種族 ブルー・コマンド・ドラゴン/グリーン・コマンド・ドラゴン/ハンター / 文明 水・自然 / パワー8000 / コスト6
■相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
■自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
■相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。
《真気楼と誠偽感の決断》……プレイによるケア、《世界のy チャクラ・デル・フィン》の存在。

【 呪文 】
文明 光・水・闇 / コスト5
■相手のターンの終わりに、そのターン、クリーチャーが3体以上出ていれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
▶「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに実行する。 こうして呪文を唱えたなら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。
▶クリーチャーを1体選び、シールド化する。
といったように、各種メタカードにはそれぞれ弱点があり、どれも採用率の高いカードたちに頭を悩ませているのが現状です。
以上の弱点を補うためには、2種類以上のメタカードを重ねることが有効な対策となります。
これが実際にできているデッキについては次項で紹介します。
トリガーによる盾受け
次に、トリガーによる盾受けについてです。こちらも、確実に機能するのは《終末の時計 ザ・クロック》くらいです。

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
各種除去トリガー……全体耐性付与によって無効。
《宇宙妖精エリンギ》、《終止の時計 ザ・ミュート》……ターン終了時の踏み倒しが直撃する。

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 光・水・自然 / パワー4500 / コスト5
■S・トリガー・プラス (この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、この呪文にP能力を与える)
■P−このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。その後、自分の手札を1枚マナゾーンに置いてもよい。

【 クリーチャー 】
種族 マジック・アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
■S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーにP能力を与える)
P−このクリーチャーが出た時、このターン、相手はクリーチャーで攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時、カードを2枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。
《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》……《世界のy チャクラ・デル・フィン》が重い。

【 呪文 】
種族 マジック・ソング / 文明 水 / コスト4
■S・トリガー
■カードを1枚引き、その後、数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、その数字と同じコストの相手のエレメントの能力を無視し、相手はその数字と同じコストの呪文を唱えられない
《ヘブンズ・ゲート》……《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》、《クイーン&かぼちゃうちゃう》でメタられる。あるいは出したクリーチャーを後続で対処される。

【 呪文 】
文明 光 / パワー- / コスト6
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
進化クリーチャーではない光の「ブロッカー」を持つクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。
《ドギラゴン逆》の本質がターン終了時の盤面形成能力である以上、受けのためのトリガーはほとんど機能していません。
特に天門はかなり厳しい立ち位置に置かれています。
盤面勝負に付き合わない
最後は盤面勝負に付き合わないことです。
これは非常に有効な対策になり得ます。相手の最大の強みをデッキ単位で無力化しているからですね。
流行しているメタカードの構成に応じて【ドッコイループ】や【創世竜ループ】を使い分けるのは、十分に合理的な考え方だと思います。
《ドギラゴン逆》に強いメタカードは《ドギラゴン逆》に入る
さて、先ほど触れた「2種類以上のメタカードを重ねる」ということができているデッキを2つ紹介します。
察しのよい皆様はお気づきのことと思いますが、《蒼き団長 ドギラゴン剣》の時代にも見られた、「《ドギラゴン逆》に強いメタカードが《ドギラゴン逆》自身に採用される」という現象が起きています。
どちらも《クイーン&かぼちゃうちゃう》を採用したうえで、【光自然ウィリデ】は《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》+《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》による「割られない《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》」の形成、【火光自然カツムゲン】は豊富な除去による【光自然ウィリデ】の基盤へのメタによって、《ドギラゴン逆》を対策しています。
あまりに強すぎるカードやデッキは同系のそれによってのみ止められる、ということは歴史をみても明らかなことであり、現環境の構造そのものが《ドギラゴン逆》の圧倒的な強さを証明していると言っても過言ではないでしょう。
おわりに
このように、《烈しき切札 ドギラゴン逆》はその圧倒的な性能によって、当時の《ドギラゴン剣》と同様に現在の環境を強く定義づけています。
《ドギラゴン剣》の例にならえば、このまま殿堂入りまで一直線――とも思えるのですが、25周年を迎え、なお加熱し続けるデュエル・マスターズが僕の想像の範疇に収まるとは思えません。
今後どのような展開が待っているのか、非常に注目です。
現在の《ドギラゴン逆》vs《ドギラゴン逆》vs空中戦デッキという構図を崩す新たなデッキは現れるのか?
今後の環境の推移にも注目していきたいですね。
今回のDM解体新書は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また次回の更新も楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
それでは。
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