こんにちは、神結です。
いきなりデュエル・マスターズとは全然関係ない話をするのですが、サッカーW杯が現在開催されていますね。
ちなみにこの記事は日本がコスタリカに敗北した直後に執筆されています。
前回のW杯では個人的にも好きな試合が多くて、例えばベルギー vs ブラジルだったり、クロアチア vs ロシアなんかは如何にも“名勝負”と言えるような試合だったと記憶しています。
恐らく今大会も、大会が進むにつれて名勝負が誕生していくことでしょう。大きな大会であればあるほど、注目度が高ければ高いほど、名勝負というのは記憶に焼き付きます。
結構Twitterだと好き勝手にツイートしていることが多いの知ってる方もいるかもしれませんが、私はスポーツ含めて様々な競技を観戦するのが好きです。
サッカー、野球、卓球といったスポーツはもちろんですし、将棋のタイトル戦や麻雀のMリーグのような頭脳競技、あとはスマブラやSFなどの格闘ゲームもそうですね。
デュエマの名試合を皆様にお届けするGreat Match of DuelMasters、略してGoD。
いつもならデュエル・マスターズの名試合をお伝えするところですが、今回は少し趣向を変えて名勝負・名試合に関するコラム的な話をしようと思います。
今回はせっかくなので、「観戦」の話をしています。
目次
名勝負は如何にして生まれるのか?
対戦ゲームには、名勝負・名試合が付きものです。そして名勝負・名試合というのは、観ている人の心を動かします。
冒頭で触れたサッカーW杯、現在では観戦もお馴染みとなった格闘ゲーム等のeスポーツなどなど……。
私は最近麻雀の「最強戦2021」の動画を観たのですが、あれも本当に名勝負でした。
また名勝負は現実世界に限らず、漫画の世界にだって存在しています。例えば現在アニメが絶賛放送中のBLEACHですが、一護 vs グリムジョーやノイトラ vs 剣八 辺りは個人的に名勝負だと思っていますし、とても面白いですね。
デュエマの背景ストーリーで言えば、例えばレッドゾーンvs革命軍なんかは名勝負たりえるんじゃないですかね。
ただ名勝負・名試合になるには、一つ絶対に条件が存在すると思っています。
それは「勝って得るもの、負けて失うものがある状況」ということです。
どんなに濃密で凄まじい対戦であっても、それがフリー対戦であったら「いまのいい試合だったな」で終わりです。
勝てば優勝の戦い、ライバルとの決着、異なる信念の激突……。
言うならば、何かが懸かっている状況ということです。もちろん、これが大きければ大きいほどに名勝負は起こりやすくなります。
勝てば優勝だからこそ互いに死力を尽くして戦うし、負ければ涙を流すこともあります。互いに実力を認める間柄だからこそ、譲れないものがあります。
そして大抵の場合、こうした勝負にはそこに至るまでのストーリーがあります。
例えばナポレオン・ボナパルトの人生に燦然と輝くアウステルリッツの戦いは、対仏大同盟やライバルのイギリス・オーストリア軍、そしてトラファルガー海戦といった背景的なストーリーを踏まえてこそ咀嚼することが出来ます。
まぁ歴史の小難しい話は置いておくにしても、「AとBはライバルだが、実は大会でAはBにずっと負けてきた」とか、「CとDはそれぞれ自分が使うデッキを最強だと信じている」とか、そういったものですね。
こうしたストーリーというのは、つまりはスパイスです。それが試合という食材と合わさって、最高の料理となるんです。
そしてこの最高の料理を味わったとき、名勝負を観たとき、我々は大きく心を動かされるのです。
デュエル・マスターズと名勝負
さて、デュエル・マスターズの話をしていきましょう。
さて、皆さんお馴染みのデュエル・マスターズですが、私個人の感想でいうと名勝負も生まれやすいゲームだなと思っています。
つまりイコールで、観戦してもかなり楽しいゲームかな、と。
まぁまぁ一旦、TCGと配信というコンテンツの相性の話は置いておきましょう。(カードゲームが体験をベースとしたゲームであるので、それまで全く興味も無かった人を配信で惹きつけるのは難しいよね、とは思っています。それこそプロリーグみたいなのが出来ない限りは……)
話を戻しましょう。
まず、デュエル・マスターズは相応に長い歴史を持っているのは大きいです。
歴史が長いということは積み重ねられたストーリーが多いということであり、中華の達人もご満悦の濃厚なスパイスが手に入ります。
本当に古くから辿れば20年、GPだけでも7年分の積み重ねがありますからね。
そして歴史が長いということは、多くのプレイヤーを輩出してきた、ということでもあります。中でも近年は、数多くのYoutuberを始め、スタープレイヤーが増えてきました。
まぁ配信卓絡みで色々言われてたりはしますけど、なんだかんだで知ってるプレイヤーの試合の方が観ていて楽しいですからねぇ。そうでないとジャシン様レベルのインパクトがないと、中々ね……。
もちろん、名勝負と言うからには調味料が優秀というだけではいけません。
激しい殴り合いであったり、息詰まるほど拮抗した展開が長く続いたり、トリガーの大逆転があったり……といったように、ゲームそのものが面白くあってこそ、というのもあります。
もちろん、現代デュエル・マスターズは1枚のカードパワーが高いので、一瞬で決着が付くケースもあります。膠着するのかな? と思ったゲームが《CRYMAX ジャオウガ》で突然終わることもあります。
私もカバレージを書いていて、「どう客観的に見ても、プレイヤーA側に工夫の施しようはなかったな……」という試合はたくさん見てきました。
3ターン目に《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》が突っ走って終わることもあるのが現代デュエマです。
3ターン目の《天災 デドダム》のプレイすら出来ず、ノートリで走られて負けみたいな試合はね、どんなに高級な香辛料を使ったとしても……。
あっ、ちなみに余談ですが、これはあくまで“名勝負”かどうかの判定なので、カバレージの面白さとはまた別です。カバレージはまた別の観点から文章を作ることが出来るので、“名カバレージ、名勝負にあらず”みたいなことは全然起こせる、と思ってます。
脱線しました。話を戻します。
ただそんな3ターンで相手を粉砕するアポロだからこそ、という視点もあります。逆に。
アポロで走れなかったけど、プレイヤーの読みと工夫とアドリブが冴えて不利状況を捲った、なんていうのは如何にも名勝負っぽいですよね。
ちょっとプレイを誤ってもつれが生じたり、本来の動きが出来なくて拮抗したり、といったゲームの方が面白くなるんですよ。
実際このGoDでこれまで書いてきたように、デュエマはゲームそのものに着目しても、スパイスに着目しても、試合を楽しめます。
例えば前回書いたGP9thの3位決定戦なんかはかなりスパイスが濃厚寄りの話で、過去に書いた「ともき vs にょん」とかは内容が特に良くて、って感じの試合でしたね。
ちなみにその昔に書いたこちらの記事なんかは、両方併せ持ってましたね、流石に。
観戦のススメ
そんなわけでここまで書いてきましたが、名勝負を堪能するにはやはりリアルタイム観戦が一番です。
もちろんスポーツなんかは現地で直接観るのが最高! という前提は置いといて、世の中には色々な配信コンテンツが溢れています。それらを使ってどう味わうかは自由です。
せっかくなので、色んな観戦方法をご案内しましょう。
①友達と集まってピザと酒を味わいながら観戦
特に説明する必要もなく最高なんだよな。
野球場にビールとスタジアムグルメがあるのは、まぁそういうことなんだよな、多分。
居酒屋でわーわー言いながら野球を観ているおっちゃんの気持ちが少しわかるようになるかもしれません。
②友達と通話しながら観戦
やっぱりここ数年の情勢もあって、通話観戦は一般的になりましたね。
直接会うのは距離とかの問題も含めると難しいこともあるですが、Discordはかなり便利なので全てを解決してくれます。
また、通話しているメンバーの中に詳しい奴を置いておくと、付加情報などで美味しく楽しめます。
最近はウォッチパーティーなるものもあって、このスタイルで友達と一緒に映画とかも観られるんですよね。
これも別に傍らにお酒を用意して楽しんでもいいですし、私はよく通話しつつ試合を観ながら、余った両手でデッキの1人回しとかしてます。
③応援配信(オンラインパブリックビューイング)などで観戦
これは「スタジアムやライブ会場の一体感」に一番近いのがこれかもしれません。配信者と一緒にコメントとかで一緒に盛り上がりたい! なんて人にはオススメ出来ると思います。
まぁあとは、好きな配信者さんの反応を見ながら楽しめる、なんていうのもいいかもしれません。
コメント欄にしょうもないことを書くのはやめような。
④画面の前でメモを用意しながら観戦
そのコンテンツに真面目に向き合っていて、自分でも発信したいという方は、こういう観戦の方法もあります。
私もこうやっていることがそれなりにあるんですが、ご飯食べたり音楽流したりといったような“ながら観戦”に比べると、得られる情報量に流石に違いがありますね。
ガチまとめを読んでいる人は「デュエル・マスターズが上手くなりたい!」という人も多いと思いますが、試合を流しながら気になったプレイとかをメモにまとめて検証していくと、いい勉強になるはずです。
ちなみに、実況・解説なんかを目指している方にも、この方法はオススメしたいです。
大会の実況なんかをしてみたい! という方は、アナウンサーがどんな言葉を使って実況しているのか、解説は難しい状況をどうわかりやすく説明しているのか、などメモっておくと役に立つのではないでしょうか。
⑤淡々と酒を飲みながら観戦
そんな硬派なことしたくないよって方でも、こうやって1人で楽しむことも充分可能です。
特に深夜帯にやっている試合なんかは、騒いで観られないですからね。
Twitterとかでぐだぐだ実況しながら観戦、なんていうのも中々盛り上がれて楽しいですよ。
ただし適当なことを言うとFF外から失礼されることもあるので、そこはお気を付けください。
おわりに
というわけで今回は名勝負の味わい方ということで、名勝負の構造やデュエルマスターズとの兼ね合い、そして観戦の方法についてまでつらつらと書いてみました。
デュエマ自体は来年まで大きな大会はないのですが、せっかくW杯もやってますし来年もまたGPはありますし、試合観戦という文化を味わってもらえればなぁと思います。
順番が逆と言えば逆なんですが、観戦文化が広がれば実況・解説需要も増えて、それがまた名実況者・名解説者を生み出す土壌にもなるので……。
というわけで、今回はここまでです。
感想などは、是非Twitterで#デュエマGoDをつけてお願い致します。
また次回の記事はがっつりデュエマの話をしていると思います。それでは、また。