こんにちは、神結です。
毎年この時期は新生活のバタバタと同時にGPの準備があるのですが、今年は5月下旬の開催なので、4月は比較的穏やかです。新生活を整えつつ、GPに向けた準備も頑張っていきましょう。
ところで、進級くらいだとそこまで大きな変化はありませんが新生活を始める際に、これまでとデュエマの取り組みが変わる人はいるでしょう。
特に新社会人になる皆様は、これまで以上にシビアな時間活用が求められており、「無駄な時間」は削減したいところ。
デュエル・マスターズ、ひいてはカードゲームでもっとも削減したい無駄な時間と言えば、「カード探し」の時間です。
カード探しに時間が掛かると、回す時間が減ります。
なんか噂によると、カーナベルでは注文されたカードをピックするまでの時間を計測して、よりスピーディーな対応に繋げているとかなんとか。
まぁ我々一般人はそこまでいかなくとも、使いたいカードをすぐに手に取れるというのは、勝つためには必須と言えるでしょう。
そうなると、普段から如何にカード整理・管理をしておくかが大事となってくるわけですね。
というわけで今回は、「カード整理しくじり先生」と題して、「絶対にやらない方がいいカード整理術」をお伝えしていこうと思います。
目次
カード整理しくじり先生
世の中には数々の「オススメのカード整理術」があります。Googleで検索してもYouTubeで探しても、或いは今ならAIに訊けばそれなりに的を射た回答をしてくれることでしょう。
実際それらは非常に有用なものが多いかと推察しますが(なんせ私が試してないのでなんとも言えない)、人によって管理スペース・予算・所持状況などは違うものです。
自分に最も適した管理方法を見付けるのは困難かもしれません。
ですが、人生というのはカードゲームと違って、常にあらゆる行動で100点満点を要求されているわけではありません。どちらかと言えば、最低点を連発しないことが人生のリスク管理では大事なのではないでしょうか。
つまり……ですよ?
ことカード整理に於いて大事なのは、「やってはいけない」ことをやらないことであると思うんですよ。
で、私の場合なんですが。
過去・現在に於いてその「やってはいけない」ことをしっかりとやり続けてきた自負がありますので、今回順に紹介していきたいと思います。
ケース① 「よく使うカード」を机の回りの手の届きやすいところに置く
YouTubeを観ながらデッキの1人回しをする、よくありますよね。私はよく野球の動画を観ながら回しています。

【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / 文明 火 / パワー4000 / コスト5
■このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このクリーチャーと選んだクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、そのターン、このクリーチャーのパワーは+2000され、「W・ブレイカー」を得る。
ですので机だったりその横だったりにデッキが置いてあるというケースって、よくあると思うんですよ。
ですがデッキというのも日々リストが変わるわけですし、そもそも1人回しをするなら色んなカードを試しつつ回したいじゃないですか。
となると必然的に机の上や回りにカードが積み重なっていくんですが、これがまぁ危険信号です。
これ、最初は数枚程度だったのが気付けば複数デッキ分だったり、直近で買ったカードだったり、或いはパック剥いて出てきたカードだったり、そういったものが(私の経験則上)次々と積まれていくことになります。
結果、机というよりはいつの間にかカード置き場になるというのがよくある末路です。机って何か作業するためにそこに設置されている筈なんですけどね。カード触る以外のことをやらなくなる、というか出来なくなるんですよ。
あとこれはもう1つ問題があって、何かの拍子に崩れるんですよね。
それこそ地震もそうですし、或いはモノの弾みで肘がぶつかったりしたときとか、積み重なったカードを取ろうとしたときとか、そういったふとしたキッカケで崩壊します。
カードが崩れて床にひっくり返ったときの絶望感、かなり渋めの味がします。
あと危険性の話でいうと、机の上って飲み物とかも置くじゃないですか。これが倒れる危険性もあるんですよ。
そうなったら、まぁおわかりでしょう。こっちの絶望感は、もっと酷い味がする筈です。
というわけで、楽だからといって机の回りにカードを置くのは危険です。やめましょう。
ケース② 「よく使うカード」用のストレージボックスを作る
じゃあ机の上にカードを置かずに、「よく使うカード」だけを抽出したストレージを用意し、ここにカードをしまっておくのはどうでしょうか。
これなら机の上や回りを散らかすことはないですし、すぐ使いたいカードも取り出せて嬉しいし、完璧……な気がするんですけど、ここにも罠が潜んでいます。
実際ね、これ最初の方はまぁまぁ上手くいくんですよ。まるで自分がカード整理の達人みたいになったかのような錯覚に陥るんですね。
でもカードを整理するってことは、それなりのカード枚数を持っているってことじゃないですか。
最終的に何が起こるかっていうと「よく使うカード用ストレージ」がドンドン増えていくんですよ。
例えば、先日買った新弾のSR。買ったということは使うということなので、このストレージに入ります。
例えば、【巨大天門】から【青白天門】に組み換えたときに生じた「差分」のパーツたち。《巨大設計図》とか、《閃光の神官 ヴェルベット / フェアリー・パワー》とかですね。これもまた組み換えるかもしれませんので、ストレージに入れておきましょう。
例えば、環境によって自由枠をコロコロ組み換えるデッキのパーツ。【火光水ゴスペル】とかそうですね。すぐに引っ張り出せるようにしたいので、ゴスペルに入りそうなカードはこのストレージに入れておきましょう。

【 クリーチャー 】
種族 オラクル・セレス / キング・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 光/水 / パワー11000 / コスト9
■自分の墓地の呪文1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは1以下にはならない。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、呪文を好きな数、自分の墓地から手札に戻す。
■このクリーチャーが攻撃する時、呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
例えば、ちょっと前の環境デッキたち。【赤白サムライ】とかですね。もしかしたら、また使うかもしれません。そういう時にバラバラにしておくと面倒ですね。これもこっちのストレージに入れておきましょう。
……と、いう風にこのストレージに入るカードが増えていくことになります。こうなると、今度は「よく使うカード用ストレージ1号・2号」と増えていくんですよね。
このストレージが3つくらいまで増えていくと収拾が付かなくなって、実質的に「未整理カード」と同じになるんですよ。あれ、整理していた筈なのに。おかしいですね。
ちなみに私は現在進行形で「よく使うカード用ストレージ」が12本くらいあって困ってしまっています。
これは「どうせ整理されていないから、デッキの残骸とかも入れておこう」「最近買ったカードもここに入れておこう」という、だいたい上記の例に挙げたような恰好で、加速度的に増えていきました。
困っています。切実に。どうしようかな、これ。
ケース③ ストレージボックスを五文明同じものに統一
これはまた別軸の失敗談なんですけども。
カード整理の基本形って、やっぱり文明ごとじゃないですか。
私はカード棚みたいなのを持っていなかったので、全部ストレージにいれて管理していたんですが、ある時某艦船育成シミュレーション&シューティングゲームの好きなキャラクターのストレージが発売されたんですよね。
で、当時の私はこう思ったんです。
「これを機に、家のストレージを全部これに統一しよう」
自分はデッキのカードのレアリティとかはそこまで気にしてはないんですけど、「バージョンが揃っているか」は気になるんですよ。統一感って大事なので。
より正確に言えば「このストレージを10個くらい買って文明ごとにわけて、そこに収まるだけのカードを持とう」と考えたんですよ。
で、どうなったと思います?
答えはですね、どのストレージに何の文明のカードを入れたか、ストレージを開けないと確認できなくなってしまったんですよ。
……うん、そりゃそうなんだよな。
私はそのためストレージを幾つかひっくり返してお目当てのカードを探しているのですが、まぁ本当に時間の無駄です。
無地の黒いストレージとかだと上からシールとかで「火文明」とか書けばそれで済むんですけど、キャラクターものだと上から書いてもパッと見えにくいからあんまり意味ないんですよ。
そもそも、パッと見で入っているカードが判別しにくいストレージという物体に、カードを全て収納しておくのはあんまり良くないのでしょう。
というわけで、ようやく半透明の収納ケースを買いました。2×3段で買ったのですが全然足りてないので、もう1セット追加で買う予定です。
ケース④ あまり使わないカードを段ボールに入れておく
「よく使うカード用ストレージ」とは逆の概念になりますが、あまり使わなそうなカードを段ボールに入れておくということをしたこともありました。
これはね、本当にやめましょう。
まず前提として、カード整理できないタイプの人類って、段ボールがあるとその上に物を置くんですよ。私の場合はファイルとか、或いは段ボール on 段ボールとか、平気でしています。
そうなると段ボールを開けることが億劫になるじゃないですか。
でもデュエル・マスターズって、絶妙に昔のカードが必要になるときがあるんですよ。それこそ【火光水ゴスペル】のときは《キリモミ・ヤマアラシ》とか《ロスト・ウォーターゲイト》とか探しましたし、最近だとドリームメイトの《お騒がせチューザ》とかもですね。
……え、今からこの段ボール開けるの?
これ、探す気力を失うので「デッキを組む行為」に対してのモチベーションが落ちるんですよね。カード整理をミスったせいでデュエル・マスターズの練習・プレイに支障をきたすの、かなりよくないです。
あと段ボールの中にキッチリ整理した状態でカード入れることって出来ないじゃないですか。ぜったいバラバラになりますよね。
そうなると、特定のカードを探すのも難しいんですよ。何処まで見て何処を見てないのか、わかりにくいじゃないですか。結果、ここでも時間を浪費するという。
「面倒だから新しく買う」ことで時間を浪費しない選択もできますが、これはこれで無駄な出費にはなりますよね。
ですので、段ボールにカードを保管するのはやめましょう。楽なのは入れるときだけだから。
ちなみに私は過去の反省を生かして、カードをストレージに入れた上で段ボールの中に入れていたんですよ。
ただ悲しいことに、結果としてはケース②③④のコンボ技になっていて、「段ボールを開けるのも億劫だし、その上でお目当てのストレージを探さなきゃいけないし、ストレージに何が入っているかわからない」という状態に陥りました。
これも困っています。切実に。
ケース⑤ 前環境のデッキをデッキの状態のまま保管
ちょっと前に使ったデッキや殿堂して使えなくなったデッキというのもあると思います。これ、皆さんはどうしていますか?
《アーテル・ゴルギーニ》などの一部強力なカードは別デッキに再就職することになると思うのですが、現在のデュエル・マスターズで「40枚グッドスタッフ」のようなデッキは少なく、そのため「そのデッキでしか使わないカード」というのは何かしら発生するでしょう。

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ / スーパーカー・ドラゴン / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の中から2つ選ぶ。(同じものを2回選んでもよい。)
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
►自分の山札の上から4枚を墓地に置く。
►コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
そういうわけなので、残骸といえるものは生まれる筈です。
私の場合は、去年の2ブロックのデッキもそれに該当しますかね。【光水自然ゼニス】とか、そのままに近しい形で残っています。(何故か《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》を8枚用意したので、パーツの入れ替え等も起きていない)
で、私は残骸を「よく使うカード用ストレージ」に入れていたのですが、これが大失敗でした。
何が起こったかというと、一部カードが行方不明になりました。
というのもですね、上にも書いたように40枚そのまま保管することってなくて、大抵は何かしらのカードが再就職するんですよ。
とりあえず、例として【火光闇ドルマゲドン】を挙げましょう。
《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》とかは基本他のデッキで使う事はないですし、《魔光神官ルドルフ・アルカディア》+《魔の革命 デス・ザ・ロスト》とかも再就職先がなかったので、「残骸」としてストレージに入れたんですね。
ですが《R.S.F.K. / オールイン・チャージャー》とか《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》、《聖魔連結王 ドルファディロム》というカードたちは別デッキへと再就職していくことになります。

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター / エンジェル・コマンド・ドラゴン / ソニック・コマンド / 文明 光/火 / パワー11000 / コスト7
■自分のマナゾーンに光または火のカードが合計5枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■EXライフ
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。次の相手のターン、相手はクリーチャーを1体しか出せない。
この時、「再就職でも同じ枚数使う」なら、まだいいんですよ。4枚から4枚の移動なんで。
察しの良い方は、気付いたかもしれません。再就職先の方が少ない枚数だったときに、問題は生じました。
私の場合は《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》をドラゴン系のデッキに組み込むために引っこ抜いたんですけど、この時「一旦3枚だけ」を【4cドラグナー】に入れたんですよ。
それでしばらくは困ってなかったのですが、【4cドラグナー】を使わなくなったので、これを解体して「残骸」が任意のストレージBへ移動。
【火光闇ドルマゲドン】の残骸が入っていたストレージAは、色んなカードを抜いたり足したりした結果、あちこちにカードが散らばることに。
そして約半年ほどの時間が経ったある日、《夢双龍覇 モルトDREAM》のデッキを作るために《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を探したのですが、とうとう3枚しか見付かりませんでした。
何故だろうと考えていたんですが、【火光闇ドルマゲドン】を解体後に、ゾージア一家が離散してしまい、そして色んなストレージをたらい回しにされた結果、たぶん1枚のゾージアがどっか別な場所に混ざってしまったみたいなんですよね……。
これはかなり手痛い失敗でした。過去のデッキはキッチリ解体するか、或いは「その時の使ったまま」でゲートボール感覚で残しておいた方がいいかもしれません。
再就職先させる場合は、ちゃんと一家まとめて移動させましょう。どこにいるんだろうな、4人目のゾージアくん。
まぁ私がこれまで(現在進行形)失敗してきたカード整理はこんな感じです。
もしこれからカードを整理をしようと考えている方は、参考にしてみてください。
まとめ
というわけで、今回はカード整理しくじり先生ということで、「絶対にやってはいけないカード整理術」をお伝えしました。
人生で常に100点の回答を出し続けながら歩んでいくことは不可能ですが、先人の知恵や歴史を学ぶことで0点を出さないことは出来るかもしれません。
ぜひ皆さんもね、カード整理で何か失敗した経験がありましたらツイートしてみてください。誰かを救うかもしれません。
ちなみにですね、カードは多すぎて管理できないという方に朗報なんですけど、なんとカーナベルだとまとめて買取ができるんですよ。
詳しくはリンク先をご覧いただければと思うのですが、買取査定額で一定金額以上の見積もりがあれば、中身を自分で把握していなくても、段ボールに入れて送っていいらしいんですよね。
というわけで宣伝?もしたところで、今回はここまで。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。