【北白河の今日の一枚】vol.99《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》ボルシャック・レガシー

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【北白河の今日の一枚】vol.99《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》ボルシャック・レガシー

1日動くと1日休んだくらいじゃ疲れが取れない年齢になりました

こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。

そんなこんなで、行ってきました超CSⅣ福岡。

終電の新幹線で行って一日稼働し、翌日朝の新幹線で帰ってくるという強行軍でしたが、今回は一応(あまりにも原稿が進まなくて気分転換に深夜の街に繰り出し)福岡名物のラーメンを食べたので観光ができた……ということにしておきましょう。

あ、あと原稿が進まないおかげでTAROMANの再放送を生で見ることができたのも嬉しかったポイントです。家でほとんどテレビ見ませんからね。

というわけで、今回もやっていきましょうか。

この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。

それでは、今日のカードはこちら。

《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》

【 ツインパクトカード 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー12000+ / コスト9

■スピードアタッカー
■パワーアタッカー+5000
■T・ブレイカー
■誰もコスト4以下のクリーチャーを召喚できない。

【呪文】
カード名:ボルシャック英雄譚
文明:火
コスト:8マナ

■自分の山札の上から6枚を見る。その中から、《ボルシャック》と名前にあるドラゴンを好きな数、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で、山札の一番下に置く。

DMEX-04にて登場した、SRのツインパクトですね。

なんといっても目玉は呪文面。デッキをボルシャックで埋めたならばまあ「勝つ」と書いてある展開力は破格も破格なわけで。

あまりにもわかりやすすぎて言うことも特にないんですが、実質再録枠となるクリーチャー面ももともとパックの看板カードだけあって意外と優秀。

自身のコストさえ(呪文面で)カバーすれば、《 終末の時計 ザ・クロック 》をはじめとする小型トリガーは完全シャットアウトできますからね。

なんやかんやで、良カードだと思いますよ。語ることはありませんが。

そんなこのカードですが、同期となるのが《 ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー 》

《 ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚 》とともに、「既存クリーチャー+それをサポートする呪文」という形で「ボルシャック」という名称シナジーを強化しようとしたわけですね。

とはいえ、当時のデッキで最も「ボルシャック」を使っていたのは《 ボルシャック・ドギラゴン 》のみを擁する当時の【モルトNEXT】。

ドラゴン比率が高いほど良いという都合上、確定で火のドラゴンがマナに落ちる《 決闘者・チャージャー 》は(公式もある程度織り込み済みだったとも思いますが)「運が良ければ手札が減らないかもしれない単なる3マナブースト」として運用されちゃったわけです。

そして、「じゃあ『ボルシャック』に意味がある構築にすりゃいいんだろ!」とばかりに半ばヤケクソ気味にやってきたのが、新カードから再録まで全カード「ボルシャック」縛りというクロニクルデッキこと「決闘!!ボルシャック・デュエル」。

そりゃまあ「単色3マナ3ドロー1ブースト」とか「8マナで確定6枚踏み倒し」までバリューが高まればそりゃコンセプトとしても十分以上に強いですよ!そんなの関係なくただ強い《 ボルシャック・栄光・ルピア 》とかもいるし!

……というわけで、ついに「環境の最前線で戦える強度のある【ボルシャック】」が完成したというわけです。まあ英雄譚のハズレになる《 ボルシャック・ルピア 》が紛れてたり、コンセプトのせいで《 メンデルスゾーン 》が再録されなかったりと弊害もないわけではないんですが。

もうちょっと真面目な話をすると、開発部にとって、名称カテゴリは種族やテキストと比べて「強さを調節しやすいもの」なんじゃないかと思っています。

新規テーマを作るときだけでなく、後付け強化をする場合でも変なカードを巻き添えにせずに狙ったカードだけを強化するのにも使えますしね。この【ボルシャック】の成功を見ると、カードを開発するためのツールとしてプレイヤーにも開発にも名称カテゴリの使い方が定着した感がありますね。

ところで、ここに名称カテゴリで強化される【起源神】っていうカード群がありますね?《 起源神・ゲート 》とか《 プロジェクト・起源神 》とか《 起源神核アトム 》とかいろいろ刷れると思いませんか公式さん?ねえってば。

そんなこのカードですが、前述の超CSⅣ福岡にて大ブレイク。

決勝最終戦のフィニッシュムーブになったりと、その破壊力を見せつけることとなりました。

まさかの【ボルシャック】(しかもほぼ純正タイプの構築)が優勝ということで、この出来が今もなお通用するポテンシャルを秘めていたという事実には驚かされましたね。

しかも、大会のメタ読みが完璧に刺さりきった……というタイプでなく、トップメタからそれを食えるtier2-3級のデッキなど(特に本戦に入ってからが圧巻!)まで片っ端からなぎ倒しての結果というあたりにゆきだるま。選手の構築とプレイングの非凡さがうかがえると言えるでしょう。

それにしても、ゲーム単位だと18戦やって16勝2敗という圧倒的な結果にも驚かされます。うち1戦は決勝戦ですから、マッチ単位で黒星はわずか一個。どんなデッキかというと……。

……【ジオ・リバース】!?

しっかり品切れするんじゃないよ

ちょっとむしろこっちが気になりますね……!

えーと。もしこのデッキの詳細を知っておられる方、あるいは使用されたご本人がこの記事を見ていたならばぜひ北白河までお声がけください。場合によっては次の記事がこのカードになります。

ボルシャック・デスティニー

というわけで、《 ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚 》でした。

まあその、「これくらい過去テーマプッシュをやってもバチは当たらない」というのが知れ渡ったのは個人的にも嬉しかったりします。

メインターゲットにも回顧おじさんにも受けのいいカードがたくさん刷られるの、いいことですからね。

エンチャント 土地 —ボルシャックの (Bolshack’s) 英雄譚(Saga)

さて、次回予告のコーナーです。

弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。

俺は本当にこんなクソカードで記念すべき100回目の記事を書いてしまうのか?テキスト内容を念のため確認したい

というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。

この記事の感想などありましたら、#北白河の今日の一枚でのツイートや拡散などなど心よりお待ちしております。

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それでは、次の記事で。北白河でした。

前回の記事

腰が細すぎる 引っ張ったら背骨ごと下半身から抜けそう

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