お~っほっほっほっほ!ついにこの日がやってきましたわ!

はじめに
ごきげんよう。二年ぶりにお目にかかりましたわね。
わたくし総資産5000兆円のスーパーお嬢様、起源院 神子と申しますの。庶民の皆様はいかがお過ごしかしら?
二年前はこのサイトにあれほどいた非実在お嬢様や非実在美少女ライターも今やわたくしのみ!構築の激変とサイト内のお嬢様メタゲームの間隙を突いて、わたくしついに帰ってきましたわ!
去年はマジでまあネタがなんにもなかったので実体化せずにいましたが、こんなことを言われたなら帰って来るしかございませんわ!
でもこの庶民の方、もうちょっとイベントというものに楽しみというものを見出した方がよろしいのではなくて?
というわけで、今回わたくしが解説させていただくのは……一昨年に引き続き、この世で最も強く美しい神々のデッキこと【起源神】ですわ!今回も例によって六神全てを使用する純正タイプをやっていきますわよ!
知らない方はいらっしゃらないでしょうけど念のためにざっくり説明しておくと、TCG業界を見渡しても唯一無二の六体合体ギミックとシールドと墓地をテクニカルに操るプレイングが特徴のとっても楽しいデッキですわ。
一昨年まではこれに加えてキーパーツの安さもウリでしたわ。でも再録なさすぎていつの間にか高騰してたのでもうそんなこと言えなくなっちゃってしょんぼりしてますの。
それでは解説の前にいつものやつを……って、アレはやらなくてよくなったんですの?ほら、当日15時までに注文すると即日発送っていうアレ……。
……デカいバナー入れられるようになったからなくなったんですのね!オッケー!それではさっそく解説行きますわよ!
目次
【起源神】の特徴ですわ
このデッキの特徴といえば、何といってもその物理的なインパクトですわ!2×3の特大のサイズは、あの《 終焉の禁断 ドルマゲドンX 》や《 零龍 》にすら引けを取りませんの。
また、シールド暴発とトリガー化をテクニカルに使いこなしながら神を完成させていく過程には、他のデッキでは絶対に味わえない楽しみがありますわ。
時には運に天を任せながらも六体神を完成させたときの達成感は格別ですわよ!
最近ではより確実に六体神を揃える手段が出てきましたから、堅実派の庶民の皆様にもおすすめですわ!本当に堅実派なら六体神を揃えるよりもっと確実に勝つ手段がある?お黙りなさいまし!
このデッキが終わったデッキだとか始まるのを待ってるデッキだとかうだうだ言ってる庶民の方もおられるようですけど、そんなこと知ったこっちゃありませんわ!
わたくしの想いは、「わたくしが大好きなこのデッキの楽しさをただただ皆様に味わってもらいたい」。それだけですの。
どうか終わりまでわたくしにお付き合いくださると幸いですわ。
【起源神】デッキレシピですわ
さっそくデッキレシピに入っていきますわ。
後述するように、このデッキは最低六体の起源神とサポートパーツを必要とするデッキですわ。
ということは、必須枠もそれだけ多数存在するということに他なりませんの。そのうえで、こちらの確定枠をご覧くださいまし……
え、「確定枠を紹介してから改めてデッキレシピ紹介する」概念もなくなったんですの!?
……それでも、このデッキを知るうえで確定枠の話をしないわけにはいきませんわ。
デッキの確定枠と自由枠ですわ


もうデッキの半分以上が埋まってますけれども、これがデッキとして成立するほとんど極限まで削った形ですわ。「元からデッキとして成立してない」って言われたら泣いちゃいますわ。
もっと言うならば構築によっては《 プロジェクト・ゴッド 》《 ゴッド・ゲート 》を削る手もないわけではありませんが…正直、普通にやるならあんまりお勧めできませんわ。
ここから残りの枠を埋めていくのですが、覚えておいてもらいたいことが一つだけございますの。
それは「起源神パーツやそれを揃えるためのキーパーツ以外は、できるだけ自分のターンの終わりにめくれてうれしいトリガーを優先すると捗る」ということですわ。
このデッキはターンの終わりのシールド回収を軸に戦うデッキですわ。
例えばこのタイミングで《 ホーリー・スパーク 》がめくれてもすぐにアンタップされて意味がありませんわよね?それなら、単純な除去カードや何らかのおまけのあるカードを採用したほうがいいという理論ですわ。
このデッキのトリガーは防御手段であると同時に、自分から盤面に干渉する貴重な手段であることを肝に銘じてカードを選んでいくと捗りますわよ。
……というのがこれまでの基本だったんですけれど、今回はちょっと話が変わりましたの。
さっきもちらっと言いましたが、「単純に六体神を揃えて勝つだけなら完璧なギミック」が実装されてしまったなら、さすがに使わざるを得ませんわ!
というわけで、完成したデッキがこちらですわ。採用カードの詳しい説明は、おいおいやっていきますわね。


【起源神】カード解説ですわ
さて。このデッキのカギとなるカードの解説ですわ。
このデッキでまず詳細なテキストを知っておくべきカードは6種類。あとのカードはいかにしてこの六種を介護するかだけを考えて搭載されておりますわ。
基幹パーツですわ
《 起源神ニュートロン 》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 闇 / パワー3000+ / コスト3
■G・リンク《 起源神レプトン 》の左横、《 起源神クォーク 》の右横、または《 神核アトム 》の下側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ)
■このクリーチャーは、リンクしている時、シールドをさらに1枚ブレイクする。
■このクリーチャーがリンクしている時、自分のターンの終わりに、自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。
このデッキの初動にして、最も重要なパーツですわ。3ターン目を初動と言っていいかどうかは評価が分かれるところですけれども、サンプルレシピには物理的に二種類しか3ターン目の動きが入ってないからこれは初動以外の何者でもありませんの。
リンクまでは3マナ3000バニラという目を覆いたくなるスペックですけれども、《 起源神レプトン 》とリンクすれば毎ターンの暴発で連鎖的に展開していけますわ。
このムーブがあるからこその【起源神】というデッキですから、4枚から減らすパターンはよほどのことがない限り考えられませんわ。
《 起源神レプトン 》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 光 / パワー2000+ / コスト4
■G・リンク《 起源神ニュートロン 》の右横、または《 起源神プロトン 》の下側。
■このクリーチャーがリンクしている時、自分の手札に加えた、名前に《起源神》とあるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。
このデッキで二番目に重要なパーツですわ。全ての《起源神》がトリガーになる効果は前述の《 起源神ニュートロン 》の暴発と合わせて気持ちよく展開ができますわよ。
そうでなくてもただでさえ受けが弱いこのデッキにカウンターの可能性をくれる、是が非でも最速でリンクしたい一枚ですわ。
これも四枚から減らすビジョンはあんまり見えませんの。
ちなみに《 神核アトム 》は名前に《起源神》とついてないので対象外ですわ。今からでも《起源神核アトム》に改名しませんこと?
《 起源神クォーク 》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 水 / パワー3000+ / コスト4
■G・リンク《 起源神ニュートロン 》の左横、または《 起源神エレクトロン 》の下側。
■このクリーチャーがリンクしている時、自分のターンの終わりに、そのターン自分が手札に加えたシールド1枚につきカードを1枚引いてもよい。
ちょっと優先度は落ちますけど、これも可能な限り早く《 起源神ニュートロン 》とリンクしたい一枚ですわ。要するにあちらの暴発に1ドローのおまけがついてくる、という形ですわね。
一枚でも早くキーパーツを揃えたいこのデッキなら、この手のドローはいくらでも欲しいところですわね。後述する《 起源神エレクトロン 》との相性もすこぶる良好ですの。
地味ですけども、シールド入れ替え系カードとも相性が良いですわ。その手のカードを採用する際は増量するのも十分な手ですわね。
《 起源神エレクトロン 》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 水 / パワー4000+ / コスト5
■ブロッカー
■自分がカードを引く時、1枚のかわりに2枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を1枚捨てる。
■G・リンク《 神核アトム 》の左横、または《 起源神クォーク 》の上側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ)
全てのドローを《 エマージェンシー・タイフーン 》に置換するがごとき派手な効果を持つ一枚ですわ。
おおむね手札には腐った多色トリガーやダブった起源神パーツが溜まってるでしょうから、捨てるカードに困ることもありませんの。
ここで落とした起源神パーツは、(《 起源神プロトン 》以外は)後述の《 神核アトム 》で引っ張ってこれるので無駄がありませんわ。また、効果はリンクしてなくても有効なのも魅力ですわね。
ちゃっかりブロッカーがついてるのもとっても重要で、リンクすることで高パワーブロッカーを用意することができますわ。
自分から盾を減らすデッキですもの、守りはいくら硬くても困りませんわ。
《 起源神プロトン 》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 光 / パワー5000+ / コスト6
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに加える。
■G・リンク《 神核アトム 》の右横、または《 起源神レプトン 》の上側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ)
■このクリーチャーは、リンクしている時、シールドをさらに1枚ブレイクする。
このデッキで喉から手が出るほど欲しい、追加のシールドをもたらしてくれる一枚ですわ。単発効果とはいえ、あって困るものではありませんわ。
《 神核アトム 》で蘇生不可なコストといい効果の地味さといい、公式による「【起源神】が環境で暴れすぎないように」という綿密な調整が感じられる一枚ですわ。
実際にはこれが5コストだろうと毎ターン誘発だろうと全然大丈夫だったことは歴史が語っておりますわね。今からでもそうなりませんこと?
《 神核アトム 》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 闇 / パワー9000+ / コスト9
■G・ゼロ - バトルゾーンにこのクリーチャーがリンクできる、カードが5枚リンクしている自分のゴッドがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーに含まれるカードの枚数よりコストが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このクリーチャーに含まれるカードの枚数よりコストが小さいクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
■G・リンク《 起源神プロトン 》の左横、《 起源神エレクトロン 》の右横、または《 起源神ニュートロン 》の上側。
このデッキのゴール地点ですわ!五枚の起源神を揃えると、G・ゼロで降臨できる起源神の核と呼べる存在ですの!……とはいえ、この効果で出すパターンよりだいたい踏み倒されて出てくるんですけれども。
攻撃時に、コストがこのカードに含まれているカードの枚数より小さい相手生物を一掃し、同コストの生物を全蘇生するというド派手な効果を持っていますわ!まさに神!
重要なのが、「以下」ではなく、「より小さい」であることですわ。
「六体神が成立していればコスト5が射程圏内に入る」と覚えておくといいですわよ。
ここにも公式による綿密な調整が伺えますわね。実際には「以下」でも何の問題もないという事実は、歴史が語っておりますわ。
以上の六体神をリンクさせていくのが、このデッキの大きな目的ですわ。
リンクサポートパーツですわ
そして、それを全力でサポートしてくれるのがこちらの面々ですの。
《 プロジェクト・ゴッド 》

【 呪文 】
文明 水 / コスト4
■自分の山札の上から5枚を墓地に置く。
その中にゴッドがあり、バトルゾーンにある自分のゴッドとリンクできるなら、そのカードをバトルゾーンに出してリンクしてもよい。
山札の上五枚からリンクできるゴッドを自在に踏み倒す、まさにこのデッキのためにあるような呪文ですわ!あとからもっとこのデッキのためのカード出てきたのはいったん置いといてくださいまし。
ハズレのカードが墓地に落ちるのも、《 神核アトム 》や《 ヨミとイズモの計画 》であとで釣ってこれてお得ですわね。
注意しておきたいのが、バトルゾーンに出せるのは「唱えた時点でバトルゾーンにあるゴッドにリンクできるカード」だけですわ。
要するに、《 起源神ニュートロン 》しか出ていない状況からはどうやっても《 起源神エレクトロン 》《 起源神プロトン 》は出せない、ということですわね。
連鎖的に出していけたらとっても強かったんですけれども、こればっかりは仕方ありませんの。開発の方が見ておられたら、こっそりテキストと裁定を変更して頂ければうれしいですわ。
《 ゴッド・ゲート 》

【 呪文 】
文明 水 / コスト6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の山札の上から5枚を見る。その中からコスト9以下のゴッドを1体出してもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、そのゴッドにリンクできるゴッドを1体、自分の手札からコストを支払わずに召喚してもよい。
トリガーでトップ5枚から任意のゴッドを繰り出したうえで、手札にあるパーツをそこにリンクできるカードですわ。
そう!トリガーなんですのこのカード!相手の攻撃からカウンターでゴッドを用意したり、《 起源神ニュートロン 》の暴発から踏み倒せたりとこれまた願ったり叶ったりですの。まさにこのデッキのためにあるような呪文ですわ!(2回目)
普通にやるとリンクしにくい《 起源神エレクトロン 》《 神核アトム 》あたりなら、手札からのリンクがなしで単独で踏み倒しても十分価値がありますわよ。
ちなみに、《 プロジェクト・ゴッド 》と違って踏み倒しのタイミングが分かれているのは絶対に覚えておかないといけないポイントですわ。
初回の踏み倒しでリンクを行えば、2回目の踏み倒し対象の「そのゴッドにリンクできるゴッド」はリンク後の形とリンクしていれば出せますの。別に初回で踏み倒したゴッドの上下左右でなければならないというわけではないのは、覚えておいてくださいまし。
ズルをする手段ですわ
これまでが正攻法で六体神を揃える手段だとしたら、この二枚はズルをして一気に揃える手段ですわ。
《 絶望神サガ 》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / オリジン / 文明 水/闇 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。その後、自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば、コスト5以下のゴッドまたはコスト5以下のオリジンを1体、自分の墓地から出してもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。
「既存ゴッドは枠を食うから絶対再録したくないけど厄介ファンを黙らせるためにクソほど強化はしたい」という公式の想いの詰まった一枚ですわ!その結果、もっと厄介なことになったのは別の話ですわ。
要するに「2枚見えてると無限ルーティング」って書いてるんですけれど、実はそこまでの「毎ターンルーティング」「墓地に生物3枚で自身と引き換えにゴッド蘇生」の時点でこのデッキでは願ったり叶ったりですわ。
3ターン目《 起源神ニュートロン 》→4T《 起源神レプトン 》のルートが見えてない限り、まず最初に出したい一枚ですわね。
《 ヨミとイズモの計画 》

【 呪文 】
種族 ゴッド / 文明 水/闇 / コスト9
■シンパシー:自分の墓地にあるゴッド(自分の墓地にあるゴッド1枚につき、この呪文を唱えるコストを1少なくする。ただしコストは0以下にはならない。)
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。
■クリーチャー1体、自分の墓地から出してもよい。その後、それにリンクできる好きな数のゴッドを、自分の墓地からリンクして出してもよい。
墓地のゴッドの数に応じて軽くなり、使えば概ね六体神が成立するというこのデッキの秘密兵器ですわ。
素で使えるほど墓地が肥えるデッキではないので、おおむね前述の《 絶望神サガ 》の無限ルーティングで探してから使うことになりますわね。
ちなみに、こちらも《 ゴッド・ゲート 》と同じく初回踏み倒しによるリンク後の形を見て2回目の踏み倒しの範囲が決まりますわよ。
最後に残ったトリガー枠ですわ
《 デーモン・スパーク 》

【 呪文 】
文明 光/闇 / コスト6
■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。自分のクリーチャーまたはタマシードの中に光と闇があれば、かわりに両方選んでもよい。
▶相手のクリーチャーをすべてタップする。
▶相手のクリーチャーを1体破壊する。
このデッキ唯一となってしまった防御トリガーですわ。
とはいえ、いつめくれてもしっかり防御できるオールタップ&除去効果(ニュートロン&レプトンがいれば両方!)にマナ基盤として優秀なカラーリングと、そつなく仕事ができるのは見逃せませんわね。
ごくまれに手打ちすることもあるのは、覚えておいて損はありませんわよ。
【起源神】の回し方ですわ
①ニュートロン&レプトンを作りますわ!
まず何としても目指さなければならないのが、最速で《 起源神ニュートロン 》と《 起源神レプトン 》をリンクさせることですわ。
3ターン目《 起源神ニュートロン 》、4ターン目《 起源神レプトン 》と動ければ最高なのですが、毎回そううまくいくとは限りませんわ。
その時は、いったん《 絶望神サガ 》で手札を整えながら待つのも手ですわ。使わなさそうなパーツを落としつつ、蘇生できそうなタイミングでサガ自身と引き換えに引っ張ってくるのが理想ですわね。
もし《 絶望神サガ 》が2枚くらい引けたなら、ちょっと順番が飛びますけれど④を参考にしてくださいまし。
②プロゴと暴発でパーツを揃えますわ!
リンクに成功すればまずは第一関門クリアですわ。
毎ターンの暴発や《 プロジェクト・ゴッド 》でどんどんリンクを進めてくださいまし。
基本的にリンクすればリンクするほどリンクしやすくなるようにできているデッキですから、三~四神ほど成立すればもう後はあっという間ですわ。
このデッキを回すうえでよく発生するのが、「手札から確実にパーツを出すか《 プロジェクト・ゴッド 》に賭けるか」という二択ですわ。
このときは、「まだ見えてないリンク可能パーツの枚数/見えてないカードの総枚数」をざっくり計算して、1/5を超えていたら撃ち時ですわ!
これは単純に期待値が1枚を超えてから使おう、というアレでしてよ。
これとほとんど同じ計算式で、《 ゴッド・ゲート 》で狙ったゴッドを引き入れる確率を計算できたりもしますわね。
③六体神で一気に勝負を決めますわ!
六体神が完成したら、あとはその圧倒的なパワーで勝利を…決め切れるとも限らないのが難点ですわ。4枚ブレイクということは、最低限3回殴らないと勝てないということに他なりませんわ。
もし可能であれば、攻撃時の蘇生効果で2体神を複数作っておくと「リンクすると召喚酔いが消える」というルールによって追撃役を用意できるのは覚えておいてくださいまし。追加で2セット作れば致死打点ですわ!
何にせよ、一度完成した六体神は強固なアタッカーになってくれますわ。
ピン除去ではそうそう止まらないフィニッシャーとして、ゲームを早めに終わらせてさしあげるとよろしくてよ。
④サガ&計画で裏口リンクを狙いますわ!
《 絶望神サガ 》が2枚引けて墓地にクリーチャーが3枚落ちていれば、サガでサガを蘇生することで無限に手札を入れ替えられますわ!
これでパーツを落としながら手を進め、この過程で引き入れた《 ヨミとイズモの計画 》を2マナで唱えれば大量蘇生が期待できますわ!
具体的に言えば、空っぽの盤面からなら4体神が、どれか1体でもパーツが出ていれば5体神が、そして《 神核アトム 》か《 起源神ニュートロン 》が出ていれば6体神が完成しますわね。
墓地がすでに肥えているので、③で説明した追撃役の調達も難しくないのがいいですわね。
……ただし、このルートで気を付けないといけないのは山札切れによる自爆ですわ!
《 ヨミとイズモの計画 》の4枚墓地肥やしや《 起源神プロトン 》のシールド追加は強制なので、山札が6-7枚くらいになるまでに計画が引けないとプランが頓挫してしまいますの!
山札がヤバそうなら、途中からでも正攻法に切り替えていくのも手ですわ。
こちらが先に「絶望」しないよう、どうか気を付けてくださいまし。
【起源神】のカスタマイズですわ
一見ガッチガチに構築を縛るように見えるこのデッキですけれども、実は《 絶望神サガ 》ギミックや一部の六体神パーツを抜いて文明やサブギミックを足したりする余地があることが知られておりますの。
手短にはなりますけれども、サンプルレシピとともに簡単に説明させていただきますわ。
火入り起源神ですわ
火文明を足す最大の利点は、《 一王二命三眼槍 》をはじめとする防御手段の増加ですわ。握ってるだけで防御をカバー可能、しかも六体神から蘇生するアタッカーとしても運用可能ですの!
加えてカラーリング的に王来篇の強力な3色トリガーが積めるので、受け性能が高いのが売りですわね。


また、構築をかなり歪める必要こそあれ《 Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド 》による大量蘇生が狙えるのも火文明の魅力ですわ。こちらのプランなら非起源神のサブフィニッシャーを積んで蘇生に生かすなんてパターンもできますわね。
自然入り起源神ですわ
自然文明を足す最大の利点は、ブーストとマナ回収による柔軟性・安定感の増加ですわ。
実も蓋もないですけれど、《 天災 デドダム 》をはじめとする軽量リソースカードは普通にやるのがアホらしくなるくらいの柔軟性を見せてくれますわよ。
とはいえ単にこの手のカードを積むだけだと(ただでさえ起こりまくる)色事故の元になるのは言わずもがなですから、「強力トリガーの《 霊宝 ヒャクメ-4 》を活かしてディスタス軸で組む」「《 原初の決闘者 アダム 》のマナ展開を軸に組む」などなんらかの意図とギミックを持って構築するのがよさそうですわね。


ちなみにこのカラーリングだと《 轟破天九十九語 》で一気に揃えるパターンもありますけれど……正直、これを使うならもっと簡単に勝つ手段がいくらでもあるのが難点ですわね。
自由枠の選び方ですわ
さて。ここからは、このデッキを改造する際のカードの選び方ですわ。
ここについては現状正解がありませんわ。とはいえ、採用したいカードの大まかな指針と「積んではいけないカード」はありますから、それに従って埋めていけば大丈夫ですわよ。
大前提として、自由枠に採用するカードには原則として「S・トリガーであること」が求められますわ。
知っての通り、このデッキは自分からシールドを削っていくデッキですわ。その分をカバーして六体神の完成まで生き残るために、トリガーで行動数を増やすことが必要になりますの。
そのうえでまず第一に重要なのが、「高い防御効果があること」。
これはもう言わずもがなですわ。おおむね「一枚で2面以上止める」が目安になりますわね。
第二に、「こちらのターンにめくれてもいいこと」。
これも前述のように、自分のターンの暴発を狙うデッキ特有の理由ですわ。どちらのターンにめくれても一定の効果が欲しいところですわね。
最後に、「マナ基盤か潤滑油になること」。
このデッキのマナはおおむね起源神パーツを揃えるために費やされますわ。
なので、手札に来たトリガーの最大の仕事はマナに行くことになりますの。
色の合う多色であれば最高ですし、単色ならば3ターン目にさっそく必要になる闇文明が優先されますわ。
また、防御とマナに行く以外の役割……要するに、ドローや山札操作、パーツ踏み倒しなど潤滑油としての役割があればそれに越したことはありませんわ。
この辺を両立できるツインパクトの類を漁ってみても面白いので、眺めてみると意外な発見があるかもしれませんわね。
ここまでの流れと矛盾するようではありますけど、デッキとの完璧な噛み合いさえ期待できるならば、非トリガーカードを入れる余地も発生しますわ。
そもそも《 絶望神サガ 》ギミックも、「トリガーを押しのけてでも採用したくなるくらい揃えやすいから」投入されたわけですものね。
他にギミックを積まずに単独運用可能なこの枠のカードですと、《 卍堕呪 ゾグジグス 》《 霊騎右神ワイアード 》なんかが思い浮かびますわね。
もちろん、こういうカードはトリガー以上に精査が必要になることは言うまでもありませんわ。
採用してはいけないカードは、端的に言えば「弱いカード」ですわ。
具体的に言うと、手打ちが非現実的で単体では1:1以下の防御効果しかないカードのことですわね。誰ですの起源神が一番弱いカードって言ったの!
もうこれは口が酸っぱくなるほど言ってますけれど、このデッキに炸裂サイクルなんて積んでるスペースはありませんの!
デザイナーズコンボだろうと、常にカードはアップデートしていかないと一瞬で時代遅れになってしまいますわ!起源神そのものがすでにそうだったとしてもですわ!
まあそんなわけで、メインギミックで多数のスペースを取るこのデッキにおいては採用カードはとにかく厳しい目線で選んでいく必要がありますわ。
わたくしはこのわずかな枠に何を入れるかに、2150日ほど苦しみ続けておりますの。
それでも。大好きなこのデッキのためなら、一生だって苦しんでやりますわ。これ気に入ってるので、毎回言っていきますわ。
だいぶいろんなカードを試してみましたけれど、まだ「正解」と呼べる構成は見つかっておりませんの。
まだ見ぬ一枚を、起源神学会は常に求めておりますわ~!
おわりに
というわけで、起源神でしたわ。
デュエマ広しと言えどもなかなか味わえない、「盤面でクリーチャーを育てていく」というプレイングが楽しめるこのデッキ。
気になった方はぜひぜひ、組んでみていただければとっても嬉しいですわ!
できればカーナベル様で……って、これも言わなくてよくなったんですのね。いつの間にかライターフレンドリーなサイトになられましたのね。感動ですわ。
それでは、次のお嬢様の集まりで。