【北白河の今日の一枚】vol.166《超巨岩獣ヴォルクラウザー》ストーム値たったの5か…ゴミめ…

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【北白河の今日の一枚】vol.166《超巨岩獣ヴォルクラウザー》ストーム値たったの5か…ゴミめ…

風邪の治し方もまえがきでやったな…

こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。

いやあ。来ますね、冬。読者の皆様は体調など崩しておられませんでしょうか。

私はしっかり崩しました。お仕事に影響が出るくらい風邪を引いたのは何年ぶりでしょうかね。

朝から咳が止まらないまま出社して、作業中にコーヒー飲んだタイミングで咳き込んでコーヒー色の毒霧を吹いてそのまま早退したりしました。被害者は、ボルスズ含む同僚二人と自分のモニター一台です。

というわけで、今回もやっていきましょうか。

この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。

それでは、今日のカードはこちら。

超巨岩獣ヴォルクラウザー

【 進化クリーチャー 】
種族 ロック・ビースト / 文明 火 / パワー9000 / コスト6

進化-自分のロック・ビースト1体の上に置く。
水ステルス(相手のマナゾーンに水のカードが1枚でもあれば、このクリーチャーはブロックされない)
W(ダブル)・ブレイカー(シールドを攻撃したとき、このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

DM-07で登場し、直後のコロコロコミックでプロモとなった進化ロック・ビーストです。

当時強かった水文明を叩ける水ステルス持ちで、そこそこのパワーもあったことから小学生的環境ではそこそこ見た覚えがありますね。何よりコロコロ付録だからみんな持ってたし。

……まあ、ロック・ビーストという少数種族を進化元にするならもうちょっとやってほしかったというのはあるんですが。

ところで、しれっと流しましたが「ステルス」ってどういう効果かご存じですか?

スムーズに思い出せた方はすでにおじさん的年齢であるか、きたしーと同じジャンルのオタクである可能性が高いです。つまり、どう転んでも不名誉。

この能力、20年前に登場してから1回も再登場してないんですよね。スムーズに思い出せた不名誉な方は「そりゃそうだろうな……」と頷いてると思います。

デュエマ界には、そんな「一度出たっきり(DMEX-03以外で)特にプッシュされずにフェードアウトしていく能力」が多数存在します。

今回は、そんなマイナー能力を振り返りつつ「どんな能力なのか」「なぜ復活しないのか」「再登場の可能性はあるのか」などをゆるゆる語っていこうと思います。最後までお付き合頂ければ幸いです。

餓狼伝説2に出るには「フガング」が足りない

というわけで、まず登場するのが闘魂編で登場したステルス

端的に言えば、「相手が特定の文明を使ってたらブロックされなくなる」能力ですね。

当時基本的には水文明の特権だったブロック不能を全ての文明が(条件付きで)扱える……と書くとよさげなんですが、どっかの土地渡りがあるゲームと違って、このゲームはブロッカー持ってないとブロックできませんからね……。

特に「火ステルス」なんて悲惨で、「ブロッカーの存在しない火文明を採用しつつ、別の文明のブロッカーを使うデッキ」にしか効かないんですよ。そりゃあ使いたくないわな。

デザイン領域的にも亜種を発生させるような余地はありませんし、したところでブロックされないだけなのも痛いところ。

まあ、好き好んで積みたいプレイヤーもいないでしょうし再登場はなさそうです。サポートもありませんし、公式的にもこんなカード刷ってる暇なさそうですしね……。

不死身だけど腕はもがれるボーグくん

同じく闘魂編で登場したのがターボラッシュ

「他のクリーチャーが相手の盾を割っていれば強化される」感じですね。

攻撃的なゲームを推奨する(=ゲームを終わりに向かってちゃんと動かしてくれる)能力であることからデザイン的にはそこまで悪くないとは思うんですが、初期特有のテキストのまだるっこしさと理解しにくさは懸念点。

むしろこの「ブレイクを推奨する」という効果をより分かりやすくしたのが、後に紹介するブレイク・ボーナスや遥か未来のキリフダッシュなんでしょうね。

そんなわけで、この能力そのものの再登場自体は望み薄ですがその系譜はすでに脈々と受け継がれている……といったところでしょうか。

ちなみにこの効果、デュエマの先輩たるMTGに「狂喜」という名前で輸入されています。そちらでは効果がよりシンプルにアレンジされており、それなりに好評を博しています。

かわいいアイコン選手権の優勝候補

時代が少し進んで聖拳編で登場したのが、サイレントスキル

「ターンのはじめにアンタップされる代わりに使える能力」という感じですね。

一つ一つの効果はそこそこ強く設定されており、実際になぜか能力の全てが噛み合った【ベルフェギウスタップ】というデッキで活躍した経験もあるんですが……。

効果を発揮するために、出す→殴る→起きるという3ターンものラグがあるのはいくら何でも遅すぎますね。一応、「SA化する」とか「タップインさせる」みたいなサポートもあるんですがそれでもまあ厳しそうです。

タップ・アンタップを操るような種族特徴なんかと合わせてやればまだやりようはあると思うんですが、さすがにそこまでやってまで復活させたい能力かと言われると……。

当時のスピード感では悪くはなかったと思うんですが、現代デュエマの速度感にはさすがにそぐわない能力と言えるでしょう。

素ではこれ以外のメタモーフ持ちを1枚も思い出せませんでした

転生編で登場したのが、メタモーフ

これはシンプルに、「7マナ以上貯まっていると効果を発揮する」というやつですね。

分かりやすく終盤戦に強い能力ではあるんですが、最大の問題点は最初の段階で「メタモーフ=7マナ」と定義しちゃったこと。拡張性がぜんぜんないんですよね。

たとえば「メタモーフ(数字)」とかにして、マナが(数字)枚溜まってると発動するようにすればデザイン幅も広がったと思うんですが……まあ、そうはなりませんでした。

この反省を活かしてか、後に登場したマナ武装は数字単位で能力を調整できるようになっています。

あと、わざわざキーワードにせずとも「マナがn枚以上」という条件のカードも普通に出ていることもあって再登場も絶望的ですね。

ウェイボールの友達

いっぱい能力出したのにメテオバーン以外全部コケたことで知られる不死鳥編の一発目は、サイクロン

「直前にクリーチャーを召喚していると、唱えた後に手札に戻る」という呪文限定能力ですね。

この能力そのものは悪くないんですが、「使い回して嬉しく、それでいて強すぎない呪文」に付ける必要があるためデザインがめっちゃくちゃ難しそうでですね。

また、性質上終盤にマナが余裕があるときにしか役に立たないのも難点。「直前」なんていうこの能力でしかチェックしないタイミングを見るのも厳しいですね。

のちにほとんど無料で使えるGR召喚と合わせるとお得という魅力が発見されたりもしましたが……まあ、いろんな意味で再登場はないと思います。「特定の条件で自力で戻ってくる呪文」くらいまでぼやかせば、チャンスはあるかもですね。

kaijudoではまさかの悪堕ち

不死鳥編第二の刺客となるのが、フォートE

「そのカードを使うとき、マナの特定のカードをタップしていると発動する」効果です。

これ実は個人的にかなりお気に入り能力で、自然な形で種族デッキを後押しできるんですよね。複数持たせるなど、デザイン幅もそこそこありそうですし。

ただ……現代デュエマの顔であるコスト踏み倒しと致命的に相性が悪いのはかなり懸念点。コストを支払わずに出すと明らかに損した気分になるの、まあプレイ体験によくなさそうですね。

また、種族を染めたデッキ構築が容易になった今では「デッキ構築時点で確定発動する」というパターンも珍しくなさそうで、実質「踏み倒し以外で出した時」程度まで条件が矮小化されることにもなりかねません。

こちらも、「悪くはないけど現代デュエマにそぐわない」タイプの能力と言えるでしょう。

自分のことを展開に長けた種族だと思っている精神異常メカオー

フォートEが出たなら、同期のランチャーEも紹介せねばなりません。

こちらは呪文専用能力で「唱えるときに自分の特定のクリーチャーを好きな数タップする」効果です。その後、タップしたクリーチャーの数や名前などを参照してなんかします。

……もうわかりましたね?こんなの別にキーワードにする必要がないんですよ!そもそも6枚しか刷られてないし!

しかも名前がフォートEと被ってるのに全然違う能力なせいで、ややこしいことややこしいこと!

実際、近いデザインをやるならばまず間違いなくランチャーEとしてではなく名前のない効果として登場することでしょう。実際《 ブレイン・コンチェルト 》とかそうですし。

注文に見えた瞬間シャングリラデッキと読んでベルカードを書き始める

不死鳥編第三の刺客にしてこの中では一番マシな能力、スリリング・スリー。主人公と心を通わせるも悲惨な最期を迎える枠です。

「出た時にトップ3枚をめくり、その中にある特定カードの枚数回だけ効果を使う」という感じですね。

これについては以前単独で記事にしたんですが、どれも「3ヒットするとちゃんと強い」というのが特徴。これまた種族染めを推奨する能力で、そこそこ好評を博した……と、勝手に思っています。

ただ、悩みはフォートEと同じく「種族染めがやりやすくなった結果、条件が矮小化された」こと。まあ、「3ヒットしないとハズレ」みたいな状況なんですよね。それならもうスリリングもクソもないわけで。

とはいえ「ランダム要素のある種族推し要素」としてメクレイドが登場し、好評を博しているのは知っての通り。その血は今もきっちり引き継がれていると言えるでしょう。

……というところで、思ったより文章量が増えちゃったので次回に続きます。ついでに言うと、その次にも続くかもしれません。

なんなら、書きながら「アレな能力、こんなにあったの!?」ってなってますからね。思わぬネタの鉱脈を見つけてしまいました。

ソウルに全部キーワード付けたやつ出てこい

というわけで、《 超巨岩獣ヴォルクラウザー 》でした。

この手の過去の能力を見ると、最近の能力ってめちゃくちゃ洗練されてるんだなあという感想が出てきますね。

過去の積み重ねがあって今のデュエマがある……というのは、開発部にとっても同じみたいです。

カイザーウェイブ、ルガールの技じゃなかったんだ…

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それでは、次の記事で。北白河でした。

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